• HOME
  • 記事
  • テニス
  • 【テニス】2022年度関東学生テニストーナメント大会(春関)本戦 :男女単複1回戦結果

【テニス】2022年度関東学生テニストーナメント大会(春関)本戦 :男女単複1回戦結果

2022年度関東学生テニストーナメント大会
2022年5月9日(月)~5月15日(日)
大宮けんぽグラウンド

今年も無事に春関本戦が幕を開けた。まずは男子。シングルスは6人中3人が2回戦進出を決めるまずまずの結果となったものの、ダブルスは本日出場した1組が早くも敗戦を喫する厳しい展開に。女子は下級生2人がシングルスで健闘、ダブルスは1ペアが2回戦進出を決めた。10日(火)より始まる2回戦からはシード選手も登場する。インカレ出場権がかかっている今大会。負けられない戦いが幕を開けた。

鋭いサーブを武器に健闘した加藤木。

男子シングルス1回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
森田凌矢(社会3) 2-0(6-3,7-5) 仲間舜(日大)
大西洋平(経済2) 2-1(6-2,3-6,6-2) 青木響真(日大)
平井健太郎(経済2) 2-0(7-5,6-0) 川上舜世(専大)
加藤木塁(経済3) 0-2(1-6,4-6) 今鷹洸太(慶大)
飯泉涼(社会2) 0-2(1-6,4-6) 徳航太(明大)
松崎稜太郎(スポ1) 0-2(0-6,2-6) 高悠亜(日大)

男子ダブルス1回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
佐藤太耀(現福3)・平井健太郎 1-2(2-6,6-2,10-12) 山内一輝・天崎荘汰(日大)

女子シングルス1回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
上伊倉理子(社会2) 2-0(6-1,6-2) 山田悠里(立大)
中込笑愛(スポ2) 2-0(6-3,6-4) 角田唯(立大)
鵜飼日南乃(スポ3) 1-2(6-1,4-6,4-6) 中島玲亜(慶大)
贄田佳穂(社会1) 1-2(1-6,6-4,3-6) 齋藤優寧(早大)

女子ダブルス1回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
山﨑京花(経済4)・鵜飼日南乃 2-0(6-4,6-3) 保美優・阿部咲良(東海大)
小西優奈(理工1)・結城七菜(スポ1) 0-2(1-6,1-6) 原田真美子・長谷川優衣(山大)

 

戦評

森田凌矢
男子シングルス1回戦に登場したのは森田凌矢。けがの影響で約半年間実践から離れていた森田にとって久しぶりの学生大会となった今大会。試合を通し接戦となるも、インカレ本戦出場に向け見事2回戦進出を果たした。
ファーストセット。序盤から一進一退の攻防を繰り広げる。2-1で迎えた第4ゲーム。相手のミスを誘うプレーに引っ掛かり、ブレイクされてしまう。第5ゲームでも左右に振られるストロークに苦しみ2-3とリードを許してしまう森田。その後は、長いラリーにもつれ込む展開になるも持ち味である粘り強さが光り、4ゲーム連続でものにする。後半の粘りで6-3とセットをものにした。
続くセカンドセット。力強く相手を押すプレーで第1ゲームをキープすると、すかさず第2ゲームではブレイクに成功。勢いそのままに試合は展開すると思われたが、第3ゲームでデュースにもつれ込む。なんとかゲームを取りたかったが、サーブミスの影響もありブレイクされてしまう。その後は流れを引き戻し5-2とマッチゲームに持っていく。しかしミスも影響し3連続でゲームを取られてしまう。勝利のためにこれ以上落としたくない中、「相手が嫌がるフォアハンドでの展開をするようにした」と語ったように相手の攻撃を封じ込め、7-5で勝利を飾った。

1年ぶりの学生大会となるも、見事2回戦進出を果たした森田。

加藤木塁

男子シングルス1回戦に登場したのは昨年度春関でダブルス準優勝を果たした加藤木塁。今年度はシングルスで躍動なるか。少し緊張した面持ちで始まったファーストセット。鋭いサーブを武器に攻めていくも、テンポの速い相手のプレーに苦戦。自分のペースをつかめないまま5ゲーム連続で奪われてしまい、このセットを1-6で落とす。続くセカンドセット。チャンスを活かして、着実にゲームをキープしていく加藤木。しかし第5ゲームをブレイクされると、そのまま相手に主導権を奪われてしまう。最後まで奮闘するも、4-6で試合は幕を閉じた。試合後「自分以外の同期はインカレ出場が決まっているので、コンソレに向けて頑張りたい」と意気込む加藤木。今後の躍動に期待がかかる。

佐藤太耀・平井健太郎ペア

男子ダブルス1回戦に登場したのは、昨年度から引き続きコンビを組む佐藤太耀・平井健太郎ペア。今年こそはインカレ本戦への切符をつかむことができるか。ファーストセット。相手の緩急をつけたプレーに対応しきれず、苦戦する展開に。第3ゲームでブレイクをされると、そのまま相手の勢いに押されこのセットを落としてしまう。続くセカンドセット。序盤からブレイクを果たし、勢いに乗る佐藤・平井ペア。テンポの速いプレーで相手を圧倒し、6-2でこのセットをものにする。運命のファイナルセット。粘り強くプレーし、一進一退の攻防を見せる2人。タイブレークまでもつれこむも、最後は相手の方が一枚上手であった。10-12でこのセットを奪われ、試合は幕を閉じた。

