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【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 1日目 男子ダブルス1回戦レポート

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【テニス】関東学生新進テニス選手権大会 1日目 男子ダブルス1回戦レポート

関東学生新進テニス選手権大会
2016年2月12日(金)
明治大学西調布合宿所テニスコート、青山学院大学緑ヶ丘グラウンドテニスコート

今年も関東学生新進テニス選手権大会、通称新進が開催される。昨年度の今大会では男子ダブルスで優勝を果たした法大。今年も好成績を残せるだろうか。

IMG 4491 R
見事初戦を突破した小谷野(左)・松尾ペア

試合結果

男子ダブルス1回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
萬福健太郎(経1)・小林雄太(社2)  6-2,6-1 金子剛之・保科慶(東国大)
小谷野佑太(スポ1)・松尾魁人(社1)  0-6,6-4,10-5 安田有賢・島康輔(愛学大・東学大) 
永井祐樹(スポ2)・米田崇人(社1)  7-6(5),5-7,10-12 橋本大貴・恒松拓未(亜大) 
太田悠介(経2)・村上彰啓(経3) 4-6,6-3,10-8 須田恭平・岡本遼平(順大)
小見山僚(スポ1)・前崎直哉(経1) 6-4,3-6,10-6 大塚淳史・ヘルナンデス亨(専修大)

本日、速報で度重なる訂正がありましたこと、深くお詫び申し上げます。
※ファイナルセットはスーパータイブレーク制

戦評

 青山学院大学緑ヶ丘グラウンドテニスコートでは、予選から勝ち上がってきた小谷野佑太(スポ1)・松尾魁人(社1)ペア、永井祐樹(スポ2)・米田崇人(社1)ペアが出場。最初に出てきたのは小野谷・松尾ペア。ファーストセットは、はじめから相手の鋭いショットになかなか対応できず、ブレイクどころかキープもすることができず0-6で終えてしまう。続くセカンドセットも、第1ゲームを早々に取られてしまう。しかし、第2ゲームから松尾の冴えたサーブなどでキープすると、ここから一気に流れを変える。第3ゲームでは、徐々にボレーも決まりデュースに持ち込み、最後は相手のダブルフォルトでこの試合最初のブレイクに成功する。その後も互いにサービスゲームをキープしていき、第10ゲーム、力強いショットで相手を徐々に追い詰めていく。そのままこのゲームをキープし6-4でセットを奪うと、そのままスーパータイブレークを10-5で制し、見事逆転勝利を収めた。

IMG 4573 R ネットプレーをする松尾

 永井・米田ペアは第3シードの相手との対戦。2選手は高校時代にペアを組んでいたこともあり、序盤から息の合ったプレーでゲームを連取していく。しかし、第8ゲームからは相手も調子を上げていく。このゲームをブレイクされてからなかなか流れを変えることができない。お互いキープしていき、迎えた第12ゲーム。鋭いサーブで攻めていき、最後はサービスエースでこのゲームを奪取。タイブレークを制し、ファーストセットをものにした。セカンドセットは互いに譲らずキープしながら試合を進行していく。5-5となって迎えた第11ゲーム。最初のポイントは先取するもその後はミスも目立ってしまい、このゲームをブレイクされる。第12ゲームもデュースでなんとか粘るも、最後はサービスエースを決められ5-7でこのセットを落としてしまう。そして、運命のスーパータイブレークでは、序盤から接戦となる。5-5の場面からは相手に動かされ上手く反応できず3ポイント連取されるも、そこからしっかりと切り替える。相手のミスを誘いながら9-8と巻き返していく。しかし、最後は力尽き10-12。第3シード相手に互角の戦いを見せただけに、非常に悔やまれる敗戦となった。(羽根田萌)

 

