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【陸上競技】第96回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路展望

展望記事
2019年1月1日(水)

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)がいよいよ明日に迫った。シード校として臨む今大会は「総合4位」を目標に掲げ、前回超えを目指す。今回は戦力分析と共に展望記事をお届けする。

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 チームを率いる坪井主将

エントリー

区間エントリー

区間 距離 選手名
1区 21.3km 久納碧(経2)
2区 23.1km 鎌田航生(社2)
3区 21.4km 田辺佑典(経3)
4区 20.9km 河田太一平(社1)
5区 20.8km 青木涼真(生命4)
補欠 岡原仁志(経4)
増田蒼馬(経4)
佐々木虎一朗(経4)
須藤拓海(社3)
清家陸(社2)
守角隼(経2)
大会当日、補欠と区間エントリーされたメンバー間でエントリー変更ができる

往路展望

いよいよ明日に迫った令和初の箱根駅伝。各校のランナーたちがそれぞれの想いを胸に、伝統あるタスキをつなぐ。大学3大駅伝のうち2戦を終え出雲駅伝は10位、全日本駅伝では11位と2年連続のシード権獲得は叶わず、本来の実力を発揮しきれていない。5年連続箱根駅伝出場となる法大は、『総合4位』を目標に掲げ箱根路に臨む。

1区にエントリーされたのは、全日本駅伝で大学駅伝デビューを飾ったばかりの久納碧(経2)。追い込みの直前合宿で行った練習について、「きつい中で動かせてはいたので自信にはなりました」と手応えを語った。ラストスパートが持ち味である久納の、チームに勢いをつける走りが必要不可欠だ。

各校のエースがひしめき合う『花の2区』。昨年、唯一の1年生として箱根路を経験した鎌田航生(社2)がエントリー。出雲駅伝では区間14位と悔しい思いをにじませたが、全日本駅伝では挽回し区間8位と健闘。激戦が予想される往路最長区間で、次期エース・鎌田の上位に食い込む快走に期待がかかる。

3区は田辺佑典(経3)に任された。田辺は出雲駅伝で大学駅伝デビューを飾り、全日本駅伝にも出場を果たした。昨年の関東インカレでは3000㍍障害で4位に入賞するなど徐々に頭角を現しつつある。182㌢と高身長から繰り出される大きなストライドで、往路後半戦に差しかかる4区を目指す。

4区を走るのは、1年生ながら3大駅伝の2大会に出場した河田太一平(社1)。出雲駅伝ではアンカーを任され、他校の上級生に負け劣らない走りで1つ順位を上げる大健闘を見せ、全日本駅伝では主要区間でしっかりと期待に応えている。今年入学し「速いペースで押していけるようになった」と自身の成長を語る河田は、1年生らしからぬ走りで、5区・小田原中継所で待つエースに望みを託す。

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4区での快走が期待されるルーキー河田

往路最終区である5区は、激しい高低差と、度重なるカーブが選手の体力を奪う。最大の難所とも言われる山上りに、3年連続で青木涼真(生命4)が挑む。2大会前で9人抜き、前回大会では7人抜きを見せ、法大を一気に上位に押し上げる活躍を見せた。4年生が万全とは言えない中、出雲駅伝では大学駅伝デビューの後輩たちをけん引し、全日本駅伝では4つ順位をあげるなどエースとしての役割を果たしてきた青木。チーム目標を達成するため、また、最後の大学駅伝を有終の美で飾るべく、「自分のところで区間新、区間賞は最低条件」を目標に掲げ芦ノ湖を目指し猛進する。

三本柱である佐藤敏也(社4)や坪井慧(経4)が欠けたチーム編成で、ここまでの駅伝シーズンを戦ってきた法大。盤石な布陣と言い切れず、苦しい駅伝シーズンとなったが、先日発表されたエントリーには、経験豊富な岡原仁志(経4)や増田蒼馬(経4)が心強いリザーブが控えている。今年はどのようなドラマを見せてくれるのか。『総合4位』を達成すべく総力を尽くし、3大駅伝最終戦の舞台でオレンジ旋風を巻き起こす。(山岡菜月)

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青木は山の主役となるか

 

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今年も2日間に渡り、大手町、芦ノ湖(往路のみ)、各中継所及び横浜駅周辺にてスポーツ法政新聞の配布を行います。(選手通過1時間前を目安に始めさせていただきます)
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