2023年9月6日(水)
2023年度 第47回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント
3回戦 法大ー国士館大
松島フットボールセンター
会場変更に悪天候と試合前からアクシデントに苛まれた法大だったが、この男が今日も魅せた。まさかの前半20分までに3ゴールを記録、今大会二回目のハットトリック7得点目で勝負あり。後半にもと抽出っ上の小池にもうれしいAチーム初ゴールで4発快勝。前回大会覇者を破り、悲願の栄冠が見えてきた。
今大会2度目のハットトリックを記録した小湊。
2023年9月6日(水)
2023年度 第47回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント
3回戦 法大ー国士館大
松島フットボールセンター
会場変更に悪天候と試合前からアクシデントに苛まれた法大だったが、この男が今日も魅せた。まさかの前半20分までに3ゴールを記録、今大会二回目のハットトリック7得点目で勝負あり。後半にもと抽出っ上の小池にもうれしいAチーム初ゴールで4発快勝。前回大会覇者を破り、悲願の栄冠が見えてきた。
今大会2度目のハットトリックを記録した小湊。
4 法政大学 |
2 | 前半 | 0 | 2 関西大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 2 |
ポジション | 背番号 | 選手名 | 学部・出身校 |
GK | 1 | 中川真 | スポ4・徳島市立 |
DF | 2 | 梅津龍之介 | 経済1・鹿島アントラーズユース |
DF | 3 | 木村恵風 | 社会3・横浜F・マリノスユース |
DF | 7 | 今野息吹 | 経済4・三菱養和SCユース |
DF | 17 | モヨマルコム強志 | 現福4・東福岡 |
MF | 8 | 渡邉綾平 | 経済4・前橋育英 |
MF | 11 | 中川敦瑛 | 経済3・横浜FCユース |
MF | 14 | 吉尾虹樹 | 現福4・横浜F・マリノスユース |
MF | 23 | 松村晃助 | 経済1・横浜F・マリノスユース |
MF | 29 | 青木俊輔 | 社会3・東福岡 |
FW | 27 | 小湊絆 | スポ1・青森山田 |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
GK | 21 | 鈴木涼太郎 | 経済2・浦和レッズユース |
DF | 6 | 松岡迅 | 経済4・前橋育英 |
DF | 18 | 日高華杜 | 経済2・大津 |
MF | 4 | 細谷航平 | 経済4・サンフレッチェ広島ユース |
MF | 15 | 揖斐俊斗 | 経済3・柏レイソルU-18 |
MF | 16 | 島田春人 | 社会1・横浜F・マリノスユース |
MF | 24 | 小池直矢 | 現福1・前橋育英 |
FW | 25 | 中村翼 | 経済3・横浜F・マリノスユース |
FW | 9 | 久保征一郎 | 経済4・FC東京U-18 |
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
2分 | 得点 | 法大 | 小湊絆 | 1-0 |
9分 | 得点 | 法大 | 小湊絆 | 2-0 |
20分 | 得点 | 法大 | 小湊絆 | 3-0 |
65分 | 交代 | 法大 | 中川敦瑛→小池直矢 | |
交代 | 法大 | 小湊絆→久保征一郎 | ||
交代 | 法大 | 松村晃助→中村翼 | ||
76分 | 交代 | 法大 | 東川続 | 3-1 |
得点 | 法大 | 渡邉綾平→細谷航平 | ||
77分 | 得点 | 関西大 | 小池直矢 | 4-1 |
81分 | 交代 | 法大 | 青木俊輔→島田春人 | |
90+4分 | 交代 | 法大 | 東川続 | 4-2 |
スタメンを開幕戦の11人に戻した法大。今節は同じく関東第1代表の国士舘大との一戦。3.4月の対戦では1勝1分と相性の良い相手だ。当日に会場と時間が変更となるアクシデント、それを乗り越えられるかが大きな鍵だ。
2分、左サイドからの流れで渡邉綾平(経4=前橋育英)が早いタイミングでクロスを入れると、こぼれを拾った吉尾虹樹(現4=横浜F・マリノスユース)がシュート。これはGKに弾かれるも、小湊絆(スポ1=青森山田)がきっちり詰めて、法大が先制。するとここから小湊劇場が始まる。9分、相手GKのミスを誘発し一対一を制して追加点。さらに20分、青木俊輔(社3=東福岡)が運んで、さらに運んで右サイドから左サイドまで突破するとクロス。これに小湊が合わせると、バーを叩きながらゴールイン。開始20分でハットトリックを達成する活躍を見せ、得点王を確実にする今大会7得点目は、3回戦突破を大きく近づける貴重な追加点となった。その後は、国士舘大のクリアボールをことごとく回収し、寄せ付けない戦いを見せ3-0で折り返す。
