【バドミントン】平成27年度関東学生バドミントン選手権 男女シングルス3,4回戦

バドミントン

【バドミントン】平成27年度関東学生バドミントン選手権 3,4回戦

平成27年度関東学生バドミントン選手権 3,4回戦
2015年6月12日(金)
平塚市総合体育館

男女合わせて、19名の選手が3回戦に出場。女子は6名の選手が16強入りを果たし、3年連続シングルス優勝に向け盤石な体制を築いた。一方の男子も、リーグ戦での不振を振り払うかのように4年生4名が5回戦に進出した。

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宇野は粘りのプレーを活躍を見せ、16強へ

試合結果

男子シングルス

 選手名 結果   スコア
佐野拓磨   5回戦進出  3回戦:○2‐0秋田剛志(青学大)(21‐19,21‐18) 4回戦:○2‐0西豊(日大)(21‐13,21‐10)
関口直挙  5回戦進出  3回戦:○2‐0玉手勝輝(日体大)(21‐16,21‐6) 4回戦:○2‐0藤慶行(日大)(21‐9,21‐16)
宇野友規   5回戦進出  3回戦:○2‐0木村尋斗(青学大)(21‐15,21‐7) 4回戦:○2‐0中田政秀(中大)(21‐10,21‐19)
甲谷望   5回戦進出 

3回戦:○2‐0松尾龍斗(青学大)(21‐17,21‐9) 4回戦:○2‐0具志堅興祐(立大)

西川裕次郎   4回戦敗退  3回戦:○2‐1西村達也(中大)(22‐20,14‐21,21‐18) 4回戦:●1‐2古賀穂(早大)(21‐16,12‐21,11‐21)
福田卓郎   3回戦敗退  3回戦:●0‐2小本翔太(日体大)(18‐21,19‐21)
 藤野琢人  3回戦敗退  3回戦:●1‐2松本康平(早大)(21‐17,20‐22,16‐21)
塚本耕太   3回戦敗退  3回戦:●0‐2間瀬亮介(日大)(15‐21,16‐21)
 荒木惇  3回戦敗退  3回戦:●1‐2小笠裕貴(明大)(21‐17,12‐21,13‐21)
 早川竣  3回戦敗退  3回戦: ●0‐2山村祐樹(日大)(18‐21,18‐21)

女子シングルス

 選手名  結果  スコア
 窓場由加奈  5回戦進出  3回戦:○2‐0大沼彩香(神大)(21‐8,21‐12) 4回戦:○2‐0瀬川桃子(明大)(21‐11,21‐9)
上野亜実  5回戦進出 

 3回戦:○2‐0金森望(早大)(21‐18,21‐13) 4回戦:中根美来(作新学院大)

 酒瀬川美波  5回戦進出  3回戦:○2‐0東城碧(日大)(21‐12,21‐15) 4回戦:○2‐0柏原奈弥(尚美学園大)(21‐12,21‐7)
 前田悠希   5回戦進出  3回戦:○2‐0鈴木あゆみ(帝京大)(21‐12,21‐5) 4回戦:○2‐1十河茉由(明大)(14‐21,21‐14,21‐11)
 宮浦玲奈   5回戦進出  3回戦:○2‐0武田紗貴(21‐14,21‐17) 4回戦:○2‐0平野沙織(日体大)(21‐16,21‐14)
 勝俣莉里香   5回戦進出  3回戦:○2‐0中村恭子(日体大)(21‐17,21‐17) 4回戦:○2‐1小崎愛美(日女体大)(21‐9,12‐21,21‐10)
 宮崎みなみ  4回戦敗退  3回戦:○2‐0武末彩花(帝京大)(21‐15,21‐17) 4回戦:●0‐2中西貴映(早大)(17‐21,12‐21)
 長谷川由季  3回戦敗退  3回戦:●0‐2後藤にこ(明大)(14‐21,18‐21)
 樋口帆渚実  3回戦棄権  3回戦: 棄権

  

