2021年3月27日(土)
オンライン
4月17日から立大と対戦する法大野球部。弊会は対戦相手である立大野球部にオンラインでインタビューを敢行した。今回は、柴田颯選手、山田健太選手、宮﨑仁斗選手に話を伺った。
選手インタビュー
柴田颯 内野手
―昨年を振り返って
自分はクリーンアップとして主軸で使ってもらっていたので、その中であまりいい結果を残すことが出来なかったです。なので、あまりいい1年ではなかったと思っています。
―昨季は全試合出場していたが
全試合に出ることはできたのですが、自分は打撃をメインで使ってもらっているので、打撃面ではあまりよくなかったです。
―その中で見つかった課題は
一番は変化球の対応ができていなかったことです。ストレートには対応できていたのですが、変化球を見送ったり三振したりということが多かったので、その課題が見つかりました。
―今オフに取り組んだことは
まずは体づくりを一から行ったことと、課題として見つかった変化球の対応など、基礎的な練習から始めました。そして今は技術練習を行っています。
―目標に『長打を打てる体を作る』と書いてあったがその成果は
秋のリーグ戦が終わってからウエートトレーニングや体づくりを行ってきたので、今その成果が出ていると思います。
―オープン戦での調子は
ぼちぼちです。良くもなく悪くもなくくらいです。去年よりは状態は良くなっていると思います。
―今年のチームの特徴は
個人個人ではなく、チーム全体でまとまって戦うという雰囲気です。
―立大で期待している選手は
同期の宮海土です。ピッチャーとして去年から投げていますが、自分も練習などで打席に立つ時にはあまり打てなくて、すごいピッチャーだと思っているので、リーグ戦でどのように活躍してくれるかを楽しみにしています。
―チームの課題は
ピッチャーは抑えてなるべく点を取られないようにすること、打者はつないで点を重ねて
いくということです。
―法大の印象は
自分は1年生の時から試合に出させてもらっていて、何度も試合をしているのですが、(法大は)個人個人の能力が高く、特に打撃力が一番強いという風に感じています。
―警戒している選手は
去年の秋に戦ったのですが、1個下の尾﨑(完太、キャ2=滋賀学園)です。対決した際に全然打つことが出来なかったので、打ってやり返したいと思っています。
―今期の個人の目標は
今までずっと打点が少なかったので、チームで一番打点を挙げてチームの勝利に貢献出来たらいいと思っています。
―チームの目標は
優勝を目指してやることです。
―最後にファンの皆さんに一言
今まで以上のバッティングを見せていけるように頑張っていくので応援よろしくお願いします。
(取材:東夏紀)
柴田 颯(しばた・そう)
社会学部3年
2000年10月25日生まれ
北海道出身・札幌第一
175cm83kg・右投左打
『昨季は法大戦で本塁打を打つなど、チームのクリーンアップを担った。今季は持ち前の長打力に期待がかかる。』
山田健太 内野手
―昨年を振り返って
新型コロナウイルスの影響で、例年とは違う形のシーズンとなった中で、チームとしても個人としてもうまくいくことが少なく苦しいシーズンだったと感じています。
―昨年の自身の結果について
チームの主軸として出させてもらっている身として、打率、ホームラン、打点で何をとっても不甲斐ない数字だったと感じています。
―1年次からほぼ全試合に出場しているが
ほとんどの試合に出させてもらっている中で、監督からの信頼を裏切らないように、活躍したいということを毎試合思いながら戦っています。
―3年になり上級生となったが責任感の変化などは
下級生の時は、自分のことだけしか考えずにプレーをしていたのですが、上級生になるので、そのような考えではだめだと思っています。下級生がやりやすい環境などを考えながらやっていかなくてはいけないと思います。
―リーグ戦での失策は0だが意識していることは
高校生の時と違って、大学生の打球はとても強くて速い打球が飛んでくるので、捕球体制などは高校の時から改めて作り直すなど、しっかりと守備にも取り組んできました。その結果が数字にも生きてきているのではないかと思っています。
―昨季見つかった課題は
うまくいかない中で、対ピッチャーではなく対自分になってしまっていて、そこが不調から抜け出せなかった原因だと感じました。
―今オフに取り組んだことは
タイミングの取り方です。そこが確立できればしっかりと自分のスイングができると思うので、タイミングの取り方を重点的に取り組みました。
―オープン戦での自身の調子は
リーグ戦まであと1か月を切っているのですが、いい状態になってきていると思います。これからさらに調子を上げていけたらと思っています。
―今年の立大の特徴は
今年は例年に比べて経験の少ない者がたくさん試合に出ると思うので、そのフレッシュさを大事にしてやっていきます。そして、経験の少ない者がプレーをしやすくなるためには、自分たちのような経験のある者が先頭に立ってやっていく必要があると思うので、いつも以上にチーム一丸となって戦っていくことが今年のスタイルだと思っています。
―期待している選手は
センターで出場する予定の道原(慧)がすごく期待されていると感じていますし、期待しています。
―現状のチームの課題は
