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【バドミントン】関東大学バドミントン秋季リーグ戦 第1戦 秋リーグ開幕!男女とも初戦を白星で飾る

バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン秋季リーグ戦 第1戦   秋リーグ開幕!男女とも初戦を白星で飾る

関東大学バドミントン秋季リーグ戦
2019年9月14日(土)

日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

今季リーグ開幕戦で男子は日体大、女子は専修大と対戦した。女子は接戦を制し4⁻1で勝利。男子も単複で活躍した嶺岸を筆頭に選手が個々の力を発揮し、春リーグで惜敗した日体大に4⁻1で勝利した。

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単複共に出場し勝利を収めた嶺岸

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

4

日本体育大学

1

詳細結果(男子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス 〇嶺岸洸2ー0山田尚輝(21-18、21-17) 
第2シングルス 〇野田悠斗2ー0村本竜馬(21-12、21-13) 
第1ダブルス   ●野村拓海・山澤直貴0ー2三上楓・霜上雄一(15-21、21-23)
第2ダブルス 〇上田竜也・嶺岸2ー0村本・有馬尭嗣(22-20、21-8) 
 第3シングルス  〇藤原圭祐2ー0本間暉人(21-10、21-11)

総合試合結果(女子)

法政大学

4

専修大学

1

詳細結果(女子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス 〇岡部天2-0石井奈都(21-8、21-16) 
第2シングルス   ●柳井咲耶0-2森咲和佳(14-21、23-25)
第1ダブルス   〇今野聡子・山口萌2-0石原優美・谷澤安衣(21-16、22-20)
第2ダブルス   〇清水一希・鈴木優香2-1池澤みずほ・横山澪(19-21、21-19、21-18)
 第3シングルス  〇伊東佑美2-1輿石江里香(7-21、29-27、21-17)

 

戦評

男子

 昨季リーグ戦4位、東日本団体戦を準優勝で終えた男子。チームの悲願であるインカレ団体戦優勝へ向けて、今季リーグ戦で好成績を残し弾みをつけたいところだ。

  秋リーグ初戦となる第1シングルスを任されたのは嶺岸洸(社2)だった。嶺岸は序盤からスマッシュやプッシュで果敢に攻めるが、相手のリターン力も高くなかなか決めきることができない。一進一退の接戦となり膠着状態が続いたが、得意のドロップショットで相手を揺さぶると流れは徐々に嶺岸のものに。点差としては僅かながらも試合をリードすると、最後は強気に強打を叩き込みポイントを奪取。21-18、21-17でストレート勝利した。

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 勢いに乗りたい法大は第2シングルスに野田悠斗(経4)を投入。野田は相手を前後左右に振り、甘く上がったところを高身長を生かした鮮やかなスマッシュで決めるというプレーで次々と得点。終始試合の主導権を握り、21-12、21-13と大差をつけて快勝した。

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 勝利に王手をかけたところで登場したのは野村拓海(社4)・山澤直貴(経3)ペアだった。2人は息の合ったプレーで猛攻するも、相手ペアに拾われ決めきることができない。目にも留まらぬ速さのラリーが続き、少しのミスも許されないような緊張状態が続いたが、相手ペアの緩急つけた攻撃に翻弄され徐々に点差は開いていった。15-21で第1セットを落とした後、第2セット序盤は3点ほどリードした状態が続く。しかし14-11となった後にネットミスなどの失点により同点に追いつかれると、突き放すことができずに試合はデュースに突入。最後はスマッシュでマッチポイントを決められ敗北となった。

 野村・山澤の上級生ペアに続きダブルスに起用されたのは上田竜也(社2)・嶺岸の下級生ペアだった。この試合でも攻撃をよく拾われ、1点を争う接戦が繰り広げられたが、19-19や20-20と並んだ時に上田がスマッシュやヘアピンショットでポイント決める活躍を見せ、先制した勢いそのままに2人はマッチポイントも奪取。一歩リードした状態で第2セットへ突入した。続く第2セットでは嶺岸・上田の勢いが止まらない。同級生らしい息の合ったプレーで攻撃を次々と決め、21-8と第1セットでの接戦が嘘のような大差で勝利を収めた。

