【アイスホッケー】関東大学リーグ戦　対慶大　強固な守備を崩せず2-3で敗戦…

関東大学リーグ戦 Div.I-A
2020年11月29日（日）
ダイドードリンコアイスアリーナ

リーグ第６戦に迎えた相手は慶大。第１ピリオドでは序盤から波に乗り先制点を決めたが、直後に失点し振り出しに。その後は慶大の固い守備にチャンスを作ることができず、逆に第２ピリオドで慶大に２点を決められる。最終ピリオドの猛攻も１点にとどまり、2-3の敗戦となった。

力及ばず敗戦

戦評

関東大学リーグ第６戦。前回大東大に大差で勝利し勢いを見せた法大は、慶大との一戦に挑んだ。

先手を取ったのは法大。第１ピリオド序盤からパックをキープし敵陣に攻め込むと、５分にPPのチャンスで土屋光翼(4)が落ち着いて決める。そのままの勢いで攻めたいところだったが、その直後にこぼれたパックをロングシュートで打ち込まれ失点。試合は振り出しに戻る。その後は徐々に拮抗し、1-1で第１ピリオドを終える。

第２ピリオド前半も一進一退の攻防が続く中、試合が動いたのは12分。慶大の攻撃を受ける中、ゴール裏からのパスに飛び込んできた選手をフリーにしてしまい失点。ここから踏ん張りたいところだったが、DFの要である新田谷兼翔(4)、栗原皐成(3)を欠いたDF陣に疲れが見られたか、およそ４分後にも再び同じ形で追加点を許してしまう。法大も積極的に攻めの姿勢を見せたが、慶大のディフェンスが固く、決定的なチャンスをなかなか作れない。２点のリードを許す形で最終ピリオドへ。

差を詰めたい第３ピリオド。後がない法大は序盤から果敢にゴールを狙っていく。しかしなかなか点数に結びつかない。残り５分に石川亜蘭(4)が角度のないところからシュートを決め１点を返し、終盤も怒涛の攻撃を見せシュート数も14-5と圧倒したものの、慶大の固い守備を崩すことはできず、2-3で敗戦となった。

これまで早大戦の不戦勝を除いて大東大との１勝のみ。ペースをつかみかけても勝ち切れない試合が多くあった。来週はいよいよ最終戦。最後は法大らしさを発揮し、勝利で締めくくりたい。（守本咲希）

選手インタビュー

石川亜蘭

―今日の試合を振り返って
チーム力で負けたという感じです。シュートを打ってもリバウンドをたたけなかったり、ルーズパックへの対応が遅かったり、ミスが多い場面があって負けた感じですかね。

―慶大のチームの印象は
個々では法政の方が上だと思うんですけど、チーム力としては良いチームで徹底していて、システム通りやっていていいチームだなと思います。

―今日の試合に挑むにあたって意識していたことは
チームというよりかはそのセットで、僕自身は3つ目でフォアチェックとバックチェックはしっかりして失点をしないようにということでしたが、1ピリで失点してしまいました。 あとは、シュートを狙ってがむしゃらにやるという感じですね。

―2ピリでリードを許してしまいましたが課題点は
気持ちで負けているところがあって、1つ目、2つ目、3つ目で全員バラバラというか、相手に合わせてしまったところが敗因だと思います。

―3ピリの得点シーンを振り返って
残り5分で1-3で、誰かが1点を決めないと動かないかなというところで、そこで頑張って打ったら入ったという感じでした。そこからもう1点チームで決められればよかったですが、あまり流れも来なかったので負けてしまいましたね。

―日大戦への意気込みをお願いします
今シーズンあまり勝てていないので、日大も団結力があっていいチームですが、今週練習して最後はしっかり勝ちたいと思います。