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【バスケ】第99回関東大学リーグ戦 対帝京平成大 連携にほつれを見せるも粘り勝ち

第99回関東大学バスケットボールリーグ戦(2部)

2023年9月24日(日)対帝京平成大学@帝京平成大学池袋キャンパス

1巡目を見事2位で折り返し、迎えた2巡目初戦。1巡目では111-69で勝利を果たしている帝京平成大が相手だったが、ゲーム運びに苦戦した。最後まで拮抗した試合展開になり最終Qでは逆転負けの可能性を残しながらも、82-80でなんとか逃げ切った。

試合結果

トータル試合結果

 82
法政大学
26 1Q 20    80
帝京平成大学
17 2Q 19
18 3Q 17
21 4Q 24

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#3 今池翔大(文4) PG 法政第二 18 5 4
#7 本山遼樹(法2) PG 福大大濠 16 7 4
#23 堤玲太(文3) SF 九州学院 14 7 1
#8 石田泰三(法3) PF 北陸学院 4 3 1
#10 坂本温人(現福2) PF 法政第二 0 0 2

  法政大学ベンチ入り選手

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#9 黒木丈(法4) PF 福大大濠 7 2 0
#24 安原明優(人環4) SG 八千代松陰 2 4 0
#25 鍋田憲伸(法1) PG 福大大濠 4 6 0
#14 佐藤正樹(社2) SF 法政二 0 2 0
#11 岡部 雅大(国文3) SG 國學院大久我山 0 0 0
#21 藤平皓成(営3) PF 正智深谷 9 5 0
#80 武川暖(理1) SG 法政二 3 1 3
#2 首藤怜(文1) PF 仙台附属明成 0 1 0

試合経過・日程(2巡目)

日付 対戦相手 結果
9/24 帝京平成大 82ー80    WIN
2 9/30 東京成徳大
3 10/1 上武大
4 10/7 国士舘大
5 10/8 玉川大
6 10/14 順天堂大
7 10/15 青山学院大
8 10/21 関東学院大
9 10/22 東洋大
10 10/28 明星大
11 10/29 駒澤大

戦評

1巡目を良い形で折り返し、いよいよ2巡目に突入する。周囲から一目置かれる存在となったことを感じさせるように、体育館には法大に注目する他大学の選手たちの姿があった。そんな中、初戦の相手は帝京平成大。1巡目の結果(111-69)もあり、法大ベンチからは圧倒的に勝て!という言葉が飛んでいた。

法大の誇るセンター陣を故障や体調不良で欠く中、試合は始まった。SFながら190センチの長身を活かし#23堤玲太(文3)がジャンプボールを制すと#3今池翔大(文4)と#23堤玲太2人で7連続得点。磨いてきた強固なディフェンスで相手に得点を許さず、7-0と開始早々圧倒的な力の差を見せつける。#80武川暖(理1)も第1Qから積極的に攻撃に絡み、26-20で第1Qを終え、次世代の台頭も見られるピリオドとなった。

第2Q。我らがシューター#8石田泰三(法3)が3Pを沈め29-20と法大の得点からゲームが始まる。大きく点差を離すことはないが、法大ペースで試合が展開されている。しかし中盤から、今日の試合要所要所で見られていたほつれが失点につながりはじめた。最後は相手にフリースローを決められ、43-39とわずか2ゴール差まで詰め寄ってきた。

▲#23堤玲太をはじめセンターに入った選手たちは大健闘してくれた

ハーフタイムをはさみ、第3Q。この10分間で前半の課題を明確につぶしていることが期待される。ゴール下のビッグマン不在の中でのベストメンバー5人でスタートすると、着実に得点を重ねる。#9黒木丈(法4)が相手のファールを誘い、もらったフリースロー2本を確実に決める。これで60-49とこの試合で最も点差を広げた。ただ、やはりどこかおぼつかないプレーが散見する。パスミスからボールを失い、長いディフェンスの時間が続く場面が多く見られた。どこか締まらない展開のまま61-56で最終Qへ。

下剋上を果たすべく帝京平成大のボルテージは最高潮の中、迎えた最終Q。法大は連携がうまく取れないままだった。しかしそんな中でも相手の勢いに負けずとも劣らない、#7本山遼樹(法2)が個人技で魅せる。オールラウンダーな彼の持ち味の一つであるディフェンスで相手の速攻を幾度となく阻んだ。呼応するように大エース#3今池翔大は巧みに相手のファールを誘いバスケットカウントを獲得。それにとどまらず執念のオフェンスリバウンドも取ってみせ、そのまま1人で高速ドライブで一気にゴール下まで到達すると、回り込んでディフェンスを交わしながらレイアップを決める。しかし相手の勢いもおさまることを知らない。最終Q残り1分のところで82-80。相手ボールで攻撃が展開され、法大のトランジションもミスから得点に結びつけることができないまま相手の攻撃がつづく。相手は最後まで3Pで逆転を狙おうとしたのか、シュートすることはかなわないまま試合終了のブザーが鳴った。

 

最後の最後まで、1ゴールで同点そして逆転の可能性のあるスリリングな試合展開。この接戦を勝ち切れたこと、そして強者ゆえのプレーのほつれを引き締めてくれるようなきっかけが多かったことで、これからの法大バスケ部はまた一回り強くなってくれるに違いない。これから2巡目の邁進に期待がかかる。

 

(記事・伊藤朱音)

写真提供=法政大学体育会男子バスケットボール部

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