関東大学春季交流大会
対日大
2023年5月28日
日本大学稲城総合グラウンド
前回の試合では、筑大に敗れた法大。今回の日大戦では、外国人留学生のパワーとスピードに圧倒され、完敗を喫した。
円陣を組む選手たち
試合結果
トータル試合結果
22 法政 |
0 | 前半 | 29 | 69 日大 |
---|---|---|---|---|
22 | 後半 | 40 |
ポイント詳細
0/4 | T | 5/6 |
---|---|---|
0/1 | G | 2/5 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:高城、桜庭2、岡崎 G:石岡 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 中野一樹 | 4 | 國學院栃木 |
2 | HO | 仙波陸 | 3 | 新田 |
3 | PR | 渡辺明志 | 4 | 佐賀工業 |
4 | LO | 細川幹太 | 2 | 國學院久我山 |
5 | LO | 竹部力 | 4 | 大分舞鶴 |
6 | FL | 山下武準 | 4 | 法政二 |
7 | FL | 森達喜 | 3 | 京都成章 |
8 | NO.8 | 高城喜一 | 4 | 金光藤陰 |
9 | SH | 山脇一真 | 4 | 天理 |
10 | SO | 鈴木颯太 | 1 | 秋田工業 |
11 | WTB | 田中大誠 | 2 | 國學院栃木 |
12 | CTB | 鈴木颯太 | 1 | 秋田工業 |
13 | CTB | 炭竃柚斗 | 1 | 報徳学園 |
14 | WTB | 石岡玲英 | 4 | 御所実業 |
15 | FB | 熊田経道 | 4 | 大阪産業 |
16 | Re | 草野丈太朗 | 3 | 法政二 |
17 | Re | 守安史成 | 1 | 桐蔭学園 |
18 | Re | 和山学弥 | 1 | 法政二 |
19 | Re | 三浦幹太 | 1 | 秋田中央 |
20 | Re | 嶋崎汰星 | 2 | 法政二 |
21 | Re | 岡崎慎 | 3 | 國學院栃木 |
22 | Re | 小山田裕悟 | 2 | 桐蔭学園 |
23 | Re | 桜庭侑大 | 2 | 秋田工業 |
24 | Re | 小林雅治 | 3 | 法政 |
25 | Re | 多賀薫平 | 4 | 早稲田摂稜 |
26 | Re | 椎葉脩嗣 | 4 | 日向 |
戦評
前回の試合では、筑大に敗れた法大。今回の対戦相手は、外国人留学生のスピードとパワーを武器に全勝中の日大。フィジカルで勝る相手にどのような戦いを見せてくれるのか。強風の中、期待の一戦が幕を開けた。
試合はいきなり動き出す。キックオフから着実に攻め込まれ、前半6分に先制のトライを決められる。前半9分には外国人留学生、ジュアペ・ナコのスピードに圧倒され、トライを奪われる。前半17分には、相手BKによるディフェンスの間の突破、前半29分には、セコナイア・ブルの力強いアタックにより、トライを奪われる。前半37分には、またもジュアペにトライを決められ、0対29で前半を折り返す。
縦へ突破した熊田
反撃したい法大だったが、後半開始早々、熊田経道(4)のパスがインターセプトされ、後半3分にトライを決められる。後半6分に、熊田が大きく縦に突破し、高城喜一(4)がトライを決める。だが、後半9分、12分、17分と3本連続でトライを決められ、7対55と完全に試合を決められ、一方的な展開に。後半24分、桜庭侑大(2)が大外を走り切りトライを挙げる。だが、後半29分、36分にもトライを決められてしまう。後半40分には、桜庭がこの試合2本目となるトライを、後半48分には岡崎慎(3)がトライを奪った。最終的には22対69でノーサイドの笛が鳴った。
2トライを挙げた桜庭
11トライを奪われ、完敗した法大。その内の5トライが外国人留学生によるトライで、フィジカルの差を痛感させられる試合となった。だが、次戦に向け、下を向いている暇はない。次の試合は、立正大との対戦になる。昨年のリーグ戦では敗戦しており、そのリベンジを果たしたいところだ。
(記事:盛岡惟吹、大草拓馬、写真:中野拓真)
インタビュー
石岡玲英(4年、WTB、御所実業)
-本日の試合を振り返って
点差こそ大きく開いてしまいましたが、自分たちがやると決めたことが通用しなかった部分とか、80分通しての戦い方など、反省の多い試合でした。それを今の段階で経験したことによって、次に繋げられると思うのであまりマイナスに捉えずに、プラスに捉えていきたい試合かなと思っています。
-強風の影響は
本音を言うとやりにくいなというのがありました。普段あまり体験しないような環境だったので、そこでのミスで流れを作れなかったというのはあります。しかしそこを言い訳にしてしまうと、試合に出させていただいてる身なので、練習で改善していかないといけない、反省点として持ち帰りたいなと思います。
-ハーフタイムではどのような指示がありましたか
前半は前半、後半は切り替えて40分、自分たちのやりたいことを戦おうと言われたので、試合中でもコミュニケーションを取れたのは良かったです。
-今日の試合で見つかった課題は
一人一人のフィジカルはそうなんですけど、ゲームの運び方やフィジカルを全面に押し出してくるチームに対して、自分たちがどう戦うかというところです。今シーズン初めて外国人選手と戦う機会だったので、そういう時に自分たちはどう戦わなくてはいけないのか、秋に戦うチームにどう戦わなくてはいけないのか、というところが一つ明確になった試合でした。
-今後の試合に向けて意気込みをお願いします
立正大学さんも外国人選手を含めて部員全員が素晴らしい選手なので、今日の試合の反省を活かして、春季リーグ最終戦を良い締めに、秋リーグにつながるような試合をできるよう、一人一人もう一度気持ちを入れ替えて戦えたら良いなと思います。
高城喜一(4年、NO.8、金光藤陰)
-試合を振り返って
前半の入り出しが悪くて、ディフェンスに追われることが多く思ったアタックができずに、相手のテンポにやられてしまった。ブレイクダウンでかけて取り切るところを取り切れたらもっと自分たちのやりたいアタックができたと思います。
-強風の影響は
正直ありました。キックオフとかキックゲームでボールが頭の上を超えたりすることがありました。そこはうまいこと吸収して経験値にするしかないですね。
-トライを振り返って
仲間の熊田くんがゲインラインを突破してくれたので、完璧に内側が空くかなと思ってチャレンジしました。
-今日の試合で見つかった課題は
今年はランニングラグビーをテーマにしているので、もっとみんなで走り込んで、走りまくって走り勝ちしないとなと思いました。
-今後の試合に向けて意気込みをお願いします
次は先制して、思ったプレーができるようにしたいです。
山脇一真(4年、SH、天理)
-試合を振り返って
フィジカルで相手にどんどん前に出られて、自分たちが後手後手にまわって何もできなかった前半とマインドセットで全部攻めてトライ取りに行こうという後半で、負けてしまいましたが、取り切ろうとする姿勢は良かったと思います。
-チームとして取り組んできたことは
ディフェンスですね。やってきた前に出るディフェンスというのがフィジカルで負けてできなかったので、まずはセットして前に出るという取り組みをしました。
-今日の試合で見つかった課題
流れが悪かったところで、自分が流れを変えられるようなプレーができずに、相手の流れに飲まれてしまった。そこはしっかりマインドセットして、流れを変えられるようなプレーをできるようにしたいです。
-今後の試合に向けて意気込みをお願いします
今日の課題を修正した上で、まず”勝ち”にこだわれるようにやっていきたいと思います。