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【陸上競技】関東インカレ直前企画 監督インタビュー&法大エントリー選手一覧

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【陸上競技】関東インカレ直前企画 監督インタビュー&法大エントリー選手一覧

いよいよ明日に迫った関東学生対校選手権(関東インカレ)。今回はシーズン直前に行った監督インタビューの模様とともに、法大エントリー選手一覧をお届けする。(インタビューはオンラインで行いました)

木南記念で世界陸上の標準記録を突破した黒川

エントリー一覧

種目別エントリー

種目 選手名(学年)
男子100m 松浦謙聖(4)
林哉太(3)
田原蓮(2)
男子200m 山路康太郎(4)
山本祐大(4)
田中翔大(1)
男子400m 地主直央(3)
木下祐一(2)
万木大夢(1)
男子800m 松本純弥(4)
宮下朝光(3)
河合聡宏(2)
男子1500m 安澤駿空(2)
大島史也(1)
髙橋彰太(1)
男子5000m 内田隼太(4)
松永伶(3)
清水郁杜(1)
男子10000m 内田
松永
川上有生(4)
男子ハーフマラソン 河田太一平(4)
山本恭澄(4)
稲毛崇斗(3)
男子110mH 緒方陽也(4)
横地大雅(4)
小池綾(1)
男子400mH 児玉悠作(4)
黒川和樹(3)
髙橋遼将(1)
男子3000mSC 中園慎太朗(4)
宮本哲汰(1)
男子4×100mR 松浦
山路
山本
田原
田中
男子4×400mR 村石怜司(4)
濱野兼多(3)
地主
富田大智(3)
木下
鈴木大翼(1)
男子棒高跳 石渡雄也(4)
男子走高跳 小池
男子三段跳 秋山裕樹(4)
植野諒豪(3)
山下遥平(1)
男子円盤投 岩撫健太郎(2)
女子100m 川中葵琳(3)
佐藤瑠歩(2)
女子200m 川中
佐藤
女子400m 熊谷遥未(3)
田橋柚希乃(2)
女子100mH 菊池愛華(2)
川越美咲(2)
女子400mH 金森佑奈(4)
中野なみち(3)
田橋
女子走高跳 橘雛姫(2)
女子棒高跳 向井瑠子(4)
女子4×100mR 川中
熊谷
川越
満永朱音(2)
佐藤
星野莉亜(1)
女子4×400mR 樋口夏美(4)
川中
熊谷
中野
佐藤
田橋

監督インタビュー

苅部俊二 監督

―昨年を振り返って
両インカレでとも良い成績を残してくれて、みんな頑張ってくれました。オリンピックにもOB含めて4人ですかね。現役では黒川(和樹)、長距離で青木(涼真=現Honda)と坂東(悠汰=現富士通)、そして金井(大旺=平29年度卒)と出てくれて良いシーズンだったと思います。全日本はあと一歩でしたが、箱根駅伝ではシード権を取れましたし、全体的にレベルアップできたシーズンでした。

―男子短距離の注目選手は
良い選手はたくさんいますが、まずは黒川です。日本代表になって、今年世界選手権もあるのでしっかり出場してほしいです。それに続くのが横地(大雅)、木下(祐一)、富田(大智)辺りです。

―黒川選手は昨年とどういったところが違いますか
今年はスピードを強化することです。この間、ハードリング技術を強化するために日本室内陸上に出場し、短いハードルを飛びました。決勝には残りませんでしたが、タイム的には110mHの専門の選手と劣らないくらいだったので、力はついてきています。スピードもハードリングも向上しているので、あとは400mHで記録を出すだけですね。

―オリンピックに出たことで変化はあるように感じますか
競技に入り込むタイプではなく、飄々と楽しくする選手ですが、オリンピックに出たことで、自覚も付いてきたのか顔つきが変わりました。法政を超えて、日本を背負うという自覚があるんだと思います。ただ去年は違う選手に負けてしまったりしたんですけど、国内では負けてはいけない選手なので、全部勝ってもらいたいと思います。

―松本純弥選手については
冬季練習は順調にこなすことができました。今年度の終わりに記録を狙うレースがあるので、そこはポイントとして狙っていきたいです。また、彼もユニバーシアードが狙えるので、結果を出してほしいなと思います。

―フィールド種目での注目選手は
秋山(裕樹)ですね。幅跳び、三段跳び両方できる選手で、三段跳びでインカレ上位入賞を目指しているので、注目してほしいです。

―1年生はいかがでしょうか
今年も良い選手がたくさん入ってきてくれました。200m、400m、400mHのインターハイ優勝者が3名入ります。また、100mで3番、110mHでも2番、200mで3番と上位の子が多く入ってきます。もう練習に参加していますが、上級生に食らいついて、時には先行しながらやっています。在校生にはとても良い刺激になっています。その中でも特に新潟明訓から来た400m優勝の鈴木大翼は400mだけでなく100mも走れるマルチなスプリンターでなかなか動きが良いです。もう一人400mHで2年生のときにインターハイで勝った中京大中京から来た高橋(遼将)という子も良いですね。今は腰痛で遅れていますが、復活すれば日本を代表する選手になれると思うので、この二人は注目してほしいです。

ーリレー種目については
短いほうのリレーは桑田(成仁=現ROOTS TOKYO)と樋口陸人(現スズキアスリートクラブ)のダブルエースが抜けてしまうので、戦力ダウンは否めませんが、残った選手でも新入生含め良い選手はいます。彼らの穴を今すぐに埋めることは難しいと思いますが、順調にいけばまた日本一を目指せるチーム作りができると思うので、4継には期待しています。
マイルも期待できます。富田と木下はインターハイ優勝者ですし、新しくインターハイ優勝者が入ってくるので、高校チャンピオンが3人いるという状況です。その他にも成績を残している選手もいるので、日本一にならないといけないメンバーだと思っています。

