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【硬式野球】開幕カードの勢いそのままに、陸の王者を蹴散らせ! 東京六大学野球2023秋季リーグ戦 対慶大戦展望

東京六大学野球2023秋季リーグ戦 対慶大
2023年9月23日(土)、9月24日(日)
神宮球場

立大戦では2連勝で勝ち点を獲得し、最高の滑り出しを見せた法大ナインの次なる相手は慶大。野手では大学日本代表にも選出された主将の廣瀬隆太や正捕手の宮崎恭輔、昨季ベストナインの栗林泰三、投手には外丸東眞、谷村然、森下祐樹と役者が揃う。毎期熱戦を繰り広げるこの1戦。法大主将の今泉颯太(法4=中京大中京)は「圧倒して勝ち点取ります」と誓った。春に続いて勝ち点を奪う。

開幕カードで大暴れの慶大・宮崎

今季リーグ戦日程、結果

明大 ―― 10/21
10/22
10/14
10/15
9/23
9/24
9/30
10/1
○3-0
○3-1
法大 10/21
10/22
―― 9/23
9/24
10/14
10/15
○3―1
○7―0
10/7
10/8
慶大 10/14
10/15
9/23
9/24
―― 10/28
10/29
○3-2
○11-7
9/30
10/1
早大 9/23
9/24
10/14
10/15
10/28
10/29
―― 10/7
10/8
○6-0
○6-2
立大 9/30
10/1
●1-3
●0-7
●2-3
●7-11
10/7
10/8
―― 10/21
10/22
東大 ●0-3
●1-3
10/7
10/8
9/30
10/1
●0-6
●2-6
10/21
10/22
――

慶大戦展望

明大の4連覇阻止へ。開幕カードの立大戦を連勝で勝ち点を奪取し、最高のスタートを切った法大。2カード続けて勝ち点奪取へ向け、今週は同じく開幕週で勝ち点をあげた慶大と相見える。

ともに打線が好調だ。法大は対立大戦で、2試合合計20安打を放った。今カードはその中でも9本の安打を占めた『幹部クリーンナップ』に期待したい。3番を打つ主将・今泉颯太(法4=中京大中京)は打率.500、出塁率.667とこれ以上ない秋季リーグのスタートを切った。昨年から打撃では納得のいく成績を残せないシーズンが続いた分、今季の巻き返しに期待だ。

3番での出場が見込まれる今泉。「得点に絡めなかったので得点圏での打席でも打てるようにしたいです」とさらに高みを目指す

4番に座る内海貴斗(人4=横浜)は先週放った2安打でいずれも打点を記録。この春個人タイトルを獲得した左の大砲の勝負強い打撃はこの秋も健在か。

法大の大砲・内海貴。3年春にはサヨナラ打、昨季も2回戦で先制2ラン、3回戦で先制適時打と慶大には相性がいい。

そして5番は、今季我々スポーツ法政新聞会が復活を期待したい選手として取り上げた浦和博(キャ4=鳴門)。今春序盤はスタメンに名を連ねていたが、シーズン終盤は控えに甘んじる日々が続いた。巻き返しに燃えるこの秋は、開幕カードから打率.571と最高の滑り出しをみせた。

今一番好調ともいえる浦。立大戦では幾度となく快音を響かせた。

慶大投手陣は2年生エース・外丸東眞、1年生右腕・竹内丈など対立大戦で登板した6人の投手陣の内4人が1.2年生という若い布陣。法大4年生クリーンアップの打棒で若い勢いに打ち勝ち、チームを勝利に導けるか期待だ。

一方の慶大も、開幕カードでは立大投手陣相手に2試合で21安打、14得点をあげる猛打をみせた。特筆すべきはその本塁打数。宮崎恭輔が3本、本間颯太朗が2本とチーム合計5本の本塁打が飛び出した。今春の慶大戦2回戦では、あとアウト2つの場面から本塁打で試合をひっくり返され、敗戦を喫した苦い思い出もある。主将・廣瀬隆太を筆頭に一発のある打者が揃っているだけに細心の注意を払いたい。

好調の宮﨑に要注意だ

また、対する法大投手陣は余計な四死球を減らしていきたいところ。立大戦では18イニングで失点1と要所を占める投球で相手に流れを渡さなかったが、2試合合計10四死球と制球力には課題が残った。走者を溜めた状態での本塁打は試合が一気に決まりかねない。右のエース・篠木健太郎(営3=木更津総合)、左のエース・尾﨑完太(キャ4=滋賀学園)を中心にリズムの良い投球でチームに流れを引き寄せ、試合を優位に運びたい。

24日の試合はHSC統一応援日であるため、たくさんの声援がチームを後押しするはずだ。今年の夏の甲子園で付属の慶應高校が優勝し、高校、大学とアベック優勝を狙う慶大の勢いを止めるべく、全員野球で勝ちに行く。

(野田堅真)

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