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【テニス】2020年度全日本学生選手権大会 男子単複準々決勝、準決勝 白熱した同校対決は岡垣・柚木組に軍配!悲願の優勝へ突き進む!!

2020年度全日本学生選手権大会(インカレ)
2020年11月22日(日)、23日(月)
四日市テニスセンター

インカレも佳境を迎えている。男子シングルス準々決勝に臨んだ柚木武(スポ4)、中川舜祐(社3)の2人は競った試合を展開するもベスト8で幕。一方の男子ダブルスでは岡垣光祐(経4)・柚木武組、中川舜祐・大田空(スポ1)組共に準決勝に進出した。7日目に行われた準決勝では法大勢の同校対決が繰り広げられた。第1、2セットを終えても両ペア譲らず試合は最終セットへ。テンポイントでも激戦となったが、最後は岡垣・柚木組が『4年生の意地』を見せ、決勝に進出した。

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岡垣・柚木組は法大勢では19年ぶりのインカレ優勝を目指す!

男子シングルス準々決勝

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
柚木武(スポ4) 0-6,7-6(3),5-7 羽澤慎治(慶大)
中川舜祐(社3) 5-7,0-6 白石光(早大)

 

男子ダブルス準々決勝

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
岡垣光祐(経4)・柚木武 5-7,6-3,10-5 畠山尚・増田健吾(早大)
中川舜祐・大田空(スポ1) 6-3,6-1 松田龍樹・仲里翼(近大)

男子ダブルス準決勝

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
岡垣光祐・柚木武 6-1,4-6,11-9 中川舜祐・大田空

戦評

6日目(11/22 男子シングルス、ダブルス準々決勝)

男子シングルス準々決勝
男子シングルス準々決勝では中川舜祐(社3)=写真=が登場、第5シードの白石光(早大)と対戦した。第1セット序盤サーブの調子が悪いようにみえたものの徐々に取り戻し、第4ゲームでブレイクに成功。しかしブレークバックを許し、さらに第7ゲームでもブレイクされてしまう。だが正念場の第8ゲームをデュースの末キープに成功。そこからだんだんと流れを自分のものにしたかったものの、タイブレークに持ちこめず、2ゲーム連取され第1セットを落としてしまう。続く第2セット。第1ゲームからブレイクされてしまい、相手のペースに乗せられてしまう。「自分のプレーをさせてもらえなかった」と中川も語るようにそこから第3ゲームでもデュースの末ブレイクされ、1ゲームも取ることができず試合終了。無念のベスト8敗退となった。
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柚木武(スポ4)=写真=は慶大の羽澤慎治と対戦。第1セット。相手のサーブに苦しめられ、思うように流れをつかむことができない。相手コートのネット間際に落とすテクニカルなショットを見せるなど反撃をくり出す。しかし、ダブルフォルトなどミスが目立ち、0-6とこのセットを落とす。第2セット以降は大接戦となる。長身を活かした高い打点からの強烈なショットや得意のサーブを決めるなどし、相手のブレイクを許さない。7ゲーム目、デュースにもつれ込んで見事にブレイク。しかし、すぐにブレイクを許し、5-5。タイブレークに。その後は粘りを見せて7-6でこのセットを奪う。試合は第3セットへ。得意のサーブで1ゲーム目をしっかりキープ。しかし、そこから互いにブレイクを許さず。何度もデュースににもつれ込む大接戦が繰り広げられる。積極的な攻めの姿勢を続けるも、巻き返しは叶わず。第3セットは5-7と惜敗。約3時間半に及ぶ大接戦は慶大の羽澤に軍配が上がり、柚木は悔しくもベスト4進出とはならなかった。
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男子ダブルス準々決勝
 2回戦、3回戦どちらもタイブレークまでもつれ込む熱戦を制した中川舜祐(社3)・大田空(スポ1)組=写真=。その試合勘を保ったまま準々決勝に臨んだ。挑む相手は今月上旬に行われた関西学生選手権でベスト4に入った松田龍樹・仲里翼組(近大)。第1セット序盤はダブルフォルトなどのミスが重なり、いきなりブレイクされるも次第に調子を上げていく。第4、8ゲームでブレイクに成功すると、セットカウント6-3で先取する。良い流れで迎えた第2セット。サービスゲームで流れを作ると、中川がリターンをサイドライン際に打ち込みブレイクをするなど、このペアの持ち味でもあるリターンが要所で冴えた。最後は大田がローボレーを相手の足元に落とす巧みなプレーでブレイクをし、試合終了。6-3、6-1のストレート勝ちで相手を圧倒した。
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ダブルスベスト4進出をかけ準々決勝に登場したのは、昨日の同校対決を制した岡垣光祐(経4)・柚木組=写真=。第1セット。柚木が力強いサーブを決め、岡垣が相手の隙間を狙ったショットを繰り出すなど、幸先の良いスタートを切る。しかし、相手も粘りを見せ、互いにブレイクを一切許さない展開に。何度もデュースにもつれ込むも、両ペアともキープし続け5-5。そして第11ゲームに岡垣・柚木組がブレイクを許してしまい、5-7でこのセットを落としてしまう。第2セットでは、長いラリーにもつれ込むも、抜群のペアワークでポイントにつなげていく。相手の意表を突いたショットを見せるほか、打ち返されたボールを間髪入れずに相手コートに打ち込むなどし、流れを引き寄せる。6-3でこのセットを奪うと、続く第3セットでも勢いは止まらない。ノーバウンドで展開されたラリーを制し、最後は岡垣の鋭いサーブから相手のミスを誘い、見事に10ポイントを先取。セットカウント2-1で接戦をものにした。次なる舞台、中川・大田ペアとの同校対決となる準決勝へ挑む。
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7日目(11/23 男子ダブルス準決勝)

