関東大学リーグ戦 Div.I-A
2020年12月6日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
最終戦に迎えたのは日大。今季最終戦、なんとしても勝利したい一戦だ。第1ピリオドは先制を許すも、土田啓太(法4)、安藤永吉(法2)のゴールで逆転に成功する。第2ピリオド以降も土田のゴールで突き放し、守っては中島康渡主将(法4)がゴールを死守し、4-1で勝利した。
試合結果
トータル試合結果
4 (58) |
2(18) | 1P | 1(5) | 1 (20) |
---|---|---|---|---|
1(21) | 2P | 0(8) | ||
法政大学 | 1(19) | 3P | 0(7) | 日本大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
日大 | 9:08 | 91 中道歩輝 | 48 吉成翼 | 10 山口親士 | PP |
法大 | 10: 22 | 91 土田啓太 | 65 高橋颯人 | ― | ― |
法大 | 16:24 | 77 安藤永吉 | 86 伊藤俊之 | ― | ― |
法大 | 37:37 | 91 土田啓太 | 92 土屋光翼 | ― | ― |
法大 | 48:27 | 91 土田啓太 | 92 土屋光翼 | ― | ― |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | 21 栗原皐成(3) | 65 高橋颯人(3) | C92 土屋光翼(4) | A91 土田啓太(4) | 3 南陽向(4) |
2 | 66 新田谷兼翔(4) | 69 渡辺友汰(1) | 77 安藤永吉(2) | 86 伊藤俊之(3) | 88 古川憂人(2) |
3 | 12 山口琢也(2) | 29 砂岡鷹(1) | A24 石川亜蘭(4) | 9 近藤謙成(4) | 40 山崎憲人(1) |
4 | 72 小金澤祐太(1) | FW80金澤颯(1) | 71 竹中海斗(4) | 15 冷水大雅(2) | 28 岡本鱒乃助(2) |
※GKは#39中島康渡(4)が先発出場。控えに柏原瑞(2)。
最終順位
順位 | 大学名 | 勝-PSS勝-PSS負-負 | 勝ち点 |
---|---|---|---|
優勝 | 中大 | 7-0-0-0 | 21 |
2 | 東洋大 | 6-0-0-1 | 18 |
3 | 明大 | 5-0-0-2 | 15 |
4 | 法大 | 3-0-0-4 | 9 |
5 | 日大 | 2-1-0-4 | 8 |
6 | 慶大 | 2-0-2-3 | 8 |
7 | 大東大 | 1-1-0-5 | 5 |
8 | 早大 | 0-0-0-7 | 0 |
試合経過・日程
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 10月18日(日) | 東洋大 | ●2-6 |
2 | 10月25日(日) | 早大 | ○15-0(棄権) |
3 | 11月1日(日) | 中大 | ●1-2 |
4 | 11月8日(日) | 明大 | ●4-6 |
5 | 11月22日(日) | 大東大 | ○10-3 |
6 | 11月29日(日) | 慶大 | ●2-3 |
7 | 12月6日(日) | 日大 | 〇4-1 |
戦評
ついに迎えた今季最終戦。4年生の最後の花道を飾るため、なんとしても勝利したい一戦だ。
まずは第1ピリオド。立ち上がりの流れをつかみたいところだったが、9分にゴール正面、ブルーライン付近から相手選手の放ったシュートがゴールネットに突き刺さり、先制を許してしまう。しかし、法大はすぐさま反撃を見せ、直後の10分に髙橋颯人(営3)の縦パスで土田啓太(法4)が抜けだし、落ち着いて決め同点に追いつく。16分にも、伊藤俊之(文3)がゴール前で混戦を競ると、こぼれ球を拾った安藤永吉(法2)が倒れ込みながらも押し込み勝ち越しゴール。1点リードの2-1で第2ピリオドへ。
