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【バスケ】第97回関東大学リーグ戦 第5節(振替) 対上武大学 今季最終戦、全員で掴み取った感動の勝利!!有終の美を飾る!

第97回関東大学リーグ戦(オータムリーグ)対上武大学
2021年11月6日(土)
@関東学院大学 金沢八景キャンパス

前節、関東学院大学に最後まで攻めの姿勢を貫くも勝利を掴むことができなかった法大。そんな中、今季最終戦に激突したのは上武大学。リーグ最終戦同士の戦いは序盤から白熱した試合をみせる。第1Qを点追いかける形で終えると、第2Qで#9黒木や#2澁谷の活躍が光り逆転に成功。しかし第3Qで再び逆転されると、3点ビハインドで最終Qへ。しかしここで再び4年生のみならず#8石田や#3今池といった下級生の活躍も光り、最終戦にしてようやく悲願の勝利をつかみ取り有終の美を飾った。

最終戦にしてやっとつかみ取った勝利はすべての人に感動を与えた

試合結果

トータル試合結果

90
法政大学
20 1Q 24 81
上武大学
29 2Q 20
15 3Q 23
26 4Q 14

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#7 柴田京哉(経4) PG 東海大札幌 13 3 7
#1 川島聖那(法4) SG 福大大濠 14 10 1
#13 本間紗斗(営4) SF 明成 0 0 2
#51 金本一真(文4) SF 光泉 7 7 3
#74 長橋冬真(営2) C 國學院久我山 10 5 3

法政大学交代選手

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#3 今池翔大(文2) PG 法政第二 18 5 4
#2 澁谷錬(法3) SG 洛南 3 0 0
#5 井黒桂亜(法3) SG 北陸学院 2 1 0
#8 石田泰三(法1) SF 北陸学院 12 1 0
#6 杉澤ロメオ(文2) PF 東海大札幌 0 1 0
#9 黒木丈(法2) PF 福大大濠 10 6 0
#21藤平皓成(営1) C 正智深谷 1 1 0

試合経過・日程

日付 対戦相手 結果/試合開始時間
9/14 埼玉工業大 〇70-54
9/19 国士館大 ●61-80
9/25 東京成徳大 〇81-57
6 10/2 順天堂大 〇89-66
10/3 江戸川大  ●73-91
10/9 東洋大  ●76-78
10/10 関東学院大 (変電所火災によるJR運転見合わせの為延期)
2(振替) 10/17 駒澤大 ●69-70
10 10/23 明星大 ●73-95
11 10/24 明治大 ●73-80
9(振替) 10/30 関東学院大学 ●71-83
5(振替) 11/6 上武大 〇90-81

大会前日練習レポート

最終戦前日夜19時、練習拠点である法政大学第二中学・高校で行われた4年生最後の練習では「最後!」という声が響きつつも、チームはいつも通りのメニューを淡々とこなしていた。練習終了後には、監督の明日は絶対勝利という言葉や、鈴木学生コーチの「明日は全員が今年やれることはすべてやったと思える1日になってほしい」という言葉でチーム一丸となり最後は全員でハイタッチをして翌日に向けて1時間半ほどで練習終了。悲願の勝利に向けて楽しみながらも、虎視眈々と自身のコンデションを整えている姿がそこにはあった。

【最終日練習メニュー】
ファイブボールシューティング
3-3ラリー
クローズアウト3-3
3-2→3-3→4-3→4-4
4-4 1往復
5-5 2往復

戦評

ここまでリーグ戦成績を3勝7敗としている法大。リーグ最終戦、つまり今シーズンラストマッチは上武大との一戦となった。

第1Qから相手チームのペースになる。外国人選手を警戒している中、アウトサイドシュートを決められ点差を広げられる展開に。ファールを誘い与えられたフリースローを沈めていくも、リードされる。

第2Q、法大の反撃が始まった。#9黒木丈(法2)、#2澁谷錬(法3)のスリーで逆転に成功する。さらにこのクォーター途中から出場した#8石田泰三(法1)が連続スリーを沈め点差を広げていく。その後一時同点に追い付かれるが、第2Q終了間際にも#8石田の3本目のスリーが飛び出し、5点のリードをもったまま前半を終える。

