2021年4月1日（木）
法政大学野球部合宿所
今年もさまざまな選手たちが法大野球部の門をたたいた。そこで今回は『スポーツに優れた者の特別推薦入学試験』で入学した15名にインタビューを敢行。大学での意気込みなどさまざまなことを伺った。第3弾は内野手編。内野手としての入学が発表された内海壮太（法1＝御殿場西）、武川廉（人1＝滋賀学園）、中津大和（営1＝小松大谷）、山城航太郎（キャ1＝福岡大大濠）の4人のインタビューをお届けする。
『スポーツに優れた者の特別推薦入学試験』による新入生一覧
| ポジション | 氏名 | 出身高校 |
| 投手 | 安達壮汰 | 桐光学園 |
| 阿部巧雅 | 上田西 | |
| 篠木健太郎 | 木更津総合 | |
| 吉鶴翔瑛 | 木更津総合 | |
| 捕手 | 鈴木大照 | 明徳義塾 |
| 田所宗大 | いなべ総合 | |
| 吉安遼哉 | 大阪桐蔭 | |
| 内野手 | 内海壮太 | 御殿場西 |
| 武川廉 | 滋賀学園 | |
| 中津大和 | 小松大谷 | |
| 山城航太郎 | 福岡大大濠 | |
| 外野手 | 瀧倖之介 | 佐伯鶴城 |
| 田中勝大 | 天理 | |
| 西村友哉 | 中京大中京 | |
| 姫木陸斗 | 日大藤沢 |
選手インタビュー
内海壮太 内野手
ー高校3年間を振り返って
自分は地元が広島で、静岡の御殿場西という高校で寮生活をしていました。（監督が）父の昔の監督ということで（御殿場西高に）入らせてもらいました。高校3年間ではとにかく技術がついたのは間違い無いですけど、野球のノウハウとか練習で上手くなる方法を教えてもらいました。
ー高校3年間で自身が成長したと思う点
1年生の時に試合に出たときの考えの持ちようと、3年生の時に試合に出た時の考えの持ちようは変わりました。自信がついたというのもあるんですけど、準備とかを含めていろいろと考えるということが出来るようになったのが成長した点かなと思います。
ー六大学の印象
日本でもトップのリーグだと思うので、自分は高校に入学した時は行きたいと思っていなかったですし、行けるとも思っていませんでした。でも、高校3年生の時にリーグ戦とかを見てすごくレベルが高いなと思いましたし、今はすごく楽しみです。
ー法大を選んだ理由
日本の中でもトップのリーグだと思うので、伝統のある法政大学で活躍したいなと思ったのがいちばんです。
ー進学にあたって法大で野球をされていたお父様にかけられた言葉
野球はもちろん、それ以外も大学の4年間で学べることがいっぱいあるという話をされました。1日1日をしっかり過ごせたらなと思います。
ーご自身のアピールポイント
バッティングです。その中でも勝負強いバッティングがいちばんのアピールポイントだと思います。
ー好きな選手などは
メジャーリーグのフェルナンド・タティスJr.（サンディエゴ・パドレス）選手が高校2年生の時から好きで、華があるプレーとかがかっこいいなと思っていました。
ーメジャーリーグが好き
高校の時からすごく好きです。パドレスとか（シカゴ）カブスが好きです。
ー意識している選手は
自分が中学時代から憧れていたというか、チームメイトだった同志社大学の杉井秀斗という選手がいるんですけど、その選手は昔から人間性とかも良い選手なので憧れてはいました。
ー寮で同部屋の選手は
樺嶋（竜太郎、人3＝福岡大大濠）さんです。樺嶋さんはすごく優しい方なので、樺嶋さんが1年生の時にどんなことがあったのかとか、今のメンバーがどんな感じだったのかというのを教えてもらいました。
ー同級生で仲のいい選手は
面白い選手といったら大阪桐蔭から来た吉安（遼哉、法1）とかは面白いです。ムードメーカー的存在ですね。
ー今年の目標は
まずはしっかり1年生の時からアピールして、リーグ戦に出られるように頑張っていきたいと思います。
ー大学を通しての目標は
