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【卓球】2022年度秋季関東学生リーグ戦 1部 対筑波大、日大 7位でリーグ戦閉幕。國學院大との入れ替え戦に挑む

2022年9月9日(金)、10日(土)
代々木第二体育館

9月1日から秋季リーグ戦がスタートし、4、5日目を迎えた。会場を代々木第二体育館に移し行われた2試合。4日目の筑波戦は最終第7シングルスまで回る激闘の末、筑波大に軍配が上がった。2勝4敗となり、他大の結果次第では2部への自動降格の可能性もある中、迎えた最終日の日大戦。手塚が全日本選手権でランク(ベスト16)入りをした経験を持つ小林広夢に勝利し、意地を見せたが2-4で敗戦。7位で今季を終え、春季リーグ同様に2部・國學院大との入替戦に挑むことになった。

リーグ戦初勝利を挙げた岩永

試合結果

3

法政大学

3 シングルス 3 4

筑波大学

0 ダブルス 1

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 手塚元彌(営4) 2-3(9-11、11-9、11-7、11-13、12-14) 鈴木笙
2 加藤翔(法1) 3-2(13-11、11-13、11-5、14-12、4-11、11-9) 田原翔太
3 岩永宗久(法1) 3-0(11-7、11-9、11-9) 松本光史
4 手塚・加藤健太(国3) 1-3(8-11、15-13、6-11、8-11) 三浦裕大・田原
5 蘇健恒(デザ3) 1-3(9-11、12-10、5-11、10-12) 三浦
6 原田哲多(営1) 3-0(13-11、11-9、12-10) 幾石光
7  加藤健 0-3(10-12、7-11、9-11)
佐藤 祐人
2

法政大学

2 シングルス 3 4

日本大学

0 ダブルス 1

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 堀千馬(営3) 1-3(11-2、3-11、5-11、9-11) 金光宏暢
2 3-2(17-15、11-5、8-11、12-14、11-9) 手塚大輝
3 手塚 3-2(11-6、10-12、7-11、11-9、11-7) 小林広夢
4 手塚・加藤健 1-3(11-9、7-11、10-12、9-11) 金光・加山裕
5 原田 1-3(9-11、8-11、11-9、7-11) 加山
6 岩永 0-3(3-11、4-11、7-11) 伊藤礼博
7 加藤健 福原明雄

戦評

筑波大戦

リーグ戦も終盤に入り、舞台も所沢から東京・代々木体育館へ移っての戦いに。4日目の相手は筑大。春季リーグではフルゲームの末敗れ、リベンジを果たしたい相手である。

重要な戦いの最初を任されたのはエース・手塚元彌(営4)。序盤から白熱する戦いは手塚ぎ先に2セット目を奪う。しかし相手の脅威の粘りに押され、フルセットで惜しくも敗戦。2番手に登場したのはルーキー・加藤翔(法1)。この試合も互いにセットを奪い合いフルセットの接戦になるも、最後は加藤翔の勢いが上回り、見事に勝利した。

続いて登場したのは同じく1年生の岩永宗久(法1)。序盤から攻めの姿勢を見せ、ペースを握ると、そのままストレートで危なげなく勝利し、大学入学後リーグ戦初勝利を挙げた。このまま流れに乗りたい法大は手塚・加藤健太(国3)のダブルスで勝利を狙う。序盤は互いに1セットを奪い合うも、次第に相手ペアの息の合ったプレーに押され、1-3で敗れてしまう。さらに4番手を任された蘇健恒(デザ工3)も接戦をものに出来ず敗戦し、2勝3敗で筑大に勝利に王手をかけられる。しかしシングルス5番手で登場した1年生、原田哲多(営1)が終始安定したプレーを見せ、危なげなくストレートで勝利し、勝敗は最終シングルスに委ねられることに。そのシングルス6番手を任されたのは加藤健。会場全体が試合を見守る中、加藤は攻めの姿勢を貫くも勢いに乗れず、惜しくも敗戦。

約4時間に及んだ熱戦は、3-4でまたもフルゲームの末配線という悔しい結果に。しかし、出場した1年生3人全員が勝利を挙げるなど、収穫も得られた試合となった。残る最終戦の相手は昇格組・日大。チーム全員で勝利を目指し、秋季リーグの集大成を見せてほしい。

