第7日(8/22)
男子ダブルス準々決勝
男子ダブルス準々決勝に登場したのは、法大男子勢で唯一勝ち残った中川・大田ペア。対する相手は、今大会第一シードの羽澤・藤原ペア(慶大)。悲願の優勝へ向けて大事な一戦が幕を開けた。
ファーストセット。第3ゲームをブレイクされ序盤から相手の強さを目の当たりにする展開となる。互いに一歩も譲らない白熱した展開が続く中、試合が動いたのは第8ゲーム。大田のネット際のプレーが光り、ブレイクに成功。しかし、相手の並行陣での攻撃に対応しきれず、このセットを4-6で落としてしまう。
続くセカンドセットも一進一退の攻防に。試合が動いたのは第5ゲーム。どんな球でも返す相手の強さをまざまざと見せつけられブレイクを許してしまう。巻き返しを図りたいところであったが、力及ばす4-6で終了。ストレート負けでベスト8敗退を喫した。
試合後、今大会の結果を受け「悔しい。とにかく悔しい。もし次の団体戦があるなら選手や様々な人の力を借りつつ、今度こそどうにかどうにか優勝したい」と思いを吐露した中川。引退まで残りわずかの中、悲願の優勝へ向け突き進んで欲しい。
女子シングルス準々決勝
女子シングルス準々決勝に登場した猪川結花は昨年インカレ女王の阿部宏美(筑波大)と対戦した。ファーストセット。最初のゲームでいきなりブレイクを許す苦しい立ち上がりとなる。中盤、猪川は力強いストロークで相手を翻弄するが、第7ゲーム、第9ゲームと立て続けにブレイクされ、3-6でこのセットを落としてしまう。続くセカンドセット。序盤は両者一歩も譲らぬ展開を見せたが、第5ゲームを猪川がブレイク。その後も攻めの姿勢を崩さず、このセットをものにした。勝負のファイナルセット。粘り強く食らいつくも、女王の壁は厚く惜敗。当初の目標を超えるベスト8で猪川のインカレは幕を閉じた。
(取材/鳥越花音・溝口真央)
選手コメント
猪川結花
―試合を振り返って
インカレインドアでボコボコにやられた格上の相手に対して、ワンセット取れてそれなりに競れたので自分の中では満足いく試合でした。負けたけどすごく楽しかったし、いい経験になりました。
―セカンドセットを獲得してファイナルまで持ち込めた要因は
相手のサーブが取れなくて苦戦していた時に、積極的にリターンを打って、どうにかブレイクできたことがきっかけです。
―インカレ全体を振り返って
緊急事態宣言が出て、インカレがあるか分からない状態の中、学連の方や大会関係者の方が運営してくれたおかげで開催できて感謝しています。あと、私のシングルスが終わるまでずっと会場にいてくれたコーチやLINEを送ってくれた友達や部員の人たちにも感謝したいです。大会があったからこそいい成績が残せたのでとても良かったと思います。
―去年のベスト32から今年はベスト8まで成績を伸ばしました。今年1年はどのような練習を積んできましたか?
部の練習はそこまでキツい練習をするわけではないんですけど、その短い練習時間の中で自分のプレースタイルをもっと確立させるために、技術とかストロークの正確性とかを高めたりする練習をしています。
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