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【アイスホッケー】第69回秩父宮杯関東大学選手権 2回戦 対東洋大学 健闘するも昨年度王者の壁は高く、9点差をつけられ惨敗…

秩父宮杯第69回関東大学アイスホッケー選手権大会 対東洋大学

2022年4月16日(土)
ダイドードリンコアイスアリーナ

昨年度関東大学リーグ戦に優勝した東洋大学と戦った法大。第1ピリオドはなんとか1失点に抑えたものの、その後は決定力やフィジカルの差が目立ち始め、第2、最終ピリオドでは相手の大量得点を許してしまう。決勝リーグ進出のため是が非でも勝利を掴みたかったが、無念の敗戦となった。

果敢に攻める選手

試合結果

トータル試合結果

0
(24)
0(8) 1P 1(20) 9
(68)
0(5) 2P 4(30)
法政大学 0(11) 3P 4(18) 東洋大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チーム 時間 ゴール アシスト アシスト PP/PK
東大 11:13 19 前田 拓杜 21 宮田 大輔  29 川岸 潤 KP
東大 23:06 10 阿部 泰河 39 中島 照人
東大 27:01 23 武部 太輝 39 中島 照人 41 大友 宏太 KP
東大 28:41 6 佐々中 学人 19 前田 拓杜 29 川岸 潤 KP
東大 39:41 6 佐々中 学人 39 中島 照人 43 森田 琉稀亜
東大 42:07 17 大久保 雅斗 43 森田 琉稀亜 14 大和 純也
東大 44:44 10 阿部 泰河 39 中島 照人 23 武部 太輝
東大 46:43 21 宮田 大輔 45 橋本 寛太
東大 48:51 23 武部 太輝 29 川岸 21 宮田 大輔

メンバー

SET DF DF FW FW FW
1 92 齊藤 輝(2) 29 砂岡 鷹(3) C77 安藤 永吉(4) 14 荒井 大空(3) 88 山村 旭飛(2)
2 A69 渡辺 友汰(3) 10 武田 幸将(1) 91 大澤 龍聖(1) 17 北川 海斗(2) 80 金澤 颯(3)
3 23 赤澤 朋哉(1)  6 塚本 純平(3) 28 岡本 鱒乃助(4) 11 髙木 然(2) 91 山崎 憲人(3)
4 72 小金澤 祐太(3) 19 楢山 皓大(2) 15 冷水 大雅(4) 12 山口 琢也(4) 34 水口 晴斗(1)

※GKは#54梯航輔(2)が先発出場。3Pから#21須田泰斗(1)。

戦評

2回戦に行われたのは、今大会の大一番対東洋大。悲願の決勝リーグ進出に向けての一戦が幕を開けた。
試合は開始早々のPPにより幸先良いスタートを切る。一時3:5のPPの展開となり#88山村 などがシュートを放ち、得点にこそ結びつかなかったものの両者一進一退の攻防をみせる。試合が動いたのは、1P11分。KPのピンチとなったわずか15秒後、ゴール間際のパスさばきに応えきれず先制点を奪われてしまう。そこから試合の流れを東洋大に握られ第2Pへ。

続く第2P。なんとしても追加点を阻止したかったものの虚しく、2P3分。またしてもゴール間際の素早いパスに応えきれず失点。ここから東洋大の本領をまざまざと見せつけられる展開となる。法大の2度にわたるKPのタイミングにしっかり得点を沈められ、4-0となると最後は残り19秒。遠くから力強いシュートを放たれ第2P終了。5本しかシュートを打ち切らず終始東洋大に翻弄されたまま最終Pへ。

ここで法大はGKをこの日すでに50本近くのシュート受け止め続けた#54梯から1年生#21須田に変更。しかしここでも東洋大の勢いは止めることはできず、次々と得点を決められ、9-0で試合終了。決勝リーグ進出とはならなかった。