男子ダブルスの準決勝は同校対決となった。岡垣・柚木ペアと中川・大田ペアが火花を散らしあった。

第1セットは岡垣・柚木ペア=写真=が先輩の威厳を表す。最初のサーブは柚木。左手から炸裂する鋭いサーブで先制し流れをつかむと、2ゲーム目もブレイクして2-0。中川・大田ペアも負けじと食らいつく。中川はライン際を攻めた鋭いショットを放って、3ゲーム目にブレイク。大田も、平行陣の上を抜くストロークを決めるなどし、果敢に攻める。しかし、岡垣・柚木ペアは追撃を一切許さない。抜群の連携プレーで後輩からの攻撃を見事にさばきながら次々にブレイクして6-1。4年生ペアが圧倒的な力を見せつけこのセットを奪う。
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第2セット。中川が強烈なサーブを繰り出し1ゲーム目をしっかりキープ。しかしながら、岡垣・柚木ペアも簡単には引き下がらない。両者一歩も譲らず、相手のブレイクを一切許さないキープ戦が展開される。このままタイブレークにもつれ込むかと思われたこのセット。試合の流れを変える起爆剤となったのは1年生の大田だった。相手の隙間を狙った絶妙な位置にボレーを落としてポイントにつなぐと、そのまま一気に流れを引き寄せて見事にブレイク。6-4でこのセットを中川・大田ペア=写真=がものにし、試合は第3セット、10点タイブレークにもつれ込む。
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中川・大田ペアの勢いは止まらない。第3セットが始まるやいなや、いきなり3ポイントを先制。流れをつかんだかのように見えた。一方の岡垣・柚木ペアも簡単には終わらせない。コートぎりぎりを狙ったショットを連発し、ポイントを重ねていく。両者が拮抗したまま試合は進み、ついに8-9。中川・大田ペアがマッチポイントを握る。しかし、ここで試合は終わらない。柚木のサーブで追いつき9-9、そのままさらに1ポイントを返して10-9。最後は岡垣の一振りで試合が決まった。岡垣・柚木ペアが同校対決を見事な逆転で制し、決勝進出を決めた=写真=。インカレ優勝のタイトルを取るべく、法大を引っ張る4年生ペアが明日の決勝に臨む。
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(記事・岩田かおり、加瀬航大、鳥越花音 写真・加瀬、鳥越)

選手コメント

柚木武(スポ4)