臨んだ第2ピリオドは、両者ゴールへ攻め入るオープンな展開に。法大も様々なアタッカーがゴール前へ侵入するも、粘り強くシュートコースを切る日大の壁を崩しきれない。反対に法大も何度かカウンターを受けピンチを迎えるも、中島康渡(法4)が法大ゴールに立ちはだかり、得点を許さない。こう着した時間が続くも、終盤の17分。土屋光翼(法4)がパックを受けゴール左から後ろへ回り込む直前で後方へパスを通すと、これに土田が反応し、落ち着いてゴール。この日2点目のゴールで緊迫した流れを破った。
良い流れに乗りたい最終第3ピリオドは退場者が続出し、多くの時間を数的不利で戦う時間が増えたものの、中島を中心とした守備陣が守り、土田や伊藤、古川憂人(人2)が前線でパックをキープし、時間を稼いだ。8分には土屋のパスから土田が一気に抜け出しゴール。ハットトリックで勝負を決定づける。このまま逃げ切り試合終了。特別なシーズンの最終戦に、白星で箔を付けた。
大東文化大が慶大に勝利したことで、今季は4位でのフィニッシュとなった。なかなか上手くいかなかったシーズン。しかしそれ故に、下級生は様々なことを4年生の姿から感じ取ったはずだ。来年の戦いを見据え、ORANGE SEALSは前を向く。(磯田健太郎)
戦い抜いた4年生たち(後列左から竹中、石川、土田、前列左から中島、土屋、近藤、新田谷、南)
監督、選手インタビュー
外久保栄次 監督
―1年間を振り返って
コロナに始まって、集まって練習するのが9月までなかったので、大変なシーズンでした。
―今大会が開催されることが決定してからは、どのような段階を踏んで競技再開へとつなげたのでしょうか
学校の指示を仰ぎながら、合宿所の使用許可を得てから集まりました。9月の頭にやっと集まって。親の同意もないと集まれなかったので、最初は全員集まれなかったですね。それでも大半はこれたのでそこから練習を始めました。今年の4年生は団結してくれていたので、リーダーシップを取って中島(康渡)を中心によくやってくれていたと思います。
―中島選手が主将に決まったのは監督がご指名されたのですか
3、4年生で話し合って推薦されて決めました。
―土屋選手がゲームキャプテンを務めましたが、1年間見ていていかがでしたか
土屋もスキルがある選手なので、彼なりのプレーはできたんじゃないかなと。
―今季序盤は勝てない時期がありました
一つ勝てればまた違う展開になったのかもしれませんが、なかなか今年はディフェンスの層も薄かったので、難しいシーズンでしたね。
―今年成長を感じた選手は
1年生の渡辺(友汰)とか、2年生の古川(憂人)とか安藤(永吉)とかの下級生が中心になってきてくれているので、来年以降が楽しみです。
―4年生で頼りになった、中心になってくれたと感じる選手は
やっぱりA、Cを着けている土田、土屋。でもやっぱり4年生は良くやってくれたと思います。近藤(謙成)や、キーパーでは中島だったり。
―監督ご自身は指導者として新型コロナウイルスと大学スポーツの共存についてどのように考えていますか
僕の素人としての意見ですが、寮生活も限られたことしかできない状況で、寮とリンクの往復は選手にとっては少し窮屈な、普段とは違う生活になっているので、選手にはかわいそうだなとは思いましたね。
―今年から監督に就任されましたが、初年度はいかがでしたか
なにもできないまま終わってしまった感じですね。春もない、夏もない、インカレもない。その中で、大会の期間も短かったのもありますし。上手い具合にはいかなかったですね。
―来年に向けて期待している選手は
それこそ安藤、古川、ディフェンスでは4年生になる栗原(皐成)。そういったところが中心になって、来年の1年生もいい選手が入ってくれると思うので、新戦力にも期待しながらですね。
―4年生に向けて一言
かわいそうなシーズンになってしまいましたが、一生懸命頑張ってくれて、私のことをサポートしてくれたので、感謝しています。
中島康渡 主将
―今日の試合を振り返って
今季一番いい試合をチームとしてできたのはよかったなと思います。
―公式戦最終試合にはどのような気持ちで臨みましたか
