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【サッカー】第94回関東大学サッカーリーグ戦 第7節 法大2-2筑波大 勝ちきれない戦いが続く… 前節延期後初戦は平山の6試合連続ゴールやモヨの同点弾でドロー決着 

第94回関東大学サッカーリーグ戦 第7節 法大ー筑波大

2020年8月15日(土)
RKUフットボールフィールドA面

前節の立正大戦が延期になり、一週空いて筑波大との一戦に臨んだ法大。セットプレーから先制を許すも、平山駿(経4)の6試合連続ゴールで追いつく。再度勝ち越されるも、後半にはモヨマルコム強志(現1)の初ゴールで同点に追いつき同点で試合終了。終始攻め入るものの決めきれず、フラストレーションのたまる試合となった。

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内容に伴わない結果が続いている

試合結果

トータル試合結果

2
法政大学
1 前半 1 2
筑波大学
1 後半 1

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
5分 交代 法大 森岡→宮部
28分 得点 筑波大 森海渡 0-1
32分 得点 法大 平山駿  1-1
45+4分 得点 筑波大 和田育 1-2
61分 交代 法大 竹本→長谷川元希
61分 交代 法大 陶山→高木
70分 交代 法大 田部井→長谷川
72分 得点 法大 モヨ マルコム強志 2-2
76分 交代 法大 田中→今泉

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
1 GK 中野小次郎 経済4・徳島ヴォルティスY
16 DF 陶山勇磨 現福3・帝京第三高
34 DF 城和隼颯 社会4・柏レイソルU18
2 DF 森岡陸 現福4・ジュビロ磐田U18
24 DF モヨ マルコム強志 現福1・東福岡高
28 MF 松井蓮之 スポ3・矢板中央
14 MF 田部井涼 経済3・前橋育英高
9 MF 平山駿 経済4・三菱養和SCY
17 MF 田中和樹 社会3・浦和学院高
7 MF 竹本大輝 経済4・成立学園高
20 FW 佐藤大樹 経済3・コンサドーレ札幌Y
サブメンバー
21 GK 近藤壱成 経済2・ジュビロ磐田U18
3 DF 高木友也 経済4・法政第二高
5 DF 宮部大己 経済4・法政第二高
23 DF 関口正大 現福4・新潟明訓高
8 MF 今泉富 現福4・浜松開誠館高
10 MF 長谷川元希 現福4・大宮アルディージャY
11 MF 服部剛大 社会4・横浜FCY
25 MF 吉尾虹樹 現福1・横浜FマリノスY
15 FW 飯島陸 経済3・前橋育英高

※成績は試合終了時のもの

 試合後順位表

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順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 明治大 18 6-0-1 16/7
2位 早稲田大 15 5-0-1 18/6 12
3位 桐蔭横浜大 10 3-1-3 7/10 -3
4位 法政大 2-3-1 15/12
5位 国士舘大 2-2-2 8/6
6位 慶應義塾大 2-2-2 9/9
7位 立正大 2-1-2 6/7 -1
8位 駒澤大 1-2-3 14/16 -2
9位 筑波大 1-2-2 7/9 -2
10位 順天堂大 1-1-2 4/7 -3
11位 専修大 1-1-3 8/13 -5
12位 中央大 1-1-5 6/16 -10

 

前期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
1 7月5日 早大 ●1-2 RKUフットボールフィールドA面
2 7月12日 桐蔭横浜大 ○2-1 RKUフットボールフィールドB面
3 7月18日 慶應義塾大 △2-2 RKUフットボールフィールドB面
4 7月26日 専修大学 ○5-3 RKUフットボールフィールドA面
5 8月1日 駒澤大 △3-3 流通経済大学龍ケ崎フィールド
6 8月9日 立正大 延期
7 8月15日 筑波大 △2-2 RKUフットボールフィールドA面
8 8月29日 国士舘大 RKUフットボールフィールドB面
9  9月5日 明治大 RKUフットボールフィールドA面
10  9月12日 順天堂大 RKUフットボールフィールドB面
11  9月19日 中央大 流通経済大学龍ケ崎フィールド