―今日の試合を振り返って
結果はめちゃめちゃ悔しくて。大学でテニスをやってきた中で、上位に来るくらい悔しくて、泣いてしまいましたね。ファーストセット0-6っていう結果は、自分がサーブの時は取ろう、と思っていたんですが、それが逆に働いてしまって、自分にプレッシャーをかけるような感じになってしまいました。ずっと動きが硬いなとは思っていたんですけど、時間を取ったりして、しっかり切り替えました。相手にプレッシャーをかけるテニスをしよう、と意識した結果がタイブレを取れた結果かなと思うので。ファイナルセットは、しっかりキープ戦ができていたのもあるし、勝負所の、40-50の相手サーブの時に、取り切れないのが勝負の分かれどころだったかなとは思います。取れなかった原因が、気持ちとかではなく、技術、勝ちきる技術が自分の中に無かったのかな、と感じました。

―長丁場になりましたが、意識したことは
プレッシャーをかけないといけない相手だったので、なるべく前に行ってボレーを決めたり、相手にミスさせるっていうのを徹底しました。自分もきついんですけど、それがやっぱり、相手も一番嫌なので。それは徹底しました。

―体の調子はいかがですか
本当にきついです(笑)。でも、2試合とも競ったなかで、いつもは体がつっちゃったり、もたなかったりするんですけど、ちゃんともってくれたので、多少の成長はあるのかなと思います。

―シングルスの総括をお願いします
良い面と悪い面が、それぞれの試合ではっきり出たかなと思います。特に、岡垣とやった試合は、4年間一緒に頑張ってきた中でやるということで、感慨深いものがありましたね。しっかりそこで勝てたので、それ以降は岡垣のためにも勝たないとな、という気持ちがあって。その気持ちがあったので、次の大野戦では気持ちが切れることなく出来たかなと思います。もちろん、自分のためというのもあるんですけど、一緒に頑張ってきた岡垣のためにっていう意識のおかげで、今大会は気持ちが切れずに出来たかなとは思っています。

―明日のダブルスの試合に向けて、一言お願いします
同校対決なので、思いっきりやるしかないので、楽しんでいくのが一番良いかなと思っています。

中川舜祐(社3)

―今日の試合を振り返って
セカンドは置いといて、ファーストは最初いい感じにできて3-1でブレイクしてブレイクした後のキープができなかったのは痛かったなと思います。3-2から3-5までいった時は相手にはめられたという感じで、自分がどうポイントを取ればいいのかわからなくなったり、逆に考えすぎてミスがで始めたりしちゃいました。そして3-5の時、0-4までいってしまってその時にどうにかしようと前いったり、フォア出したりしたんですけどダメでしたね。3-1と3-5の時にキープできなかったのが今回の敗因なのかなって思います。あとは春関の時も6-7、1-6で負けて、今回も同じような感じで負けてしまったなという感じです。

―作戦は
相手は結構ディフェンスがうまくて、というよりは自分が打ちきる攻めるタイプなので、自分が打つつもりで考えてました。でも相手が結構打ちづらいところにボールを運んできたり、自分が苦手なバックに打ってきたりされて一歩上手でした。相手のプレーは3年前に対戦していたので自分を崩しに来るのは分かっていたはずなのにまんまと相手の策略にのまれちゃったかんじですね。

―第1セットと第2セットの間では何を考えていましたか
ファーストの取られ方がミスだったので、そういうミスを減らしてもう1回打てるところはしっかり打っていこうと思ってました。実際うまくいかなくてミスばっかで、打てなかったんですけどね。もうちょっと前に入って打ってもよかったのかなと思いました。

―夏関に向けて改善していきたいところ
今回春関、インカレで結構自分のプレーが形作られていい感じにはなってたのかなと思います。でも春関、インカレで増やしてポイントを重ねてきてたネットプレーを、さっきの試合ではもっとできたところもあると思ったのでそこをもっと頑張らないといけないのかなと思います。去年よりは全体的に成長したと思うんですけどこれで満足せず、特にバックを頑張ります。フォアは大学1のフォアを目指してます(笑)。バックも大学1を目指すフォアに負けず攻めれるようになりたいです。

