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【陸上競技】第100回関東学生対校選手権 3、4日目 400mH黒川が優勝!男子1部総合では3位に!

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【陸上競技】第100回関東学生対校選手権 3、4日目 400mH黒川が優勝!男子1部総合では3位に!

第100回関東学生対校選手権
2021年5月22日(土)、23日(日)
相模原ギオンスタジアム

4日間にわたり熱き戦いが繰り広げられた関東学生対校選手権(関東インカレ)が全競技を終えた。先日行われた東京五輪テストイベントで五輪標準を切るなど急激な成長を見せている400mH黒川和樹(2)が、ライバルらをおさえて優勝を果たした。また、桑田成仁(4)は出場した4種目全てで入賞したほか、女子マイルリレーの入賞など、随所で法大の活躍が見られた。男子1部の総合得点では3位となり、「総合に関しては、今年は6番から8番くらいを狙っていきたい」という苅部俊二監督の期待を大きく超える好成績を残した。

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試合結果

男子1部総合得点

順位 大学名 総合得点
1位 順大 141.5点
2位 日大 105点
3位 法大 79点
4位 東海大 77点
5位 早大 71点

女子1部総合得点

順位 大学名 総合得点
1位 日体大 195点
2位 筑大 90点
3位 青学大 74点
4位 中大 54点
5位 順大 47点
:
17位 法大 9点

種目別結果

種目 ラウンド 選手名 記録 順位
男子200m 予選 1 田原蓮  21秒43 (−2.1) 3着
2 山路康太郎  21秒39 (−1.2) 4着
5 桑田成仁 21秒38 (−1.3) 1着
準決勝 1 田原 21秒10 (+2.0) 6着
2 桑田 20秒84 (+1.7)/PB 4着
2 山路 20秒85 (+1.7)/PB 6着
決勝 桑田  20秒99 (+4.1) 6位
男子800m 予選 1 松本純弥  1分51秒55 1着
2  宮下朝光 1分53秒93 6着
準決勝 2 松本 1分51秒90 1着
 決勝  松本 1分52秒69 5位
男子5000m 決勝 鎌田航生 14分17秒39 14位
 宗像直輝 14分41秒72 27位
宮岡幸大 15分11秒39 34位
男子400mH 予選 1 荒川大輝 58秒19 8着
2 黒川和樹 50秒98 1着
3 児玉悠作 51秒30 2着
決勝 黒川 49秒76 優勝
児玉 51秒07 4位
男子3000mSC 予選 2 中園慎太朗 8分58秒87 1着
決勝 中園 8分51秒80/PB 4位
男子三段跳 決勝 秋山裕樹 15m65 (+3.1) 4位
 植野諒豪 15m11 (+4.8) 10位
男子棒高跳 決勝 石渡雄也 NM
男子円盤投 決勝 岩撫健太郎 40m10 18位
男子4×400mR 予選 1 木下祐一 3分09秒37 1着
富田大智
山本祐大
澤田夏輝
 決勝  木下ー富田ー山本ー澤田  3分08秒89 3位
女子200m 予選 1 佐藤瑠歩 26秒01 (−1.4) 8着
2 熊谷遥未 26秒08 (−2.1) 7着
4 川中葵琳 24秒94 (−1.0) 3着
準決勝 1 川中  24秒43(+2.0)/PB 4着
 決勝  川中 24秒35 (+4.4) 7位
女子800m 予選 1 宮治河奈  DNS
女子400mH 予選 1 金森佑奈 1分03秒91 5着
3 樋口夏美 1分05秒09 2着
4  中野なみち 1分01秒54 3着
準決勝 1 中野  1分01秒47 3着
1 樋口夏 1分04秒93 6着
2 金森  1分04秒88 6着
決勝 中野 1分01秒49 6位
女子4×400mR 予選 1 中野 3分50秒68 3着
川中
佐藤
熊谷
 決勝  中野‐川中一佐藤‐熊谷  3分52秒29 7位

戦評

 男子200m

男子200m予選には田原蓮(1)、山路康太郎(3)、昨年この種目で優勝した桑田成仁(4)が出場した。3選手とも予選を突破し、迎えた準決勝。1組に登場した田原はコーナーをうまく走り上位につけるも、後半粘りきれず6着。混戦となった2組には山路と桑田が登場。20秒8台が6人とハイレベルなレースとなったが、桑田が20秒84 (+1.7)で駒を進める。山路は決勝進出ラインと同タイムの20秒85 を出すも、着順で惜しくも決勝進出はならなかった。決勝では中盤まで上位争いを演じたが、6位でフィニッシュし、出場した4種目全てで入賞を果たした。

 男子800m

予選1組目に登場したのは法政の中距離エースである松本純也(3)。レース前半は最後方から様子を見るように走り、400m付近からギアを上げ一気に先頭に立つ。得意のレース展開で1位でフィニッシュ。2組目には宮下朝光(2)が登場。レース序盤から好位置につき、700m付近までは先頭に食らい付いていたが、ラストのストレートで引き離され6位でゴール。悔しい結果となった
準決勝には3年の松本が出場。序盤から落ち着いたスタートを切った。直線に差し掛かった辺りから速度を上げ始め、周りの選手を颯爽と追い抜いて1着でフィニッシュ、見事に決勝進出へと駒を進めた。
迎えた決勝。レースはスタート直後に二見優輝(筑波大)が飛び出し、松本が追いかける展開に。ハイペースで進み、残り1周を切ったところで松本が先頭に追いつくが、直後に中大の金子魅玖人が一気にスピードを上げる。松本も対応するが、ラストの直線で脚が止まってしまい5位でゴールした。1年次に関東インカレで優勝経験のある松本にとっては不本意な結果となったが今後の活躍に期待がかかる。

