【バスケ】第32回京王電鉄杯 3日目

バスケットボール

【バスケ】第32回京王電鉄杯 3日目

第32回京王電鉄杯 対慶大
2016年4月17日(日)
エスフォルタアリーナ八王子

3日間にわたって行われた今大会も最終日を迎えた。Bブロックを2位で通過した法大は、Aブロックの2位となった慶大と対戦。六大学リーグでは勝利している相手だが、1年生の出場機会が増え布陣が変わっているため接戦が予想された。
序盤から一進一退の展開を繰り広げた両チーム。出だしこそ法大が多少優勢だったものの、2Qで逆転を許すと巻き返せぬまま敗れ、4位で大会を終えた。
 

1 R
今季になりプレーの幅が広がった柳川

試合結果

トータル試合結果

60
法政大学
17 1Q 14 68
慶應義塾大学
15 2Q 21
15 3Q 20
13 4Q 13

 

法政大学スターティングメンバー

選手名 学年 学部 身長 ポジション 出身校
#6 中村太地 1 190 PG 福岡大附属大濠
#57 玉城啓太 2 175  SG 京北
#11 中野広大 4 182 F 土浦日大
#23 戸堀勇吾 3 190 PF 國學院久我山
#29 堀川裕作 1 192  C 福岡大附属大濠

戦評

昨日の早大戦のスターターから3人を入れ替え、玉城、中村、中野、戸堀、堀川でスタートした第1Q。まずは堀川のアシストに合わせた中村が得点。法大期待のルーキーコンビから先制点が生まれる。しかし、その後はシュートがことごとく外れ、得点を伸ばせず。慶大もシュートが不調でロースコアで試合が展開される。終盤は両チームともにファウル数が5に達し、FTでの得点が続く。競り合いのなか、主将藤井の3Pなどでわずかに上回り、17-14で第2Qへ。
 
第2Q。中村の3Pでリードを広げるも、得点板の故障で試合が数分間中断するというアクシデント。ここで潮目が変わったか、試合再開後、3Pやダンクで連続7失点を許し、逆転。玉城の3Pで再びリードを奪い返すも、残り1分で再びビハインドを背負うと、第1Qに続いて5ファウルによるFTも与えてしまい、32-35。クォーター後半の5分近く得点を奪えず、リードを許して後半へ。
 
第3Q。すぐさま追いつきたい法大だったが、パスが噛み合わずターンオーバーを連発。その間にも慶大の足を生かした速攻などで0-8のランを許し、一気に2桁得点差に広げられる。その中で再びルーキー2人が輝きを見せる。堀川が華麗なポストムーブで得点を重ねると、中村も3Pやステップバックシュートで得点していく。終盤に入りシュートが決まり出したが、OFリバウンドを奪われ、セカンドチャンスを与えてしまう。シュートチャンスの差がそのまま点数に現れ、47-55で最終Qへ。
 
第4Q。最終Qもこの試合の課題であるクォーター出だしの悪さを露呈。17点差に広げられたところでたまらずタイムアウト。それでもその後もシュートがことごとくリングに嫌われ、無情にも時間だけが経過していく。終盤に入り、玉城や藤井の3Pでようやくエンジンがかかってきたが時すでに遅し。60-68で敗戦を喫した。
 
この結果、京王電鉄杯での順位は4位に確定した。まだまだ課題はあるものの、1年生の台頭、そしてそれに刺激を受けた上級生の意地が垣間見え、チームとして収穫の多かった大会となった。次なる目標はトーナメント。昨年、3位という好成績を収めたこの大会で再び結果を残し、秋のリーグ戦で1部復帰という目標を達成することができるか。今後につながる大きな分岐点となることは間違いないだろう。(今井惇基)

コーチ・選手コメント

塚本清彦 ヘッドコーチ

―3日間にわたった今大会を振り返って
この大会の捉え方としては、ずっと試合をしてきて疲れている中でどれだけのパフォーマンスができるかなんですよ。練習でやったことがどれだけ出せるのかということです。そこはまあ、ちょっとは形になってきたのかな。あとは1年生も入ってどうオーダーに入れていくのかですね。ディフェンスがまだ不安要素としてあるし、それをリーグ戦までの3,4か月で引き上げて、なんとか上に上がれるようにしたいですね。
 
―今大会では様々なメンバー編成が見られましたが、公式戦に向けて手ごたえはありましたか
自分たちの可能性を広げるというかチャレンジするという意味でやっているから、固定概念とか自分の中で決めたメンバーではなく色んな選手を使ってみたけど、手ごたえは一切ないですね。今コーチとして大変なところは手ごたえが無いことかな。そういうのはもっと先で、夏の合宿とかが終わってある程度分かってきて掴むものなんじゃないかなと思いますよ。
今彼らに教えているのは「秩序とルール」だから。それは何かというと、試合中どう五感を研ぎ澄ましてプレーするのかということ。そこで人間の文明の中で一番優れているのはコミュニケーションだから、声を出すことが大事。「助けてくれ」とか「スクリーン行った」とか声を出すというルールを教えている段階なんです。徐々に練習では良くなってます。ただ、試合では40分間の流れがあってその中でどういう声を出すのかがすごく大事なんじゃないかな。それについては、ガード陣は少しづつは出来てきてます。ガード陣のコアをつくることから始まって、フォワード、センターを育てていくという感覚だから、これを着実に進めていくだけですね。
 
