【応援団】第五十九回オレンジの集い
第五十九回オレンジの集い
2015年12月5日(土)
メルパルクホール
メルパルクホールで第五十九回オレンジの集いが開かれた。創立90周年という大きな節目を迎えた応援団。吹奏楽、チアリーディング、リーダー紹介の3部構成のステージは、メモリアルイヤーにふさわしい大迫力の演舞となり、会場に詰めかけた多くの法大ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。
コメント
長崎吉満 団長
―4年間を振り返って
マイナスな感情を持つこともありましたが、好きなことをやれてきた4年間だったと思います。トップレベルの選手を前に応援できるということはありがたいことでしたし、大学生活においても多くの学校関係者の方と関わったり、普通はできない体験をさせていただいて、ひとえに楽しく充実した4年間でした。1年生の時に野球部が優勝したのですが、優勝の瞬間はお客さんと一緒にテープを投げたりして、野球部と優勝の瞬間を分かち合えたのは最高でした。
―応援団に入団したきっかけは
一つ上の先輩に誘われて、話を聞いているうちに大学でしかできないことをやってみようと。運動系の活動などは社会人になってもできますし、応援団は大学でしかできないと思ったので入りました。
―礼儀などを重んじるイメージですが、入団してみていかがでしたか
私も応援団に対して厳しいイメージはもともと持っていたので、特にギャップなどはなく「これが応援団か」と思いました。
―今年は90周年を迎えた応援団の団長を務めました
あまり90周年ということは意識していませんでした。これまで初代から続く89代までの先輩方が素晴らしい応援団をつくってくださっていたので、自分もその90人目に過ぎないと思っていました。あまり数字の記念は気にしていなくて、次の後輩も91代として応援団を守っていくんだと考えたら、自分も90代目の団長としてできることをしようと思いました。
―団長に就任した経緯は
先輩が人事を決めてくださいました。やりきったという感じですが、まだ実感はありません。あすからも普通に活動がある気がします。引退という感じはしないですね。
―きょうは会場が大勢の観客で埋まりました
入った時にすごく驚きました。大勢のお客さんが自分の方を見てくれていて。普通に生きていたらこんな経験はできないですし、アイドルなんかじゃないとできないことだと思いました。非常にうれしかったですし、気合いをいれないとやばいなと思いました。
―これまでの活動の中で特に印象に残っていることはありますか
毎日が新鮮でした。祝勝会に呼ばれたり、合宿や学校の入試の業務など日々めまぐるしく活動があったので、どれが一番とかはなくどれも印象深いですね。
―応援団の一日の活動はどういったものでしたか
練習時間は一日3時間くらいで、土日は応援活動といった感じでした。発声練習や拍手、振りの練習などシンプルな内容を3時間に詰めて行います。複雑ではなくシンプルな内容だからこそ、極めるのが難しかったです。少しでも練習がないと鈍ってしまうので、いつでも拍手を完璧な形やスピードで出せるように、それだけシンプルなことができるように日々練習しています。
―学業との両立は
順調にいけば大丈夫そうです。でも授業中に寝てしまうこともありました(笑)。応援団の活動を優先していましたね。
―これまで一緒に過ごしてきた同期の存在は
後輩時代、普段の練習時にこてんぱんにされてつらくなっても、同期がいてくれるから安心できましたし、ふざけあって馬鹿なことも話したりいろんなことを打ち明けられたりできるので、同期が一番の支えだったと思います。
―後輩に伝えたいことは
今きつくてやめるのと、最後までやりきってやめるのでは、今やめる方が後悔の度合いは大きくなります。絶対に何があっても最後まで続けて欲しいです。
―これからどんな応援団を築いていってほしいですか
学生の代表であるので、礼儀や節度を兼ね備えること、応援活動のときだけピシッとしているのではなく、普段の学生生活のときから授業にしっかり出たり挨拶で社会のルールを守るなど、周囲の模範となるようないつ見てもしっかりしている応援団になってほしいと思います。
―「多くの人に支えられた」という言葉がありましたが、その人たちにどんな感謝の気持ちを伝えたいですか
自分は口下手なのであまり素直にありがとうと言えなくて、それはさっきの演舞の姿で見せるというか、言葉じゃなくて姿で表すというか。1、2年の時にお世話になった先輩たちには、成長した姿で恩返しができたらなと思います。
―きょうまで応援団で過ごした時間は、ご自身の中でどんなものになっていくのでしょうか
不屈の精神を持つことができました。きついことは社会に出ればいくらでもあると思うので、それに立ち向かって自分から行動を起こすことと、応援団で築いた同期、後輩、体育会、他大学の人たちとの人間関係は今後も続くと思うので、大きな財産になるのかなと思います。
フォトギャラリー
- 大迫力のチャンス法政で締めくくった
- 吹奏楽部のステージで幕が上がる
- チアリーディングステージでは会場が大いに沸いた
- 長崎吉満団長