 男子400mH

男子400mHには荒川大輝(4)、黒川和樹(2)、児玉悠作(3)の3選手が出場。9日に東京五輪の参加標準記録を突破した黒川は2組に登場。余力を残しながら1着でフィニッシュ。児玉も3組2着で、昨年に引き続き決勝に駒を進めた。荒川は1組8着で決勝進出はならなかった。
決勝では序盤から黒川が積極的なレースを展開し、他の選手達を突き放す。終盤、山内大夢(早大)が追い上げるがトップを守ったままゴール。東京五輪の参加標準記録を突破した勢いそのままに関カレ初優勝を果たした。児玉は好位置でレースを進め、最後のストレートで前を走る選手を交わし4位に入った。

 男子5000m

この種目には鎌田航生(4)、宗像直輝(2)、ルーキーの宮岡幸大(1)が登場した。鎌田は序盤から先頭を引っ張るがその後、後退。宗像と宮岡も集団から遅れ、3選手とも入賞を逃し、自己ベストから遅れる形となった。しかし今季飛躍が期待される宗像、宮岡の下級生コンビが関東インカレという大会に出走したことは、大きな財産となった。この経験を糧にして、これからやって来る駅伝シーズンに活かしていきたい。

 男子3000mSC

トラックシーズンでは3000mSCに臨む中園慎太朗(3)が予選2組に登場した。序盤は集団の中央から後方あたりで体力を温存し耐えるレース展開。しかし2000mを超えた瞬間、一気にスピードを上げて集団の先頭に躍り出ると加速は止まらずそのまま先頭をキープ。最後まで先頭を譲らず、8分58秒87の1着でゴールし危なげなく決勝進出を決めた。
迎えた決勝。早い段階で服部壮馬(順大)が1人抜け出し、中園は第2集団でレースを進める。残り2周になり菖蒲敦司(早大)がペースを上げ、集団が縦長に。中園はペースアップに落ち着いて対応し、最後の直線で気迫のスパート見せて自己ベストを更新。4位に食いこんだ。

 男子棒高跳

棒高跳に登場したのは石渡雄也(3)だ。4m70から試技がスタート。4m90のPBを持つ石渡にとっては、何とかクリアし次へとつなげたい高さであったが、惜しくも越える事は出来ず。ノーマークとなった。

 男子円盤投

決勝進出者は3、4年生ばかりと実力者が揃う中で登場した岩撫健太郎(1)。1回目の試技はNMとなったものの、2回目では40m10という記録を出した。健闘したものの、3回目は思うように記録が伸びず、自己ベスト更新とはならなかった。

 男子三段跳

前回7位入賞の秋山裕樹(3)、昨年11位の植野諒豪(2)が出場。秋山は1回目から15m42(+5.6)をマークし早くも上位に入る。その後6回目で15m65(+3.1)をマークして4位となり、昨年に続いて入賞を果たした。植野は15m11(+4.8)をマークしたが、10位と入賞には届かなかった。

 男子4×400mR

木下祐一(1)、富田大智(2)、山本祐大(3)、澤田夏輝(4)というメンバーでレースに望んだ男子マイルリレー。今大会400mで準優勝を飾るなど調子を上げてきた2走の富田が圧巻の走りをみせトップに追い上げる。一度は追いつかれたもののトップをキープし、余裕を持ってゴール。決勝に駒を進めた。
予選を組トップで通過して臨んだ決勝。前回大会で2連覇を達成したディフェンディングチャンピオン・東洋大を序盤からリードし、一時はトップに立つなど攻めのレースを見せた。中盤以降は東洋大・早大にトップ争いを譲るが、2校を猛追し、4走・澤田がラスト200mを切った所で仕掛けて優勝に近づく。その後再び東洋大・早大に抜かれたものの、3位に入り表彰台に上った。

女子200m

女子200m予選には佐藤瑠歩(1)、熊谷遥未(2)、昨日行われた100mで入賞した川中葵琳(2)が出場した。佐藤、熊谷は力強い走りを見せるも予選突破はならなかったが川中は好スタートを切り、スピードに乗った走りで準決勝進出を決めた。準決勝では後半粘り、24秒43(+2.0)でフィニッシュ。2年連続の決勝進出を果たす。迎えた決勝、実力者がそろう中、力強い走りを見せるも上位争いからは離され7位でゴールした。

 女子400mH

法大からは3人が出場した。1組目に登場した金森は、レース序盤から先頭に離される展開となり、5位でフィニッシュ。しかしタイムで拾われ準決勝進出となった。3組目の樋口夏は10台目のハードルを跳んだ後の直線で追い上げを見せ、2位でフィニッシュ。4組目の中野はレース序盤から安定した走りを見せ、その後もスピードは落ちる事なく3位でフィニッシュ。3人揃って準決勝進出と素晴らしい結果となった。
続く準決勝。中野は最後100mで追い上げ、見事3位で決勝に駒を進めた。樋口夏、金森も懸命に食らいついたが惜しくも決勝進出とはならなかった。
決勝では、中野は前半から積極的な走りを見せる。後半に入ってからも粘りの走りで6位入賞。インカレでは自身初の決勝となったが堂々とした走りで駆け抜けた。

 女子4×400mR

中野、川中、佐藤、熊谷のメンバーでレースに望んだ。序盤少し出遅れたものの、中盤は3位をキープし続けた。惜しくもあと一歩が届かず決勝確定の2着にはなれなかったが、タイムで拾われ見事決勝進出進出を果たした。
予選と同じ布陣で挑んだ決勝。序盤から離され、上位争いに加われない苦しい展開になるも、懸命に前を追う。最後は4走・熊谷が立大を振り切り、7位でフィニッシュ。2年連続の入賞を果たした。

 

選手インタビューは後日掲載予定!

 

 

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