• HOME
  • 記事
  • テニス
  • 【テニス】2022年度王座出場校決定リーグ 対亜大 3年ぶりにリーグ戦が開幕!!初戦は9-0で圧勝し、幸先の良いスタートを切った!

【テニス】2022年度王座出場校決定リーグ 対亜大 3年ぶりにリーグ戦が開幕!!初戦は9-0で圧勝し、幸先の良いスタートを切った!

2022年8月28日(日) 
2022年度王座出場校決定リーグ 対亜大

王座出場権をかけて行われるリーグ戦。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりトーナメント形式で行われたが、今年はついに満を持してリーグ戦が実施された。関東1部に所属する大学が総当たりし、その上位2校が王座決定戦への出場権を得ることが出来る。初戦である亜大戦は雨天のため、所定の時間より5時間遅れの15:00から開始。2日間かけて行われた結果、総合成績9-0と完全勝利。次の明大戦へと期待がかかる。


3年ぶりにリーグ戦が開幕。

試合結果

トータル試合結果

法政大学

3

ダブルス

0

亜細亜大学

6

シングルス

0

ダブルス

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
D1 大田空(スポ3)・佐藤太耀(現3) 6-1,7-5 谷颯太・座馬大
D2 守屋達貴(人4)・加藤木塁(経3) 7-6,7-5 橋本洸矢・佐々木康大
D3 矢島淳揮(スポ4)・大西洋平(経2) 6-1,6-4 橋本一斗・髙山秀汰

シングルス

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
S1 大田空(スポ3) 6-4,6-0 市野瀬楓
S2 矢島淳揮(スポ4) 6-3,6-3 谷颯太
S3 松崎稜太朗(スポ1) 6-3,6-2 佐々木康大
S4 佐藤太耀(現3) 6-0,6-2 小倉諭行
S5 森田凌矢(社3) 6-2,6-3 鈴木克俊
S6 新井翼(スポ2)
7-5,3-2(相手選手が怪我により棄権) 橋本一斗

戦評

ダブルス

ダブルス1番手を任されたのは大田空・佐藤太耀ペア。ファーストセット。序盤から佐藤のサーブとストロークで崩し、大田のボレーで決める連携プレーで相手を翻弄。完璧な試合運びで4ゲームを連取し、6-1でこのセットを奪う。続くセカンドセット。このまま法大ペースで進むかと思いきや、相手もキープを重ねていく。そして中盤では激しいラリーを繰り広げ、両者ともにブレイクし合う展開に。しかし第11ゲームから緩急をつけたプレーで相手を揺さぶり、ゲームを2連取。7-5までもつれ込んだが、見事ストレートで勝利した。

ダブルス2番手に登場したのは約半年ぶりにペアを組むこととなった守屋達貴・加藤木塁ペア。勝利をつかみ、守屋・加藤木ペア完全復活の幕開けなるか。ファーストセット。序盤から両者ともにゲームをキープし、一進一退の攻防を見せる。そして試合が動いたのは第10ゲーム。緩急をつけられたプレーに翻弄されながらも、ネット前で粘る守屋・加藤木ペア。激しいボレーの応酬を制し、ついに主導権を奪った。相手のストロークに乱されながらも、最後は加藤木のサービスエースが決まり、7-6でこのセットをものにした。続くセカンドセット。ファーストセットの勢いそのまま、3ゲームを連取。このまま法大優位に進むかと思われたが、相手も負けじとブレイク。試合は5-5とこう着状態に。しかし最後は長年組んできた安定感を見せつけ、7-5と勝利した。試合後「勝因は気持ちの余裕の差」と語るように、接戦ながらも落ち着いたプレーを見せた2人。次の明大戦に期待がかかる。

ダブルス3番手に出場したのは、矢島淳揮・大西洋平ペアだ。ファーストセット。序盤から矢島がボレーやロブで相手を翻弄して流れを掴むと、6-1でセットをものにした。セカンドセットは序盤から大西の鋭いレシーブでブレイク。ゲームカウントを2-1にするも、次のゲームでキープすることができず、追いつかれてしまう。その後は両者キープが続いたが、最後は法大がブレイクに成功。ゲームカウント6-4、セットカウント2-0で白星をあげた。

シングルス

矢島はダブルスに続き、第2シングルスにも出場。ファーストセットでは早いサーブで相手のレシーブを乱し、3球目で決める攻撃が何度も見られた。途中、本人も「もったいない」とつぶやいたミスが続く場面もあった。しかし相手の力強い球に流れを持っていかれることなく、ゲームカウント6-3でセットをものにした。セカンドセット。序盤から相手にブレイクを許したが、矢島もすぐにブレイクバックし、ゲームカウント3-2に。しかし5-3になった所でコートの時間制限のため、試合は次の日へ持ち越した。再開された試合でも集中力を切らすことなく、ゲームを取る矢島。最終ゲームカウント6-3、セットカウント2-0でダブルスに続きストレート勝ちを決めた。

シングルス3番手を任されたのは1年生の松崎稜太朗。ファーストセット。ボレーやショットがネットになる場面も見られたが、鋭いストロークとスライスをうまく使い分けてブレイクに成功。6-3でこのセットをものにした。続くセカンドセット。相手の粘り強い返球にもネット際に出て落ち着いて対処。その後も攻めの姿勢を見せ、相手に流れを渡すことなくゲームカウント6-2に。最後まで集中力を切らすことなく、初めてのリーグ戦をストレートで勝ち切った。

