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【テニス】2021年度関東学生テニストーナメント大会 準々決勝 女子は猪川結花が、男子ダブルスは佐野・高清水、守屋・加藤木ペアがベスト4進出!

2021年度関東学生テニストーナメント大会
2021年6月3日(木)、5日(土)
早稲田大学東伏見コート

5月24日から開催されている関東学生テニストーナメント大会(春関)本選。女子シングルスは猪川結花が、男子ダブルスは、佐野・高清水、守屋・加藤木ペアがそれぞれベスト4進出を果たし、男子ダブルスは準決勝で同校対決が実現することとなった。

予選会から勝ち抜きベスト8入りを果たした佐藤太耀

男子シングルス準々決勝

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
佐藤太耀(現福2)  2-6,3-6 白藤成(慶大)

男子ダブルス準々決勝

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
守屋達貴(人3)・加藤木塁(経2) 3-6,6-4,12-10 吉田響介・古賀拓海(駒大)
佐野有佑(済4)・高清水研人(済4) 3-6,6-3,10-7 保坂駿太・在原迅(立大)
 田中諒弥・ 矢島淳揮   6-2,1-6,7-10 中山樹・末尾拓翔(駒大)

女子シングルス準々決勝

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
 猪川結花(社3) 6-4,6-3   徳安莉菜(明大)

戦評

男子ダブルス準々決勝
中山・末尾ペア(駒大)と対戦した田中・矢島ペアは、ファーストセット、序盤はミスもあったが、第5、7ゲームでは鋭いリターンから上手く相手のミスを誘うことに成功。立て続けにブレイクし6-2。勢いに乗りたいセカンドセットであったが、「自分たちのミスから相手を上げてしまった」と、第2ゲームでいきなりブレイクを許すと、挽回できず1-6で落としてしまう。ファイナルセットでも、流れを引き戻すことができず悔しい準々決勝敗退。昨年度の成績を超えることはできなかった。

守屋・加藤木ペアは吉田・古賀ペア(駒大)と対戦。ファーストセットはなんとか食らい付いていくも、相手の勢いに押され、第7ゲームから立て続けにブレイクされる。その後ミスも増え、3-6で落としてしまう。続くセカンドセット。第1ゲーム、第3ゲームと連続して相手からブレイクを奪う。そこから一進一退の攻防が続くも、流れを引き寄せ、6-4で第2セットをものにした。運命の最終セットは互いに粘り強いプレーを見せデュースとなるも、攻めの姿勢を崩さず、見事ベスト4へと駒を進めた。

今大会第4シードの佐野・高清水ペア。ファーストセットは、序盤から両者一歩も譲らぬ展開をみせる。しかし第7ゲームからミスが目立ちはじめ、遂に第8ゲームで相手のブレイクを許し、3-6でこのセットを落とす。続くセカンドセットでは、相手に押されながらも着実にサービスゲームを取り続ける。その後、第8ゲームのブレイクに成功してから流れを掴み、6-3でこのセットをものにした。そしてファイナルセット。セカンドセットを取ったことで勢いに乗った佐野・高清水は、そのまま攻めの姿勢を崩さず、10-7で2年連続のベスト4進出を果たした。

惜しくもベスト8敗退となった田中・矢島ペア

男女シングルス準々決勝
予選会から見事勝ち抜いてきた佐藤太耀。ファーストセットは相手の球に翻弄されながら必死に食らい付いていくも、第3ゲームから立て続けに相手のブレイクを許してしまう。その後第6、8ゲームとブレイクに成功したが、3-6でこのセットを落としてしまう。続くセカンドセット。序盤から苦戦を強いられ、第2ゲームから連続してブレイクを奪われる。そこから粘り強いプレーを見せるも3-6で敗退。元プロ選手を相手に健闘するも、ベスト4進出は叶わなかった。

今大会ここまで圧倒的な差を見せ、ベスト8入りを果たした猪川結花。試合後「ファーストは本当に足が動かなかった」と言っていたものの、第2ゲームで先にブレイクに成功するなど試合は序盤から猪川ペースで進んでいく。第9ゲームでミスショットを連発しブレイクを許すが、その後は持ち直しファーストセットを6-4でものにする。続くセカンドセット。第1ゲームをブレイクされるもすぐにブレイクバック、試合は一進一退の展開へ。その後、第8ゲームで猪川が持ち前のストロークでブレイク。そのまま自身のセットをキープし、ストレート勝ち。見事ベスト4入りを果たした。