岡垣光祐(経4)・柚木武組&中川舜祐・大田空(スポ1)組

―今日の試合を振り返っていかがですか
中川:楽しかったです。マッチポイントもあって、悔しいといえば悔しいんですけど。ファーストセットが悪かった分セカンドで取ることができて、ファイナルは楽しもうとずっと言っていました。ファイナルまでもつれ込むことができて、春関とインカレを通して一番楽しい試合でしたね。
大田:楽しかったです。昨日の試合とか見てて、僕らがベスト4決めたときに、絶対に岡垣・柚木ペアとやりたいな、と思っていました。相手としては強いので、普通の「勝ちたい」という感覚からすると逆なんですけど。なので、いっしょにやれて良かったな、というのはあります。勝ちたかったんですけど、今勝っちゃったら、ここまで勢いで来た部分もあったので、逆にその勢いを止められるっていうことだったのかなって思いますね。勢いをつけてもらった相手に勢いを止められるっていう(笑)。
全員:たしかに(笑)。
大田:逆に、柚木さんと岡垣さんに勝ってここまで来られたっていうのもあるので、最後は勢いつけてもらえたかなっていう感じですね。強かったです。
岡垣:今の話を聞いて、本当に良い後輩を持ったなっていうのが第一にあります。春関で負けて、苦しいところもすごくあって、正直僕は中川・大田ペアとはやりたくないってなと思っていました。
中川:俺もできればやりたくないですよ。
岡垣:大田は、すごいやりたかった、みたいなこと言ってたから(笑)。
大田:まあまあ(笑)。
岡垣:僕としてはやりたくないっていうのがありました。後輩ですし。僕らは負けていて、チャレンジャーというのもありましたし、相手は勢いで来るので。正直言って今日の試合も勝ったのに実感わかないですし。プレッシャーとの勝負が強くて、気持ち的に楽しめなかった自分がいたので苦しかったところもあります。今は、勝って嬉しいというのと、試合が終わってほっとした安堵感もあります。
柚木:春関で負けて、インカレに行けるのか行けないのかっていうくらいに苦しいところまでいってしまって。インカレは決められて、頑張るしかないってなって思っていました。昨日勝ったときには、相手がもう分かっていたので、嫌かといわれれば嫌な部分はありました。でもやっぱり、春関で負けてる分頑張らないとな、というふうに思いました。しかも、この大舞台でできるから尚更ですね。今回の試合についてはほっとしているのもありますし、僕の目がおぼつかないこととかもあったんですけど、ずっと岡垣が「大丈夫か」、「ゆっくりね」と声を掛けていてくれたので、それで1回正気に戻れたというのがありますね。岡垣には、試合を通してずっと助けてもらっていたので。ほっとすると同時にありがとうって感じですね。楽しめたのかな、とは思いますけど、不完全燃焼な部分もあります。なので、しっかりそれをぶつけられるように頑張ります。

―第1セットは1-6でしたが、第2セットの入りで意識したことは
中川:僕らはずっとポイントを取られていて、全然ダメで、サービスキープが全然できていませんでした。唯一取ることができた1ゲームは、岡垣さんのサーブのブレイクでした。キープは絶対という意識でやりましたね。一つずつキープしていって、タイブレークまでは行こう、という感じでした。いつもはキープできていたところでできなかったりしたので、前に行ったりして、自分たちのサービスゲームをキープできればなと思っていました。

―第2セットでは、最後のゲームで中川・大田ペアがブレイクしました
中川・大田:ゲームを取る、ということをとにかく意識していたので、ファイナルに行けた!という感じですね。あとは楽しむだけだなと思っていました。

―ファイナルの前半は、中川・大田ペアがリードして0-3という場面もありました
岡垣:しんどかったというのは確かにありますね。セカンドからの流れで上手く打てていないという部分もありました。でも、そのなかでの気持ちとしては、4年目で最後なので、後悔したくないというのが1番でした。まずは目の前の1本に必死になるというかんじですね。あとは、武が勝負強いというがわかっていて、10点タイブレークに負けないという自負もあるので、僕はそれに勢いで乗っていこうと思っていました。今日はセカンドもファイナルも体力的にきつかった部分もあったんですけど、できるだけ落とさないようにだけは意識していました。

―ファイナルで8-9でマッチポイントを握られましたが
柚木:僕がリターンをミスっている時に、光祐が「いいよ」、「ドンマイ」と声を掛けてくれて。案外それで冷静になることができましたね。なので、リスクは負わないで冷静に行こうとは思っていました。嘘ですね(笑)、緊張はしていました。

