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【バスケ】第93回関東大学3部リーグ戦2次リーグ 対明星大 まさに「全員バスケ」! 前回黒星の明星大に100点ゲームでド派手なリベンジ

バスケットボール

【バスケ】第93回関東大学3部リーグ戦2次リーグ  対明星大 まさに「全員バスケ」! 前回黒星の明星大に100点ゲームでド派手なリベンジ

第93回関東大学3部リーグ戦  対明星大
2017年10月14日(土)
関東学院大学金沢八景キャンパス

2次リーグ2戦目の相手は1次リーグで敗れた明星大。第1Qは相手の勢いにのまれた感があり、一時12点のビハインドを背負ったが、水野幹太(営1)を起点に反撃開始。前回の悔しさを晴らすかのように、全員がリバウンドとディフェンスにエナジーを注いだ結果、大幅に試合をひっくり返し、最終的に100-65で大勝。最高のかたちでリベンジを達成し、今季のベストゲームともいえる内容で試合を終えた。

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ドライブ、アシスト、スティールと、水野の八面六臂の活躍が反撃の扉をこじあけた

試合結果

トータル試合結果

100
法政大学
14 1Q 22 65
明星大学
33 2Q 13
24 3Q 13
29 4Q 17

法政大学スターティングメンバー

選手名 身長/体重 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#14 植村哲也(文4) 175/74 PG 明成 16 7 1
#13 鈴木蓮(現4) 180/73 SG 東北学院  6 3 0
#12 千代虎央太(法1)  188/75  F 光泉 2 1 0
#10 和田直也(法4) 187/80 F 幕張総合 3 10 0
#24 鈴木悠介(法2)  197/95  C 洛南 14 4 1

法政大学交代選手

選手名 身長/体重 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#15 米山滉人(営2) 184/83 C 湘南工科大付属 6 3 1
#34 濱田裕太郎(文1)  186/75  SG 育英 2 2 0
#23 戸堀勇吾(文4)  190/78 PF 國學院久我山 4 1 0
#16 竹内悠貴(法3)  195/85  PF 西武文理 8 4 0
#30 水野幹太(営1) 183/75 PG 福島南 16 5 4
#6 中村太地(法2) 190/79 G 福大大濠 14 5 2
#5 玉城啓太(法3) 175/65 SG 京北 9 5 4
#2 野口勇樹(法3) 181/73 PG 土浦日大 0 0 2

戦評

 第1Q。試合はいきなり法大のターンオーバーから始まる。その後も明星大#10ママドゥにリング下を攻められ、7-14でタイムアウトを要求。ここで登場したのは中村、水野の下級生コンビ。タイムアウト明け早々に二人がコフィンコーナーへ効果的なダブルチームを仕掛け、スティール。ママドゥ相手にリバウンドも健闘するが、点差を詰めるには至らず、最後は中村のブザービーターで14-22とした。

 第2Qも入りからスリーポイントを浴び、ビハインドは12まで広がる。しかし、ここから水野に火が点いた。ドライブで立て続けに得点すると、次は的確なパスでインサイド陣の得点をアシスト。水野に引っ張られるようにチームは勢いづいていき、水野のスリーでついに同点。さらには途中交代の玉城も加わって、ファストブレイクを連発、対するインサイド陣はリバウンドで驚異の粘りを見せ、チャンスを広げた。47-35。終わって見れば最大12点のビハインドは12点のリードへと変わっていた。

 完全にペースをつかんだ法大。第3Qは鈴木蓮のミドルシュートでいきなり得点を奪うと、植村の高確率のアウトサイドシュートでじわじわと点差を広げ、途中に中村のダンクも飛び出した。最後はファストブレイクから植村が得点し、71-45と大きくリードを広げて最終Qへと向かう。

 点差の開いた状態で迎える第4Qも完全に法大が流れを掌握。対する明星大はプレーが雑になっており、単発のシュートの連続で勢いを失っていた。ファストブレイクでアウトナンバーを多く作り出し、イージーなシュートを多数決めた。98-65で迎えたラストプレー、今日の主役ともいえる水野がティップインで押し込みブザー。得点を100にのせ、「とどめの一撃」となった。最終スコアは100-65。(戎井健一郎)

監督・選手コメント

佐藤俊二 監督

―今日の試合を振り返って
前回負けているので、その負け以上の勝ち方をしたかったので、そういった意味ではある程度しっかり勝てたかなと思います。

―序盤は苦戦しましたが、全員でリング向かっていく、全員でリバウンドに行くという姿勢が見られ、内容としては今季ベストだったように感じました
みんな同じ相手には2度負けたくないという思いはかなりあったと思います。あとやはり4年が目立ってました。和田もリバウンドとれなくても弾いてという風にいつも以上に絡んでいましたね。あとヨネ(米山)とか(鈴木)悠介とかインサイドも気持ちこもったプレーをしていました。竹内(悠)も気合い入ったプレーをしていましたね。それは前回の戦いから改善できた点かなと思います。

―水野選手は得点、アシスト、スティールと活躍し、逆転の立役者となりました
(水野)幹太は負けず嫌いだし、強い気持ちが良い方向に向かっていった結果、形になったという感じです。

―上武大とのリベンジマッチでも水野選手がキーマンになるのではないでしょうか
1年生ですからね彼は。1年生だからこそ、あいつがやりたいようにやればいいだけだと思っています。幹太の能力をしっかり出せるようにこっちもしっかりサポートをして、(強い気持ちが)悪い方向には行かないようにしたいです。