戦評

男子

  法大から4名の選手がベスト16に進出した。

 その中でも、昨年の全日本インカレではシングルスで初戦敗退、春季リーグ戦でも出場機会がなかった宇野友規(国4)がその悔しさを晴らす活躍を見せた。3回戦を快勝した宇野は4回戦でも1ゲーム目を先取し、幸先の良いスタートを切る。そして、続く2ゲーム目でも「粘り強く戦うことができた」と語るように、熱戦に競り勝ち、5回戦への切符を手にした。

 また、けがから復帰した佐野拓磨主将(経4)、宇野とともに春季リーグ戦で出場する機会がなかった甲谷望(スポ4)も快勝で4回戦を勝ちあがった。一方、関口直挙(経4)は3回戦で春季リーグ戦で惜敗した玉手勝輝(日体大)と対戦。雪辱を果たしたい関口は第1ゲームを奪うと、第2ゲームでも中盤から12連続得点を奪い、相手を全く寄せつけず完勝。続く4回戦でも勝利をつかみベスト16へ名を連ねた。

 4年生以外では、西川裕次郎(社2)が4回戦まで進出するも、逆転負けで5回戦進出とはならず。2ゲーム目以降ミスが目立ち、自滅した格好となった。

 この結果、4年生の4選手が16強に進出する結果となった。全日本インカレの出場権だけでなく、悲願のシングルス優勝に向け、一つでも多くの勝利を手にしていきたい。(松本凌太)

女子

  女子は6名の選手が5回戦に進出した。

 この大会で3連覇を目指す窓場由加奈主将(人4)は3回戦を2ゲームとも大差で制すと、続く4回戦でも貫禄のプレーを見せストレートで勝利。連覇に向け順当に勝ち進んだ。
一方、今春のリーグ戦でフラストレーションの溜まる結果に終わった酒瀬川美波(国3)も3回戦を2-0で勝利する。続く4回戦でも「ミスをしないように意識した」と語るように、相手のミスを誘う粘りのプレーを展開し完勝。2年ぶりの5回戦進出を決めた。また、上野亜実(人3)も3、4回戦ともストレートで相手を下し5回戦へと駒を進めた。

 今大会では、上級生だけでなく下級生の活躍も目立った。それを象徴するのは1年生の勝俣莉里香(営1)だろう。3回戦で日体大のエースである中村恭子(日体大)を力強いプレーで退けると、続く4回戦でもファイナルゲームまでもつれる戦いを制した。勝俣以外でも、宮浦玲奈(国2)が3、4回戦共に2-0のストレート勝ちを収め、自身初の16強に進出した。 加えて、前田悠希(営2)も4回戦で1ゲームを先取されるも、逆転で勝利。5回戦へ駒を進めた。

 次のトーナメントである、5回戦と準々決勝の戦いは来月5日に開催される。ここで1人でも多くの選手が勝ち残り、上位を独占していきたい。(松本)

選手インタビュー

宇野友規

ー3、4回戦の振り返ってみて
粘り強くできてよかったと思います。

ー3回戦の試合を見る限りでは、少々余裕があるように思えましたが…
いやぁ、キツかったですね。就活のためバドミントンから3〜4ヶ月離れていたんですよね。その中で体力もだいぶ落ちていて、人よりも体力無い中での大会だったので…。ですが、そのような状況でも粘れたのは良かったかなという感じです。

ー就活もある中、自身としてはどのように練習してきましたか
就活がちょうど1ヶ月前に終わったんですよね。なので、そこからしっかり練習を行い、調子も体力もここまで戻ったかなという感じですね。

ー今日の勝利が自身にとって大きな前進になりましたか
社会人になってからは、バドミントンをやらないので成長というよりは集大成みたいな感じで見せられた感じです。なので、次に繋がるというよりは1試合1試合(力を)全部出し切れるように戦えたらいい かなと思います。