特に最終戦だからといって考えたことはないんですけど、今の法政の一番いい動きを意識しようというのと、フォアチェック、バックチェックをしっかりしようというのはチームで話していました。
―キャプテンとして過ごした1年間はいかがでしたか
キャプテンだからといって何ができたのかは分からないんですけど、後輩がこの先自分たち4年生がこういうことをしていたから真似しようと思ってくれればなと思います。
―自身の選手としての1年間を振り返って
セーブ率を見ると去年より落ちてしまいましたが、それでも声掛けをしっかりとできて6試合の中でも崩れることはなかったので自分的にも評価できるかなと思います。
―キャプテンとして苦労したことは
やっぱりコロナの影響で集合していない時に、どんな練習をするか監督と話し合ったり、あとは体調崩した時の対応など色々な面でコロナに振り回されたなとは思います。でも後輩も支えてくれたので、その点ではキャプテンとしてやりやすかったかなと思います。
―逆にやりがいを感じた瞬間は
やっぱりゴーリー兼キャプテンだったので正直きつきつで本当に大変で、やりがいを感じるというのはなかったんですけど、今日試合を終えて振り返ったときに「あーキャプテンやっててよかったな」と感じました。
―キャプテンから見て今年の法大はどのようなチームでしたか
会話が多くてプレー中も私生活も仲はいいのですが、そこが裏目に出て甘いなと感じる瞬間もあったチームだったなと感じます。
―4年間を振り返って
1年目はもっと自分ならできると思って大学に入ったんですけど、全然できなくて悔しい思いをして、そんな中でも下積みを重ねて少しずつ調整を重ねていきました。そして今引退を迎えてホッケーとしても人としても、先輩や後輩、スタッフのおかげで成長できたなと感じます。
―もともとの法大に入るきっかけは
大学としても名のある大学に行きたいと思っていたのと、兄が明治大学にいて「兄を倒したい」という思いがあったからですね。あとは法政大学は上位校ではないので自分が入ることで何か変われたらいいなと思って入りました。
ーこの4年間で思い出深いことは
同期とばかやったりとか、出かけたりという出来事が一番思い出に残っています。
―この4年間で学んだことは
1人では何もできないということですね。あとは頼るところで頼ったら手を差し伸べてくれるいいメンバーだったので、自分自身もそういうところは学んでいかないといけないなと思いました。
―同期に向けて
本当に4年間仲良く支えあえて感謝しかないですし、この先もつながりのある関係なので、一旦区切りとしてありがとうという気持ちとこれからもよろしくという気持ちです。
―後輩に向けて
後輩にはもっと意識高く、優勝を狙っていこうという気持ちを強く持ってほしいなと思います。あとはやっぱり甘くなってさぼってしまうのが現状で、それだと上位校には勝てないですし、どこかで何かしらのミスが起きてしまうので自分に厳しくその年代の4年生にしっかりついていくことを意識して頑張ってほしいですね。
石川亜蘭
―日大戦を振り返って
リーグ戦を通しての結果は悪かったですが、最後に勝てて良かったです。
―最終戦にはどのような気持ちで望みましたか
チームとしても個人としても結果を残そうと楽しむことです。
―今年1年を振り返って
コロナで本当に短かったです。最上級生としてチームを引っ張れなくて結果もついてこなくて悔しかったですが、楽しかったので良かったです。
―最上級生から見て今年の法政はどのようなチームでしたか
みんな仲良くていいチームでした。後輩も4年生のために頑張ってくれたので嬉しかったです。
―4年間を振り返って
いろんな選手とプレーし、日々過ごし、思い出深い4年間でした。選手として、人として成長できたんじゃないかなと思います。
―大学生活で思い出に残ってることは
特にこれと言った思い出がないですが、試合だと1年生の時の日体大戦、3年生の時の明治大戦、日大戦ですかね?
―同期に向けて一言
4年間いろいろとありがとう!同期と過ごした時間は一生の宝物です!
―後輩へのメッセージをお願いします
最高なチームを作り上げて最高な結果を期待してます!新4年生はとにかく楽しんで!新1年、新2年、新3年は4年生をいい形で見送れるように頑張って!
