代々木第二体育館
9月1日から秋季リーグ戦がスタートし、4、5日目を迎えた。会場を代々木第二体育館に移し行われた2試合。4日目の筑波戦は最終第7シングルスまで回る激闘の末、筑波大に軍配が上がった。2勝4敗となり、他大の結果次第では2部への自動降格の可能性もある中、迎えた最終日の日大戦。手塚が全日本選手権でランク(ベスト16)入りをした経験を持つ小林広夢に勝利し、意地を見せたが2-4で敗戦。7位で今季を終え、春季リーグ同様に2部・國學院大との入替戦に挑むことになった。
試合結果
3
法政大学 |
3 | シングルス | 3 | 4
筑波大学 |
---|---|---|---|---|
0 | ダブルス | 1 |
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ● | 手塚元彌(営4) | 2-3(9-11、11-9、11-7、11-13、12-14) | 鈴木笙 |
2 | 〇 | 加藤翔(法1) | 3-2(13-11、11-13、11-5、14-12、4-11、11-9) | 田原翔太 |
3 | 〇 | 岩永宗久(法1) | 3-0(11-7、11-9、11-9) | 松本光史 |
4 | ● | 手塚・加藤健太(国3) | 1-3(8-11、15-13、6-11、8-11) | 三浦裕大・田原 |
5 | ● | 蘇健恒(デザ3) | 1-3(9-11、12-10、5-11、10-12) | 三浦 |
6 | 〇 | 原田哲多(営1) | 3-0(13-11、11-9、12-10) | 幾石光 |
7 | ● | 加藤健 | 0-3(10-12、7-11、9-11) |
佐藤 祐人
|
2
法政大学 |
2 | シングルス | 3 | 4
日本大学 |
---|---|---|---|---|
0 | ダブルス | 1 |
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ● | 堀千馬(営3) | 1-3(11-2、3-11、5-11、9-11) | 金光宏暢 |
2 | 〇 | 蘇 | 3-2(17-15、11-5、8-11、12-14、11-9) | 手塚大輝 |
3 | 〇 | 手塚 | 3-2(11-6、10-12、7-11、11-9、11-7) | 小林広夢 |
4 | ● | 手塚・加藤健 | 1-3(11-9、7-11、10-12、9-11) | 金光・加山裕 |
5 | ● | 原田 | 1-3(9-11、8-11、11-9、7-11) | 加山 |
6 | ● | 岩永 | 0-3(3-11、4-11、7-11) | 伊藤礼博 |
7 | – | 加藤健 | – | 福原明雄 |
戦評
筑波大戦
リーグ戦も終盤に入り、舞台も所沢から東京・代々木体育館へ移っての戦いに。4日目の相手は筑大。春季リーグではフルゲームの末敗れ、リベンジを果たしたい相手である。
重要な戦いの最初を任されたのはエース・手塚元彌(営4)。序盤から白熱する戦いは手塚ぎ先に2セット目を奪う。しかし相手の脅威の粘りに押され、フルセットで惜しくも敗戦。2番手に登場したのはルーキー・加藤翔(法1)。この試合も互いにセットを奪い合いフルセットの接戦になるも、最後は加藤翔の勢いが上回り、見事に勝利した。
続いて登場したのは同じく1年生の岩永宗久(法1)。序盤から攻めの姿勢を見せ、ペースを握ると、そのままストレートで危なげなく勝利し、大学入学後リーグ戦初勝利を挙げた。このまま流れに乗りたい法大は手塚・加藤健太(国3)のダブルスで勝利を狙う。序盤は互いに1セットを奪い合うも、次第に相手ペアの息の合ったプレーに押され、1-3で敗れてしまう。さらに4番手を任された蘇健恒(デザ工3)も接戦をものに出来ず敗戦し、2勝3敗で筑大に勝利に王手をかけられる。しかしシングルス5番手で登場した1年生、原田哲多(営1)が終始安定したプレーを見せ、危なげなくストレートで勝利し、勝敗は最終シングルスに委ねられることに。そのシングルス6番手を任されたのは加藤健。会場全体が試合を見守る中、加藤は攻めの姿勢を貫くも勢いに乗れず、惜しくも敗戦。
約4時間に及んだ熱戦は、3-4でまたもフルゲームの末配線という悔しい結果に。しかし、出場した1年生3人全員が勝利を挙げるなど、収穫も得られた試合となった。残る最終戦の相手は昇格組・日大。チーム全員で勝利を目指し、秋季リーグの集大成を見せてほしい。
(記事・写真:板倉大吾、佐々木雪乃)
日大戦
勝利して勢いに乗りたい第1シングルス。任されたのは堀千馬(営3)だった。コーナーをつくフォアが光り第1セットを奪うが、相手の強烈なバックハンドと正確なフォアに徐々にポイントを奪われる機会が増えていき、第2、3セットを奪われる。後がない第4セットは相手にリードを許す展開になるも最大5点差あった中で9-9と追いつく。しかし最後は相手が勝り、敗戦。
連敗は避けたい第2シングルス。任されたのは蘇。試合は第1セットから激しい展開となる。15-15までもつれるも最後は蘇のコーナーをつくフォアハンドで第一セットを奪う。その勢いで第2セットも奪った。しかし続く第3セットは要所でのミスが目立ちこのセットを落とし、続く第4セットも奪われる。後がない第5セットでは打って変わって落ち着いたプレーが見え勝利した。
チームの優位のために負けられない第3シングルス。任されたのは手塚。第1セット、得意のサーブを活かして相手のミスを誘っていき、流れを掴む。勢いそのまま第一セットを先取する。第2セットは互いに譲らぬ大激戦となるが最後は相手の粘りにこのセットを奪われる。第3セットも同じような展開で連続でセットを奪われる。後がない第4セット。得意のサーブで相手を崩し、スマッシュで決めるプレーが増えてくる。リズムを取り戻した手塚は第4、5セットを奪い、フルセットの大激戦の末勝利を収めた。