(記事、写真:鳥越花音、宮川昇、溝口真央)

選手コメント

田中諒弥・ 矢島淳揮

―試合を振り返って
田中:試合の後半は集中力を欠いてしまって、相手の調子が上がってきたというよりは、僕たちが相手を上げてしまったのかなと思います。
矢島:田中さんが今言ったように、相手が急に良くなったというよりは、僕たちのプレーが落ちてしまったから、相手が上がってきたというような感じでした。ファイナルはその流れを変えるために声を出して、相手をひるませようとしたんですけど、プレーで挽回することができなかったなと思います。

―ファーストセットは着実にポイントを重ねました
田中:入りはすごく良かったと思います。前半はミスが多くて2-2と均衡していたんですけど、(矢島)淳揮のリターンが入り出してから、楽になって展開しやすくなりました。
矢島:試合の入りはお互いにリターンが入らなくて、キープを続けていました。2-2-からどこで差が出たかというと、相手のボレーヤーがミスをするような、良いリターンを打つことができたのが大きかったと思います。

―インカレに向けて
田中:僕は去年の春関もベスト8で負けていて、それを超えることができなかったので、インカレでは去年の結果を超えられるように頑張りたいです。ラストイヤーなので、集大成として悔いが残らないように、自分が納得する形で終えたいと思います。
矢島:僕はダブルスは初全国大会なので、今日みたいな不甲斐ない試合をしないように、僕は田中さんにペアを組んでもらった側なので、足を引っ張らないように、お互いに納得して終われるように頑張りたいと思います。

佐野有佑・高清水研人

ー本日の試合を振り返って
佐野:就活で練習できてないのと、コンディションの関係もあって、自分たちでチャンスを掴みにいくというよりは、ワンチャンスをものにできたのかなと思います。ファーストも落としましたし、セカンドもブレイクするまではブレイクできる要素もなかったので、一本を生かすことができたのが勝利につながったのかなと思います。ファイナルセットは当然緊張したんですけど、公式戦で研人と組んで10ポイントは負けたことがほとんどなく、それが自信になったというのもあって、自分たちらしくパフォーマンスを発揮できたかなと思います。
高清水:テニス自体はボロボロで、ラケットぶん投げてやろうと思うくらい球が入らなかったんですけど、相手がくれたようなチャンスを逃さずにいけて、10ポイントも勝てたので、最終的に勝てるという自信はついたのかなと思います。

ー相手の印象、それを踏まえての戦略
佐野:1人はストロークが安定していたので、僕の反応がちょっと遅くなってしまい、ボレーで苦戦しました。あと、相手のストロークが強い分、前衛がしっかり動けていたので、それはそれで厄介だなと思いました。まずはリターンをしっかり入れて、あとは2人で走りまくろうと試合中言っていたので、それが何とかポイントにつながったのかなと思います。
高清水:サーブも速いしストロークも速いみたいな、安定してて厄介でした。相手の片方が左利きなので、サーブの曲がる方向が逆だったり、ストロークの球種も違ってきて、そういったところの変化も厄介だなという印象でした。戦略としては、僕はやってみるまで相手のことがわからなかったので、1セット目でちょっとやばいと思ったんですけど、2セット目で速いボールをブロックして、ゆっくり左利きの選手の方をボレーでしっかりカットしていくことで上手くいったかなと思います。

ー勝因はどの部分にありますか
佐野:セカンドの後半まではブレイクできる要素がなくて、これ本当に大丈夫かなと思っていましたけど、段々と相手の球に慣れて特徴がわかってきたことで、とりあえずロブを入れてみるとか、そういったことをしてみたり、あとはファイナルセットはリターンがいつも通りクロスにひっぱれるようになりました。それから、球も相手の足元にしっかり打てていたので、まさに接戦という時にこそ引くことなく、自分からしっかりポイントを掴みに行くことが勝利に繋がったのかなと思います。
高清水:格好良く言えば経験の差で、ダサく言えば本当にまぐれで、実力としては本当に拮抗していました。今、自分達のテニスがあまりできていない状況でここまでテニスを競れたことが勝利につながったと思います。最後大事なところだけ僕らが取ったという感じなので、経験の差でお願いします(笑)

