JR東日本カップ2023第97回関東大学サッカーリーグ
第5節 法大-筑波大
味の素フィールド西が丘
公式戦7試合連続複数得点中の法大とリーグ戦11得点の筑波大の矛同士の一戦。法大の好調攻撃陣を牽引していた松村晃助(経1=横浜F・マリノスユース)は世代別代表のワールドカップ出場のため、中盤に揖斐俊斗(経3=柏レイソルU-18)を起用。最強攻撃陣を止めるべく、最終ラインに渡邉光陽(経3=尚志)を抜擢した。試合前には相原FCの選手たちと、入場、記念撮影が行われた。
試合前円陣を組む法大イレブン
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 2 | 5 筑波大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 3 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
4分 | 得点 | 筑波大 | 山崎太新 | 0-1 |
26分 | 得点 | 筑波大 | 内野航太郎 | 0-2 |
54分 | 得点 | 筑波大 | 田村蒼生 | 0-3 |
65分 | 交代 | 法大 | 久保征一郎→小湊絆 | |
65分 | 交代 | 法大 | 吉尾虹樹→中村翼 | |
76分 | 交代 | 法大 | 揖斐俊斗→相澤デイビッド | |
76分 | 交代 | 法大 | 髙橋馨希→林航輝 | |
85分 | 得点 | 筑波大 | 竹内祟人 | 0-4 |
86分 | 交代 | 法大 | 今野息吹→大迫蒼人 | |
88分 | 得点 | 法大 | 小湊絆 | 1-4 |
90+2分 | 得点 | 筑波大 | 池谷銀姿郎 | 1-5 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
1 | GK | 中川真 | スポ4・徳島市立 |
4 | DF | 細谷航平 | 社会4・サンフレッチェ広島ユース |
5 | DF | 渡邉光陽 | 経済3・尚志 |
7 | DF | 今野息吹 | 経済4・三菱養和SCユース |
17 | DF | モヨマルコム強志 | 現福4・東福岡 |
8 | MF | 渡邉綾平 | 経済4・前橋育英 |
10 | MF | 髙橋馨希 | 社会4・常葉大橘 |
11 | MF | 中川敦瑛 | 経済3・横浜FCユース |
14 | MF | 吉尾虹樹 | 現福4・横浜F・マリノスユース |
15 | MF | 揖斐俊斗 | 経済3・柏レイソルU-18 |
9 | FW | 久保征一郎 | 経済4・FC東京U-18 |
サブメンバー | |||
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12 | GK | 鈴木涼太郎 | 経済4・法政二 |
3 | DF | 木村恵風 | 社会3・横浜F・マリノスユース |
26 | DF | 大迫蒼人 | 経済2・FC東京U-18 |
13 | MF | 林航輝 | 現福4・清水エスパルスユース |
22 | MF | 溝口駿 | 経済3・法政二 |
25 | MF | 中村翼 | 経済3・横浜F・マリノスユース |
29 | MF | 日高華杜 | 経済2・大津 |
19 | FW | 相澤デイビッド | スポ2・日本文理 |
27 | FW | 小湊絆 | スポ1・青森山田 |
試合後順位表
※明治大学は懲罰対象となる違反行為が認められたため、第4節までに獲得した勝点6を無効とする。
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 筑波大 | 11 | 5 | 3-2-0 | 16/4 | 12 |
2位 | 日本大 | 10 | 5 | 3-1-1 | 11/5 | 6 |
3位 | 東洋大 | 9 | 5 | 3-0-2 | 11/5 | 6 |
4位 | 拓殖大 | 8 | 5 | 2-2-1 | 6/7 | -1 |
5位 | 流通経済大 | 7 | 5 | 2-1-2 | 9/9 | 0 |
6位 | 東京国際大 | 7 | 5 | 2-1-2 | 4/6 | -2 |
7位 | 法政大 | 6 | 5 | 1-3-1 | 9/12 | -3 |
8位 | 桐蔭横浜大 | 5 | 5 | 1-2-2 | 8/10 | -2 |
9位 | 東海大 | 5 | 5 | 1-2-2 | 5/9 | -4 |
10位 | 明治大 | 3 | 5 | 2-3-0 | 10/5 | 5 |
11位 | 国士館大 | 2 | 5 | 0-2-3 | 5/15 | -10 |
12位 | 中央大 | 1 | 5 | 0-1-4 | 4/11 | -8 |
試合スタッツ
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月2日 | 東洋大 | 〇2-1 | 非公開 |
2 | 4月8日 | 国士館大 | △2-2 | 国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場 |
3 | 4月15日 | 東海大 | △2-2 | 東海大学湘南キャンパスサッカー場 |
4 | 4月29日 | 拓殖大 | △2-2 | 相模原ギオンスタジアム |
5 | 5月13日 | 筑波大 | ●1-5 | 味の素フィールド西が丘 |
6 | 5月27日 | 中大 | - | 会場非公開 |
7 | 6月3日 | 日大 | - | 会場非公開 |
8 | 6月10日 | 明大 | - | 会場非公開 |
9 | 6月17日 | 東京国際大 | - | 会場非公開 |