(記事・写真:板倉大吾、佐々木雪乃)

日大戦

勝利して勢いに乗りたい第1シングルス。任されたのは堀千馬(営3)だった。コーナーをつくフォアが光り第1セットを奪うが、相手の強烈なバックハンドと正確なフォアに徐々にポイントを奪われる機会が増えていき、第2、3セットを奪われる。後がない第4セットは相手にリードを許す展開になるも最大5点差あった中で9-9と追いつく。しかし最後は相手が勝り、敗戦。

連敗は避けたい第2シングルス。任されたのは蘇。試合は第1セットから激しい展開となる。15-15までもつれるも最後は蘇のコーナーをつくフォアハンドで第一セットを奪う。その勢いで第2セットも奪った。しかし続く第3セットは要所でのミスが目立ちこのセットを落とし、続く第4セットも奪われる。後がない第5セットでは打って変わって落ち着いたプレーが見え勝利した。

チームの優位のために負けられない第3シングルス。任されたのは手塚。第1セット、得意のサーブを活かして相手のミスを誘っていき、流れを掴む。勢いそのまま第一セットを先取する。第2セットは互いに譲らぬ大激戦となるが最後は相手の粘りにこのセットを奪われる。第3セットも同じような展開で連続でセットを奪われる。後がない第4セット。得意のサーブで相手を崩し、スマッシュで決めるプレーが増えてくる。リズムを取り戻した手塚は第4、5セットを奪い、フルセットの大激戦の末勝利を収めた。

チームが2連勝と勢いに乗る中のダブルス。手塚・加藤健コンビは第一セットからリズムに乗る。積極的な攻めでこのセットを奪う。しかし続く第2セット。ミスが見え始めこの流れを断ち切ることができず、続く第3セットも奪われてしまう。後がない第4セットでも相手のペースを崩すことができずに敗戦。

第4シングルス。任されたのは原田。バックハンドを武器に第一セットは試合を優位に進めていく。しかし終盤に追いつかれてしまい、相手ペースになってこのセットを奪われてしまう。流れを断ち切りたい第2セット。相手の攻めに対してミスが目立ち始め、このセットを落としてしまう。なんとか第3セットを取り返すも、第4セットでは終盤まで互角に試合を進めるが最後には点を許してしまい大逆転とはいかず。チームの勝利に向けて痛い敗戦となってしまった。

負けたらチームの敗戦が決まる第5シングルス。任されたのは岩永だった。序盤からペースを掴みたいところであったが相手の鋭いフォアハンドに対応するのが難しく、第1、2セットを奪う。後がない第3セット。相手になんとか食らいついていき、7-7まで持ち込むも敗戦となった。

(記事・写真:高橋芽唯、大賀幹太)

選手インタビュー

天野宏哉

まず主将として、全体にどのような声をかけましたか
今日勝てば入れ替え戦なしの残留で、負けたら入れ替え戦っていうことだったので 、どんな試合でも内容でもまずは勝つこと優先にということを試合前に話させていただきました。

ーリーグ戦最終日ということで、試合ではどんな気持ちで挑みましたか

自分自身試合出る機会はなかったんですけど、一応キャプテンとして、 チーム全体の雰囲気ですとかそういった部分のサポートという部分に今回は徹しました。

ーチームの雰囲気を1番よく見てると思うのですが、今回の試合ではどうでしたか
比較的他のチームよりも仲良く、わいわい騒ぐタイプのチームなので、今回も負けてる時にみんな静かになっちゃったりっというのがあるので、そういった部分を今回はすごい盛り上げていったり、チーム全体で出ない人を中心に頑張ろうって思ってます。

ー今日の試合を振り返って
今日は4年生の選手が3番で相手のエースに勝って、結構いいなとと思ったんですけど、やっぱり相手の方が実力も上だったという部分と、チャンスが何度もあったところでものにできなかったのかったので、そこが課題であると感じました。

ー2、3ゲームともフルセットの接戦で、チームの流れはいい方に流れたと思われますが
相手は結構レベルが上なので、 僕たちに負けちゃいけないとか、受け目な部分もあったので、そこに漬け込みたかったのですが、最後の最後で1歩上手で、押し負ける場面がありました。ですが、3回できたということに関しては、少しは自信に持ってもいいと思います。あと1本っていうところかなと思います。

