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【重量挙】第64回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 斎藤が優勝を果たし『来年こそ』への第一歩!

重量挙

【重量挙】第64回全日本学生ウエイトリフティング新人選手権大会 斎藤が優勝を果たし『来年こそ』への第一歩!

全日本学生新人選手権
2019年12月5日(木)~7日(土)
埼玉県上尾市 スポーツ総合センター

 全日本大学対抗選手権(全日本インカレ)を終え、代替わりの時期を迎えた法大。全日本インカレでは昨年よりも順位を上げたものの、まだ目標である日大との距離を感じる結果に。選手層の厚い日大打倒へ。平良監督が語った『来年こそ』へ向け、卒業する4年生の穴を埋める期待の新人は現れるか。

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優勝を果たした斎藤

試合結果

個人成績(丸数字は順位)

階級 選手名 順位    スナッチ クリーン&ジャーク トータル
新人61kg級 悠月陽風 5位 92× 96× 96 7位 120 120 125× 5位 212
新人73kg級 津波古拓也 5位 110 115 117× 4位 130 137 142× 6位 252
新人81㎏級 齋藤正吾 優勝 120 125 130× 2位 145 150 156× 2位 275
 

戦評

 三日間かけて行われる全日本新人選手権。法大からは3名の選手が出場。初日の61kg級には内田が出場。1年間で出られる大会数が少ない一年生の間は、この限られた「本番」の場で、どれだけ実力を発揮できるかが問われる。スナッチのスタート重量を92kgに設定した内田。これを危なげなく成功させるも、その後の95kgを二連続で失敗。スタート重量の時点では5位以上を狙えた内田であったが、この二連続の失敗によりスナッチは7位に。続くジャークも、スタート重量の120kgを2回目の挑戦で成功させるが3本目を失敗。最近の練習で不調だったという内田。自己記録であるスナッチ100ジャーク100という本来の実力を発揮できたとは言えない結果となった。
 73Kg級に出場したのは津波古拓也。けが明けということもありスナッチは低めの重量からスタートする。しかし、けが明けを感じさせない安定した試技で2本目まで成功。3本目は惜しくも失敗となったが、4位の成績で折り返す。迎えたジャーク。逆転表彰台に向けて踏ん張りたいところだが、こちらも2本目まで安定して成功。しかし、表彰台を狙って挑んだ142㌔を落としてしまい、総合5位となった。
 今大会、法大として最後の種目、81㌔級には齋藤正吾が出場。スナッチ、ジャークともに自己ベストを狙った3本目は惜しくも失敗となったが、安定感のある試技を見せたことで順調に重量を重ね、優勝を果たした。
 3年生、渡邉峻が主将に就任後の初の試合。決して多い人数ではないものの、齋藤が優勝をするなどチームとしても大きな成果になったはずだ。来年の全日本大学対抗選手権でももちろん優勝を目指す法大重量挙部。ここから古豪の復活の物語が始まる。

(小島周、須藤大樹)

監督・選手コメント

内田 悠月 

—今日の試技を振り返って
情けないと感じました。1本ずつしか取れずに情けない試技でした。
—コンディションは
対抗戦が終わってから調子がだだ下がりで、両肩の負傷も発覚して、練習で高重量を触れず当日は不安でいっぱいでした。
—不調の要因は
対抗戦の時の5日間で練習ができず、そこから一気に調子が下がってしまいました。
—ジャーク2本目、クリーンはできましたが途中で下げてしまいました。怪我などの影響は
途中でくらんでしまって、おろしたくなかったのですがおろさないとキツくておろしてしまいました。
—この大会の意気込み
10月ごろから記録が伸び始めて優勝を目標にしていました。調子が下がってから目標を少し下げて表彰台に行けるよう狙ったのですが、6位という結果で情けないです。
—自己記録と比べて今大会は
スナッチのベスト100kgでジャークが127なので10kg近く低くなってしまいました。
—次の大会への意気込み
次の大会までに自分の弱点である脚と、スナッチのフォームを改善して、監督さんに東日本の対抗戦に選んでもらえるように努力します。

津波古拓也

ー今日の試技を振り返って
直前までけがをしていた割には良い感じにできたかなと思います。

ーけがはいつ頃から
対抗戦の時にあまり練習できてなくて、それで徐々に痛くなっていきました。

ーけが明けからの調整は
最初は肘を痛めないように、筋トレというかスクワットなどをやってて、徐々に大会が近づくにつれて触っていってやってきたという感じです。

ーコンディションに関しては
コンディションに関してはよかったです。でもちょっと重量慣れしていない感じでした。

ー途中に監督に声をかけられている場面が見られました
直前の試合に出る重量を決める練習で1本も取れなくてかなり下げてたんですけど、監督さんに「軽いからもっと行けるぞ。あげてけ」と声をかけていただきました。

ー今日見つかった課題としては
やっぱり、練習が足りていないのかなと思いました。自分はこの階級では1位の選手と同じくらいの力があるので、種目のテクニックであったり重量慣れとかが足りてないです。

ー今後に向けて
自分はまだまだメンバーに入れるような実力ではないので、しっかり練習を積んでいって、出れる大会は全部出て少しずつ重量を上げていきたいです。渡邉さんや大城さんに迫れるような力をつけていきたいです。

齋藤正吾

ー今日の試技を振り返って
練習でやってた通りの試技ができました。(スナッチもジャークも)3本目で自己新記録を狙いにいったんですけど、両方落としてしまってそこは悔しいなと思いました。

ーこの大会に向けての調整は
結構バッチリで、1週間前に首を少し怪我してしまったんですけど、当日にはしっかり治して良い試技ができたので良かったと思います。

ーコンディションの方は
1から5であれば4か5くらいの調子でした。

ー優勝については
予定通りできたので、よかったです。

ー課題としては
いつもの試合と同じような課題で、そこが改善できていないので、改善していきたいです。

ー今後に向けて
来年度の東日本大学対抗戦と全日本大学対抗戦にしっかり出場して法政大学の優勝に貢献できるように頑張りたいと思います。

渡邉峻新主将

ー新体制最初の試合として今大会を振り返って
出た人数が少ないというのもあるんですけど、やっぱり他大学を見ても新しく強いのが出たなと感じましたし、最後は齋藤が優勝で出るメンバーを締めくくってくれたのは終わり方としては良かったと思います。

ー法大としてのこの大会の位置づけは
この大会は新人がメインで、あまり試合に出れないメンバーが試合に出れるという面ではあまり試合に出ない人の力試しではあったのかなと思いました。新体制になって1発目の試合だったので、もっと雰囲気的には大事に進むべきだったかな思いました。

ー主将就任の経緯は
4年生がいつも決めるので、詳しい理由とかは聞かされてないです。毎年、4年生が一個下を指名するという感じです。

ーどのようにチームを引っ張りますか
みんなが納得できるやり方を提案できたらなという風には自分の中で思っているので、上級生、下級生関係なくいろんな人の意見を出来るだけ取り入れてその中で良い物を見つけられたらなと思っています

ー自身としては来年はラストイヤーです
最後でもあるし、主将にも任命してもらったので、もちろん選手としてしっかり部に貢献できるような力をつけて、最後は後悔ないように引退できるようにやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

    • ZDSC 2128 R個人61㎏級悠月
    • ZDSC 2030 R新人73㎏級津波
    • ZDSC 2059 R新人81㎏級齋藤

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