将来的にはプロ野球選手になりたいと思っているので、それに相応しい実績や結果を残していきたいです。
ーファンの方に向けて
これから4年間精一杯頑張ります。4年間応援お願いします。
（取材・五嶋健）
内海 壮太(うつみ・そうた）
法学部1年
御殿場西高校
183cm76kg・右投右打
『御殿場西高では静岡屈指の右の大砲として、その名をとどろかせた。持ち味の勝負強い打撃を生かし、神宮の地でもアーチを描く姿に期待したい』
武川廉 内野手
―入寮して
少しずつ先輩とコミュニケーションとったりして慣れてきました。寮生活をしていたので、似ている部分もあって違和感はないですけど、練習のレベルや内容、雰囲気は違って苦戦するとこもあったりします。
―現役を終えてから
卒業式まで高校の寮にいて練習をしていました。帰れる距離ではありましたが、通学の時間も練習に充てたいと思って寮に残っていました。
―加藤重雄監督、大島公一助監督の印象
練習会の時は前の監督だったので、初めて（加藤監督には）お会いしたんですけど、大島さんは選手に近い距離で指導されるのでとてもやりやすいです。
―法大に入った経緯
高いレベルでやりたかったからです。高校の先輩もいて、六大学でやりたいと思って選びました。
―印象に残る試合
1年生の時に新チーム初めての試合で決勝タイムリーを打った試合があって、それから飛躍的にバッティングも良くなって試合に出続けられたので、それがターニングポイントになっています。
―同期について
関西勢もいて、コミュニケーションを取っていて知っている子もいたので違和感なくは入れました。
―尊敬する先輩は
岡田（悠希、人4＝龍谷大平安）さんがリーグ戦で昨年ホームランを打っていて、練習しているところを見てバッティングの力強さが改めてすごいと思いました。
―アピールポイント
大きいのを打てるわけではないので、守備や走塁、打撃では確実性や出塁率とかの部分で総合的に評価される選手になりたいです。
―今年の目標
先輩とはまだレベルが違うので体づくりをしてしっかり戦えるようにしたいです。先輩から多くのことを吸収してできるだけ早く試合に出られるようにしたいです。
―4年間の目標
素晴らしい大学でやらせてもらえるので毎日を無駄にせず全力でやれば、いい思いができると思うので、チームを引っ張れるような選手になりたいです。
―意気込み
最終的にはリーグ優勝、日本一になりたいので、試合に出られるようにまずはしっかり準備をして、先輩たちのようにしっかりやっていきたいです。
（取材・山田陸斗）
武川 廉(たけかわ・れん）
人間環境学部1年
滋賀学園高校
178cm73kg・右投右打
『打撃が持ち味の大型内野手。し烈な内野手争いの中でスタメン争いに食い込んでいけるか』
中津大和 内野手
ー高校3年間を振り返って
自分は1年生の頃から試合に出させてもらって、3年生の時にはキャプテンをやらせてもらったのですごく良い経験になったなと思います。
ー主将を務めた際に意識したこと
3年生が自分たちの代は16人といつもより少ない人数だったので、いろいろと意見を出しながらチームを一つにまとめるようにやっていました。
ー六大学の印象
すごくレベルが高くて、すごく注目度も高いリーグだと思うので、そこで自分も活躍してプロに行けるように頑張りたいと思います。
ー法大を選んだ理由
部長とかの紹介で自分も行きたいと思って、そこで入りました。
ーご自身のアピールポイント
足を生かしたプレーがアピールポイントだと思うので、しっかりと足を生かして走って、打って、守っていきたいと思います。
ー参考にしている選手は
守備では西武の源田（壮亮）選手の守備を参考にしています。滑らかなプレーをされるので、そこを意識しています。打撃では日本ハムファイターズの近藤健介選手です。ミート力が高いので、いつも動画などを見て参考にしています。
ー好きな球団や選手は