―ガード陣というと、トーナメントでもあたる可能性の高い早大戦での活躍がありましたが
早大戦は、その前の練習のときのディフェンスがガードの4人が一番良かったんですよ。早稲田は小さいから高さはそんなに必要ないし、それをフォワード陣に見させて学ばせようという考えでした。あと関東トーナメントというと、僕らにとってチャレンジであって求めるものではないから。勝ち負け度外視で使っていこうと考えてます。今日でいうと、1年で194cmの米山も198cmの(鈴木)悠介もけがで出ていないんだけど彼らが揃ってやっと始まるから。それが夏ぐらいかなという感じですね。
 
―焦点はやはり秋のリーグ戦ということですか
そうですね。リーグ戦だし、もっと言うとインカレ。2部は3チームしか出られないから絶対その3チームの中に入らなければならないですね。1年が多いだけに先は分からないですけど、今やっていることや自分を信じて選手を信じて一緒に汗をかけるかですね。僕は脳で汗をかいて選手は体で汗をかく。それで心技一体になるから。それが法政の中に出来上がってくるといいのかなと思います。
たぶん今良いチームになってないと言われることはあっても強いチームになってないとは絶対言われないから。明治でもそれは経験しているし、強いチームにするためのフィロソフィーを彼らに注入しているから。その部分で、去年なら嫌々やっていたことも今はやることが当たり前になっているし、レポート提出とかもさせていて、それに対しても前向きな表現が出てきているのでそう考えると良くなってきたかなと思います。
 
―1年生が入り、上級生にも良い影響が出ているように見えました
コミュニケーションという点では中村太地は本当に優れていますね。よく見てるし、学年関係なく4年にも指示を出すからそういうところも素晴らしい。堀川もインサイド側でリズムが違うから面白いですね。上級生だと柳川もちょっとづつ成長し始めてますね。怒っているのは期待の表れです(笑)。着実にやっていって、正直ドーンとブレイクするところは誰にも分からないけど、柳川をどう生かすのかを考えて上げたり下げたりの毎日ですね。それは戸堀だろうがみんな一緒です。まあ、それぞれ意識の中で変わってきたのかなという感じはしますね。
 
―2年目を迎えて
4月8日で1年を迎えて、2年目の途中だからこっちとしても言い訳できないですよね。チームとしての完成形により近づくようにしていかないと。ただ、人が人を教えているからどれだけ人が良くなるかは分からないですね。陶芸とかものづくりの難しさは心を入れることだから。同じように人の中に僕らの心を入れてどう戦うか表現しなくちゃいけなくて、それには時間が掛かるから来年になるかもしれないし、早ければ今年のリーグ戦ですかね。勝つということで自信を深めて僕らの及びもつかないくらいの創造力で上がる可能性もあるし、今はそれに賭けるしかないですね。トーナメントや新人戦というのはそのためにあるから。こっちのロジックを理解してその中で勝とうが負けようがそこから一緒に話し合って作っていかないといけないと考えています。
 

藤井裕太

ー今日の試合を振り返って
2ピリの途中でパスとかドリブルでターンオーバーを許してしまったのと、3ピリで軽い入り方をしてしまったのが今日の反省点です。
 
ー軽い入り方とは
最初のプレイでターンオーバーになったり、そのまま戻らないで速攻されたりとかです。
 
ースモールラインナップでのプレイはやはりやりやすいのでしょうか
やりやすさもあるんですけど、スピードで相手を凌駕しないといけないので、やりやすいですけど、考えてプレイしないといけないので、そのへんは大変なところもあります。
 
ースモールラインナップが効果的に効いているという感触は
そうですね。スピードのミスマッチができるので、キックアウトとかドライブで得点できるので、そのへんは意識してやってます。
 
ーチームが上昇気流にあるというような感触はありますか
1年生が入ってきて、今までにない味が出てきた感じがあります。でも去年もトーナメントが良くてリーグ戦がダメだったので、去年みたいにはならないようにしたいです。
 
ールーキーの中村選手がチームに与える影響は大きいのではないでしょうか
今までの法政にないぐらいアグレッシブで、先輩にもどんどん言うので、その部分はチームにとってプラスだと思います。
 
ー藤井選手にオフェンスを頼りがちだった六大学リーグに比べて、今大会は全員がバランス良く得点できていた印象があります
六大学のときはスタッフもいなくて、とりあえずディフェンスだけをやれって言われてたので、オフェンスに関しては特になかったので、今もそんなにやってる訳ではないですけど、(中村)太地が入って、インサイドもできるのでそういう意味ではバリエーションが増えたと思います。
 