第3Q、この試合影を潜めていたエース#1川島聖那(法4)、アグレッシブなプレーが持ち味の#51金本一真(文4)、コート上の司令塔#7柴田京哉(経4)の4年生トリオが躍動する。相手の厳しいマークにも負けないレイアップを#1川島が決めると、#51金本がルーズボールを必死に追いかけチームを盛り上げる。#7柴田もステップやスクープと多彩なシュートで相手を翻弄し、3点ビハインドで最終クォーターへ。

第4Qは#8石田がこの日4本目のスリーを沈めると、#3今池翔大(文2)がレイアップにスリーと大車輪の活躍を見せ、チームを勢いづけ点の取り合いへ発展。最後は法大が底力を見せ4年生のラストマッチにふさわしい、リーグ最終戦を白星で飾った。

インカレチャレンジマッチの出場が叶わなかった法大。今日の試合をもって4年生は引退となった。1部復帰とインカレ出場を目標に戦った今シーズンだったが、結果を残すことは出来なかった。だが、目標に向けて必死に努力した4年間は今後の人生にきっと役立つはずだ。一方で、残された下級生は4年生がまいた『種』を育て、来年1部復帰とインカレ出場という綺麗な『花』を咲かせることが出来るだろうか。(撮影・取材 鈴木滉平・鳥越花音)

選手コメント

佐藤俊二監督

-今日試合を振り返って
久しぶりに勝つことができてもう本当に嬉しい気持ちと同時に、この思いをもっとしたかったなっていう少し寂しい気持ちになりました。でもやっぱり最後勝てて本当良かったです。ほっとしました。

―どういう試合展開にしていこうと考えていたか
相手は基本的にリバウンド取ってアーリーに攻めて、#98がシュートを打つという形だったので、押さえていくところは押さえていきながら、ディフェンスをまずしっかりやってからオフェンスを組み立てるっていう自分たちがやりたいバスケをしようと考えてました。シーズンを通してこのバスケをしようとチームでしっかり考えてきていて、この最終戦は今までの負け試合に比べたら自分たちらしいプレーができたのかなと思っています。

―つらい時期も多かったですが今リーグ戦を振り返って
悔しい思いのほうが強いし、結果が出てないという意味では僕が反省しないといけない部分が多いかなと思います。うまくこれを来年生かして、選手のマネージメントとかもう少ししっかりしなきゃなと思います。

―MVPをあげるとするならばどなたですか
それはやっぱり4年生ですかね。大学バスケ4年間を選手として順調に過ごした選手って1人もいないですし、それにコロナのこともありましたし大変だったと思います。今日ベンチには入れなかった夏も、試合に絡まなくなっても練習では一生懸命やっていてそういう姿勢がチームにもいい影響を与えていたと思うし、誰も経験していない大学シーズンの中でやりきったということは本当にすごいと思います。

―現時点で描いている来年のチームの構想はありますか
まずは下級生がこのリーグを通してすごく成長してくれたと思うのでそこをもっと伸ばしていきたいです。あとは、けがを乗り越えてようやくリーグ戦デビューできた背の大きい長橋やまた来年久我山から2mくらいの背の大きい子入ってきてくれるおかげで戦える身長になるので、今いる(黒木)丈とか(杉澤)ロメオとかをポジションアップさせて、もっとスケールの大きなバスケットをしたいと思います。

小野怜史

ー今日の試合を振り返って
勝てて良かったそれだけです。

ーどういう気持ちで今日の試合に臨みましたか
自分たちは最後の試合だと決まっていたので最後は勝って終わろうという話をして、それだけを頭に入れて試合に臨みました。

ー苦しい展開の試合を勝てた勝因は
チームが最後一丸となって悪い時間帯ももちろんあったんですけど、今までのリーグ戦の試合と違って立て直しが出来たのかなと思います。下級生も上級生もみんなしっかり活躍出来たのかなと思います。

ープレータイムが少ない中でキャプテンとして意識していることは
1プレーヤーとしてもそうなんですけど、4年生という立場があるので伝えられることがいっぱいあったので、そういう部分を伝えていました。

ー試合後のミーティングではどんな話を
スタッフの方も一言一言話してくれて、自分たち4年生も1人ずつ話してスタッフへの感謝であったり、後輩たちへの思いであったり、自分たちの4年間を振り返ってであったり、来年以降に繋げてほしいという話をメインで話しました。

ーファンに向けてお願いします
今年は1部に上がりたかったんですけど、上がれなかったので申し訳ないです。来年以降の法政にも期待して、引き続き応援の方をよろしくお願いします。

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