2022年12月11日(日)
MCCスポーツpresents 第71回 全日本大学選手権大会
2回戦 法大ー常葉大
県立保土ヶ谷公園サッカー場
東洋大との最終戦を制しインカレ出場権を獲得した法大。ここまでの悔しさを晴らすべくインカレに挑んだ。
前半は両者チャンスを作るも決め手を欠き0-0で折り返す。しかし後半、立ち上がりに先制点を許すと立て続けに失点。さらに退場者を出すなど最後まで流れを掴むことができず、0-5の完敗。総理大臣杯に続き、またしても初戦で涙を飲む結果となった。
チームを引っ張ってきた4年生は引退となった
試合結果
トータル試合結果
0
法政大学 |
0 |
前半 |
0 |
5
常葉大学 |
0 |
後半 |
5 |
スターティングメンバー
ポジション |
背番号 |
選手名 |
学部・出身校 |
GK |
21 |
近藤壱成 |
経済4・ジュビロ磐田ユース |
DF |
2 |
堀江貴大 |
社会4・昌平 |
DF |
14 |
萩野滉大 |
現福4・名古屋グランパスU18 |
DF |
20 |
白井陽貴 |
スポ4・矢板中央 |
MF |
7 |
若林龍 |
現福4・桐蔭学園 |
MF |
8 |
渡邉綾平 |
経済3・前橋育英 |
MF |
11 |
髙橋馨希 |
社会3・常葉大学附属橘 |
MF |
17 |
モヨマルコム強志 |
現福3・東福岡 |
MF |
25 |
吉尾虹樹 |
経済3・横浜F・マリノスユース |
MF |
26 |
中川敦瑛 |
経済2・横浜FCユース |
FW |
19 |
石井稜真 |
経済2・アビスパ福岡U18 |
サブメンバー |
GK |
1 |
中川真 |
スポ3・徳島市立 |
DF |
4 |
高嶋修也 |
経済4・明秀日立 |
MF |
6 |
細谷航平 |
社会3・サンフレッチェ人島ユース |
MF |
15 |
揖斐俊斗 |
経済2・柏レイソルU18 |
MF |
18 |
溝口駿 |
経済2・法政二高 |
MF |
24 |
渡邉光陽 |
経済2・尚志 |
MF |
28 |
中村翼 |
経済2・横浜F・マリノスユース |
MF |
29 |
青木俊輔 |
社会2・東福岡 |
FW |
27 |
相澤デイビッド |
スポ1・日本文理 |
試合スタッツ※交代は法大のみ記載
時間 |
経過 |
大学 |
選手名 |
得点経過 |
49分 |
得点 |
常大 |
金賢祐 |
0-1 |
52分 |
得点 |
常大 |
金賢祐 |
0-2 |
61分 |
退場 |
法大 |
近藤壱成 |
|
62分 |
交代 |
法大 |
石井稜真→中川真 |
|
65分 |
得点 |
常大 |
古長谷千博 |
0-3 |
65分 |
交代 |
法大 |
白井陽貴→高嶋修也 |
|
72分 |
交代 |
法大 |
若林龍→相澤デイビッド |
|
76分 |
得点 |
常大 |
高瀬生聖 |
0-4 |
77分 |
交代 |
法大 |
渡邉綾平→中村翼 |
|
83分 |
交代 |
法大 |
髙橋馨希→青木俊輔 |
|
90+1分 |
得点 |
常大 |
金賢祐 |
0-5 |
マッチレポート
2022シーズン、最後のタイトルをかけた戦いが始まる。関東第5代表として、インカレの舞台に立つ法大。初戦の相手は東海第2代表の常葉大。1回戦は関西大とのPK戦にまで渡る死闘を繰り広げた。素早いカウンターと数少ないチャンスを仕留める力を持ったチームだ。法大はGK 近藤壱成(経4=ジュビロ磐田ユース・ジェフユナイテッド市原・千葉内定)とDF堀江貴大(社4=昌平・鹿児島ユナイテッドFC内定)、萩野滉大(現4=名古屋グランパスU18・FC岐阜内定)、白井陽貴(スポ4=矢板中央・ V・ファーレン長崎内定)のプロ内定ディフェンスカルテットで試合に挑む。
試合は法大ペースで始まる。開始早々中川敦瑛(経2=横浜FCユース)がこの試合のファーストシュートを放つと、4、6、10分と右サイドから髙橋馨希(社3=常葉大付属橘)がクロスを上げてチャンスを作る。左サイドは堀江と若林龍(現福4=桐蔭学園・SC相模原内定)が良いポジショニングを取り、中央は石井稜真(経2=アビスパ福岡ユース)の高さと強さを生かし、効果的な攻めを見せる。しかしネットを揺らすことはできず前半をスコアレスで終える。
