日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)
2021年12月28日(火)
帯広の森アイスアリーナ第1
前日の準々決勝では、早大相手に3Pで得点を重ね見事勝利、ベスト4進出を果たした法大。続く相手は早大同様秋リーグのリベンジとなる明大。試合は序盤から明治に少し押される形で展開され、開始14分には先制点を奪われる。さらに第2Pでも追加点を奪われ、迎えた最終P。#18金子のシュートにより1点巻き返したものの虚しく5-1で決勝進出とはならず、明日の3位決定戦へと進むこととなった。(なおインカレは完全無観客となっております。試合の様子は、KAISERS TVで配信予定です。詳しくは部の公式Twitter、Instagram等をご覧ください。)
試合結果
トータル試合結果
1 (20) |
0(6) | 1P | 1(12) | 5 (34) |
---|---|---|---|---|
0(7) | 2P | 1(9) | ||
法政大学 | 1(7) | 3P | 3(13) | 明治大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
明大 | 14:55 | 10 佐久間雄大 | 92 中條廉 | 12 青山大基 | ー |
明大 | 27:41 | 17 下山学路 | ー | ー | ー |
法大 | 44:20 | 18 金子凌大 | 80 金澤颯 | 77 安藤永吉 | PP |
明大 | 47:28 | 16 三浦稜介 | 11 唐津大輔 | ー | ー |
明大 | 48:59 | 10 佐久間雄大 | 29 成瀬翼 | 92 中條廉 | ー |
明大 | 49:09 | 37 吉岡莉央 | 17 下山学路 | 90 田名部共弘 | ー |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | 92 齊藤輝(1) | 65 髙橋颯人(4) | A18 金子凌大(4) | C86 伊藤俊之(4) | 91 山村旭飛(1) |
2 | A21 栗原皐成(4) | 29 砂岡鷹(2) | 77 安藤永吉(3) | 17 北川海斗(1) | 80 金澤颯(2) |
3 | 5 菊池聖(3) | 6 塚本純平(2) | 28 岡本鱒乃助(3) | 12 山口琢也(3) | 11 髙木然(1) |
4 | 72 小金澤祐太(2) | 16 糸崎勇(4) | 13 加藤真哲(1) | 15 冷水大雅(3) | 19 楢山皓大(1) |
※GKは#54梯航輔(1)が先発出場。2Pの中盤から#1柏原瑞(3)に交代。
戦評
前日の試合では、同点で迎えた3Pに得点を重ね見事、準決勝進出をした法大。続く相手は、早大同様、秋リーグでは点の取り合いになり3Pに追い上げを図るも勝利とはならなかった明大。
1P。序盤は得点こそ奪われないものの、明大の力強い攻撃に少し押され気味になる展開に。試合が動いたのは残り3分。サイドからのパスによるシュートで明大に先制点を奪われてしまう。その後勢いに乗った明大に再び攻撃を食らうも#54梯の好セーブが光り追加点は奪われず試合は第2Pへ。
続く第2P。法大の流れになり1Pよりはシュートを打つも決定打を放てず、もどかしいシーンが続く。しかし開始5分にペナルティを取られKPのピンチに。そこをなんとか耐えるも7分。ゴール裏に回り込んだ明大に隙を突かれビデオ判定の結果2得点目を奪われてしまう。その後9分にはゴーリーを下げて攻撃に臨んだり、PPのチャンスを迎えたりするも明大のDF陣に阻まれ得点獲得とはならず2点差のまま勝負は最終Pへ。
最終P。序盤からKP、PPの場面が続くも、一進一退の攻防を繰り広げ試合が動いたのは終盤残り6分。ここで明大がペナルティーを取られ、今試合最後のPPのチャンスを迎える。ここで動いたのは今大会を通じて常にポイントを重ね続けている4年生#18金子。#29砂岡からのパスに応え、1点を巻き返すことに成功する。その勢いに乗って、残り5分で同点まで持っていけるか期待が懸かったものの、18分。#21栗原の捨て身のDFも虚しく明大に追加点を許してしまう。その後法大はタイムアウトを取り、キーパーを下げた最後の攻撃に臨むも、さらに2点の追加点を許し5-1で試合終了。2大会連続の決勝進出とはならなかった。
明日は秋リーグの際0-6で惨敗してしまった中大との3位決定戦に挑む法大。4年生にとっては最後の試合となる。昨日今日同様ハードな戦いが予想されるものの、どうにか勝利に向けて法大らしく挑んでいってほしい。
選手インタビュー
栗原皐成&金子凌大
―今日の試合振り返って
金子:第1Pから明治の上手さに圧倒されて、自分たちのホッケーができてませんでした。
栗原:相手はもともとスキルのあるチームなので、自分たちがガツガツいこうっていってもいきづらい部分はありました。だからさっき(金子が)言ったようにがつがついく自分たちのプレーができなくて、守りの時間が長くなったせいで体力がなくなって攻めきれないっていう場面が結構ありました。完全に守りに入っちゃったっていう感じですね。
―連日の試合による疲労でチームにマイナスな空気は流れていなかったですか
栗原:3セットとか4セットじゃなくて、2セットとかで回している分疲労はありました。だから今日とかも途中足つっちゃたんですけど、そこはもうどのチームも同じだし仕方ない部分なので、疲れてはいましたけど、とりあえず言い訳はできないなとは思ってました。
―昨日の試合で見事勝利して準決勝進出を決めれた点については
金子:本当に素直に嬉しいです。秋リーグで負けて相当悔しかった分どうしても早稲田には勝ちたかったので、今までにないくらいベンチでも声かけあったりして一体感はあったなと思います。
―お2人ともインカレ入ってからさらに活躍されていますが
金子:本当に今まで決めてきてなかったので、急にすごく調子が良くなりました。 特になにかしたとかはないんですけど、本当にラストなので4年生だし頑張んなきゃなっていう気持ちだと思います。
栗原:やっぱりこの大会は負けたら終わってしまうトーナメント方式なので、自分たちが最後の大会だというのはもちろんありますけど、途中で負けて帰る結果にはなりたくないなと思っていました。そういったところでは、やっぱりリーグ戦よりは気持ちを強く持って戦えているので、自然と体を張ってシュートブロックとかに向かっていけてると思います。
―リーグ戦終えてからインカレに向けて具体的に準備したことはありますか
栗原:僕個人的には、終わったあとのオフにも自分なりにウエイトは続けていて、コンディションを落とさずにインカレに入ろうというのは考えていました。
金子:自分はそのウエイトをしている横で、ひたすらシュート練習をしてました。
―引退後、競技を続ける予定は
金子:東京の社会人のチームでホッケーを続けようと思っています。
栗原:普通に就活をして就職をするので、配属先とかにもよるんですけど続けられたら続けていきたいです。
―明日の中大にはリーグ戦では惨敗してしまいましたが、どのように戦っていきたいですか
金子:本当に最後の試合なので、悔いのないように楽しんで終わりたいなと思います。
栗原:自分もそうですね。結果がどっちに転んだとしても、自分たちがやりきれれば清々しく終われると思うので、勝ちにはいくんですけど悔いのないようにチームでまとまって戦えたらなと思います。この大会は戦術的な面もそうですけど、最後はやっぱり気持ちだと思うので、そこは負けないようにみんなに声をかけて全体で盛り上げていけたらなと思います。