2022年度関東学生テニストーナメント大会
2022年5月17日(火)
大宮けんぽグラウンド
5月9日から開催されている関東学生テニストーナメント大会(春関)本選。大会中に雨天やコロナ罹患者が発生したことで、延期に延期を重ねた今大会。男子シングルスは主将である矢島淳揮が意地を見せ、ベスト8進出を果たした。
男子シングルス4回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 矢島淳揮(スポ4) | 6-1,6-4 | 飯田翔(明大) |
● | 新井翼(スポ2) | 2-6,4-6 | 石井涼太(中大) |
男子ダブルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 守屋達貴(人4)・大田空(スポ3) | 6-7,3-6 | 末尾拓翔・三角理旺(駒大) |
戦評
男子シングルス4回戦
不戦勝や天候不良で6日ぶりの試合となった新井翼。4回戦の相手は石井涼太。昨年王座決定トーナメントでストレート負けを喫した相手にリベンジなるか。
ファーストセット。序盤から激しいラリー戦になるも粘り切れず、いきなりブレイクを奪われる。その後もキープができないまま試合が進み、2-4で迎えた第7ゲーム。ここでも狙い球で痛恨のミスをしてしまいゲームを落とす。続く第8ゲームもミスを誘われ、2-6でセットを落とした。
後がなくなったセカンドセット。第1ゲームではラリーに粘り勝ち、4連続得点で今試合初のキープをする。しかし「ポイントを取る種類が少なすぎた」と本人も語るよう、得意のフォアハンドも相手に粘られる展開に。第3ゲーム以降は焦りが出たのか、コートの横を大きく外れるミスが続き1-4に。劣勢の中でも諦めず、第6、第7ゲームと反撃。だが第8ゲームでは打ち合いの末ゲームを落としてしまう。4-5で迎えた第10ゲーム。果敢にコートの隅を突く攻撃を仕掛けるも、わずかに外れ4-6で敗戦となった。
ベスト16と昨年の春関を超える結果となった新井。しかし結果に慢心せず夏関に向け前を向いている。今大会で出た課題を克服し、さらなる躍動に期待がかかる。
男子シングルス4回戦に登場したのは主将・矢島淳揮。自身初の春関ベスト8を懸け、負けられない戦いとなった。ファーストセット。序盤から正確なショットで粘りを見せ相手に一切の隙を与えない。第2ゲームではブレイクされたものの、危なげなく6-1でセットをものにした。続くセカンドセット。第1ゲームを4連続得点でものにする。勢いそのままに快勝するかと思われたが、相手が粘りを見せ一筋縄ではいかない。続く第2ゲームでは打ち合いの末に2連続でポイントを落とす。その後も左右に振られるストロークに追いつくことができず失点を重ねる。4-4で迎えた第9ゲーム。矢島が主将として、エースとしての威厳を見せる。サービスエースを含む4連続ポイントでゲームを取り、一気に流れを取り戻す。第10ゲームでも手堅いプレーでミスを誘い6-4で勝利を飾り、見事ベスト8進出を決めた。(記事、写真:東夏紀)
選手コメント
新井翼
―試合を振り返って
序盤から僕のミスが多かったです。攻めても向こうの守りが固く、攻め急いでミスが多くなってしまいました。前に行けたら良かったのですが、僕が攻めても相手が深いところに返してきたので、狙わなきゃ狙わなきゃとなってしまい、ポイントを取られてしまいました。
―去年のリーグ戦で対戦した相手でした。対策などは
相手に対して僕はラリーをして、相手のミスを誘うという印象をもっていました。なので今回もラリーが長くなると思い、ラリーを続けていこうと思っていました。ですが自分のポイントを取る種類が少なすぎてうまくできなかったので、練習したいです。
―試合延期が続きましたがコンディションは
インドアコートを取ってくれていたので、試合が残っている人たちだけで練習していました。普段から法政は練習を多くしていると思うので、逆に体の疲れが取れてコンディションは良かったと思います。
―大会を通して見えた課題は
上の方にくるとラリーはもちろんみんなできて、自分の武器で戦っていくと思います。ですがその武器が通用しなかった時にどうやって点を取るか、戦っていくかがまだ自分で分かっていなかったです。これからは武器が通用しなかった時にどうやって得意のパターンに持っていくかを考えて練習していきたいです。
―自身の武器は
フォアハンドが得意なので、フォアで展開していくことだと思います。
―今後に向けて
大会で大事にしていることは去年の成績を超えることです。もし夏関予選があったら、去年は二次予選で負けてしまっているので、今年は本戦に行って、ひとつずつ勝っていきたいです。
フォトギャラリー
スポホウではウェブ及び速報に乗り切らなかった写真をInstagram上に公開!
こちらからご覧ください!