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【テニス特集】テニス教室レポート 地域交流を通じて、選手たちに指導方法や伝え方を学ぶ機会を 参加者の方にも「強くなって帰って欲しい」

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【テニス特集】テニス教室レポート 地域交流を通じて、選手たちに指導方法や伝え方を学ぶ機会を 参加者の方にも「強くなって帰って欲しい」

法大テニス部主催テニス教室
2019年11月10日(日)
法大多摩キャンパステニスコート

10月26日から全4回にわたり、毎週日曜日に法大テニス部主催のテニス教室が開催された。開催の目的として、今回は試合出場経験のある中高生やテニススクールに通う地域の方を参加対象として、選手たちが普段行う練習や戦術など、参加者の技術面の向上をサポートする内容となった。練習には毎回、選手らが参加し、地域の方々と交流する機会となった。

DSC 3369 R植村直己監督が参加者に直接指導した

練習レポート

  10月26日から全4回にわたり、毎週日曜日に法大テニス部主催のテニス教室が開催された。今回は第3回目の練習取材を敢行。秋の彩り溢れる多摩キャンパステニスコートで、植村直己監督と7名の部員が参加者と練習を行った。

 自己紹介と準備運動を行ったのち、スマッシュとボレーのレクチャーが行われた。選手が実際にプレーを披露しながら、植村監督が解説を行なうなど現役選手らのプレーを間近で体験できる内容が用意されていた。基本ショットの確認で汗を流すと、今回のテーマであるダブルスのネットプレーを、コート半面を利用して練習。その後、コート全面を使って、実戦形式の練習を行い、中高生や成人男性など幅広い年齢層の参加者が現役選手らとのプレーを楽しんでいた。

DSC 3512 R
選手がダブルスの戦術を監督指導の下ロールプレイをした

 今回のテニス教室は、植村直己監督を中心に企画し、学生たちが広報に努めた。中でも女子部の吉田あおい(現4)やマネージャーの笠原美春(現1)らがチラシ作成をしたり、引退した4年生たちが積極的に練習参加したりと、運営に携わった。「学生たちも、参加者に教えることで指導方法や伝え方について学んで欲しかった」(植村監督)と語るように、参加者だけでなく選手たちにとっても良い機会となった。

DSC 3560 Rダブルスでは実際に大野と蛸井がペアを組み参加者と練習を行った
(記事:梅原早紀、写真:村井美咲)

監督・選手コメント

植村直己監督

―今回のテニス教室開催の意図は
学生と参加者の方がお互いに成長できるような環境を提供出来たらいいなと思ったことがきっかけです。ある程度プレーできる中高生の子やスクールに通っている方を対象にすることで、ある程度現役学生と打つという意義について実感していただけること思ったからです。一応そういった経験者や試合出場者がおすすめですというように対象を絞って宣伝をしまして、学生たちがチラシを作って近隣のテニス教室などに呼びかけをしたり、ホームページに掲載したりしました。そこまでの人数は集まらなかったのですが、今回は試合経験者の方に参加していただいて高度なダブルスの戦術だったり、シングルスのテーマを設けてレクチャ―したりすることを意識しました。

―具体的に掲げた目標はありましたか
参加者の方には学生が実際に行っている練習方法をこなしていただいて、その中で地域住民との交流をしながら学生たちには指導方法や伝え方についてまなんで欲しいと思っていました。ですから、学生と参加者というように参加者同士で打つという練習時間は設けずに、「参加してくださった選手を強くする」という目標を持って取り組みました。

―現役学生たちにとっても有意義な時間だったと思いますが
そうですね、学生が指導するということで、彼らも自分の言ったことに責任を持つといいますか、頂いているレッスン料も安いわけではないので、必ず始まる前にメニューを確認して、学生たちに共有をしました。

―チラシ制作などの宣伝について
チラシを作ったり、当日の運営をしたりとマネージャーの笠原(美春、現1)が頑張ってくれました。吉田(あおい、現4)もチラシ作りに協力をしてくれて、僕らではこんな風にデザイン性のあるチラシを作ることは出来ないので、本当に積極的に取り組んでくれました。

―新体制のチームについて
主将は岡垣(光祐、経3)が就任しました。引退した4年生も岡垣を推薦していましたし、下級生からも岡垣という名前があがりました。皆一生懸命練習をしていますし、来年も楽しみにしています。来春は新しい取り組みなども行う予定です。

DSC 3369 R
植村直己監督が参加者に直接指導した

鈴木保貴(スポ4)

ー指導役として参加してみて
法政にとって新しい取り組みでしたが、多くの方に参加してもらえてすごく嬉しかったです。また、一般の人と打ち合うというのは普段ないので、楽しかったですしモチベーションにもなりました。

ー幅広い年齢層の方が参加していました
部活動では同年代の人としか打ち合わないので、そこに慣れてしまっているというか。今回のテニス教室で色んな年齢の方と打ち合うことで、改めて「テニス楽しいな」と感じることができました。指導することによってプレーについて考えるきっかけにもなりました。

ー外部の人に指導するということでしたが、緊張はしましたか
あまり緊張しませんでした。友達のテニス部が町田で地域の人を対象にテニス教室をやっていて、そこに参加しているのであまり特別な感じはなかったですね。ただ、そこにはジュニアの子は来てないので、今回たくさんのジュニアの子が参加してくれて楽しかったです。

ー今回参加した経緯は
今は秋季リーグがあって人が少ないので、僕は4年生ですし後輩のためにやってあげようかな?って(笑)。テニス教室を企画したのは監督なのですが、指導役はやりたい人がやる感じなので、今回は僕が立候補しました。

ー開催するまでにどのように準備をしてきましたか
女子部の吉田(あおい、現4)がかなり動いてくれて、男子部も女子部も準備に参加してきました。あとはツイッターなどのSNSで情報をアップしてっていう感じですね。

ーアドバイスしたことは
一般の人に教える時はあまり技術的なアドバイスはしないのですが、今日担当した子たちは中学生でテニス頑張っている子だったので、技術的なアドバイスもしていこうと思っていました。今日はダブルスの練習だったのでボレーなどでアドバイスをしました。

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参加者の中高生らとラリーをする鈴木
 

 

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