後半は雨足が強まり、理想の試合展開とはならない。ボールが不規則な伸び止まりを繰り返し、ドリブルを得意とする選手が大きく影響を受ける。分厚いベンチワークを活かし、クリーンシートと4点目を狙いに行く積極的な姿勢を見せると、その選手が躍動を見せる。1点返された直後の31分、久保征一郎(経4=FC東京U-18)の落としを小池直矢(現1=前橋育英)がニアを撃ち抜き待望の4得点目。これがAチームでの公式戦初ゴールとなった。終盤に1点返されるも、しっかり逃げ切り4-2で勝利。
前回大会覇者を粉砕した法大。4月以来となる、今季2度目の3連勝で準決勝へと駒を進めた。取り組んできたことが結果につながっている今、今大会2度目のハットトリックを記録した小湊はもちろん、その他の攻撃陣も軒並み好調。今後の視界は良好だ。あと2つ。1つ1つしっかり勝ち上がることで、自ずと最高の場所への道は拓ける。
(取材:石橋知花 記事・撮影:大草拓馬)
うれしいAチーム初ゴールを記録した小池。積極的なプレーでチームの勝利に貢献した。
-完璧な前半
相手の嫌なことをやり続けられたのかなと思っています。自分たちのやりたいこともあるけど、相手の最終ラインとのところで勝負させて、セカンドボールを全部うちが拾っていたので、相当嫌だったと思います。そこで点を取れたというのもよかったです。本当にいい前半でした。
-後半については
4.5点とって無失点で終わりたいと言っていました。守備のところで声を出し続けるところと、前線の選手には4.5点目を狙って投入しました。ハーフタイムのところでしっかり話して、追加点が取れなかったから交代選手で取りに行こうとしました。ナオヤが取ってくれたから悪くなかったですが、課題がどうしても残ってしまいました。課題が残っているからこそ、また引き締まって次の試合への準備につながると思っているので、ポジティブに捉えています。守備のところで一瞬の隙をつかれてしまったので、ここはここで修正していきたいと思います。
-自信に
ポジティブな面しかないですね。彼らに取って今たりてなくて必要なのが自信のところだと思っています。本当に結果として現れてくれたというのは本当によかったです。
-3連勝
1ヶ月中断期間があって、「やっぱり俺たちはまだダメなんだ」とまずは練習の部分からやってきた結果がしっかり結果につながっているというのが本当に嬉しいです。こういう風にやらないとダメだった、ということで、取り組みの自信と結果の自信が両方あります。
-準決勝
一つずつ次の決勝を見据えずにチーム一丸となって気持ちを一つにして戦います。
-今日の試合を振り返って
今日はグラウンドが変更されたり、雨がすごかったり、色々なアクシデントがあった中で、前半スタートで出たメンバーがすごい戦ってくれて、球際のところや運動量で、上回れていたので、FWの小湊が3得点できたのかなと思っています。後半はプラス2-3点取って、無失点でいこうというところだったのですが、1点取れましたが、失点しまって0で終わることができなかったのは課題です。
-投入された時
戦うところと点をとってこい、と言われました。1点取れましたが、もっとアグレッシブに行けたらよかったです。
-得点を振り返って
いい形でセイちゃん(久保征一郎)が背負ってくれたので、あそこしかないというところに落としてくれたので、入って行ってニア上に打ち込めました。
-Aチーム初ゴール、率直な感想
法政きてからあまり調子が上がらなかった中で、ようやくここでやっと1点取れたのでこのまま、調子を上げて行けたらなと思っています。
-次節に向けて
どういうメンバー構成になるかはわからないですけど、自分が出たら絶対得点に絡んで、絶対優勝します。
-試合振り返って
結果を残し続けるというところが、結果を残すことができたのでそこが本当に良かったです。
-2回目のハットトリック
自分がただシュートを打つところまで味方に助けられてるので、そこを決め切るのが自分の仕事ですし、そこを決め切れてるところは自分自身の評価にもつながっていますし、うまく結果がついてきてくれてるなと感じています。
-得点王も見えてきた
決勝まで行けば5試合あるので、そこまでで二桁に乗せたいです。
-今日の試合、自分の出来を得点にすると
前回と一緒ですが、点はとりましたがポストプレーやヘディングの競り合いがまだまだ勝てなくて、後半はヘディングで負けて跳ね返されて押し込まれる展開が続いたので、そういうところを含めると半分より上よりは上げられないかなと思います。
-次節に向けて
相手がどこであれ、自分たちのやることや自分自身がチームに貢献することは変わらないので、次も何点でもとってチームを勝たせられればいいなと思っています。