【バスケ】祝卒業!四年生引退インタビュー🌸

【バスケ】4年生引退記念対談

@法政大学第二高等学校・体育館

本日卒業式を迎えた皆さん、ご卒業おめでとうございます。

卒業を祝して、スポホウでは4年生引退対談を公開致します。今回バスケットボール部からは昨シーズンで引退した原田一真(済4=東海札幌)、井黒桂亜(法4=北陸学院)、蓮野加成(営4=北陸学院)、片岡優太(理工4=東海大菅生)を迎え、4年間の思い出を語って頂きました。

安原明優(環3=八千代松陰高)が新キャプテンに就任し、先日行われた六大学リーグでは全勝で16年ぶり3度目の優勝を飾るなど、1部昇格へ向けすでに始動している新チーム法政ORANGEへのメッセージも必見です!

※澁谷錬、古川空音、篠崎莉沙は欠席

左から片岡、蓮野、井黒、原田

 

ーーーまず皆さんの卒業後進路を教えてください
片岡:僕はBリーグチームの広報になります。

蓮野:僕は金融系の都内の会社行きます。

原田:僕も都内の商社系の会社に勤めます。

井黒:保険会社に勤めて、支店が地元なので地元に帰ります。

ーーーみなさん今後バスケには触れますか
片岡:バスケは、やらないですけど、関わる仕事ですね。

蓮野:仕事というよりかは少しでも関わっていきたいです。

原田:今のところやろうという思いはあります。

井黒:僕はやりません。ゴルフ一本でいきます。

ーーーではまず、法政にした決め手を教えてください
原田:僕は単純に勉強もバスケも頑張りたくて、法政にしました。学部は経済学部で、とにかく勉強したくて、そこへの思いが強かったです。

蓮野:(井黒)桂亜と同じ高校で、桂亜が行くってのもありますし、当時日本代表の選手が二人もいたので、その人達とやりたいなっていうので入りました。

井黒:僕はもともと指定校で法政行こうと思ってたんですけど、法政のバスケ部知ってから興味持って、(北陸学院の)監督が協力してくれてスポーツ推薦で入れる運びになりました。

片岡:僕は一般受験で勉強してて、なんとなくMARCH以上行きたいなと思って、受かったのが法政だったので、そこで部活体育会に入るって気持ちがあったので入部したって感じです。

ーーースポーツ推薦なのは
蓮野:桂亜だけかな?あと(澁谷)錬(法4=洛南)と(古川)空音(文4=明成)もですね。

原田:(スポーツ推薦ではない)僕たちは、入学の形は違ったけど、扱いっていうか生活とかは一緒の時期に入って、大学入る前からバスケはしていました。

ーーーでは、一年生の頃印象に残っている出来事や試合などを教えてください
井黒:スポーツ推薦はもう試験で会ってたから、あと錬も空音も高校で試合していたので、だから(原田)一真とかはトレーニングルームで初見だったよね。一真とか俺にしょっぱな奇人って言ってきたからね。

原田:いや俺も変なやつばっかだなって思ってたっすね。

蓮野:確かに変な奴多いですね。今いない二人(澁谷、古川)とかもずば抜けて変なので。今日来ないとこも変じゃないすか。あんま思い出はないですけど、個性強いなってみんな思ってましたね。

井黒:あとは、大学一年の、早稲田戦、専修の体育館。前の日は僕逆に一時間早く来てしまって、そしたら次の日は一時間遅刻して。試合中にベンチ入って、試合終わった後(佐藤監督が)バチ切れ。歴代最強クラス。たぶん誰も見たことない。大学一年のハイライトじゃない?

蓮野:たしかに笑

片岡:俺は最初選手でやりたいと思っていたけど、四月にスタッフとして入りました。加成がこういう性格なのではじめにリバウンド拾って〜とかがあって仲良くなりました。

 

ーーーでは次に二年生は
井黒:二年はコロナじゃない?

蓮野:俺免許合宿行ったもん。

原田:二年生の時バスケちゃんとした記憶ないな。

井黒:ずっとボーリングとスケボーしとった地元で。

片岡:夏くらいから活動し始めて、でも大会ないしみたいな。

ーーー部活自体禁止されていた
原田:体育館が使えなかったから。

井黒:けど優勝したんよね。

片岡:リーグ戦の代わりにやったトーナメントみたいなやつで、二部だったんですけど優勝して、当時の四年生が上手な選手がいっぱいいて。けどそのくらいですね。

ーーーでは三年生は
原田:最初ずっとコロナで、やったりやらなかったり繰り返して。

片岡:トーナメントが延期になって延期になって…三回くらい延期になったよね?それで初戦に負けちゃったし。あとあれだよね二、三年主体のネクストジェネレーショントーナメント?ある予定だったけどなくなったね。

