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【アメフト】第87回関東大学リーグ戦 順位決定戦 対明大 明大に3年ぶり勝利! 攻守がかみ合い前半に大幅リード!そのまま逃げ切り最終戦に白星を添える!!

2020年度第87回関東大学リーグ戦 対明大
2020年11月29日(日)
アミノバイタルフィールド

ついに迎えたリーグ戦最終節。今季初めて観客が見守る中、試合が開始した。法大は序盤にQB平井将貴(法2)がスクランブル。果敢なランで先制点を挙げると、攻撃緩まず前半に大量リード。後半に明大の追い上げにあうもそのまま逃げ切り最終戦を勝利でおえた。

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RB國松の決死のTD!

試合結果

トータル試合結果

31 7 1Q 23
17 2Q 3
7 3Q 7
法政大学ORANGE 0 4Q 13 明治大学GRIFFINS

試合得点

Q 時間 ポジション 選手 得点方法 TFP
7:54 QB 平井 TD
2 0:47 RB 星野凌太朗(キャ2) TD
6:43 K 高橋慎太郎(営4) FG
2 11:48 RB 阿部快斗(法4) TD
4:34 RB 國松公暁(法4) TD ×

 

 2020年リーグ戦日程

月日 試合結果 対戦校 開始時間
1 10月11日(日) ●34ー44 日本大学POHENIX 18:00
2 10月31日(土) 〇34ー0 東京大学WARRIORS 13:00
3 11月15日(日) 〇33ー21 中央大学RACCOONS 12:15
11月29日(日) 〇31ー23 明治大学GRIFFINS 12:15

戦評

寒空の中、今季はじめて観客がアミノバイタルフィールドに訪れ、スタンドをオレンジ色に染め上げた。順位決定戦の相手はここ2年勝ち星を落としている明治大学GRIFFINS。何としても勝利を挙げ、後輩たちにつなぐ大きな白星を手に入れたいところだ。
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制限のなか両チーム合わせて322人の観客が訪れた(撮影・須藤大樹)

明大キックオフで試合の幕が上がる。法大は序盤から順調に敵陣に進攻。一度、攻撃権を奪われたが、巧みなディフェンスですぐに奪い返す。その後はエースRB阿部副将の果敢な中央へのランなどで猛攻。最後はQB平井がミスからスクランブルで中央突破。ゴールラインを越え、先制点を挙げた。約1年ぶりにオレンジに染め上がったスタンドから歓声が上がった。

先制点に沸く選手たち(撮影・宮川昇)

第2Qも法大は攻撃を緩めない。早々にRB星野が84㍎ロングゲインでTDを決めた。続くシリーズではLB鵜澤のオンサイドキックが成功し、法大の攻撃で試合が再開。最後は高橋慎のFGでさらに追加点を挙げる。
DSC 5165 R今季もキックでチームに貢献した高橋慎(撮影・須藤)

終盤は明大の攻撃を耐える時間となったが、DB行友のパスカットなど、必死のディフェンスでFGに抑えた。そのまま、守りからテンポをつかみ、QB平井からWR小山へのパスや阿部の果敢なランで猛攻。前半終了間際にQB平井からRB阿部へのスクリーンパスが成功し、TDでさらに追加点を挙げた。前半は3つのTDを含む24点の大量リード。守っては一つのTDも許さない鉄壁の守備で明大オフェンスを抑え、良いペースで後半へと進めた。DSC 4762 R
日大戦以来となるTDを決めた阿部副将(撮影・宮川)

後半は明大レシーブから始まった。三度のファーストダウン更新を許してしまったが、その後DB渡辺裕也(営4)がインターセプトを決め、敵陣14㍎まで走り込んだ。ランで少しずつ進み、平井から小山へのTD狙いのパスはキャッチするも外に出てしまう。そしてワンバックのフォーメーションからRB國松公暁(法4)が中央を抜けTD。31―3と大きく突き放した。明大はフェアキャッチで自陣25㍎からの攻撃を選択。DB渡辺が再びパスカットを決めるなど活躍を見せたが、パスを多く決められTDを許してしまい、31―10で3Qを終えた。

渡辺㊨のインターセプトに沸く法大ディフェンス(撮影・須藤)

最終Q開始すぐ、今度はLB齋藤佑太朗(営4)がインターセプトを見せる。まるで齋藤の元へ吸い込まれるように飛んできたボールをしっかりとキャッチし、やや明大の方へ傾きつつある空気を引き戻す。QBには石井迅(経2)を起用し、石井が自ら運びファーストダウンを獲得したが、その次の攻撃で明大にインターセプトされてしまう。またその次の明大の攻撃でQBにタックルを決め、QBがファンブルしたボールを法大が抑えて攻撃権を奪い返した。ころころと攻撃権が変わる忙しない時間となったが、阿部が落ち着いたランプレーを繰り返し見せ、敵陣10㍎まで運ぶ。高橋がFGを狙い、一度目は明大にブロックされたかと思いきや明大のオフサイドにより5㍎近付いて二度目のFGのチャンスを得る。二度目の22㍎のFGは左へそれてしまい、惜しくも得点ならず。
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パスだけでなくランでもポテンシャルを見せた石井迅(撮影・須藤)

明大の攻撃シリーズを止めきれず再びTDを許してしまい、さらに前半の仕返しのようにオンサイドキックも成功され、ディフェンスの時間が続く中、LB山田敦也(法2)がフィールド全体に音が響くほどの強く正確なタックルで明大の攻撃をせき止める。法大の攻撃シリーズはすぐ止められ、パントを選択。そのパントを取った明大はそのままリターンをするのではなく、逆サイドへパスをしてリターンTD。その後のオンサイドキックはしっかりと小山が抑え、ニーダウンで試合終了。ひやりとさせられる場面はあったが31―23で勝利を収め、ここ2年負けてきた明大に土をつけた。
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チームが許可した保護者などが観客として訪れ、法大の勝利を見守った(撮影・須藤)

『finish』をゲームテーマに掲げ、最終戦に挑んだORANGE。甲子園こそ逃したものの、最後まで持てる力を出し切り、常勝法政を見せつけるべく今節に臨んだ。前半に大量リード、終盤には明大オフェンスの猛攻を受けたが、それでもひるまずリードを守り切った。『学生日本一』の目標には惜しくも届かなかったが、常勝軍団の意地を見せつけ、勝利を手にしたのだ。
DSC 5333 R勝利で今季を締めくくり、記念撮影で笑顔を見せる選手たち(撮影・須藤)

『特別なシーズン』として開幕した2020年シーズン。当初は新型コロナウイルスの影響で開催こそ危ぶまれた。しかし、徹底した感染対策のもとリーグ戦を挙行。変則的な日程ながら、数々のドラマを生み出した。昨年ルーキーだった、平井と星野が大きな得点源に成長、石井迅や山田敦紀など新戦力も台頭し、多くの収穫もあった。今年も学生日本一、引いては甲子園ボウル出場もかなわなかった。悔しい思いをたくさんしただろう。この悔しさをバネに来年こそ積年のリベンジを果たしてほしい。

(須藤大樹、小倉明莉)

ヘッドコーチ・選手コメント

インタビュー記事は後日『「特別なシーズン」を戦い抜いたORANGE戦士たち』にて公開いたします。お楽しみに!!

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