 第3シングルスには藤原圭祐(経3)が登場した。藤原は緩急の巧みな使い分けにより終始試合の主導権を握った。第1セットを21-10で奪取すると第2セットでも攻撃を畳み掛け21-11で勝利。翌日の早大戦へ向けてチームに勢いをもたらした。

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 春リーグでは2-3と惜敗した日体大相手に4-1で勝利を収め、幸先の良いスタート切った男子。ダブルスではまだ試行錯誤している様子が伺えるものの、東日本からコンスタントに勝ち星を挙げており成長が目覚ましい。単複共に安定的に戦えるようになればリーグ戦で上位に入れないという状態からも抜け出すことができるはずだ。彼らの今後の活躍に注目したい。

女子

  秋リーグ開幕戦の相手に専大を迎えた女子は、第1シングルスに岡部天(国3)を起用した。岡部は軽やかなステップで球に反応すると、相手を前後左右に動かしミスを誘発。21-8と圧倒的な差をつけて第1セットを奪った。続く第2セットからは相手選手も調子を取り戻し、第1セットほどの点差をつけられなかったものの、丁寧な配球で試合を進め21-16で勝利。チームに白星をもたらした。

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 第2シングルスには柳井咲耶(国2)が登場。柳井は高い打点から放たれる強烈なスマッシュを次々と決めるが、一度相手に攻撃権を奪われると奪い返せない場面もあり、第1セットを14-21で落としてしまう。第2セット序盤も数点リードされた状態が続いたが、インターバルを迎えた後は強気のプレーを見せ徐々に追い上げることに成功。同点となりデュースまで勝敗を持ち越したが、ポイントを先取できない場面が続き敗北を喫した。

 なんとか勝利し優位に立ちたい第1ダブルス。この試合に起用されたのは今野聡子(人3)・山口萌(人2)ペアだった。序盤から今野は好機を逃さずスマッシュを次々と決める。また、相手ペアに強打を打ち込まれてもドライブで切り返してピンチを脱し、今野が後ろ、山口が前という布陣で息の合ったプレーを披露し得点を重ねる。第1セット、第2セットとも終盤にネットミスやサーブミスなどにより失点し点差を縮めてしまうなど、肝の冷える場面があったが押し切り、21-16、22-20でストレート勝利した。

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 勝利に王手をかけた場面で登場したのは清水一希(人4)・鈴木優香(国4)ペアだった。2人は試合の立ち上がりが悪く、強打を放ってラインオーバーやネットミスになる場面が何度か見られ第1セットを19-21で落としてしまう。しかし第2セットからは徐々に調子を取り戻し、鋭角に落ちるスマッシュを2人で何度も叩き込む。1点を争う大接戦となったものの、春リーグ常勝ペアの意地を見せ2セットを連取。この試合の勝利により3-1となり、法大の勝利が決まった。

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 第3シングルスには伊東佑美(営4)が登場。第1セットは序盤から相手選手のドロップショットに手も足も出ず、7-21と大差をつけられる。しかしここで簡単に終わらせないのが伊東だった。第2セットからは相手をコート一杯に動かしミスショットを誘発。さらに冷静な試合運びで簡単には相手選手の得点を許さず、勝敗をデュースまで持ち越した。ここから互いに一歩も引かない激闘が繰り広げられたが、伊東は持ち前の粘り強さを発揮し29-27で第2セットを奪取。続くファイルセットも最後までシャトルを追い続けた伊東に軍配が上がり、逆転勝利となった。

 開幕戦から激闘を繰り広げた女子。実力が均衡している女子1部リーグではこれからも接戦が予想される。いかに緊張状態を保ったまま1つ1つの試合に集中できるかが今後の勝利の鍵となるだろう。闘いはまだ始まったばかりだ。(記事:村井美咲、写真:吉本侑樹)

