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【準硬式野球】第65回関東地区大学選手権大会5回戦 対神奈川大  古川端が力投!完封勝利でベスト4進出!!

第65回関東地区大学選手権大会5回戦
2023年3月21日(火)

迎えた準々決勝の相手は、昨年の関東王座を制した強豪・神奈川大。接戦が予想されたが、先発・古川端の好投で神奈川大打線を封じ、野手陣も奮起。唐橋の2季ぶり本塁打が飛び出すなど、7-0で完封コールド勝利をつかみ取った。ベスト4進出を決め、いざ準決勝に挑む!

唐橋の本塁打で盛り上がるベンチ

試合結果

試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
神奈川大 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1
法大 1 1 1 1 0 1 2☓ 7 12 1

(神奈川大)●近野、中川ー清

(法大)〇古川端ー澤野

本塁打:唐橋悠太(6回)

失策: 塩唐松 宏将(6回)
捕逸: 澤野 智哉(4回)
盗塁: 須賀 諒也(3回) 、唐橋 悠太(4回)、 小原 捷平(6回)
走塁死: 小原 捷平(4回)

打撃成績

打順 守備 選手、学部、学年 出身校 打席数 安打 打点 四死球
1 (6) 唐橋悠太(経3) 桐光学園 2 1 1 2
2 (8) 小原捷平(社1) 仙台育英 2 2 1 2
3 (9) 鈴木歩夢(社3) 明星 4 3 1 0
4 (DH) 福本陽生(経3) 星稜 3 0 1 3
5 (5) 須賀椋也(現2) 新田 2 0 0 2
6 (3) 塩唐松宏将(社3) 鳴門 4 2 0 0
7 (4) 高橋凌(社3) 花巻東 4 2 1 0
8 (7) 和泉直人(文3) 札幌第一 3 0 2 0
森涼太(経1) 三重 1 1 0 0
9 (2) 澤野智哉(社3) 国士館 3 1 2 0
P 古川端晴輝(社2) 花巻東

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
古川端 7 2 6 1 0

戦評

ここまで順調に勝ち進んできた法大は、準々決勝に挑んだ。迎えるは、昨年の関東地区大学・社会人準硬式野球王座決定戦では優勝を果たした、神奈川大。ベスト4進出をかけ、負けられない試合が始まった。

1回裏、早々に法大に好機が訪れる。2番・小原捷平(社1)が安打で出塁すると、3番・鈴木歩夢(社3)も続き1死二、三塁に。流れはそのままに、4番・福本陽生(経3)の犠飛で先制点を挙げた。

攻撃は続き、2回には2番・小原が、3回には7番・高橋凌(社3) が、4回には3番・鈴木が、それぞれ適時打を放ち、1点ずつ得点を追加する。先発を任された古川端晴輝(社2)は、初回から三者凡退を積み重ねる好投。4-0の4点リードで、試合を折り返した。

リードはしているもののなおも逼迫した雰囲気で迎えた6回裏。1死で回ってきた1番・唐橋悠太(経3)が、左方向へのソロ本塁打を放つ。2シーズン振りの本塁打に、本塁到達時には笑顔とガッツポーズが飛び出した。

5-0で迎えた7回、先頭の6番・塩唐松宏将(社3)、7番・高橋が出塁し、無死一、二塁に。続く8番・森涼太(経1)も中前適時打を放つ。一塁走者・高橋が疾走し、本塁に頭から突っ込むと、判定はセーフに。この回2点を追加した法大は、7-0でサヨナラコールド勝ちを収めた。

投げては、先発・古川端が初完投、初完封を成し遂げた。被安打2、6奪三振、四球0と完璧なゲームを作り、左のエースとして頭角を現す日も遠くないだろう。

強敵を相手に勝利をつかみ、ベスト4進出を決めた法大。しかし昨年は3位、一昨年は4位と、次の準決勝の壁は高い。迎えるは帝京大。「五冠」を掲げる法大にとって、負けられない試合は続く。

(記事:田中さや / 写真:熊谷芽歩季)

今季初本塁打を放つなど活躍をみせた唐橋

選手インタビュー

古川端晴輝選手

ー2安打に抑える好投でした。今日の試合を振り返って
僕自身も調子が良くて0に抑えることができましたし、野手陣の調子も良くて良い試合運びができたんじゃないかなと思います。

ー初完投、初完封の感想は
気持ちが良いというか…。良い試合ができたので良かったなと思います。

ー2度目の先発となりますが、捕手・澤野選手とは試合前にどんな話を
「いつも通りやれば大丈夫」という風に声をかけてもらいました。なので、いつもやっていることを思い出しながら、自信をもって投げました。