マッチレポート

前節の立正大戦が延期後初戦となる一戦に、法大は筑波大を相手に迎えた。上位に食い込むためにも、なんとしても勝ち点3を手に入れたいところだ。

今節はセンターバックの城和隼颯(社4)が関東リーグ初出場。ボランチも務められる足下の技術で、森岡陸(現4)、中野小次郎(経4)、松井蓮之(スポ3)とともに攻撃を組み立てていく。しかし法大にアクシデントが発生する。森岡が相手GKと接触し負傷退場。早々にディフェンスリーダーを欠くこととなった。すると28分、筑波大が右サイドでフリーキックを獲得。山原怜音の入れたアウトスイングのボールに森海渡が完璧に合わせ、先制を許してしまう。追いつきたい法大はすぐさま攻め入り32分。コーナーキックを一度は跳ね返されるも、田部井涼(経3)が入れたハイボールを田中和樹(社3)が落とし、中央で平山がジャンピングボレーで押し込み同点に追いつく。しかし前半終了間際、和田育の強引な突破を抑えきれず倒してしまい、PKを献上。これを沈められ勝ち越しを許す。

またも追う形となった法大は、水曜に内定先クラブでの出場もあった高木友也(経4)、長谷川元希(現4)を投入。70分には個人で仕掛けられる服部剛大(社4)をピッチへ送り出し、攻撃的なタレントの投入で活性化を図る。待望の瞬間は72分。コーナーキックを獲得し、長谷川が左からインスイングのボールを送ると、ファーでモヨマルコム強志(現1)が頭でたたき込んだ。初ゴールで同点に追いつく。その後も攻め入られるシーンはほとんどなく、筑波大を終始押し込み続けるも、あと一歩でゴールマウスを割ることができず試合終了となった。

ビルドアップでの明確な狙いの実行や、平山の6試合連続ゴール、ルーキーのモヨの活躍など、選手や監督は手応えを感じているだけあって苦い引き分けだ。「完成度は高い」と長山一也監督は自信を見せ、戦い方に不安は感じさせないが、勝利へのあと一歩の差はどこにあるのか。次節は昇格組の国士舘大だ。今後の戦いに向け、起爆剤となるような一戦になることを期待しよう。(記事:磯田健太郎/撮影:磯田健太郎・宮川昇)

選手コメント

長山一也監督

ー前期ここまでを振り返って
内容はある程度手応えはあるのですが、勝負事の大事なところを抑え切れていないなというのが振り返って感じるところです。リズムを作らないといけない時間帯と、締めないといけない時間でファールしてしまうチームになっていると感じます。得点はすっと取れる状況があるので今後続けていきたいですね。失点が1試合平均2点ほどになっているので、そこは改善していきたいです。

ー筑波大の印象は
技術的に長けた選手が多いので、そこは対応をしないといけないなというところで、実際にPKやセットプレーでは抑えきれなかったので、そこを対応し切れていればもっとうちのゲームになっていたかなと。それだけ(筑波は)技術的に長けたチームだと感じました。

ー立正大戦が延期になってしまいましたが、今日の試合にむけてどのようなことを準備しましたか
Jクラブに内定している選手を3人水曜の試合に送り出したこともあって、今日スタートから出る選手はしっかりと準備して、今日の試合に勝とうという話はしていました。また筑波さんが、水曜に(関東リーグの)試合があったので、体がきついと思うので先手を取ろうというところで、うちは準備期間が長かったのでしっかり準備してきたつもりではありましたが、少し隙を見せてしまいましたね。

ー城和選手が初スタメンなどありましたが、今日の試合の具体的な狙いは
城和はビルドアップが上手いので、モヨへの展開や、個人の突破などは彼を中心に円滑にできるように準備してきて、そこからはチャンスを作れていました。

ーメンバーを入れ替える戦いが続いていますが、どのようなことを考えて選手を起用していますか
まずはコンディションを見ながらということと、選手の組み合わせで特徴がでるので、そこも考慮しながら。あとは相手チームの特徴も考えながら、相手を対人で抑えられるか、チャンスを作れるかというところを、特徴に合わせて考えて起用していますね。

ー平山選手の6試合連続ゴールについてはいかがですか
すごいですよね。僕が監督になって1部で6試合連続ゴール決めた選手なんていないと思います。技術的にも高いですし、守備も頑張りますし、まだ内定先決まってないので…おすすめの選手じゃないかと…良くやってると思います。

ー今日も勝ちきれない引き分けになってしまいましたが、チームの完成度や満足度についてはいかがですか
完成度や手応えについては今まで見てきたチームの中でも一番あります。崩しのパターンやフィニッシュに行く回数などは質が良い物を持っていると思うのですが、やはり隙があるというか、ゲームに勝つために我慢しないといけない部分ができていないので、そこが改善すれば攻撃に関しては良いものがありますし、良い状況にはあると感じます。

