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【バスケ】第99回関東大学リーグ戦 第10節 対上武大学 接戦を制し、逆転勝利で8勝目! 

第99回関東大学バスケットボールリーグ戦(2部)

2023年9月17日(日)対上武大学@武蔵野の森スポーツプラザ

9月13日(水)の青山学院大学戦。試合時間残り0.3秒からブーザービーターを決めきり延長線へもつれ込ませた#8 石田泰三(法3)が、またもやこの試合で魅せた。第3Qまで上武大学にリードされていたが、第4Qで#8 石田の試合を決定づける3Pシュートが決まり、78-79と逆転勝利を収めた!

▲勝負どころで強さを発揮する#8 石田泰三(法3)。彼の活躍は確実にチームORANGEの原動力となっている。

試合結果

トータル試合結果

 79
法政大学
21 1Q 26    78
上武大学
21 2Q 20
16 3Q 16
21 4Q 16

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#3 今池翔大(文4) PG 法政第二 2 1 1
#11 岡部雅大(国文3) SG 國學院大久我山 17 4 5
#23 堤玲太(文3) SF 九州学院 3 3 1
#10 坂本温人(現2) PF 法政第二 0 5 0
#74 長橋冬真(営4) C 國學院大久我山 10 9 0

法政大学ベンチ入り選手

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#7 本山遼樹(法2) PG 福大大濠 9 3 2
#9 黒木丈(法4) PF 福大大濠
#24 安原明優(人環4) SG 八千代松陰 0 0 0
#25 鍋田憲伸(法1) PG 福大大濠 25 3 1
#14 佐藤正樹(社2) SF 法政二
#8 石田泰三(法3) PF 北陸学院 11 3 0
#31 コラン直生(済2) PG 法政二
#18 八重沢連(法1) PF 八王子学園八王子
#21 藤平皓成(営3) PF 正智深谷 2 3 1
#80 武川暖(理1) SG 法政二

試合経過・日程(1巡目)

日付 対戦相手 結果
8/26 順天堂大 76ー54    WIN
2 8/27 明星大 79 ー70     WIN!
3 8/30 東京成徳大 89ー68      WIN!
4 9/4 帝京平成大 111ー69    WIN!
5 9/5 関東学院大 91ー65  WIN!
6 9/9 玉川大 83ー54     WIN !
7 9/10 東洋大 63ー65     LOSE
8 9/13 青山学院大 81ー74      WIN !
9 9/16 国士館大 72 ー78     LOSE
10 9/17 上武大 79 ー78     WIN !
11 9/23 駒澤大  ー

戦評

2部リーグの首位を独走中の国士舘大学に、惜しくも敗れてしまった第9節。一夜が明けて迎えた今日は、午前中からの試合であった。昨日の今日ということもありタフなコンディションであるにも関わらず、それを感じさせないような熱い闘志を試合前のアップから選手たちはみなぎらせていた。対する相手は、留学生を多数有する上武大学。連戦を勝利で締めくくることができるか。注目の一戦だ。

▲チームを指揮する学生コーチ・鈴木雄太(写真中央)。チームの目標である一部昇格、インカレ出場を成し遂げるべく、コーチとしてのラストイヤーを全力で駆け抜ける。

第1Q。開始早々、#3 今池翔大(文3)のパスを受けた#11 岡部雅大(国文3)のフローターシュートで発進する法政。続いて、第1Qの途中から出場した#8 石田泰三(法3)の華麗な3Pが決まり流れを作ろうとするが、中盤にかけて上武大学の鮮やかなドライブによる得点やディフェンスリバウンドに苦しめられる。だが開始6分、#25 鍋田憲伸(法1)がコートに入ると、風向きは変わった。「普段は3Pを沢山打つ選手ではない」とインタビューで語る鍋田だったが、今試合ではチームの状況を鑑み、このQで3Pを自ら3本沈めてみせた。しかし、相手も粘り強く3Pを狙ってくる。第1Q終盤、上武大学の#1 髙橋洸成、#22 髙嶋翔らの3Pが決まり点差をつけられ、21-26と5点ビハインドで終える。

第2Q。またも#25 鍋田の美しい3Pが決まり、法政は序盤から良い流れを作ろうと試みる。しかし、上武大学の堅いディフェンスや、#35 シソコ ガウスの高さを生かした強烈なブロックで、しばらく相手から点を奪えない時間が続いた。そんな中でも、法政の誇るビックマン・#74 長橋冬真(営4)が相手の#35 シソコのディフェンスを打ち破ってミドルシュートを決め、徐々に勢いを取り戻していく。その後は#7 本山遼樹(法2)の今試合2本目となる3Pや、#25 鍋田が空いていたゴール下に自らドライブで切り込み得点するなど、下級生がコートで存在感を放った。しかし、試合時間残り2分間で、上武大学に立て続けに3Pを決められ、終盤こそ流れを許してしまった。第2Qは42-46とわずかにリードを許し後半戦へ。

今試合チーム最多の5アシストでチームに貢献した#11 岡部雅大(国文3)