ー中断が多く、リズムを崩される場面も多かったと思います。毎回、どのような気持ちでマウンドに
中断の度に、体が冷えないようにしっかり準備をしました。なので、その間というのはあまり気にならなかったです。

ー次戦への意気込みを
決勝に向けての大事な負けられない一戦になるので、チーム全員で本気で勝ちにいきたいと思います。

唐橋悠太選手

ー今日の試合を振り返って
ロースコアが予想される試合だったので、集中力っていうのをチームで大事にしていました。
最初から最後まで集中力をもって全員で戦えたのかな、と思っています。

ー6回の左方向への本塁打の感触は
いったかな、とは思ったんですけど、思ったより風で流れて。どうかなと思ったんですけど、審判が腕を回してくれて良かったな、と思っています。

ー四球を選ぶ場面も多かったが、1番打者として塁に出る意識は
塁に出ることは意識していて、9番が結構塁に出てくれているので、その9番が倒れた時に自分が簡単に倒れないように、相手のピッチャーに球数を投げさせるようにすることを意識しています。
粘って何とか塁に出よう、と考えています。

ーチーム全体でチャンスをものにしていたが、打線の調子は
試合を重ねるごとに打線として調子は上がっているのかなと思っていて、今日は本当にみんな集中力を持ってやっていたので、それが結果に繋がったと思っています。

ー中断などでリズムを崩される場面もあったが、どのような声掛けを
そうですね、向こうに流れが行くような感じでは無かったので、あんまり気にせずに行こうというような声掛けはあったかな、と思います。

ー準決勝の帝京大戦に向けて一言
勢いのあるチームだなとは思っているんですけど、自分たちがいつも通りの野球をやっていたら負ける相手では無いと思うので、今日大事だなと思った集中力を次戦も引き続き意識して戦いたいと思います。

小原捷平選手

ー今日の試合を振り返って
今日は前評判だと良いピッチャーが投げるというふうに言われていて、守備はエラーなどで崩れるようなことはせずに、まずは先制点をなんとか取って、その後も1点ずつ取っていければ良いなとチームで話をしていたので、その通りになってくれて良かったです。

ー2回の適時打も含め、4出塁するなど打撃の状態が良いのでは
スイングに関しては普通だと思うのですが、ボールをよく見れているのかなと自分では感じています。それが上手くいっている要因だと思いますし、今日も外めのスライダーを捉えることができました。

ー2番という打順に入ることが多いが、どういったバッティングを心がけているか
前に唐橋さんがいて、もし唐橋さんが出塁しなかったら、自分は1番打者としての役割をしなければいけないと思って打席に入っていますし、唐橋さんが出塁すれば、唐橋さんを進めたり、自分も出塁してどんどん次の塁を狙いたいので、状況によって考え方も変わってくるのかなと。後ろにも良い打者が揃っているので、繋ぐことを意識してプレーしています。

ー走塁に対しての意識
走者が1塁にいるのと2塁にいるのでは相手にかかるプレッシャーも全く違うと思います。1個でも多く次の塁に進みたいですし、後ろの方は返してくれるので、得点圏で回したいという気持ちでアグレッシブにプレーするようにしています。

ー次の試合に向けて
良いピッチャーがまた来ると思いますが、こっちも良いピッチャーで対戦できますし、できるだけ援護できるように初回から点を取っていきたいと思います。

澤野智哉選手

—今日の試合を振り返って
準々決勝ということで、相手ピッチャーがいいことは元々知っていました。ロースコアゲームになる覚悟で1点1点取っていこうと思って試合入ってみて、結果的に勝てたので良かったです。

—2回裏にチャンスメイクとなる中前打を放った打席を振り返って
2アウトで回ってきた打席で3人で終わると流れがよくないので何とか塁に出ようと思っていました。甘い球が来たのでしっかりバットが振れて良かったです。

—3回表に相手の盗塁をアウトにしたプレーを振り返って
守備には自信があるのでいつも通りのプレーが出来たと思います。

—投打がかみ合った試合だったがチームの雰囲気は
今年のチームはベンチがおとなしいかなと思っていました。しかし今日の試合はだいぶベンチの声が出ていて、一緒になって試合が出来ていたなと思っています。

—次の準決勝帝京大学戦に向けての意気込みは
去年、一昨年自分が試合出ていて負けていて。次の準決勝に勝つためにここ数か月ずっとやってきているので、何が何でも勝てるように全力でやっていきます。

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