ー次戦に向けて一言
最後なので、シングルスと本業のダブルス両方で楽しんで戦っていきたいと思います。

西川裕次郎

ー今日の試合の振り返り
4回戦の選手がリーグ戦で当たった選手で、違う攻め方を考えながらプレーしたんですけど、2、3ゲーム目で自分からミスして、得るものがなかった試合になりましたね。勝った試合を逃したみたいな形になって、もったいなかったなと思います。

ーでは、その対戦相手の印象は
前と比べて、1ゲーム目では低い展開となっていましたね。なので、そこの場面でカウンターなどを狙っていけたのが、1ゲーム目を取れた勝因です。2ゲーム目からは自分から大きい展開をしようとしましたが、相手の方が技術的にも精神的にも上手でしたね。やっぱり低い展開をしていかないと自分のプレースタイルもダメなのかなと思います。

ーシングルス全体を振り返ってみて
去年と比べて、勝ちに向かう姿勢が弱かったですね。自分より実力が下の相手に競ったり、変なところでミスが出てしまっているので…。ダブルスで強くなるためにはシングルスをしっかりやらないといけないので、意識を高めてやっていきたいです。

ーダブルスでは、宇野選手と組みますが…
去年の関東インカレでは三浦さん(昇、14年度卒)と宇野さんが組んでて1回戦で負けたんです。その時に、三浦さんに「頑張ってくれ」といわれたので、宇野さんを総合(全日本総合選手権、毎年11月末から12月にかけて開催)に連れていけるように、自分がしっかり頑張っていきたいです。

ーリーグ戦から1ヶ月期間がありましたが、どのように自身の課題を修正してきましたか
技術云々よりもメンタルのほうが大きいと思うので…。練習とかでも気持ちが入っていない時もあって、それを少しでも無くそうとしたんですけど、まだまだ足りなかったかなと思います。

ーダブルスへの意気込みをお願いします
インカレ出場を決められるよう、 宇野さんと2人で何か得るべきことを得られたらよいと思って頑張りたいです。

宮浦玲奈

 -3回戦の試合をふりかえって
とにかく頑張ろうっていう気持ちしかなかったので、その気持ちで頑張りました。

-相手のプレーで苦戦した部分はありましたか
ショートサーブを中心にしているのですが、ショートサーブに対して低い球で一発めから攻めてこられてそこがちょっと苦しいところでした。

-4回戦の試合について、ストレート勝ちでしたが3回戦よりも苦戦していたように見えたのですが
相手が外に出してくれたので、そこが楽に気持ちてきにも落ち着いてやっていけました。

-この大会にむけて調整してきたことは何かありましたか
ダブルスを主としてやっているので、シングルスはとにかくむかっていくだけです。勝てる相手にはしっかり勝つという感じです。

-この大会での目標を
ダブルスはベスト4に入れるようにすることで、シングルスはできるところまで頑張って勝ちたいです。

酒瀬川美波

-3回戦を振り返って
相手が誰でも、しっかり我慢して自分のプレーをすれば勝てると思ったので、相手がミスするまで我慢して自分のプレーを貫き通せると意識して試合に入りました。

-4回戦については
相手も強い相手だったので、自分が先にミスをしないよう意識して我慢し、勝てるようにできればいいかなと思っていました。

-リーグ戦では良い結果を残すことができませんでしたが、この大会にむけてどのように立て直していきましたか
リーグ戦で負けてしまって、チームに貢献できなかったというのはすごく自分としても悔しかったし、リーグ終わって自分の力が出しきれていない部分があって悩んだときもありましたが次の試合は待ってくれないので、そこはしっかり切り替えて、この関東インカレで、個人戦でしっかり結果を出せるように頑張ろうと思いました。技術はリーグが終わってからここまでの期間でそんなに身につかないと思ったので、気持ちの面で立て直して、気持ちで勝ちにいくことを練習から意識していました。

-この大会での目標を
ベスト4に入ればインカレの出場権を得ることができるので、まずはそこに入れるようにダブルスもシングルスもやっていって、ベスト4に入ったら自分の力を出して上を目指していきたいです。

 

 

フォトギャラリー

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