上伊倉理子

女子シングルスに登場したのは2年の上伊倉理子。対する相手は上伊倉が今まで1度も勝ったことがないという山田悠里(立大)。今回こそは勝利し、初のシングルスインカレ出場なるか。ファーストセット。序盤左右に振られるも、難なく立て直す上伊倉。鋭い球で相手を翻弄し、6-1でこのセットを奪う。続くセカンドセット。ファーストセットの勢いそのまま、ゲームを5連取。ストレートで快勝した。試合後「練習どおりに試合をすることができた」と満足気に語る上伊倉。次の試合も目が離せない。


綿密な対策をすることで、難なく勝利した上伊倉。

(取材:東夏紀、溝口真央)

選手コメント

森田凌矢

―本日の試合をふり返って
1か月くらい前に今回の相手と別の大会で当たりました。その時は6-0、7-5くらいで勝っていたので、やることをやるだけでした。ただ2回目ということもあり、相手が僕のプレーに対応してきて苦しい試合になったかなと思います。

―連続でゲームを取られるなど苦しい場面もありました。勝ち切れた要因は
単純に見ると相手の方がずっと勝っていたのですが、欲しいときに向こうが嫌がることをやり切れたと思います。

―嫌がることとは
相手はバックハンドで攻め込むのが得点のパターンで、いつもそれでやられていました。ですがそこは我慢して、反対にポイントが欲しい場面ではフォアハンドを展開するようにしました。そうしたら相手が打てないので、重要なポイントや僕が欲しいときにだけ使うようにしました。

―二次予選からの出場です。現在の調子は
二次予選の決勝の相手が割と強い相手でしたが、そこを乗り越えることができました。自分は学生大会は1年ぶりになるので少し自信がなかったのですが、二次の最後で五分五分の相手に勝利したので勢いはあります。

―今大会の目標は
去年はインカレ予選のファイナルで負けてしまい、春関も2回戦で負けてしまったので、2回戦にまず勝ちます。その次は同校対決で主将の矢島さんと当たるのですが、去年春関で負けているんですよ。なので去年の雪辱を果たすためにも3回戦を勝つことが目標です。

―次戦に向けて意気込みをお願いします
次の相手は1個上の同じ九州出身の人で何回かやったことがあるのですが、勝ったり負けたりしています。チャンスはあるので、ぶつけます!

加藤木塁

―今日の試合を振り返って
序盤固くなってしまい、自分の持ち味であるネットプレーがあまりできなかったですね。ちょっとパッとしないテニスでした。

―相手の選手について教えてください
相手はストローカーでしたね。低い球に加え、速いテンポでパンパン打ってきました。

―やりずらい相手でしたか
そうですね。今回の相手のように来られると、それに付き合わなければいけないのでやりにくかったですね。逆に守りにはいってくれたり、ループボールを使ってくれる相手は自分から攻めることができるのでやりやすいです。

―今大会で得た課題は
試合中、自分のプレーを一貫してできるようにすることが大事だと気づきました。

―コンソレへの意気込みをお願いします
相手は誰であれ勝ちたいですね。相手関係なく自分のプレーをすればインカレ予選は勝てると思います。同級生は全員インカレ予選出場が決まってるので、頑張りたいです。

佐藤太耀・平井健太郎ペア

―今日の試合を振り返って
佐藤:1セット目は初戦ということもあってなかなか2人で息の合ったプレーができませんでした。ですが2セット目はやることを絞ってやったら良くなりましたね。そのおかげで2セット目は取れました。ファイナルセットはちょっと気合不足でしたかね。

平井:ファーストセットがあまり思うようなテニスができませんでした。セカンドからは頑張って盛り返したのですが、やはりファイナルセットの10ポイントタイブレークは何があるかわからないんですよ。7-4から取りきれなくて負けてしまいました。序盤をもう少しスムーズにできたらストレートで勝てたと思いますが、うまくできませんでしたね。

―相手はどんな選手でしたか
平井:片方の選手があまりボレーが得意な選手じゃなかったので、集中的にボレー狙っていました。ですが狙う時にコースを狙いすぎて、自分からミスをしてしまったのでもったいなかったです。もう少し相手に打たせるプレーを意識できたら良かったです。

―敗因を教えてください
佐藤:ボレー力だと思います。ボレーでもっと詰めた方が良いのに、自分たちのストロークが強いから後ろでプレーしてしまいました。なのでもう少しボレーを練習して、前に前にいってたら勝てたと思います。

―コンソレに向けて一言お願いします
佐藤:絶対にインカレ予選いきます!

平井:切り替えて頑張ります!

 粘り強くプレーするも惜敗を喫した佐藤・平井ペア。

上伊倉理子

―今日の試合を振り返って
夏関でやったことのある相手だったので、プレースタイルや負けた原因もわかっていました。なので前回と同じにならないように、しっかり前に入って打ち切れるよう意識しました。そうすることで先にリードでき、良い展開になりました。

―過去1度も勝ったことのない相手に勝利したお気持ちは
ずっと負けていた相手であったことに加え、今回はインカレ予選出場もかかっている試合だったので嬉しいです。

ーどのような対策してきましたか
練習からロブを上げてもらい、前に入って打つ練習をしていました。この試合もその練習どおりにできたと思います。

―ご自身のストロングポイントを教えてください
速いボールが結構得意ですね。速い展開になったときにまっすぐなボールを打って、相手を押していくことができます。あとはラリーをするタイプなので、粘り強く戦えると思います。

―次の試合への意気込みをお願いします
次もラリーが続く相手だと思うのでしっかり辛抱強くプレーをして、自分のペースで試合が出来たら良いと思います。

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

関連記事一覧