土田啓太
―今日の試合を振り返って
今年は負けてばかりだったので、後輩たちに何か残せたら良いなと思っていて、そこで3ゴール決めることができたので、背中で語ることができたんじゃないかなと。
―今日の3ゴールは狙っていた形ですか
最近打てるときに打つことが減っていたというか、(ゴール前で)こねて、ディフェンスをかわして打とうとしていたので、今日はもう思いっきり振り抜いてシュートを打とうとは考えていました。それが結果につながりましたね。
―土屋選手からのパスでゴールにつながったシーンが2つありました
光翼とは高校からの腐れ縁で、動きは大体分かるので、良いところに入って行けたんじゃないかなと思いますね。
―4年間を振り返って
一言で言うと楽しかったですね。ホッケーを通じて色々な人と出会うことができましたし、色々なことも学べて、この経験を社会に出てからも生かしていきたいです。
―今季は序盤でなかなか勝てない時期もありました
コロナの関係で練習ができなくて、チームで動くこともできなかったので、そこは大変な部分でした。今年の経験を生かして、来年はもっといいチームを作ってほしいです。
―土田選手から見て、中島選手と土屋選手は主将、ゲームキャプテンとしていかがでしたか
本当に(土屋)光翼はゲームキャプテンとして試合中の背中で語ってくれて、(中島)康渡はチームをまとめてくれていましたね。
―土田選手から見て頼りになった下級生は
古川(憂人)は点数がほしいときに決めてくれて、伊藤(俊之)も体を張ったプレーをしてくれて助かったこともありました。1年生の渡辺(友汰)も体を張ったプレーで頼りになりましたね。
―チームに向けて
色々好き勝手なこともやってきましたが、本当に楽しかったし、来年は今より全然いいチームを作って、頑張ってほしいです。
近藤謙成
―今日の試合を振り返って
最初点数を取られてしまってなかなかリズムが作り切れない中で、同期の土田の得点やシュートをたくさん打つことで、ずっと有利な展開だったのかなと思います。でも決め切らなかったところがあったので悔しいなと思いました。
―最終戦にはどのような気持ちで臨みましたか
4年間の最後ということで自分としてもチームとしても勝ちたいなという気持ちで臨みました。
―今年1年を振り返って
3月に集合してから大会がなくなったことによって、1回解散してまた集まれたのが9月で、その後インカレもなくなって結局できたのが秋のリーグ戦だけでした。最上級生として試合数は少なかったんですけど、後輩になにか残せるものをというのを意識しながら取り組めました。
―4年間を振り返って
最初1年生のころは仕事がつらかったり、先輩や同期とコミュニケーションをとりづらかったりしていたので、正直寮にいたくないなと思っていました。でも学年を重ねていくごとにチームに打ち解けられて、寮の生活も楽しいなと思うようになってきて、そしてなによりアイスホッケーを本気で取り組めて本当に楽しい4年間だったなと思います。
―この4年間で思い出深かったことは
日々の一つ一つの出来事が思い出深いんですけど、2年生の時に2個上や1個上と仲良くできて富士急とかに遊びに一緒に出かけられたのが思い出深いですね。
―4年間で学んだことは
組織的な行動の大切さですね。寮で同じ空間で毎日過ごす中で、人間性だけじゃなくてコミュニケーションとか全てを含んだ上で成り立っていくと思うので、日々の生活から組織で過ごす上での大切なことを学べたと思います。
―今後については
神奈川で就職なのでどこかのチームに属して社会人でも続けたいと思っています。
―同期に向けて
1年生で入ったときは、全然知りもしなかったのでぶつかり合うこともありましたが、4年間を通してお互いに仲良くしてくれたり、遊びに行ってくれたり、日々の生活も全て含めて感謝しています。
―キャプテンの中島選手はどのような存在でしたか
康渡はチームをまとめるうえで、するのが大変な注意や指摘といった部分を担ってくれた存在で、自分たちも支えていきたいと思えるような、チームとして必要不可欠な存在でした。
―注目する後輩は
FWは古川で、DFは1年生の渡辺君です。渡辺君はガッツがあって思い切りのいいプレーをしてくれるおかげで自分たちもいい試合運びができました。体も強くてこの1年で成長したと思います。
―最後に後輩に向けて
今までの法政は敵に合わせるところがあってどこのチームでも接戦して勝ちきれなかったり、どこかのピリオドで崩れてしまうことかあるので、そこでもっと気持ちの面を大事にして勝てるところで勝って、来年もし大会があったら全部優勝するくらいの勢いで頑張ってほしいです。
竹中海斗
―日大戦を振り返って
日大だからと言って少し気を抜いていた部分があり、先制されてしまいました。そこからは気持ちを切り替えプレーできていたと思います。
―最終戦にはどのような気持ちで望みましたか
秋リーグ最終戦で今シーズンの最後の試合だったので、個人的には気持ちの入った試合でした。最後の試合なので同期とプレーできる喜びを噛みしめながらプレーしました。
―今年1年を振り返って
今年はコロナの影響で秋リーグしか試合がなく、とても悲しいシーズンでした。 コロナで外出がほとんどなくなって寮でみんなとコミュニケーションをする時間が増えて、チームの仲を深めることができたと思います。
―最上級生から見て今年の法政はどのようなチームでしたか
4年生のカラーでこんなにチームが変わるんだなということを学びました。仲が良く、勢いに乗ったら止まらないチームでした。
―4年間を振り返って
本当にあっという間な4年間でした。今年は特に短いシーズンになってしまいました。今まで色んなことがありましたが、同期8人で最後までプレーできたのは自分の中で宝物です。
―大学生活で思い出に残ってることは
寮から学校までが電車で1時間くらいなのですが朝の満員電車が辛かったです。
―同期に向けて一言
4年間本当にありがとう。この大学生活を充実できたのも同期のおかげです。 これからも何かしらで集まったりしましょう。
―後輩へのメッセージをお願いします
今年は短いシーズンでしたが自分ら4年生に付いてきてくれてありがとう。 大学生活はあっという間なので悔いのないように生活、部活をしていってください。
南陽向
―今日の試合を振り返って
最初からチーム全員一丸となって勝ちに行こうという気持ちだったので、1ピリからいい展開で試合を運べたと思います。
―公式戦最終試合はどのような気持ちで臨みましたか
とにかく学生最後のなので、悔いのないようにしようと思って臨みました。
―今年1年を振り返って大変だったことは
去年の春から試合出れないことが多くて、自分の中で迷走していたんですけど、練習していく中でだんだんと見えてきたものがあって、それが今日の試合で上手くまとまったかなと感じています。
―4年間を振り返って
長いようで短かったので、さみしく感じます。今の4年生が誰一人として欠けずに、4年間ホッケーできたのは本当に嬉しいです。
―4年間で学んだことは
「どんなことも諦めずに頑張れば報われる」ということです!