ーキャプテンとして最も意識していることは
まずは当たり前ですけど練習とか試合とかで一番がんばること。あと今までの法政の悪いところは一回ダメになるとそのままずるずるといっちゃうところなので、そういうときこそ声出していい方向に持っていけるようにしたいです。
 
ートーナメントに向けて
結果にこだわるなとは言われてるんですけど、やっぱり最高学年ですし、最後のトーナメントなので、やることはしっかりやりつつ、勝負にもこだわっていきたいと思います。

 

柳川知之

ー今日の試合を振り返って
まだ自分のやらなければいけないことが全然できなくて、もっと頑張らなければいけないと感じた試合でした。
 
ーシュートを積極的に打っている印象を受けますが
攻めていけとは言われています。ローポストに入ったときには絶対リングに向かうということは言われているのですが、今日はパスも出してしまったのでもっと気持ちを強くしていかないとなと思いました。
 
ー最近インサイドのオフェンスで工夫も見られますが
何も考えずにやると、ずっと1つのプレーをしてしまうので、違うことをやれとずっと言われています。それで色々なことをやろうと思っています。
 
ー4位で終えたこの大会を振り返っていかがですか
1年生に頼っている部分もあるので、僕がしっかりしてやれば、もっと上の順位も狙えたのかなと思います。
 
ー収穫はありましたか
インサイドで得点を取れることもありました。それをもっと増やしていければと思います。
 
ートーナメントも迫っていますが、それに向けての意気込みをお願いします
トーナメントで順位を残すというよりは、リーグ戦に向けてどれだけ自分を通用できる状態にするかですね。あとは気持ちをどれだけ作っていけるかです。トーナメントもまだまだ自分の成長の場だと思って取り組んでいきたいです。

 

玉城啓太

ー今日の試合を振り返って
3Qの入りが悪くて、追い上げなくちゃいけないところで逆に離されてしまったのでそこは反省点ですね。
 
ー3Q開始早々にタイムアウトがありましたが、どのようなことを言われたのですか
3Qの初めがターンオーバーで始まってしまって、それで相手のバックスクリーンからゴール下でやられてこっちがやりたいオフェンスを相手にされてしまったので…言われたのはそういうことですね。
 
ーこの大会では4ガードの場面もありましたが
みんな外に広がるので中がガラガラに空くんですけど、4ガードで今までやってきていないから動きがちょっと分からないというのもあります。でも、みんなガードができるのでボールをもらったら誰でも運べるからトランジションは速くなったと思います。
 
ー4ガードは普段の練習からやっていたのですか
いや、全くしてないです。試合があるときに何回かやったくらいですね。ちゃんとやったのはこの大会からです。
 
ー多くの1年生がベンチ入りしていますが一緒にプレーしてみていかがですか
やっぱり頼りになります(笑)。ただ、後輩には負けたくないというか、自分たちがやらなきゃという思いはありますね。
 
ートーナメントに向けて
また早大と当たることになると思うんですけど、今回みたいにはいかないと思うのでちゃんと対応できるようにしたいです。
 

堀川祐作

ー試合を終えて
1年生なので個人としては結構自由にやらせてもらっていて、ミスしても先輩方がカバーしてくださっている感じです。
 
ープレータイムを順調に伸ばしていますね
このままもっと頑張って伸ばしていって、スタメンになれるように頑張りたいです。
 
ーインサイドでの好プレーが光りました
コーチの外山さんからいつも教わっていて。ミスしてもいいからチャレンジしようと。ミスも多かったんですけど、成功も何回かあったので、それはミスを恐れずに続けていきたいと思っています。
 
ー出るタイミングによって、4番か5番かポジションが変わりますが
どっちが得意とかは思わないんですけど、ディフェンスは4番の方が苦手です。
 
ー練習で関わることの多い先輩は
センターの柳川さんだったり戸堀さんだったりは結構(アドバイスなどを)言ってくださるので、励みになったりします。
 
ー前回に続きフリースローは緊張しましたか
緊張というか…なんか入る気がしなくて…。苦手ではないです!
 
ー大学には慣れましたか
先輩たちがいつも優しくしてくださるので、慣れてきました。
 
ー学校生活はいかがですか
朝の電車とか、慣れないところもあるんですけど、頑張って毎日通ってます。
 
ー次に向けて
次の試合は出場する機会があれば、習ったことに挑戦して、ディフェンスで貢献できるように頑張りたいです。

 

 

フォトギャラリー

  • 1 R今季になりプレーの幅が広がった柳川
  • 2 Rルーキーとは思えぬ強気のプレーでチームを鼓舞した中村
  • 3 Rアグレッシブなオフェンスを展開する玉城
  • 4 Rラストイヤーを華々しく飾ることができるか(藤井)
  • 5 R声とプレーで司令塔としてチームを率いた植村
  • 6 R法大に不足している3番ポジションを担える存在となるか(戸堀)
  • 7 R順調にプレータイムを伸ばしている堀川
  • 8 R最上級生の意地を見せた中野
 

 

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