シシングルス4番手に登場した佐藤太耀。昨年の王座出場校決定トーナメントでは唯一個人で全勝。今年も全勝なるか。ファーストセット。序盤から鋭いサーブとストロークを武器に相手を圧倒する。その後も実力差を見せつけ、6-0でこのセットをものにした。続くセカンドセット。相手はゲームをなんとかキープし、挽回を図ろうとする。しかし試合が進むにつれ、打球に鋭さと勢いが増す佐藤。完璧な試合運びを見せ、ゲームセット。6-2で快勝し、満足げな表情を見せた。

森田凌矢はシングルス5番手を任された。ファーストセット。フォアで相手を左右に振りボレーで決めるなど、多彩なプレーが光った。後半では、落ち着いてボールを返し、相手のミスを誘うなどの余裕を見せ、ゲームを3連取。6-2でセットを手にした。セカンドセット。序盤はお互いキープが続いたものの森田が先にブレイク。ゲームカウントは3-2にとなった。その後は1ゲーム相手に取られるも、ラインぎりぎりのストレートを決めるなど落ち着いたプレーを見せた森田。最後はゲームカウント6-3でストレート勝ちを決めた。

 (取材:溝口真央、佐々木みのり)

選手コメント

守屋達貴・加藤木塁ペア

―久しぶりに組んでみていかがでしたか
守屋:昔から組んでるだけあって、いつも通りプレーができますね。今日もいきなりタイブレークに入りましたが、その時は「塁とならなんとかなるでしょ」と思えました。長年組んでる信頼感のようなものを見せつけられだと思います。

加藤木:久しぶりという感じはあまりなくて、いつも通りできたと思います。

―守屋選手は加藤木選手のプレーに変化を感じられたそうですね
守屋:スマッシュへの安心感がとてもありました。サーブの確率が上がったのもそうですし、飛ばないで安定して力まずスパンと決めてくれるようになりました。その分、楽に試合が展開できるようになったと思います。いい意味でゆったりして、落ち着いて試合ができるようになったと思いますよ。

―今日の試合いかがでしたか
守屋:リーグ自体は3年ぶりですし、去年もトーナメント戦をやって3戦3敗したので、少し緊張しました。なので試合全体の評価としては、固くなってしまったというのがあります。ですが、その固い中でも勝ちきれたのはとても大きいですね。リーグで相手が誰であっても勝ったというのは自信になりました。今後の4戦に良い流れでつなげることができたら良いなと思います。

―今日の試合はかなり競りましたが、勝ち切れた要因は
加藤木:サーブリターンとサービスゲームのキープ率が最近とても良いんですよ。なので試合は競っていたけど、気持ち的には安心してできました。精神的に余裕を持ってプレーができたので、相手より余裕があったと思います。勝因はそこの差ですね。

―セカンドセットはいかがでしたか
加藤木:もったいなかったですね。4-1でリードしていたのにも関わらず、そこから7-5と僅差になってしまいました。

―原因は
守屋:いつも通りという感じですね笑

加藤木:やっちまったと思いました笑

―インカレ後に力を入れたことを教えてください
守屋:インカレ直後は足に試合感があまりなく、手だけで行ってしまうことが多かったので、足を出すことを最近意識しています。できる範囲で動くことに慣れるということを意識していますね。

加藤木:インカルまではシングルスメインでやっていました。ですがリーグ戦ではダブルスにも出るので、気持ちを切り替えました。どう戦っていくかということを日々考えています。

―最後のリーグ戦ですがお気持ちは
守屋:去年は3戦3敗してしまったので、今大会は勝ち越して終わりたいと思います。

―副将として後輩にどういう姿を見せていきたいですか
守屋:副将としての仕事はもう一人の副将である村田くんが動いてくれています。なので僕はその分プレーで「主将副将は頼もしいな。自分もそうなりたい」と後輩に思ってもらえるように努めたいです。

―明大戦に向けて意気込みをお願いします
守屋:今までやってきたことを出して、戦っていきます。今年の明大は強いので、相手を意識しないで自分たちができるプレーをするしかないと思います。1ポイント1ポイント、頑張ります。

加藤木:勝ちます!やるしかないし、勝つしかないでしょう!

 

松崎稜太朗

ー初めてのリーグ戦はいかがでしたか
最初は足を引っ張りたくないという緊張がありました。ですが、試合前に先輩たちが 「1年生だから気楽にやってくれ」って言ってくれました。また、しっかり先輩たちが勝ち切ってくれてたので、最初から気楽にプレーができました。自分らしいプレーができたと思います。

ー今日の試合はいかがでしたか
初めて亜細亜大学のコートで試合をしました。亜細亜大学のコートは普段のコートより跳ねたり球足が早いんですよ。ですがそれも最初10分の練習で慣れることができました。なので今日の試合はいい出来だったと思います。

ー今日はいつもより一段と調子が良さそうでした
前回の対抗戦は自分のミスが多くて自信なくしてしまい、消極的なプレーをしてしまいました。ですが今回は自分からしっかり振り切って、積極的にプレーができたんですよ。その点が勝ちに繋がったと思います。

ーインカレ後に注力したことを教えてください
インカレ後からよりコートの中に入って練習することを意識しました。やはりこの短期間では完璧にできませんでしたが、コツは少し掴めたんですよ。なのでこの大会期間でも、チャンスがあればチャレンジしていきたいです。

ー明大戦への意気込みをお願いします
今日の相手よりは結構レベルが上がると思います。なので自分の長所である声を出してファイトするテニスを出し切りたいです。しっかり気合を入れて足を動かし、自分らしいプレーをして、チームの一員として勝ちに行きたいです!

 

関連記事一覧