昨年、全勝優勝王者の強さを改めてはっきりと見せつけられた法大。なんといっても感じたのは東洋大とのフィジカルの差だった。今季優勝を目標に掲げる法大にとって、ラスボス東洋大はなんとしてでも倒さなければならない相手。しかし優勝への距離を掴むいいきっかけになったといっても過言ではないだろう。最後まで諦めない気持ちの強さとチーム力を武器に、法大の「オレンジ核命」はまだ始まったばかり。(取材、写真:鳥越花音、溝口真央、皆川真輝、脇野剛)

選手インタビュー

渡辺友汰 副将

―今日の試合を振り返って
圧倒的な実力差を見せられましたね。自分自身ガッカリした部分があります。

―今日の試合の敗因は
東洋大学さんに対して実力の面でも、気持ちの面でも負けていたと思います。

―今日の試合を通しての課題を教えてください
課題としては0点で終わってしまったことと9失点というあまりにも多くの失点をしてしまったことです。守りの確認をして、体を張って少しでも多く相手のシュートを減らして失点を防いでいきたいですね。

―逆によかった点は
第1ピリオドをキルプレーのときの1失点のみで、ほぼ互角に戦えたのは良かったと思います。第2ピリオドは相手の勢いに負けてしまったのかなと感じました。

―チームの雰囲気はいかがですか
去年自分は怪我でいなかったのですが、チームの雰囲気は少し暗い感じがしていました。しかし今年からはもっとポジティブにいこうというチームの方針で、チーム全体が明るい雰囲気になってきていると思います。

―次の試合に向けての意気込みをお願いします
今試合を辞退するチームが増えてきて、予定通り試合ができるかどうかわからないのですが、また切り替えて次の試合からは無失点で勝利に繋げていきたいと思います!

梯航輔

ー今日の試合を振り返って
1P10分くらいまでは互角ぐらいだったんですけど、1点入ったくらいからどんどん下がっていって結局ボコボコにされました。自分的には、今までこれでいけると思っていた体力の2倍はつけないと勝てないなというのを感じた試合でしたね。

3月頭からこの試合に向けて体作って3P持つ体力は持っていると思っていました。ですが普段の試合でいうと1試合あたり受けるシュートは大体30本なのに対して、今日は2P終了の時点で50本受けていて。自分の体力も足りなかったし、チームの守り方としても色々あったし、やはり練習からもう1回なのかなという感じでしたね。

―今日の試合はGKが1つの鍵となる中で試合前意識したことは
前日とかもいつも通り過ごしていました。去年1年間を通してアップしすぎたらダメな人間というのが分かったので、東洋だからといって逆にしすぎないようにというのは意識してました。

―無得点で終わってしまった要因は
僕が守り切れば得点されることはないというのはもちろんですけど、チームでいうなら3Pのベンチの雰囲気が悪かったですね。いつもはうるさいのに、今日は負けすぎててしーんとなっていて、勝てないなという雰囲気が出ていました。誰か1人頑張ろうと言って、場を盛り上げて、シュートを決めてくれるような人がいないと東洋みたいなチームは打破できないのかなって思います。

―では大学1年目の去年はどういう1年でしたか
1年生で試合にたくさん出るというのは1つの目標だったので、そこは達成できてよかったです。でも勝ち切りたかったという後悔があります。やはり4強に実際勝てた試合はインカレぐらいしかなくて。惜しい試合もあったと思うんですけど、自分の数字がいくら良くても勝てなかったら負けは負けなんです。そういう意味で勝ち切りたかったなって思います。

―今シーズン成長したいところは
相手のキーパーにセーブ率で勝つということが目標です。チームとして勝つことが1番なのは当たり前ですが、試合に負けたとしても、相手のセーブ率に勝っていたらそれは僕の中で勝ちでいいのかなと個人的に思っていて。その気持ちを持ちつつ、今出来上がってきた体もキープして、今シーズンも戦っていきたいです。

―後輩も入ってきましたが
去年の僕もそうでしたが、とりあえずやるしかないという感じでがむしゃらだなという印象です。ここから秋くらいになると、試合の中でちょっと待ってみたり、ちょっと動いてパスを狙ってみたり、そういう心の余裕が出てくるんじゃないかと思います。