 明治大学西調布合宿所テニスコートには、3組が出場。第1試合には、萬福健太郎(経1)・小林雄太(社2)ペアが名を連ねる。このペアもまた予選から勝ち上がってきた。相手は東国大のペアだが、ファーストセット、ブレイクを重ね6-2で先取に成功。勢いそのままに終始圧倒的なプレーを見せ、セカンドセットも6-1と快勝を収めた。
 続く試合は太田悠介(経2)・村上彰啓(経3)ペア。ファーストゲームからブレイクポイントをとられるなど、相手のテニスに呑まれそうになる太田・村上。その後も両者譲らずゲームをキープし続け、第7ゲームでブレイクを許してしまう。相手のサーブの好調さも相まって、ファーストセットを4-6で落としてしまう。続くセカンドセットでなんとか挽回したいところであったが、第1ゲームでブレイクされる。ここで村上、太田両者の力強いフォアショットが生き、相手の足を止める。第4ゲームでブレイクバックすると、太田の調子が上がり、サーブゲームでエースでポイントをとるなど、試合の流れをたぐり寄せる。第6ゲームでブレイクし、セカンドセットは6-3。勝負のスーパータイブレークではどちらのペアも必死にプレーするが、集中力を切らさず競り勝った。
 小見山僚(スポ1)・前崎直哉(経1)は1年生のペアだが本戦からの参加。ファーストセットはお互い様子見の状態が続く。しかし、ここぞというときの前崎のフォアショットが光り、ブレイクすると、ファーストセットは6-4で先取に成功。だが、相手も意地のプレーを見せる。調子の上がってきた相手に要所要所で対応することができず、第4ゲームと第8ゲームでブレイクされ、セカンドセットを落としてしまう。暗雲立ち込める中、冷静なプレーを見せた小見山・前崎。相手の意表をつくボレーでスーパータイブレークを制した。

 ダブルス1回戦で5試合中4試合勝利という好成績を収めた法大勢。特に、1年生が多く出場し、活躍した。明日はシングルス1回戦が行われる。多くの選手が明日も試合を行う。今日の試合を糧にまずは初戦突破を目指してほしい。(宮下尚子)

選手コメント

永井祐樹・米田崇人ペア

-試合を振り返って
永井:ペアの米田がすごい思い切っていいプレーしてくれたので、僕は自分がやるべきことをミスしないようにしました。相手も第3シードだったので、思い切っていこうということは2人で話していてそれは全体的にできたかなと思います。
米田:相手が第3シードってことで先輩の永井さんと思い切って楽しんでこうと、勝ちよりもしっかりと振り切ることを意識しました。その中で、1セット目いい形で取れて、次ももっと強気に攻めてけば良かったなというのと最後は勢いで持っていけたかなという悔しさはありますね。

-2人のペアは大学では初めてになりました
永井:高校時代は1年半ぐらいずっとペアを組んでました。前から組みたいとは思ってたんですけど、やっと今回組めました。

-今回組んでみての感想は
永井:高校からやってるので、自分のペアがどう動くかも分かってますしすごい動きやすいので、合ってると思います。
米田:1年半やって分かり合えてる先輩とできて、自分も自分らしさを出して、先輩のいい所を引き出せました。1次予選からタフでしたけど、楽しみながらできたと思います。

-相手ペアの印象は
永井:第3シードとは知ってましたけど、そんな気負うこともなくできたと思うし、サーブがすごい良かったので、リターンで結構苦労しましたけど、それがもう少しいい形で入ってれば結果は違ったかなと思います。
米田:相手のことは知ってましたけど、今日まで第3シードとは知らなかったです。先輩も言ってましたけどサーブが良くて、堅実なプレーという大学生ならではのプレーをしてきて、大学1年目として洗礼を受けたというか、いい経験になりました。

-試合の内容は接戦でした
永井:接戦は1次予選からやってましたし、2人で思い切ってこうと話してたのでそんなにプレッシャーは無かったです。けど取れなかったのは何か足りなかったのかなと思います。
米田:正直、もっとコテンパンにやられるかなと思ってました。なので、驚きの反面、意外にやれるんだなと手ごたえとメンバーじゃない僕たちでもしっかりと戦えるんだなと示せたのが、法政として良かったのかなと思います。