うまくいかないときにどう立て直すかというところを練習の時から言われていて、リーグ戦でもうまくいくことばかりではないので、劣勢になった時にはね返す力というのを課題としてやっています。
―法大の印象は
三浦(銀二、キャ4=福岡大大濠)投手をはじめ、いい投手がいっぱいいるという印象です。そのピッチャーたちを打ち崩さないといけないので、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。
―法大で警戒している選手は
法政は毎年ポテンシャルの高い選手がたくさんいるので、誰かひとりという感じではなく、法政大学全体として戦ってくるので、そこに圧倒されないようにやっていきたいと思っています。
―今季の個人の目標は
打率でも、本塁打でも、打点でも、チームで一番はもちろん、リーグでも一番になれるようにやっていきたいと思っています。
―具体的な数字は
打率では4割近く打ちたいと考えています。
―チームの目標は
自分が入学した時から優勝という目標を掲げていますがそこを達成できていないので、今年こそは優勝したいと考えています。
―最後にファンの皆さんに一言
自分たちが全力でプレーしているところを神宮に見に来てほしいなと思います。
(取材:東夏紀)
山田 健太(やまだ・けんた)
コミュニティ福祉学部3年
2000年7月19日生まれ
愛知県出身・大阪桐蔭
183cm86kg・右投右打
『下級生ながら2年連続ベストナインを獲得し、通算打率.305、失策数0と攻守ともに随一の技術力を見せる。今季もチームの主軸として活躍が期待される。』
宮﨑仁斗 外野手
―昨年を振り返って
昨年はコロナの影響もあって10試合とか試合数が少なくなったり、夏にリーグ戦が開幕したりしてそこに自分自身が合わすことができず、出場機会などが少なかったので不甲斐ないリーグ戦、1年でした。
―昨年のチームの雰囲気は
昨年も今年もそうなんですけれど、キャプテンを中心にどんな状況でも一体感を持ってやろうというふうにはやっていました。
―オープン戦での手ごたえは
今までリーグ戦に出ていなかった後輩や同級生とかもいろいろ出てきて、切磋琢磨しながら自分自身ではいい感覚でこれまでのオープン戦を過ごせていると思います。
―自身の課題は
今の現時点での課題では結構三振が多いので、三振を減らして一球で捉えるバッティングをしていきたいと思っています。
―チームはオープン戦で好調を維持している
ピッチャーと野手でお互いカバーしながら、チームが勝つためにできていると思います。
―チーム内での役割は
守備の面では他の外野手と協力し合ってエラーしないことはもちろんですけれど、打撃面では打順がまだあまり固定されていないので、どの打順にいってもチャンスを作ることだったり、チャンスで(走者を)返すことを考えて柔軟に対応することが自分の役割だと思っています。
―これまでの大学生活で成長したところは
3年になって後輩が2学年入ってきて今までは結構先輩方に支えられてというか、やりやすい環境を作ってもらって野球をしていました。なので自分が3年になって後輩ができた中で、その環境を自分で作ってあげないといけないなと思い始めました。その点はちょっと成長したかなと思います。
―リーグ戦でアピールしたい点は
自分はあまり身長とかが大きくなくて、ホームランとかを狙うタイプではないですけれど、小さいなりにも全力でバットを振ったり、その後もしっかりと走って積極的にプレーしているところを見てほしいです。
―プロ野球の開幕戦では大阪桐蔭高のチームメイトたちがスタメンで出場
一番トップレベルのところで同級生が試合に出たりしていて、それはもうニュースとかでも目に入ってくるので、すごいなと思いつつそこに負けないように自分もやらないといけないなという思いはあります。
―チーム内で頼りになる存在は
1個上の先輩でファーストを守っている東(怜央)さんという先輩がいるんですけれど、野球の面でも勝負強いバッティングをしてくれたり私生活でも良くしてもらっているので頼りにしています。
―法大の印象は
法政大学はちょっと怖いイメージがありますね。毎年新しい選手がどんどん出てきて選手の層も厚くてチームとしても毎年強いので、今年も怖いです。
―法大投手陣を攻略するために意識することは
やっぱり法政大学のピッチャーは全員150㌔とか140㌔台のまっすぐを投げてくるので、そこを捉えることができないと勝負にもならないと思います。まずまっすぐを捉えられるようにやっていきたいと思っています。
―法大で特に警戒している選手は
警戒したいのは名前が一緒というので見ていたのもあるんですけれど、外野手の宮﨑(秀太、営3=天理)選手は守備もとてもうまいですし、バッティングも勝負強いバッティングがあると思うので警戒したいと思っています。
―今年の意気込みを
自分は一年を通してリーグ戦に出続けた経験があまりないので全試合、一試合一試合やり通して春も秋もリーグ戦に出続けて結果を出すということを目標にやっていきたいと思っています。
(取材:山中麻祐子)
宮﨑 仁斗(みやざき・じんと)
コミュニティ福祉学部3年 2000年4月10日生まれ
奈良県出身・大阪桐蔭
170cm75kg・右投右打
『1年春からリーグ戦を経験し、結果を残した。昨年は試合数の変動に苦しめられたが、今年は状態を維持し、比較的小柄な体型ながらも走攻守における全力プレーでチームへの貢献に期待がかかる。』