【スキー】第89回全日本学生スキー選手権大会 男子1部SL 荒れたレース展開の中、蔦が安定した滑りを見せ男子初入賞を飾る!
秩父宮杯・秩父宮妃杯 第89回全日本学生スキー選手権大会
2016年2月27日(土)
秋田県 鹿角市 花輪アルペンスキー場
DNFが多数出た男子1部スラローム(以下SL)。その状況下でも蔦は2本とも安定した滑りを見せ、見事7位入賞。大会4日目にして法大は男子1部残留を決めた。
アルペン部門
男子1部SL
順位 | 選手名(学部・学年) | 一本目 | 二本目 | 合計タイム |
---|---|---|---|---|
7位 | 蔦有輝(経1) | 57秒45 | 59秒32 | 1分56秒77 |
21位 | 藤野俊太郎(経2) | 1分04秒16 | 1分02秒41 | 2分06秒57 |
DNF 1st | 菊地拓也(経4) | ― | ― | ― |
DNF 1st | 伊藤健介(社1) | ― | ― | ― |
DNF 2nd | 中島秀斗(経1) | 1分13秒74 | ― | ― |
DNF 2nd | 齋藤喬太(社2) | 1分00秒05 | ― | ― |
※DNF=Did Not Finishの略
戦評
前日とは打って変わり晴れ間の中で男子1部SLは行われた。ここまで獲得ポイントなしと苦戦を強いられている男子アルペン部門。1部残留を決めるためにも入賞を果たしたいところであったが、厳しいコースコンディションでDNFが続出する荒れたレース展開となる。法大も攻めの姿勢で挑むが、最終的にはエントリーした6人中4人がDNFとなってしまう。それでも「バランス感覚に長けている」と近藤監督が話すように、蔦が1年生ながら安定感のある滑りを見せ、2本とも完走。7位となり、見事入賞を達成した。また、藤野も完走を果たし、21位でこの種目を終えた。大会4日目にして今大会初の男子入賞を果たし、男子1部残留を決めた法大。このままいい流れを維持して、表彰台が期待される実力者たちが出場する明日の競技でも好成績を収めたい。(伊奈太郎)
2本とも完走した藤野
監督・選手のコメント
近藤浩之監督
―今日の総評について
今日はプラン通りだったと思います。最初からレースを見ていると早いゼッケンの番号の人が有利なのは分かっていたので、1本目はまず確実に残って、2本目はペースを上げて絶対に入賞するというプランにばっちりはまったというレースでしたね。
―大会4日目にして男子が初入賞を達成しましたが
もう泣きたいほどうれしいですね。明日以降のフリーとリレーである程度いいところまで行くのは分かっていたんですけど、どうせだったらアルペンで1ポイントでも取りたかったので、こういうチャンスを生かすことが出来て本当にうれしかったです。
―男子1部残留を決めた今の心境はいかがですか
ほっとしたという気持ちと毎年残留することが目標ではなく、上位を争うことが出来るチームにしていきたいという気持ちが新たに出てきましたね。
―厳しいコンディションでのレースでしたが
蔦は非常にバランスに長けている選手なので、よほどのトラブルがない限りゴールすることは分かっていました。それでも結構飛ばされながら危ない場面も2、3回あったけど、それに耐えて2本ともゴールしたのは感動しました。
―明日のプランについて
明日は女子のSLと男子のフリーがあるので、女子は目標である全員入賞を堂々と達成してもらいたいですね。男子は今日ポイントが入ったので、気負うことなく佐々木には最初から入賞を狙ってほしいです。
蔦有輝
―今日のレースを振り返って
とりあえず入賞出来てほっとしています。
―今日のプランは
ここのコースはゴールすれば結果は出てくると思ったので、辛抱強くゴールすることだけを考えて滑りました。
―DNFが多く出るレースでしたが
去年インターハイがここのコースでやっていてその時もDNFが多かったので、2本目は少し守った滑りをしてしまったんですけど結果的に良かったです。
―これが男子初入賞ですが
ランナーに楽な気持ちで渡せるかなって少し安心しました。
―この結果は自信になりましたか
そうですね。スラロームは結構自信はあったのでうれしいです。
―来年のインカレに向けて、課題と収穫はなんですか
大回転のスキルを上げて、スラロームはこれまで通りうまく調整して臨んでいければいいかなと思います。
―今大会の総括を最後に一言お願いします
三戦あったんですけど、スーパーG(スーパー大回転)と大回転と結果が残せなくて、男子のみんなもテンションが落ちていたので、こうやって今日自分が入賞してちょっと空気を良く出来たかなと思います。
フォトギャラリー
- 蔦は1年生ながら活躍を見せた
- 不本意な結果に終わった伊藤
- 2本目で惜しくもDNFとなった齋藤
- 入賞を果たした蔦