井黒:新人戦もなくなったよね。

ーーーバスケをちゃんとできたのは
原田:七月くらいじゃない?合宿とか行ってたよね。あとリーグ戦はちゃんとできたよね。

片岡:練習は四、五月くらいからしてたけど大会ができない。秋はリーグができたけど、一巡。二部の九位とかだったね。

蓮野:俺が出た方が絶対良かったです。

ーーーそして最終学年四年生。まずキャプテンはどう決めましたか
蓮野:推薦性です。信頼が厚い。厚切りジェイソン。

片岡:最初に同期で集まって、チームどうするか話し合って、

蓮野:俺が絶対一真が良いと思って推薦しました。

ーーー副キャプテンは
井黒:澁谷がもともとキャプテンやと思っとったからな。

片岡:さっき言った新人戦で自分たちが二年生の時に錬がキャプテンだったからそのままキャプテンになるのかなって雰囲気はあったんですが、加成が推したりしたからそのままこういう形になりました。

ーーー原田キャプテンはどんな心境でしたか
片岡:一週間経った時くらいに覚悟決めた感じじゃなかった?

原田:自分からやろうって感じではなかったですね。

片岡:最後はやるよって自分から言ってくれた感じだった気がする。

ーーーでは、四年生ラストシーズンを振り返っていかがですか
蓮野:世界で一番幸せな四年間でした。

井黒:えその一年間でしょ。ラストでしょ?笑

蓮野:でもまじな方で、一個も後悔してないです僕は。

ーーー確かに、とてもチームの雰囲気が良いなと観ていて伝わってきました

原田:みんなで最初四年生で話していたんですよ、みんなで意見言い合えるチーム作ろうって。四年が出しゃばったりとかするんじゃなくて、よりボトムアップで作っていこうってあったから、それは俺だけじゃなくてみんながそういう雰囲気作ってましたね。

ーーー印象に残ってる試合や場面は
原田:去年とか、国士舘大学とかにぼこぼこにされていたのに、四月とかトーナメント前の練習試合とはいえちゃんと勝ったりして、良い方向にきてるなと。チームに負けマインドみたいなものがそれまであったから、そこは嬉しかったというか、大きかったなと思います。

井黒:走る時期きつかったな。新入生入ってからも

蓮野:なんか俺記憶ない。笑

井黒:あとは合宿のコロナとかね。

原田:合宿のコロナいっちばんきつかった。俺らはエネルギーを溜め込んでるから、それをどう発散するかみたいな悶々とした一日を過ごしてました。

片岡:ほんとは動けるのにね。

井黒:ベランダでスカッシュしてた。

片岡:合宿から帰ってきても一週間くらいできなくて。結果開幕四連敗。

原田:たしかに合宿のやつはリーグ戦もめっちゃ近かったからやばいなと。試合経験足りなかった。だから今年は、リーグ戦前に試合数を意識して欲しい。教訓として。

ーーーデビュー戦などは印象に残っていますか
蓮野:みっきー(北陸学院高校の同級生)が「やっぱ加成と桂亜上手いわ。俺のチーム来てくれんけ」って言ってくれたの、思い出に残ってるっすね。

井黒:確かに、一年生の時の新人戦の国士舘がデビュー戦で、三人同じ高校のメンツがコートにいて。それはめっちゃ覚えてるな。

原田:僕は、実質ちゃんと試合に出てるのは、正直去年のリーグ戦くらいからなんですよ。それまでは全然試合とか出ていなくて、めっちゃ悔しい思いをしてきたので、一二年生の頃は正直俺は嫌な思い出の方が強いです。三年四年になって、少しずつ絡めてきたのも良かったし、下級生の大会とかがあったりして、練習で同期でチーム組んでやる機会が結構あったんですけど、その時はめちゃくちゃ楽しくて。なんだろうな。めっちゃやりやすいみたいな、息合ってる感じがめっちゃしてて、その時の練習とかは楽しかったです。やっぱり四年生と一緒に出てるとすごい楽しいし、自分としても嬉しくなるなというのはありますね。

ーーー最終戦覚えてることは
井黒:メンツ見て、絶対最後全員出るやろうなと思ったけど俺。試合展開競るなら違うけど。多分最後四ピリ、ポジション的に全員出るとおかしくなるから、すぐは出せんよね五人全員で。けど俺ベンチおったけど、絶対出るなって思っとった。

ーーー井黒選手の動きはとても賞賛されていましたが

井黒:最後の試合だけ頑張ろうと思ってた。最後の試合のために照準持ってきた。そこに。

ーーー期待している後輩は
蓮野:僕はコラン(直生)(済1=法政二)です。スキルある。

原田:僕は有賀(学生コーチ)ですね。一人一人の個の力を俯瞰してる人はめっちゃ大事だし、彼はすごいこれからも色々勉強していくと思うので、今までになかった視点とかも取り込めたら良いのかなって思います。

井黒:高校の後輩とかだったら(石田)泰三(法2=北陸学院)やけど、それは予想つくし頑張るのは当たり前やからやめといて。ルーキー縛りにする?今の一年だと、、、柳田大斗(営1=國學院久我山)いく?四年とかなったらすごくなってそう。ポテンシャルやばない?