―勝ったときの素直な気持ちはいかがですか
岡垣:勝った実感はなかったですね。とりあえず必死でした。でも、最後のマッチポイントは冷静でした。振り切らないと後悔すると思ったので、しっかり振り切りました。

―ここまでインカレで勝ち残ってきて得たもの
大田:大学に入ってからインカレには出たいと思っていました。春関でもそこまで勝てるとは思っていなくて。春関のドローを見た時に、インカレを懸けた試合が岡垣・柚木ペアとの対戦だったので、コンソレで上がれたらいいなくらいに思っていました。実際には勝つことができて、充分かなと思ったりもしたんですけど。それで勢いに乗ることができてベスト4まで来ることができて、あっという間でしたね。自分自身も成長することができたのかなとは思っています。部長にも言われたのですが、練習だけでなくて試合中にも得られるものや気付けるものは多いと思うので。後は来年、これをどう生かしていくかなので、岡垣・柚木ペアにはぜひ優勝してもらって、という感じですね。
中川:シングルスは、前よりもできることが多くなってきたので、どんどんレベルアップしているなという感じです。今まで、試合がコロナの関係で無くなってしまっていて、試合で試す機会がありませんでした。今回、春関・インカレの試合を通じて、自分のペースが分かってきて形作れてきたと思うので、そういう意味では成長できたと思います。ダブルスは、リーグのダブルスのメンバーにも入れないくらいできなかったんですけど、インカレでベスト4に入ることができるくらいまで成長できたのは大きなことだと思っています。今年は岡垣・柚木ペアに優勝してもらって、来年は僕たちが連覇できるように、勝ち取りに行きたいと思っています。

―明日の決勝戦に向けてはいかがですか
岡垣:今まで通り、必死になることは忘れないようにしたいです。僕たちももちろん優勝のタイトルは欲しいんですけど、法政としても長らく取ってないところではあるので、タイトルをしっかりとりたいです。
柚木:僕らは二人とも、いつも最後に取りきることができないという部分があるので、今回こそはしっかりと取って、法政に持ち帰りたいというのがありますね。それが一番です。

―お互いに掛ける言葉は
全員:いい質問ですね(笑)。
中川:僕が法政に入ったのは岡垣さんがいたからで、すっと追いかけてきた存在なので。シングルスでは一回も勝てたことがなくて、ダブルスでも最後意地を見せつけられましたね。岡垣・柚木に負けて良かったなと思いたいです。今まで岡垣・柚木はずっと強かったので僕も頑張れたし、後輩も頑張れると思うので。これからも頑張るからとりあえず優勝してこいって感じですね。
大田:僕は1年生なんですけど、自分が試合に出ているということもあって結構関わってくれて、馴れ馴れしい所もあるんですけどそれでも全然嫌な顔をせずに関わってくれて(笑)。今日の試合も4年生が強いっていうのを感じましたね。精神的にも身体的にもきついところで、大舞台で良いプレーをして、最後意地を見せつけられて、って感じで。決勝もその勢いでやって優勝してくれると思うので、明日楽しみにしています。
岡垣:勝ったぜ!だけですね(笑)。
中川・大田:参りました(笑)。
岡垣:僕は今後も法大テニス部と関わっていくんですけれど、選手という立場とは少し変わった形でテニスと関わりたいと思っています。その分、今回の活躍を見てすごく心強かったですね。どちらかというと、今までは自分のことで精いっぱいで指導とかできなかった部分はあるので。これからは自分のことよりもテニス部のことを考えていきたいというのがありますし、それを含めたら、今回の経験もそうですけど、この二人は法政のトップで戦っている二人だと思います。下を見ずに、上だけを見て突っ走っていってほしいなと思っています。期待しかしていないです。
柚木:今日プレーしている途中で、こういう大舞台で戦えているなということを感じることができたので、安心したと言ったら変ですけど、大丈夫だろうな、というふうに感じました。まあ、俺らが勝ったけど(笑)。

―最後に一言
柚木:「頑張る!」ですね(笑)。
中川・大田:とりあえず明日は優勝させますんで!
岡垣:明日みんなで優勝するぞ!

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最後は2ペアとも笑顔がはじけた

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