-これまでのオフ期間でどのような練習を取り組みましたか
永井:これだというのはないですけど、全体の練習が終わった後、残って積極的にやったりとかトレーニングも最近増えてきたので、そういう点ではチーム全体で練習量も増えてるし、すごくいいと思います。
米田:高校の恩師から冬はばか伸びするって言われてたので、そういう面であんまり取り入れ無かったフィジカルトレーニングやウエイトとかを自分なりに力を入れたつもりだったので、それが、パワーとかそういう大学生に付いていけるようになったのかなと思いますね。練習自体はミスなくタフな練習がこの冬はできたと思います。

-次の試合に向けて
永井:今回はダブルスだけだったんですけど、シングルスでは学生大会で勝ててないので、春関はしっかり本選あがってインカレ予選に絡めるように練習していくのとダブルスも今回いいプレーができたのでこれを弾みにして春関は単複両方インカレ予選絡めるように頑張りたいと思います。
米田:次の春関(関東学生テニストーナメント大会)からは2年生になり下の学年も入って、プレッシャーもありますね。明日シングルスがあるんで、結果を残せるようにしっかりとチャレンジします。次の春関では勝って早くインカレを経験してみたいので、頑張っていきたいと思います。

小見山僚・前崎直哉ペア

-試合を振り返って
小見山:ファーストはこっちのペースでできてたと思いますが、キープし続けて最後ブレイクして結構いい形だったんですけど、セカンドから相手のペースにのまれて、こっちがどんどん落ち込んで行ってそこを直さないと次の対戦が先輩なので勝てないと思います。
前崎:ファーストセットは相手も様子見みたいな感じで僕たちもそんなに良かったわけじゃないんですけど、しっかりキープキープで付いて行って最後集中するところで集中出来たのでファーストセットは良かったです。セカンドは相手がペース変えてきて、より動くようになってきてそこで僕たちが対応しきれなかったので、ファイナルセットは先に動いたりしてこっちのペースでやっていけて、いい感じになったのでそういうとこを次もしっかりとやっていきたいなと思います。

-今日の対戦相手の印象
小見山:相手の片方のヘルナンデスっていう選手が高校からずっとやってるので、お互いのテニスを知っている仲なのでやりにくかったのはありますし、大塚さんもやりにくいテニスだったので自分たちのテニスが最初出来なくて苦戦しました。
前崎:相手の二人ともファーストサーブの確率が高かったり、ミスが無かったりで自分たちはファーストのミスが多かったりしたので、相手はそういうのがすごくうまかったと思います。

-スーパータイブレークは得意ですか
小見山:僕は結構得意です。
前崎:僕は苦手です。緊張するんで(笑)。

-今日見つかった課題は
小見山:相手が前に出てきたときに僕は後ろからガンガン打っていくタイプなので、打つのはいいんですけど少し速い球で浮いちゃうと逆襲をくらうのでそこをもう少し弾道を低く、相手が取りにくいような突き玉を打てるように練習したいです。
前崎:僕は今日リターンの確率が低かったのでそこを上げるのと、しっかり決めれるボレーを決めたいです。そしてファイナルセットはタイブレークの2ポイント目にあったんですけど、ドロップショットのミスとかを減らしていきたいです。

-次の試合に向けて
小見山:明日シングルスがあるんですけど、明日のシングルスの相手が中大の結構強い相手で同じ1年生には負けたくないのでとりあえず頑張りたいです。あとダブルスは法大の先輩とやるので、お互いに知ってる相手なので頑張って勝てるようにと思います。
前崎:シングルス相手がシード選手で同じ1年生なので、思い切って向かって行って、ダブルスは先輩ペアですけど、思い切って自分たちが勝つ気持ちはしっかりと持って思いっきり挑戦したいと思います。

フォトギャラリー

  • IMG 0471 R太田(左)・村上は両者ともに明日シングルスも控える
  • IMG 0500 R試合が進んでいく中で調子を上げた太田
  • IMG 0519 R村上は副将としてチームをまとめる立場だ
  • IMG 0673 R1年生ながらも奮闘した小見山
  • IMG 0688 R終始フォアショットが光った前崎
  • IMG 4467 R鋭いサーブを繰り出す小谷野
  • IMG 4625 R永井(左)・米田ペアは初戦敗退となった
  • IMG 4531 R永井も予選を勝ち上がり健闘した
  • IMG 4629 Rウィナーを狙う米田
 

 

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