原田:確かに、一緒にやるメンツとかで覚醒すると思う。メンタル面とかを克服していけば化けると思うな。

片岡:僕は本山(遼樹)(法1=福大大濠)ですね。

原田:彼はもう、選手やめます。

蓮野:総帥の位置。

片岡:チーム全体のことを1年生なのに考えている人なので。

井黒:錬は(坂本)温人(現福1=法政二)って言ってたもんな。

蓮野:錬は俺と温人は同じ雰囲気あるみたいな。「お前一緒にウェイト行くぞ」とかよく言ってます。
錬って一つの目標に対して一生懸命で一直線なんですよね。俺一個言っていい?

ーーー(ここから澁谷錬選手の話に…)
蓮野:ルービックキューブを誕生日プレゼントにぐちゃぐちゃにしてあげたら、ご飯も食べず五時間くらいして、加成できたよって、俺の家まで届けに来て。

井黒:俺は、錬はブックオフとかで一番安いテレビ八台くらい集めて、コンセント全部繋げて、同時に全チャンネル見るっていう笑
監視カメラみたいな感じでずっと見とるってのを聞いたよ俺は笑

一同:爆笑

原田:真っ直ぐなやつだからね。ちょっと筋肉付けるわって言ってからコロナでいなくなって、帰ってきたらあいつ100kgなって帰ってきて笑

蓮野:錬は一つの目標に貪欲だから。

原田:そうだねまっすぐだから。

ーーー目標の一部昇格のためにこの選手が動いてほしいとか
井黒:キャプテンじゃね。

片岡:(安原)明優?

蓮野:キャプテンでチームの色とかが出てくると思うので、試合に絡むのもそうやし、練習の雰囲気もキャプテンには大の期待を寄せています。彼自身も試合に出てチームを勝たせるって雰囲気でやっていけば、選手としても期待しています。

原田:明優にとってはめっちゃきつい一年になるかなとは思いますが、このチームをまとめていくっていうのも、選手として結果残していかないと、みんなからリスペクト貰えないと思うから、そこはスポーツの世界だから仕方ないのかなと思っていて、どっちの意味でもきつい一年になりそうだと思います。だからそれを周りのやつらが丈とか翔大もそうだし、下級生も、そこはみんなで作っていってほしいなと思います。

片岡:バランス良くどの学年も出るだろうし。

蓮野:偏ってないっていうそういう意味でも下級生の力はめっちゃいると思うので、リスペクトをし合って全力でやってほしいと思います!

ーーー同期に向けて
蓮野:プレータイムを奪い合うこともありましたし、時に喧嘩したり、いがみ合ってなんやこいつみたいになった時もありましたけど、結局はビッグファミリーということで、社会人になっても何歳になっても、僕は結婚式にも呼びたいですし、そういう関係になれるようにこのまま冒険心持ってやっていってほしいと思います!そうだよねみんな?そう思わない?

一同: …

ーーー最後後輩にメッセージ
片岡:今年は一部昇格できなかったので、来年は一部から落ちてくる大学も強いと思うので、二部で勝ち上がるのもなかなか大変だと思うのですが、一部昇格できるように頑張ってほしいなと思います!

井黒:大学四年間は、あっという間です。引退して改めて、僕も思いました。バスケもそうですしそれ以外の私生活も、なんでも挑戦して後悔の残らない大学生活を過ごしてほしいと思います!

蓮野:僕この間山越さんというアシスタントコーチとご飯行ったんですけど、
「目標達成できなかった人は、欲望に忠実じゃなかった人」ということで、どれだけ勝ちたいかって思いが強いほど達成できるし、負けた人は気持ち足りなかっただけ、結果が出ないってことを言っていて、本当にそうだと思うので、欲望というか、勝ちたいという目標にどれだけ真剣になれるかということだと思うので、みんな別に勝ちたくないと思ってたらやらなくても僕は良いと思うので、どれだけ自分の欲望というか目標に向かってやれるか、個人個人が頑張ってそれをチームに昇華できるかということだと思うので、そういう面で意思疎通し合って、目標に向かって、頑張ってください!

原田:勝っても負けても、結局最後に残るのってそれまでの一年間をどう過ごしたかでしかなくて、勝ってめっちゃ嬉しいって思いも、負けてめっちゃ悔しいって思っても、その一瞬だけで何日かしたらその気持ちは忘れちゃうとおもう。だから、その過程が本当に大事だから、日々の練習でいっぱい喧嘩しても良いし、ふざけたりしてもいいけど、そういう濃い1日を積み重ねていって、最高の結果だったねじゃなくて最高のシーズンだったねって言って終われるように頑張ってほしいなって思います。

上段左から片岡、井黒
下段左から蓮野、原田

 

想定をはるかに超えるボリュームたっぷりのロングインタビュー。ここまで読んでくださりありがとうございます。そして、長時間取材にご対応頂いた卒業生の皆様、ありがとうございました。新天地での健康とご活躍をお祈りしています。

(取材・撮影 伊藤朱音)

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