―2年生になって部活との両立はどうですか
大変とかのレベルではないです(笑)というのも、今年から「西武ホワイトベアーズ」という高校生チームのキーパーコーチをすることになりました。今年出た国体の時の監督がこのチームの監督で、もともとキーパーコーチになりたいという夢はあったので、引き受けてみることにしました。
ということで、部活、学校、コーチ、バイトの4足のわらじで忙しくしてます(笑)大学も教職を取ってるので前期は34単位あって、オフの時は午前中にバイトを入れて、火曜日の夜は高校生の練習があって、深夜は部活の練習。いつ休むんだという感じですね(笑)スケジュール管理をしっかりしつつ、その中でいかにコンディションを維持できるかっていう生活を今年は頑張りたいと思います。

―では最後に残りの試合どのように戦っていきたいですか
当たり前ですけど、東洋だと思って戦っていきます。そのうえで、いかに完封できるかということを目標にしていこうと思います。去年は1回だけだったので、今年は公式戦で2回は達成できるように狙っていきたいです。

大澤龍聖

―今日の試合を振り返って
第1ピリオドは足が動いていて、いい試合だったと思います。ですが第2ピリオドから、体力も集中力も落ちてきて、そこから失点が多くなったので体力を付けたいなと思いました。

―試合に入るにあたり意識したこと
まずはホッケーを楽しむことを思いながら試合に挑みました。

―東洋大学の印象は
フォアチェックとバックチェック、全部に対してのプレッシャーと体の強さ、決定力など全部において抜けているのかなと。追いつけるように、秋にリベンジしたいです。

―自身のアピールポイントを教えてください
スピードで、パックを持ったときのスピードや、コーナーとかの速さからゴールにつなげるラストパスだったりが長所なのでそれを試合でできるように頑張りたいです。

―次の試合への意気込みをお願いします
まずはその長所を生かすということと、ホッケーをとにかく楽しむ。考えすぎたら逆に混乱してしまうので、楽しむことが一番かなと思います。

須田泰斗

―大学で初めて試合に出てみていかがでしたか
とても緊張しました。今日の試合は4失点してしまいましたが、初めての試合でも指示をたくさん出せたので60点くらいですね。もう少しできたかなと思います。

―試合前に周囲からどのようなアドバイスがありましたか
監督やコーチ、先輩たちや同学年もみんな「頑張れ!」とたくさん言ってくれました。それで自分の気持ちも楽になりましたし、「頑張ろう!」という思えました。

―今、ご自身で力を入れている練習は
大学生のシュートを受けて1カ月半たったので、プレーとかには慣れてきたつもりです。ですがやはり高校と違ってパスの精度など細かいところの精度が違います。なのでその細かいところを丁寧にやることを毎回の練習では心がけています。

―どうして法大を選ばれましたか
小学生の時に帯広でインカレがやっていたんですよ。その時に偶然法政の試合を見たのですが、すごい格好良かったんですよ。ガツガツ行くところやみんなで盛り上げているところが良いなと思いました。そこから法政に行こうと思っていました。

―大学に入ってみていかがですか
練習がいつも夜の3時くらいに終わって、寝るのが早くて5時。そこから少し寝てという感じなので睡眠時間がなく、授業はいつも眠いです。寮生活は最初眠れなくて、体とかも疲れていましたね。ですが今は慣れました。先輩たちも面白いですし、楽しいですね。

―自身の強みを教えてください
人一倍声を出すことを意識しています。声で味方を鼓舞したり、指示したりするのは自分の強みだと思います。プレー面では反応速度ですかね。

―4年間でどのように成長していきたいですか
今はまだ未熟で、先輩方に助けてもらってばかりなので、チームを救えるような選手になりたいです。あとはプレーでも人間性でも責任感のある人になりたいです。

―次の試合への意気込みをお願いします
今日の試合は20分しか出ていないにも関わらず、4失点してしまいました。次に任された時は無失点でチームの勝利に貢献したいです。

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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