―ここ2試合、鈴木蓮選手がスタートで起用されていますが、その意図は
ディフェンスを締めたいと思っていて、彼はディフェンスが良いし、足が動いているので。あとテツ(植村)との愛称がいいので、そういった意味でも起用しました。仮にオフェンスがだめでも大崩れはしないので。あと(中村)太地が上がりきっていないというのもあります。本当は夏あたりに4年生が上がってこないと厳しいかなと思っていて、上がってこないなら下級生を主体に使っていこうと思っていましたが、今となっては(4年生が)欠かせない戦力になっている訳なので、4年生の力は大きいなとここ数試合思っています。

―千代選手はここ数試合、得点に絡めない試合が見られ、苦しんでいるように感じます
千代は育成というか、期待値を込めて出しているという部分があって、今はまだ大学のレベルに対応しきれていない部分もしょうがないと思っています。今はアーリーオフェンスのように最初から崩れている状態のときでしか点を決められていないのが現状だと思います。ディフェンスはもう少しがんばれるとは思いますが、彼の身体能力は相当すごいものがあるので、期待を込めて出しています。今はもし活躍できなかったとしても、気にはしていません。

―交代で出場する濱田選手も負けじと自らの武器を発揮しているように感じます。濱田選手の印象はいかがでしょうか
濱田は賢いですね。身体能力でそこまで優れている選手ではないので、うまくバスケットを理解して、自分の能力を最大限に生かしてプレーしている印象です。彼にはもっとスリーを打ってほしいと思っています。そこは彼がかなり優れている点だと思うので、変にまとまらず、もっともっとチャレンジして自分の武器を磨いて欲しいですね。

―次戦以降の意気込み
とりあえず明星大には勝てたので、明日の試合をしっかり勝てるようにがんばって、最終週に向けていい流れをつくりたいなと思います。

 

水野幹太(営1)

 ―今日の試合を振り返って
最初だけ悪い雰囲気があったので、自分が入って立て直したいなと思っていたし、後半からはディフェンスが良かったので、今日はそこまで悪いところはなかったかなと思います。

―春に勝った相手だけに、前回対戦での敗戦はかなり悔しいものだったのではないでしょうか
けっこう(勝つことが)当たり前なんで。3部で負けることがおかしいと思うくらいなので、そこについては相手が調子良くても突き放そうということでやっていました。これが法政では当たり前だと思います。

―かなり劣勢でしたが、水野選手のプレーで試合を一気にひっくり返しました。自信のプレーには納得がいっていますか。
まあまあ自分なりの仕事はできたと思います。ちょくちょくやられてしまったディフェンスの部分とか、細かいところも追求していかないと、Bリーグとかプロのことも考えて意識していきたいと思います。

―リードした後もチームメイトに対して感情をあらわにする場面がありましたが、原因は何だったのでしょうか
離せるときに離せないですし、チャージングしたりとか、リバウンドとかのミスが多いです。まだ小学生みたいなプレーが多いので、それで離せるときに離せないのがチームに対してフラストレーションが溜まる部分です。相手どうこうではなくて、自分たちがもっとしっかりしていかないといけないのかなと思います。そういった修正がすぐできないのが法政の悪いところだと思います。今はテツ(植村)さんがいるから成り立っているけど、来年は自分たちがもっとやらないといけないと思います。ここ(3部)で争っている時点でだめだし、3部ではもっと離して差をつけていかないといけないので。僕たちが目指しているのは2部1部の相手なので、これに背があって身体があってシュート力があってというのチームになってくるので、ここでミスしていたら上がってもだめだと思います。

―水野選手はアシスト王が狙える位置にあります。自らの実力を証明する為にもぜひとっておきたいタイトルなのではないでしょうか
3部の成績は気にしていないんですけど、いかにチームメイトに楽にシュートを打たせるかというところと、あと今は得点もしっかりと取らないといけないので、そこを意識しています。

―水野選手はシーズンを通して果敢にリングに攻め続けていますが、今日はそれがチーム全体として出ていたように感じました
今日良かったのは控えのセンター陣がリバウンドなりディフェンスなり得点なりでがんばっていたことだと思います。それでガード陣もがんばろうという雰囲気になれました。そこで個人的にはもっと相手を突き放す為に自分が行こうとしています。それが今日はなかなかにできたので良かったと思います。

―次戦以降の意気込み
上武大にも負けているし、山梨大にも競っているので、突き放したいです。上武大は自分たちのプレースタイルを完璧にしていけば勝てない相手ではないと思います。前回もリバウンド20本ぐらい負けて、イージーなシュートも落としているのに1点差だったということは、結局自分たちが悪かったということなので、相手よりも自分たちがどうしなきゃいけないかをここ1~2週間で徹底していきたいです。

フォトギャラリー

  • IMG 8904 2 Rドライブ、アシスト、スティールと、水野の八面六臂の活躍が反撃の扉をこじあけた
  • IMG 8967 2 R植村はチームトップタイの16得点
  • IMG 8917 2 Rこの試合はかなりハイテンポな展開となったが、そこで玉城が生きた
  • IMG 8983 2 R鈴木悠はペイント以外にも、ショートレンジの精度も上がっている
  • IMG 8827 2 R連日のスターター起用の鈴木蓮
  • IMG 8866 2 R中村はベンチ出場ながら安定して2桁得点を奪う
  • IMG 8841 2 R#10ママドゥにも全員で対抗した
  • IMG 9018 2 R水野のティップインで試合を締めくくった

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