後半も最初のチャンスは法大。3分、自陣から細かいパスを繋ぎ、最後は若林がシュートを放つも、常葉大GKのファインセーブに阻まれる。するとその直後の4分、右サイドからのクロスを右足で合わせられ先制点を許してしまう。まずは追いつきたい法大だったが、7分にもロングボールに抜け出され失点。16分にはゴールキックの連携ミスから決定的な得点機会の阻止(通称:DOGSO)で近藤が退場に。与えた間接FKも決められ、1人少ない法大が3点を追う展開になってしまう。さらに31分、45+1分にも追加点を許し、タイムアップ。
終わってみれば0-5と大敗を喫した法大。4年生はこの試合をもって大学サッカーを引退となる。コロナ禍の中で制限もあり、思う存分プレーをすることや、見てもらうことができなかった。この悔しさは、社会やJリーグの舞台で晴らしてくれるだろう。法大サッカー部としては、来年インカレの舞台でリベンジを誓ってくれるに違いない。
(記事・大草拓馬/撮影・二瓶堅太)
インタビュー
井上平監督
―今日の試合を振り返って
最後は積み重ねてきたものが出ると言い続けて、それを信じて戦ったけど、結果を振り返るとどこか足りないものが沢山あって、それはまず俺がしっかり振り返らないといけないなと思います。でも選手はしっかりと積み重ねてきて、いろんなことがありながらも最後インカレ出れるようになったし、頑張ったんじゃ無いかなと。これを糧にこの先ね、4年生は社会で、Jリーグで頑張ってもらえたらなと。みんな頑張った!
―前半は0-0で折り返しましたが、後半早い時間に先制され、そのままずるずる行ってしまいました
連続失点して、最初のところは大チャンスから大ピンチになって、自分たちのミスからね、陽貴のところはあんまり調子が良くなくて、硬かったのかな。今週の紅白戦でもスローインはやっぱりピンチになるよと、スローインはセットプレーの中でも気をつけようねって話はしてたんだけど、クリアしてスローインからクロス、それで失点してしまって、徹底できなかったね。結局年間通してうちは3バックでやって中盤から守備で5-4-1とか5-2-3で、中盤からプレッシャーかからず背後に蹴られることが多くて、前に人数少ないからしょうがないから、ちゃんと後ろもトレーニングでもやったし、気をつけようねって年間通して言ってたんだけど、そこでやられちゃって、やっぱり積み重ねられなかったからやられちゃったね。原因はそれですね。
―フィジカル面でやられるシーンも見られました
後手になってフィジカルでやられるシーンが多かったね。でも今週は大臣杯と違って個人的にはいい感じで入れて、あとは失敗するならこっちの交代ミスとかそういう所かなと思ったんだけど、それで結果がこれだから根本がダメなんだろうなというところは振り返って思ったね。そうみんなも思いながらたぶん成長していかないといけないのかな。
―退場選手が出てから3バックを辞めて4-4-1にフォーメーション変えたと思いますが、狙いは
今までだったら5-3-1で守って引き込んで入って来たボールを前向きに奪って、カウンターと思ってたんだけど、3点でしょと思って。プレッシャー行ってボール奪ってやらないと難しいという判断で、結局ここでやった拓殖戦(6節)と同じようにやったらなかなか、チャンスは何個かあったけどね、どっちを選択するかでそっちを選択して、前からプレッシャーで行って、奪うという意識でやったんですけど、難しかったです。
―これで4年生が引退となりますがなんと声をかけたいですか
この4年生は本当に苦しいことしか4年間なかったと思うんだけど、それが粘り強さとなって、Jにこんだけ行ったというのは彼らの積み重ねの証だし、その4年生たちとこの4年間しっかりとやれたことと、彼らが4年生の時に監督で1年目でやらしてもらったのは本当に感謝の気持ちしかないし、学びが多かった。この4年生じゃなかったらここまでいろんなこと学べなかったと思うし、そういった意味では本当に感謝したいし、彼らにはこれから社会に出て活躍するのを願っているし、活躍出来ると思ってるし、苦しい思いをしているから、バネに頑張ってもらいたいです。
悔しさをバネに 来季の飛躍に期待だ
フォトギャラリー
試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。