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【水泳】第98回 日本学生選手権 1日目 鈴木菜々花・女子主将が直前のアクシデントを乗り越え、チームの先陣を切る!!

第98回日本学生選手権
2022年8月28日(日)〜31日(水)
東京辰巳国際水泳場

インカレは各種目の順位に応じて得点が割り振られ、その総合得点で競う。4日間の戦いで法大は、男子が総合8位までに与えられる『シード権獲得』、女子が『総合5位』を目指す。大会初日は50m自由形のみが行われ、女子主将を務める鈴木菜々花(経4)ら5人の選手が登場した。

50m自由形に出場した鈴木

大会結果

予選結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
50m自由形 42位 鈴木菜々花 (経4) 27秒22
40位 松浦麻理亜(経3) 27秒05

予選結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
50m自由形 33位 竹鼻涼太(スポ1) 23秒41
33位 山崎寛史(経2) 23秒41
27位 山本麻尋(経1) 23秒36

Close Up

鈴木菜々花

女子50m自由形のスタート前、鈴木菜々花・女子主将は応援席のチームメイトに目が行き、「不安要素を皆んなに見せるわけにはいかない」とスイッチが入った。大会前に新型コロナに感染し、3回しか練習が積めなかった。望んだ自己記録の更新はならなかったが、「ラスト15mは今までで1番強い思いを込めて掻き切ることができた」と充実感をにじませた。

昨年、肘の手術でインカレを欠場した直後に女子主将に就任した。歴代と比べると「全然結果を残せていなかった」ことから「不安があった」が、「チームの皆んなが心強くて、助けられた」と1年間を振り返る。この日も招集所に向かう前に「いってらっしゃい」と背中を押され、「恵まれていると思った」。

総合得点で『5位』を目指す女子チーム。インカレは流れが大事という思いからレース後は笑顔で陣地に戻ったという。最終日には自身の競技人生最後のレースが控える。「自分が17年間やってきたことを最後のレースに込めて、悔いの残らないように泳ぎたい」。鈴木は最後まで主将の大役を全うするつもりだ。

(取材/記事:根本 成)

インタビュー

鈴木菜々花

ー 2年ぶりのインカレとなりました
昨年泳いでいない分、気持ちが入っていました。ただ個人的な話にはなりますが、直前にコロナに感染してしまって、練習を3回しか積まずに挑んだレースでした。その中でも気持ち的には「やるしかない」と吹っ切れた状態で臨み、思い詰めずに泳ぐことができました。

ー スタート前の心境はいかがでしたか
0コースでウッドデッキが近かったので、男子主将に目がいってしまって涙をこらえていました。後輩の皆んなも、同期も「いってらっしゃい」と声をかけて送り出してくれて、すごい心がジーンと来て、恵まれていると思いました。

ー レースを振り返っていかがですか
タイム的には情けない結果になってしまいました。しかし、ラストの15mは今まで泳いできた中で1番強い思いを込めて掻き切ることができたのかなと思います。全てが納得のいくレースではありませんでしたが、不安要素を皆んなに見せるわけにはいかないという思いで強気なレースができました。

ー 主将に就任した当時の心境は
正直不安はありました。歴代の女子主将は日本選手権に出場していたり、タイムを残していたり、インカレでも皆んなを引っ張っている方たちで、私は全然結果を残せていない選手でした。でも去年の先輩方が背中を押して下さって、就任したときは「やるしかない」という気持ちでした。

ー 1年間チームをまとめた感想は
第一にチームの皆んなが心強くて、助けられました。個人競技ですけど、練習を一緒にやって、お互いを高め合っていく要素があり、今年度の法政はチームの一体感がすごくあります。

ー 総合5位に向けて大事になってくることは
リレー種目が大事になってくると思います。法政の団結力はリレーでこそ発揮できると思うので、リレー種目に出る選手たちには頑張ってほしいです。

ー 最終日の100mに向けて意気込みをお願いします
結果はどうなるのか分かりませんが、自分が17年間やってきたことを最後のレースに込めて、悔いの残らないように泳ぎたいです。

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