―やりがいを感じた瞬間は
得点を取ったときと、あとは去年チーム内のポイントランキングで3位に入ったときです。
―同期に向けて
社会人になっても頑張ってください(笑)。あと暇だったら一緒に飲みに行こうって感じです(笑)。
―後輩に向けて
法政は一人一人スキルのある人たちが集まっているので、それを生かせられるようなチームになるために練習から意識して頑張ってほしいなと思います。
土屋光翼、新田谷兼翔
―今日の試合を振り返って
土屋:最後の試合だったので勝ててよかったですね。
新田谷:同じく最後の試合が負けで終わらず勝ちで締めれてうれしいです。
―最終戦にはどのような意気込みで臨みましたか
土屋:今シーズン負けが多かったので、最後は勝ちで終わろうという感じでした。
新田谷:同じく負けられないという感じでした。
―試合前に監督からはどのような指示を受けましたか
土屋:4年生が頑張れって言われました。
新田谷:あとは楽しめって言ってましたね。
―今年1年を振り返って
土屋:最高のシーズンでした(笑)。今シーズンは試合数だったり集合している時間が少なかったんですけど、問題も多くありましたが仲がよかったおかげで内容の濃い楽しい1年を過ごせました。
新田谷:本当に同じになんですけど、短い割にはめちゃくちゃ濃くて、問題もたくさんあったんですけどそれを乗り越えるたびに仲良くなれていい1年ではあったと思います。
―今年1年で大変だったことは
土屋:問題が起きたときに集合できる時間が少なかったので、そういう時にチームを一つにまとめるのは大変でした。
新田谷:自分自身のモチベーションを保つのが大変でした。試合も4強に負けてからチームの士気が下がってきている感じがあったので、その中でモチベーションを保つのは大変でしたね。
ー4年間を振り返って
土屋:4年間は高校より1年長いはずなのに、引退は高校生より早く感じました。やっぱりきついことより楽しいことのほうが高校生の時に比べて多くて、思っていたより楽しい生活を送れました。
新田谷:率直に楽しかったというのと、高校3年間とはまた違う厳しさとか面倒くささとかも多かったんですけど、それ以上に自由な時間も多かったので楽しかったです。
―4年間で思い出に残っている出来事は
新田谷:僕は大学1年の時に石川亜蘭君と酢豚を作ろうとしていたら、豚を揚げるときに油が発火しちゃって、さらにその上から水をぶっかけてしまい寮が爆発した出来事が一番印象に残っています(笑)。
土屋:言えないです(笑)。
―同期はどのような存在でしたか
土屋:うるさいというか楽しい感じでしたね。チームが暗い時も自分たちの代だけうるさいみたいなこともあって、結構明るい感じだったので落ち込んでるときに頼りになる存在でした。
新田谷:ちゃんと面と向かって言い合える仲だったのでその分喧嘩も多かったんですけど、その分仲良くやってこれたのかなと思います。
―後輩に向けて
土屋:今シーズンは4年生があまり結果を出せなくて1位、2位にはなれなかったんですけど、来年からは上級生が引っ張って、秋リーグ、インカレで結果を出してほしいなと思います。
新田谷:今年はチームがばらついたことが多少あったので、来年は4年生中心に喧嘩が必要な部分もあると思うけどもっと一丸となって上の順位を目指せるチームになってほしいです。
(取材・磯田健太郎、鳥越花音)