監督・選手インタビュー

清水一希・鈴木優香ペア

ー今日の試合を振り返って
清水:私が出だしが悪くてミスが続いてしまい、勢いに乗れませんでした。それで2人でミスしてしまう場面もあったんですけど、最後はなんとか攻めきれることができ、チームの勝利にも貢献できたので良かったと思います。
鈴木:春リーグでは結構良かった分、秋では出だしが良くありませんでした。そこで焦って力が入りすぎて最後自分のミスが続いてしまい、最後のシングルスに流れよくつなぐことができませんでした。明日はしっかり自分たちで流れを作って、次の試合にいい雰囲気でつなげられるようにしたいです。

ー2-1で第2ダブルスとなりましたが
清水:私はいつも結構気にしていなくて。とりあえず自分の試合に集中して、それがチームの勝利につながればいいと思っています。
鈴木:私も同じです。逆に負けてる時に試合となっても、とりあえず自分の試合に集中しようと思っています。

ー第1セットを取られた後、監督やコーチからのアドバイスは
清水:切り替えて頑張れよという感じでした。
鈴木:あんまり言われませんでした。とりあえず切り替えてという感じで。

ー東日本からチームで話し合ってきたことは
清水:リーグとトーナメントは違うので、あまり何か話し合ってきたわけではないです。
鈴木:頑張ってしっかり取ろうとは話しました。

ー東日本から見つけたペアの課題は
清水:私たちは個人戦よりも団体戦の方が力が発揮できるなと思いました。
鈴木:私が良かったり悪かったりというのが多くて。パートナーはいつもあまり変わらないんですけど。話し合ったというよりは、自分が春は調子が良かったのでそのイメージで秋もやろうと思いました。

ー秋リーグの個人的な目標は
清水:やっぱり全勝で終わりたいですね。

ー明日の試合へ向けて
清水:団体戦全勝できるように頑張ります。
鈴木:強気で頑張ります。

上田竜也・嶺岸洸ペア

一今日の試合を振り返って
嶺岸: 単複控えていたのでそれで2勝してチームに貢献できて嬉しいです。
上田: 最初は緊張したんですけど峯岸に助けてもらってなんとか勝てて、それが結果チームの勝ちに繋がったので良かったです。

一嶺岸さんはシングルスもダブルスも出場されていましたが体力的な面ではどうでしたか
まあ、大丈夫でした。

一東日本の個人戦では野村・嶺岸ペアで出場されていたと思いますが、今回上田・嶺岸ペアになった理由は何かありますか
嶺岸:1番手が野村さん山澤さんペアだったので2番手野田さん長峰ペアがあって、もうひとつどのペアがあるかというところでいろんなペアを試しているところだと思います。

一第2ダブルスの勝利により日体大戦の勝利が決まりましたがそれについてはどう感じていますか
嶺岸: 自分たちで決められて嬉しいです。
上田: 初勝利だったので嬉しいです。

一今日日体大に勝ったことによって秋リーグ上位に入る可能性が高まったと思いますが、それに関してはどう感じていますか
嶺岸: まだまだ初日が終わっただけでこれからが勝負だと思うので、これから気を引き締めて頑張ります。

一明日の早稲田戦への意気込みをお願いします
嶺岸:上の人はいないですがしっかり勝てるように早稲田戦も頑張ります。
上田:サポート側になると思うんですけど先輩たちが勝ってくれると思うのでしっかり応援を頑張りたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 2946 R初戦で勝利しチームに勢いをもたらした岡部
  • DSC 3426 R第2シングルスで惜敗した柳井
  • DSC 4046 R驚異の逆転劇を繰り広げた伊東
  • DSC 3190 Rエースとしての頭角を現した嶺岸
  • DSC 3547 R安定感のあるプレーで快勝した野田
  • DSC 3730 R上級生の野村(右)・山澤ペアは惜しくも勝利とはならなかった
  • DSC 3902 R息の合ったプレーで勝利した嶺岸(左)・上田ペア
  • DSC 4065 R藤原の勝利を喜ぶ選手たち

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