【バレー】第72回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 トーナメン2回戦 対日体大 関東1部リーグ3位の強敵相手に善戦するも敗戦… 来年以降につながるプレーを見せ、今季の試合を終える
第72回全日本バレーボール大学男子選手権大会 2回戦 対日体大
2019年11月27日(水)
港区スポーツセンター
昨日の勝利から一夜明け挑んだ2回戦。相手は関東1部リーグ3位の難敵日体大。第1セットは終盤追い上げを見せるも奪われる。しかし続く第2セットでは多彩な攻撃と粘りのプレーを展開し奪い返す。その後の第3セットは終盤30点台にまでもつれ込む熱戦を繰り広げるも制することができない。第4セットはその流れを変えられないまま連続で奪取され惜しくも敗戦。今季最後の試合となった。
試合結果
トータル試合結果
1 法 大 |
20 | 1セット | 25 | 3 日体大 |
---|---|---|---|---|
27 | 2セット | 25 | ||
31 | 3セット | 33 | ||
16 | 4セット | 25 |
法政大学スターティングメンバー
背番号 | 選手名(学部/学年) | ポジション |
---|---|---|
15 | 村岡拓海(経3) | WS |
17 | 袴田智己(営2) | MB |
10 | 佐藤優弥(文3) | WS |
13 | 竹田将也(法3) | WS |
18 | 緒方悠大(法2) | MB |
1 | 西田寛基(営4) | S |
2 | 三木祐人(文4) | L |
27 | 森山陸人(営1) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名(学部/学年) |
6 | 蔵田大輝(法4) |
11 | 中田啓貴(文3) |
3 | 竹田健太郎(文4) |
5 | 伊元幸正(営4) |
戦評
インカレ2日目、2回戦へ進んだ法大に立ちはだかるのは関東1部リーグ3位と好成績を収めている日体大だ。格上相手に下克上を果たせるか。
第1セット、序盤からリードを奪われる展開も、佐藤優弥(文3)や竹田将也(法3)らスパイカー陣の奮闘もあり、中盤に同点に追いつく。しかし、ボールを追いカバーに入ったリベロの森山陸人(営1)が壁に衝突し、途中交代するアクシデントも、代わりに入った三木裕人(文4)がチームを盛り上げる。しかし、相手のサーブに苦しめられ20-25で第1セットを落とした。
第2セット、いきなり相手の意表をつくクイックを決められると、その後ブロックにも苦しめられ、4−8と点差をつけられてしまう。しかしここから粘りを見せ、緒方悠大(法2)の速攻やオポッジトでスタメン出場の村岡拓海(経3)の力強いスパイクで逆転に成功する。その後も粘る相手を振り切り、27−25で第2セットを奪取する。
第3セットは序盤からブレイクの奪い合いとなる、中盤相手のクイックに苦しめられ、10−16と大量リードを奪われてしまう。ここで法大はタイムアウトを取ると、その後村岡を中心にサーブが走り、先に20点台に乗せる。試合の主導権を握ったかに思われたが、デュースに持ち込まれるとあと1点が決められない。最後は相手の打点の高いスパイクを決められ、31−33で第3セットを奪われてしまう。
後がなくなった第4セットだったが、第3セットの流れそのまま日体大ペースで試合が進む。途中には4年生の伊元幸正(営4)や蔵田大輝(法4)ら最上級生が出場するも、流れを変えられず、16−25で第4セットを奪われセットカウント1−3で敗退。今シーズンの戦いを終えた。
2回戦敗退となった法大。しかし、1部の強豪相手に互角の勝負ができたことは1部昇格の足がかりとなるだろう。来年春リーグでの1部昇格に向け、戦いはもう始まっている。(滝澤智也)
選手コメント
吉田康伸監督
ー三木選手をリベロとして起用していました
スタートは森山選手でしたが、1セット目にカバーした時に壁に衝突しまして、足と手首を負傷したこともあり、控えで入っていた三木選手を起用しました。
ーインカレまでに重点的に取り組んだことは
入れ替え戦から2週間ちょっとしかなかったので、入れ替え戦までしていたバレーを継続しながら、トレーニング含めたコンディションを整えて、気持ちを切らさないように取り組みました。
ー今シーズンの大会の結果について
勝敗の責任があるので、毎年の目標である1部昇格を達成出来なかったことは責任を感じています。ただ、チームとしては西田主将を中心とした4年生が頑張ってくれて、2部リーグも久しぶりに全勝優勝出来ましたし、チームとして取り組んだことをコート上でできたことに関しては充実した1年だったのではないかと思います。
ー4年生は今大会で引退となります
バレーを続ける者も続けない者もいますが、ここ4年間は結果出なかったですけれども、この1年間に関しては本当によく頑張ってくれたと思いますので、この経験を活かして自分の進路先で頑張ってくれるのではないかと思います。
ー来年にむけて
今年は秋から3年生が頑張ってくれたことも含めて、レギュラーの大半が残りますので、気が早いですが、春リーグでは2部でしっかりと勝ち切って、入れ替え戦で勝つ目標を達成するため、チームを強化していきます。
西田寛基主将
ー相手は1部の日体大でしたが、試合前にどんな声をかけましたか
1部のチームはサーブが強いので、おそらくタッチが乱れると思って、しっかり粘り強くブロックフォローに入って、レシーブを重視して戦おうと話しました。
ー3セット目は接戦でした
よくあそこでうまく巻き返したなと思います。レシーブの面などでいいリズムが取れたので、いい展開になったと思います。
三木裕人
ー今日の試合を振り返って
やっぱりこの試合勝って早大戦に行くことを目標にしてたの負けたら引退という試合だったので、勝ちたいという気持ちが強かったです。結果は負けてしまいましたが、全力で戦ったので悔いはないです。
ー相手は1部の日体大でしたが、どんな気持ちで臨みましたか
目標にしていたのは1部の強いチームを倒すことだったので、倒してやろうという気持ちが強かったです。
ー森山選手が負傷して、急遽出場されました
まさかのアクシデントでした。自分でも準備は常にしていたので、それが報われたのかなとも思います。本当は森山選手が出るのが1番良かったとは思いますが、4年生としての思いもありますし、コートで声を出すことがチームのためになると思ってプレーしました。
ー3セット目は接戦でした
個人的には接戦に持っていきたくて、1部に対していい試合ができたので、次につながったと思います。
フォトギャラリー
- 佐藤の安定したプレーで点を奪取
- 伊元の攻めのサーブ
- チーム一丸となり挑んだ
- 村岡はサーブでもスパイクでもチームをけん引
- 西田と緒方のコンビ
- 3枚ブロックで相手の高さに対応
- 昨日に引き続きリベロとして出場した三木
- 竹田将の技ありプレーが光った