ー今回応援してくれた方々に向けてコメントお願いします
法政大学卓球部応援していただきありがとうございました。結果としては、7位で入れ替え戦に回ってしまうんですけれども、10月8日に行われる入れ替え戦では、必ず國學院に勝ち、一部残留してまた来シーズンも法政大学の姿を見せれるように、これから1か月間頑張りたいと思います。

手塚元彌

ー今回リーグ戦最終日ということで、どのように臨みましたか
今回の最終日に、やっぱり全体的な順位が決まることだったので、日大に勝つことだけを考えていました。

今までの試合の中から反省点もあると思いますが、特に今回意識したことありますか。
やはり負けた試合は、どうしても自分の中で弱気になってしまって最後決めきれなかったり、相手に押し切られてしまった部分があったので、 負けた試合と勝った試合を区切り、最後まで強気に攻められた時が勝ちに繋がってると思ったので、強気のプレーを意識しました。

ー今回のチームの雰囲気はどうでしたか
チームをすごく応援するっていう気持ちもベンチから伝わってきますし、1年生が多いチームだったので、そこは非常に面白く、どうなるかを楽しみにできたように思います。

ー今回の試合はフルセットでの接戦でしたが、その中で勝ち切れた要因は
ラリーの場合は相手もちろん強いので、そこまでに先手を取りたいなと思っていました。自分のサーブであったり、レシーブを考えて良いプレーができたので、5セット目リードすることができたのだと思います。

ー次の試合に向けて意気込みをお願いします
このリーグ戦をやって改めて、自分の中でどう試合するかだったりや、どうやったら勝てるのかがどんどん分かってきて、自分の中で成長している部分があると思います。入れ替え戦までにま伸ばしつつ、勝ちにこだわり、しっかり一部残留して卒業したいと思います。

ー応援してくれたファンの方々に一言お願います。
また入れ替え戦という結果になってしまいましたが、やはり一部にいることが非常に重要だと思うので、これからも一部に残れるよう、入れ替え戦でも頑張りますので、来年からぜひ一部の応援をしていただければと思います。

蘇健恒

ーまず今日の試合を振り返って、一言お願いします
そうですね、今日の試合はとても危なかったです。相手は自分の嫌なコースに攻めてきて自分が上手く対応できなかったこともあって、最後フルセットまでもつれ込んでしまいました。しかし、ギリギリのところで勝てたのはよかったです。

ー最後、勝ち切れた要因は自分の中でありますか。
ギリギリの場面で攻めることができたのが勝ち切れた要因だと思います。

ー今日の試合に向けて、特に準備したことありますか。
日大は結構レベルが上のチームなので、自分たちが勝ちに行くという気持ちでプレーしました。

ー今日のプレーで良かった点と悪かった点を挙げてください
選手によってサーブレシーブの種類も違うし、それに合わせて対応するのがやっとうまくできたかなと思います。

ー最後には今後について一言お願いします
そうですね。10月4日に入れ替え戦があるので、負けないように頑張っていきたいと思います。

岩永宗久(筑波大戦終了時)

−自身の試合を振り返って
1勝1敗で回ってきて、1番の手塚さんも2番の加藤翔も競ったところで自分に回してもらって、流れとしては法政側だったので自分らしく、緊張はしたんですけど、思い切りプレーすることができたので良かったです。

−秋季リーグで初勝利を挙げましたが
1日目、2日目は相手のエースと当たって、そこで得られた事が結構大きかったです。強い人のプレーとかも実際やってみて、空いている時間に自分も取り入れてやった事が今日試合で出せたので、そこは良かったと思います。

−同級生の活躍に対して、刺激を受けたりなどは
春リーグに自分は出ていなくて、2人(加藤翔、原田)は出ていたんですけど、そこで自分も頑張らなきゃという思いはあったので、秋リーグでは自分も出してもらって、前半は負けてしまったんですけど、自分の中では良い試合が出来たかなと思いましたし、今日は勝つこともできたので、同期の影響は大きいと思います。

ー最終戦に向けての意気込み
自分は1年生で向かっていく立場なので、試合に出れるなら相手が誰でも、当たっていって勝てればいいなと思っています。

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