10 | 7月15日 | 流通経済大 | - | 会場非公開 |
11 | 7月23日 | 桐蔭横浜大 | - | ニッパツ三ツ沢球技場 |
12 | 7月29日 | 中大 | - | 中央大学多摩キャンパスサッカー場 |
13 | 8月5日 | 筑波大 | - | 筑波大学第一サッカー場 |
14 | 8月12日 | 流通経済大 | - | 流通経済大学龍ヶ崎フィールド |
15 | 9月30日 | 日大 | - | スポーツ日大 アスレティックパーク稲城 サッカー場 |
16 | 10月7日 | 拓殖大 | - | 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場 |
17 | 10月14日 | 東京国際大 | - | 東京国際大学坂戸キャンパス第一グラウンド |
18 | 10月22日 | 明大 | - | AGFフィールド |
19 | 10月28日 | 東海大 | - | 会場非公開 |
20 | 11月4日 | 桐蔭横浜大 | - | 会場非公開 |
21 | 11月11日 | 国士舘大 | - | 会場非公開 |
22 | 11月18日 | 東洋大 | - | 埼玉スタジアム2002 第2グラウンド |
マッチレポート
絶対に負けられない一戦がキックオフした。開始早々3分、モヨマルコム強志(現4=東福岡)がペナルディエリア内で相手選手を倒してPKを与える。これを中央に決められ、早くもリードを与えてしまう。18、23分と中川敦瑛(経3=横浜FCユース)やトップ下で出場した吉尾虹樹(現4=横浜F・マリノスユース)のシュートで筑波大ゴールを脅かすもネットを揺らせない。すると26分、CKのこぼれを拾われると、最後はゴール前でシュートを許し失点を喫する。2点ビハインドと苦しい法大。その後は両チーム決定的なチャンスを作れず前半を0-2で終える。
後半、先にゴールを奪ったのはまたしても筑波大。53分に中央突破を許し、痛い3失点目を喫する。なんとか反撃を試みたい法大は65分に中村翼(経3=横浜F・マリノスユース)と新入生・小湊絆(スポ1=青森山田)を投入する。小湊は今節がリーグ戦初出場となった。それと同時に雨は強まり、低いラインで組み立てながらゴールを目指すも思うように試合を進められない。76分に相澤デイビッド(スポ2=日本文理)と林航輝(現4=清水エスパルスユース)を投入し、縦に早くサイドからの攻撃を試みる。相澤を中心にクロスを放り込むも、うまく合わない。すると85分に痛恨の4失点目を喫し、試合は完全に筑波大ペースで進む。しかしその3分後、ハーフウェーライン付近でパスカットすると、縦にスルーパスを送る。抜け出した相澤のクロスを、小湊がキープし右足一閃。このシュートがネットに突き刺さり、法大は一矢報いる。小湊絆初出場を初ゴールで飾る偉業を達成した。しかし最後はCKの流れから5失点目を喫し試合終了。
リーグ戦無敗は4試合で止まった法大、7位に順位を下げる形となった。しかしまだシーズンも序盤。固定できていないポジションもあるが、それは激しい競争があるという裏打ちだ。次節中大戦、八王子ダービーに燃える。またしても西が丘で苦渋を舐めた法大は、ホーム・城山で”粘り強い”法大サッカーを見せ、勝利への執念を燃やす。
(取材・撮影:大草拓馬、中田沙羅、大隈慶吾)
ルーキー小湊には大学リーグ初ゴールが生まれた。
小湊絆
ー本日の試合、大学リーグデビュー戦、振り返っていただいて
もう自分出た時には0-3の状況だったので拮抗した試合よりは、 ある程度自由にやれたかなっていうような印象はありました。
ー初出場初ゴールということで、初ゴール振り返っていただいて
なんとか何かしら爪跡残そうと思ってました。前回ベンチ入ったけど、出れなかったので、今日は絶対何か爪跡残すっていう風な気持ちで入って、それが実ってよかったと思います
ーもしかしたら、プロの道もあったかもしれない中、法政大学に進学を決めた理由は何かありますか
練習参加させてもらった時に、その他の大学とかと比べた時に、やっぱりその先輩だったりとかのフレンドリーさだったりとか、あとは、チームの雰囲気っていうところが、やっぱり1番決め手になりました。
ーその優勝するチームの雰囲気強さだったりとかって、なんか感じたものがあったら教えていただきたいんですけど、ありますか。
自分も高校2年生の時に、高校年代の優勝や3冠を経験して、今日みたいに大量失点してるチームは、やっぱりトーナメントだったりとかリーグ戦で勝ち続けていくには、やっぱり厳しい状況であると思うんで、それはもうこのチームでも、練習からそういう言葉飛び交ってますし1番理解してる部分ではあるんですけど、やっぱり失点だったりとか、負けっていうのは絶対に癖になるんでっていうのは黒田さん(現:町田ゼルビア監督)からもずっと言われてたきたことなんでその失点癖だったりとか、負け癖っていうのは負けたらやっぱ気持ち悪いなっていう感覚がないといけないですし、 失点したら気持ち悪いなっていうような感覚をがなかったら、絶対に0に抑えるっていう気持ちは湧いてこないと思いますし、それが口だけになってるような感じがあります。自分は1年生ですけど、もっと 自分が伝えられるようなことだったりっていうのは絶対にあると思うんで、そういうのを積極的に発信していきたいなと思います。
ー最後次節中大戦1週間空きますが、意気込みお願いいたします。
こうやってゴール決めることができてチームとしては負けてしまいましたけど、またこっから上位争いに食い込むには、絶対にリーグ戦において、連敗ってのは許されないと思うので、 こっからまた先自分たちが目指してるリーグ優勝ってところに、少しでも近づくためにも連敗っていうところは絶対になしだと思ってるんでアグレッシブに勝ち点3目指して戦いたいと思います。