―女子についてはいかがですか
川中(葵琳)は非常に調子が良いです。脚が痛いところもありますが、順調に来ているので11秒中盤は出してほしいですね。また、佐藤瑠歩もだいぶ走れているので期待できます。ですが、女子はスポーツ推薦がないため選手があまり入ってこないんですよね。今年入ってきたうち、1人はインターハイのリレーで3番に入っていて、ポテンシャルも高いので、上手く大学に対応してほしいです。リレーは2つともインカレ入賞できるくらいの力はあります。マイルは関東インカレで入賞して、ギリギリのところです。他大学は、スポーツ推薦で強いメンバーをそろえていて、我々は難しいところもあるので、決勝に残ることを目標にしたいです。

―関東インカレでの目標は
インカレはスポーツ推薦の関係があって、フルエントリーがなかなかできない状況です。日大さんや順大さんには総合では歯が立たないです。ですが、筑波さんや東海さん、東洋さんには何とか勝って、3番取れれば万歳だと思います。

―今年度の目標は
関東インカレで総合3番に入ること、世界選手権に黒川と横地が行ってくれればという思いです。長距離は出雲と箱根は決まっているので、もう一つの全日本は予選を通過して出てくれればと思います。また、箱根駅伝で今年は10位でしたが、もっと上位を狙ってほしいです。今は、チーム力が上がってきているので、三大駅伝でそれをアピールできればと思います。

坪田智夫 駅伝監督

―箱根後はどのような練習をしていましたか
(箱根が終わってから)一週間程度休みに入りまして、全員が戻ってきてからは状態を見ながらという形で徐々に練習を再開しました。

―学生ハーフは全選手欠場でした
1、2月にあまり練習の強度を上げ切れていませんでした。しっかり仕上がっていれば出してもよかったのですが、無理やり出してもけがにつながって春のシーズンを棒に振ってしまいます。箱根の予選会があれば、学生ハーフでコースのチェックなども考えなければいけないのですが、今年はシードを取ったのでそれよりも春のトラックレースを大事にいきたいなと考え、あえて外したという形になります。

―今年度は主将を内田隼太選手、副将を中園慎太朗選手が努めます。お二人に期待することは
主将、副将としてチームをまとめるという役割は当然ありますし、彼ら二人の実績、チームを見れる力には期待しています。しかし、彼らだけに負担をかけるわけにはいきません。4年生全体がチームをまとめチームを引っ張っていくということが必要です。前年度は清家(陸=令3年度卒)をはじめとする4年生がしっかりそれぞれの役割を全うしました。やはり学生スポーツは4年生のまとまり、方向性がチームの結果をすごく左右します。4年生が良い形で一年間まとめ上げてきたチームは箱根で結果が出ていますので、中園と内田はその中でもやることはもう一段階上がるんですけど、4年生にはその辺を踏まえてやってほしいと思います。

―目標の箱根総合5位に向けて必要になってくることは
チームとしては非常に経験を積めたと思います。昨年は全日本、箱根と予選会を勝ち上がって全日本にはチームとして出場できました。箱根に関しても走ったメンバーのうち8人残りますし、他にも予選会や箱根を経験している選手がいますので、非常に経験が豊富なチームではあるかなと思います。ただ、前回(の箱根)からエースの鎌田(航生=現ヤクルト)復路のエースの清家しか抜けないとはいえ、彼らの力は非常に大きく、穴は大きいので彼らの穴を埋めることは課題です。今年は予選会がありませんので、時間をかけてチームの総合力を上げていければと思っています。

―新入生に関してはいかがですか
バラエティに富んだ選手がそろっていると思います。13分台を持つ大島(史也)は非常に力があると思います。記録だけでなく、インターハイでもレベルの高い南関東大会の5000mで抜けています。本戦も決勝まで進むことはできなかったんですが、非常に競技力が高いです。それ以外にも、インターハイ1500mの決勝まで行った高橋(彰太)ですね。彼も非常に力がありますし、あとは記録的には清水(郁杜)も5000mの走力はあると思います。あとは、全国高校駅伝の優勝メンバーに入っている世羅の花岡(慶次)ですね。記録は学年の中では中堅どころなんですが、経験を持っていますので、面白い選手です。ただ、高校の実績だけで箱根駅伝できるわけではありませんので、まずはけがのないように夏まで終えさせて。そこから今年は出雲がありますので出雲と、全日本の予選会を何とか突破して全日本の二つを経験させながら箱根までやっていきたいなと思っています。彼らもチームに合流して非常に良い練習ができていますので、まずは年間を通して大学の練習の強度に引き上げていくというところですね。

―関東インカレでの目標は
昨年度は鎌田や中園、河田(太一平)が得点を獲得し、チームに貢献できたのかなと思います。今回も一点でも多く取ってチームの総合上位に貢献できればと考えています。

―関東インカレでの注目選手は
まずは昨年点数を取った中園、河田ですね。この二人はチームの主軸になりますし、関東インカレも経験していますのでなんとか表彰台に上がってもらいたいなと思っています。また、主将の内田が非常に良い練習ができていますのでトラック2種目を想定しています。冬季もよい練習ができていますし、高校の実績から考えればもっと早くから絡ませてあげたかったのですがそれができなかった分、今年何とか表彰台に近づけるようにしたいなと考えています。

―今後に向けて一言お願いします
今年は箱根の予選会がないので、チームの基礎固めを一年かけてできるというところでチーム力としては確実に上がってくると思います。総合5位は高い目標ですけど、狙えない目標ではないと思っているのでしっかりチーム力を引き上げていき、エースを育成して箱根総合5位を達成できるように頑張りたいと思います。

 

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