ー次の試合の意気込み
佐野:次、守屋・加藤木が勝ったら法政対決になるんですけど、法政としてもチームとしても同校対決は実現したいところではあります。そうなるとお互い知り尽くしているというか…まぁ楽しくやりたいですね。仮に相手が法政じゃないとしたら、相手を分析して特色を踏まえた上でプレーしたいです。
高清水:同校対決になったら、どっち勝っても法政が決勝にいけるってことで、クソ楽しく、気楽に楽しみたいなと思います。

守屋達貴・加藤木塁

ー本日の試合を振り返って
守屋:今日の試合は入りがフワフワしてしまったり、アップも適当にやってしまって、なかなか自分たちのプレーができない上に、相手に勢いで来られて引いてしまいました。後半には何とかまとまっていくんですが、今大会は出だしが悪いので、前半にもっと集中して入ればもっと良いプレーができるのではないかと思います。
加藤木:僕も入りが悪いのですが、どんどん後半になっていくと自分たちの調子も上がっていくので、最初から100%の力でできるような準備を次の試合でしていきたいと思います。

ー相手の印象、それを踏まえた上での戦略は
守屋:けっこう勢いがあって、ガツガツきて、速い球を打ってくる相手だったので、それに引かないでどんどん前に入ろうっていう作戦が上手くいったかなと思います。相手に対して勢いがあって恐れ知らずな印象を受けたので、怖い部分がありましたね。

ー今日の勝因は
守屋:今大会は全試合タイブレークを経験しているので、タイブレークになったときに引かずに向かっていけたのが強かったかな。タイブレークの経験が今日は大きかったと思います。
加藤木:競ったときに自分たちが積極的にプレーできたことが、勝利につながっているのかなと今大会を通して思っています。

ー次の同校対決への意気込み
守屋:シードも相手のが高く、先輩なので相手を倒すことを考えるというよりは、自分たちがプレッシャーを感じず、のびのびと良いプレーをするように考えて試合をしていきたいと思います。
加藤木:ブッ飛ばします(笑)。先輩ということはあまり頭に入れないで、アグレッシブに自分から攻めていけたらなと思います。

猪川結花

―今日の試合を振り返って
ファーストは全然足が動かなくて、やばいなと思っていました。特に何かしていたわけじゃないんですけど、いい感じにコートに返したら相手もミスってくれたのでいい流れが来てくれました。セカンドは結構動くようになってきて、その分相手もミスが減ってきて、ずっとキープキープで4-3のところでブレイクできたのがすごい大きかったかなと思います。

―相手の選手とは以前戦ったことありますか
高校の時に同じ地方で試合はしたことがあったのでどんな感じかはわかってました。

―お相手はどういうところがうまい選手ですか
打ってこれるし、粘り強さもあるようなオールラウンダーというか、全部できる選手です。

―今日のコンデション
ひどかったです(笑)。

―4回戦から3日間ほど空きましたがその間なにか練習はしていましたか
4回戦の次の日が、ダブルスのコンソレで、そして昨日が雨だったので昨日はずっと寝てました(笑)。
でも今回の春関は、雨とかで中止になったりして日程が空いてくれるので、体力がない分そこに助けられてます(笑)。

―最後に次の準決勝への意気込み
戦う相手は格上なので、思い切ってやろうかなと思います!

佐藤太耀

ー試合を振り返って
相手は元プロということもあって強いのは分かっていたんですけど、途中カウンターをくらったときにそこから一歩引いてしまいました。向こうは下がらずにずっと攻めてきている中で、下がって守り気味になっちゃったところが敗因だと思います。

ー相手の印象は
相手が強いことは分かっていたので、名前負けしないようにいこうと思っていました。動画も見てきたんですけど、向こうは打てないコースがなく、強いなという印象でした。そのままいろんなところにボールを打ってきて太刀打ちできませんでした。

ーコンディションは
悪くはないですね。昨日も運動して、栄養もしっかり取って、きちんと体調整えて、悪い状態ではなかったと思います。ただ、サーブがちょっと入ってなかったんで、そこは悪かったですね。

ー試合後にトレーナーからいただいた言葉は
トレーナーには「2年生でここまで来れたのを自信にして、ああいう相手とやれたことに感謝して、これからもっと努力して頑張ってくれ」と言われました。

ー敗因は
サーブの確率が悪かったのと、相手が強くて自分が引いてプレーをしてしまったことですね。

ーインカレに向けて調整したいことは
サーブをもっと強化するのと、周りを見てもウエイトが足りないと思うので、体重を増やし、体格を大きくして頑張りたいと思います。

ーインカレの目標や意気込みをお願いします
インカレ優勝目指して頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします。

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