ーモヨ選手が1年生ながら出場が続いていますが、監督から見ていかがですか
今日(ゴール)決めましたね。伸びていると思います。まだプレーに雑な所はありますが、練習でもポジショニングであったりとか丁寧にボールを動かすことであったりとかを意識しながらやってるので、そこをつづけていければ、身体能力は抜群にありますので、今後面白い選手になっていくんじゃないかなと。

ー段々とスポーツが再開している現状がありますが、この状況の中で大学サッカーができることはどのようなことだと感じていますか
スポーツが再開することで学生が喜びを感じることで成長につながるということがあると思いますし、競技を通じた成長もあると思いますし…やっぱりそういう場所をあたえることができるというのが大事だと思いますし、そのための管理体制や取り組みも中野さん(関東大学サッカー連盟長)中心にやられているので、全員でサポートして、大学サッカーが人間的な成長も含めて日本のサッカー界に貢献する形を作っていきたいですね。なかなか上手くいかない中止する状況もありますが、大学連盟と協力して、今後の他のスポーツの(再開の)ためにも発信していきたいなと思います。

平山駿

ー6試合連続ゴールということですが、率直な今の気持ちは
自分が点をとり続けられるのは嬉しいですが、自分たちのチームの目標としてリーグ戦優勝というのがあるので、今日勝ち点3をとれなかったというのは悔しい部分だなと感じます。

ー昨年にくらべて大幅に平山選手のゴールが増えていますが、意識の変化などはありましたか
ゴールに対するプレーを増やそうということは意識していて、去年まではボールに絡んで終わりだったのですが、今年はゴール前に入ることを意識して、クロスやこぼれ球に相手より早く触れるように(ポジショニングを)意識しています。

ー攻守のバランスやポジショニングについては
相手の嫌なところでボールをもらおうとは意識していて、そこで自分に入って、周りを使って、今年は技術のある選手も多いので剥がしてくれるので、そこから良いボールがくるので、自分としてもチームとしても狙っています。

ー現在攻撃に関して感じている課題は
決める所で決めきれないということが多くて、失点が多い分点を取らないと思うので、シュートをうつことも大事ですが、今日も決定機は何度もあったので、決めきることを大切にしてやっていきたいですね。

ーここまでフル出場が続いていますが、コンディションの部分でも気を使っていることはありますか
食事や睡眠の部分はしっかりやろうとは思っていますが…特にこだわりや特別なことはしていないですね。いつも通りです。

ー次節に向けて
さっきミーティングで監督も話されていたのですが、もっと4年生が引っ張っていかないといけないと思うので、4年生中心に頑張っていきたいです。

モヨ マルコム強志

ー前節の試合が延期になったことも含め、コンディションはいかがでしたか
やることは変わらないのでしっかり準備して臨めたと思います。

ー試合を振り返って
前半はイージーなミスが多くていらないファールから失点してしまって勿体なかったです。後半は自分が点を取ることができてよかったです。

ー初出場の城和選手や森岡選手の負傷退場などディフェンスラインのメンバーが多く変わりました
(メンバーが)変わってもやってることは変わらないので問題なかったです。

ー得点シーンも含めてセットプレーが多くありました
いいボールが入ってくるので合わせるだけだったんですけど、多くセットプレーがあった中で決めきれなかったので、自分の中ではもう一点決めたかったですね。

ー暑いなかでの試合でしたが、体力的な部分はいかがですか
メンタル的な部分も含めてまだまだです。

ースタメンでの出場が続いていますが自身はどう感じていますか
自分の特徴を生かすというところを意識しています。

ー特徴はどのような部分になりますか
守備では対人であったり、攻撃ではオーバーラップからのクロスなどです。

ー同じサイドバックの関口選手など先輩との関係は
普段の練習中から見本なる存在ですし、自分のミスとかも指摘してくれるのでありがたいです。

ー今シーズンはここまで失点が多さが気になりますが
まず守備からしっかりやらないと勝ちきれないので、自分も含めてディフェンスラインを徹底していきたいです。

ー次戦に向けて
まずは守備の選手としては無失点で終われること。自分はまだまだアシストなどの結果が足りていないので頑張りたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 3798 R佐藤大はチャンスはあったものの決めきれず
  • S 22396948 R同点ゴールの平山
  • DSC 4001 R途中出場の長谷川
  • S 22396947 R前半終了間際にPKを決められる
  • S 22396949 R松井は攻守とも中盤に欠かせない
  • DSC 3926 R運動量と展開力で攻撃をけん引した田部井
  • DSC 3778 R高木に次ぐ左サイドバックとして出場を重ねる陶山
  • DSC 3957 R同点弾のモヨは攻守にわたって存在感

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