第3Qでも上武大学優勢の展開が続いた。第1Qで3Pを決めた#1 髙橋、#22 髙嶋の勢いは依然止まらず、このQでもしっかり3Pを沈めてくる。なかなか相手から流れを奪えない法政は、その後もパスミスが目立ち、試合時間残り4分56秒で46-56と点差は10点に開いてしまう。重い展開からなんとか抜け出したい。流れを変えたのは法政の#25 鍋田だった。1,2Qと好調なプレーをみせる#25 鍋田は終盤、今試合5本目となる3Pを決めきると、それに続き#8 石田がドライブ、#21 藤平皓成(営3)がミドルシュートにより得点を稼ぐ。だが序盤の劣勢状態が響き、58-62と点差を詰め寄ることはできず。勝負の行方は第4Qへ。

第4Q。このQで法政の真の強さを見せつける。中盤にかけて、高さのある相手に対してフローターシュートで次々と得点を量産。#11 岡部のドライブと3P、#7 本山の3Pも光り点差を縮めていく。そして、試合時間は残り1分。77-76と1点ビハインドの場面で、#11 岡部の鋭いパスを手にしたのは#8 石田だった。3Pラインから放ったボールはリングを潜り抜け一挙逆転!勝利を手繰り寄せる一本だった。最後まで法政のディフェンスが機能し、78-79で試合を終え、見事に逆転勝利を収めた!

▲試合後、仲間を讃えあい、笑顔を見せる選手たち。チームORANGEの雰囲気の良さが伺える。

(記事・髙瀬真帆)

写真提供=法政大学体育会男子バスケットボール部

選手コメント

#25 鍋田憲伸(法1)

ー今日の試合を振り返って

昨日の負けというのもあって、少し疲れだったり勢いも少しなくなってしまって、重い試合展開だったんですけど、本当に最後勝ち切れて良かったです。

ー第4Qはスタートから出場されていました。このときはどういった思いでコートに

試合に出ている以上、チームを勝たせることが(コートに)出ている5人の使命だと思いますし、その中の1人だったので、必ず勝利するという思いで試合に臨みました。

ー今日の試合は鍋田選手の3Pシュートが炸裂していて、確実にチームに勢いをもたらしていたと思います。ご自身のプレーを振り返って

普段は3Pシュートを沢山打つ選手ではないんですけど、今日の試合状況と他の選手の調子を見て、今日は自分がシュート当たっていたので、僕自身が点数を取って引っ張っていかないといけないと思ったので、シュートを沢山打って点数に繋げることができたところは良かったと思います。

ー今日の試合を終えての収穫点、課題点は

チームとしての収穫点は、チームが万全な状況ではない中で、一点差ですけど勝ち切れたことが良い収穫だったと思います。個人としても、こういった展開の中で点数を取れたことが良い収穫でした。チームとしての課題点は、完全なチーム状況じゃなくても、自分たちのペースでやるのが課題だと思いますし、個人としては、途中大事な場面でターンオーバーやパスミスが目立ってしまったので、そこを今後改善していきたいと思います。

ー次の駒澤大学戦に向けての意気込みを

駒澤大学さんはチームとしての完成度が高くて、全員バスケをやってきますし、ディフェンスも強度が高くて、やりずらそうな相手なんですけど、(次戦まで)1週間あるのでしっかりとスカウティングをして、相手の強いところももちろん研究しますけど、弱いところも自分たちでしっかり共通認識を持ちながら、選手たちで話し合って、(弱いところも)うまくついていきたいと思います。

ー応援してくださっているファンの皆様へ一言

応援ありがとうございました。もうすぐ一巡目が終わって、二巡目に入りますが、まだまだ試合が続きます。皆様の応援が本当に力になっています。ありがとうございます。今後も頑張りますので、応援よろしくお願いします。

▲今試合両チーム最多の25得点をあげた#25 鍋田憲伸(法1)。1年生ながら一巡目初戦から試合に絡み、チームを牽引する選手の1人だ。

選手コメント

#8 石田泰三(法3)

ー今日の試合を振り返って

今日は最後の最後まで相手優勢で、うちのシュートの確率は悪くはなかったですけど、相手に結構決められてしまって。でも最後逆転して勝つことができて良かったと思っています。

ー第4Qは途中からコートに入られていました。このときはどういった思いでコートへ

今日は怪我人とか体調不良者がいて、本来試合に出るべき人がいなかったっていう状況もあって。そこで自分がいつもは3番ポジションでプレーしているんですけど、4番ポジションで出て、試合に出られない選手のために頑張ってプレーしようという思いでコートに入りました。

ー第4Q残り1分の場面での石田選手の3Pシュートが、試合の勝敗を分けたと思います。ご自身のプレーを振り返って

今日は最初からシュートタッチが良いなと思っていたので、パスをもらったら思いっきり打とうと思っていました。チームのみんなからも3Pを打つようにと言われていたので、決まって良かったです。

ー今日の試合を終えての収穫点、課題点は

今日は全体的に試合の内容はすごく悪かったので、また次の試合まで1週間ほど空くので、しっかりスカウティングをするのと(今日の試合で)ディフェンスの悪かったところを修正していきたいと思います。

次の駒澤大学戦に向けての意気込みを

駒澤大学はスカウティングをしっかりしてくるチームなので、一巡目のラストの試合ということで、絶対に勝って終わらせたいなと思います。

ー応援してくださっているファンの皆様へ一言

いつも応援してくださりありがとうございます。次の駒沢大学戦は一巡目の最後の試合になるので、絶対に勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

▲#8 石田泰三(法3)。

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