好きな球団は特にないですけど、源田選手は意識して見ています。
ー寮で同部屋の選手は
河野賢伍（法3＝西武台千葉）選手です。まずは（大学に）慣れるためにいろいろと話しかけてもらってます。
ー同級生で仲のいい選手は
姫木（陸斗、人1＝日大藤沢）選手です。
ー今年の目標は
まずは少しでもチームに慣れて、少しでもチームに貢献できるような選手になりたいなと思います。
ー大学を通しての目標は
日本一になって、そこで活躍できる選手になりたいです。
ーファンの方に向けてのメッセージ
頑張ります！
（取材・五嶋健）
中津 大和(なかつ・やまと）
経営学部1年
小松大谷高校
180cm70kg・右投左打
『世代トップクラスの守備力を持つ遊撃手。持ち前の高い走力を生かしたプレーで法大でも内野の要として活躍する姿に期待がかかる』
山城航太郎 投手
―高校3年間を振り返って
（中学までは）個人の野球の技術向上を求めてやってきたんですけど、高校では中身というか、人間性の部分など、技術以外の大事な部分の重要性を理解して野球ができるようになった3年間でした。
―高校の同期の山下舜平大投手がオリックスに入団しましたが
（山下投手は）体も大きいですし、ボールの質もすごいなと思ったので、あこがれというか少しでも近づけるようになりたいなと思いました。
―大学では投手と野手どちらでやっていくのか
大学ではピッチャーに専念しようかなと考えています。
―なぜ投手を選んだのか
個人的にやっていて楽しいのがピッチャーですし、自分を客観的に見たときにより可能性があると思ったのでピッチャーに専念しようと思いました。
―目標の選手は
（三浦）銀二（キャ4＝福岡大大濠）さんです。（高校の）先輩でもありますし、結果も残していて、人間的な部分でも尊敬できる部分があるので少しでも近づきたいなと思います。
―法大に入った理由は
六大学はレベルが高いところですし、自分は周りのレベルが高いほうが刺激がもらえて練習への活力にもつなげられると思うので、レベルの高いところに挑戦したいと思ってここに来ました。
―寮生活は
初めての寮生活なんですけど、すごく楽しいです。
―高校野球と比較しての違いは
大学になると高校と違って自分次第というか、組織的というよりは自分のやる気次第という部分があります。環境はそろっていると思うのであとは自分次第だなと思いました。
―4年間での目標は
日本一のピッチャーになることです。
―今年の目標は
メンバーに入るというよりは、ピッチャーとしての経験が自分は浅いので、体づくり等をして基礎をしっかり作って来年から投げられるようにしたいです。
―今現在の課題は
ボールの質が野手っぽいというか、ノビであったりキレっていうのがまだないと思うのでそういう部分は直したいです。
―課題克服のために必要なことは
今まで下半身トレーニングやウエート関係をあまりやってこなかったので、（法大には）トレーニング器具もそろっているので、そこをしっかりやっていって体をつくっていったら変わってくるのかなと思っています。
―趣味は
映画を見ることです。
―オフの日は映画を見て過ごすことが多いですか
そうですね。大体はNetflixとかで映画を見ていますね。
―好きな食べ物は
パイナップルです。
―好きなプロ野球の球団は
小さいころは地元のソフトバンクのファンだったんですけど、（山下）舜平大がオリックスに入ったのでこれからはオリックスを応援したいです。
―最後に意気込みをお願いします
今まで関わってきた皆さんが応援してくださるので、その期待に応えて恩返ししていけるように頑張りたいと思います。
（取材・二瓶堅太）
山城 航太郎（やましろ・こうたろう）
キャリアデザイン学部1年
福岡大大濠高校
180cm 77㎏・右投げ右打ち
『最速149㌔を誇る右腕。高校通算21本塁打と打撃面の評価も高いが、大学では投手に専念する。投手経験は浅いが、将来のエース候補に名乗りを上げる』
