【バスケ】第99回関東大学リーグ戦 第15節 対国士舘大 無敗の首位に後半失速し敗戦…
2023年10月7日(土)対国士舘大学@駒澤大学玉川キャンパスb
2巡目も中盤に差し掛かろうかというところで、最大の敵・国士舘大学に挑んだ。無敗で首位を独走する国士舘大に対し、素晴らしい立ち上がりを見せるが、後半攻め手を欠く。ゴールにも嫌われ1点が遠く、最終的には63-84と大差で敗戦。しかし、前半はリードを奪う展開も見られ互角に戦えていたところを見ると、今後のリーグ戦に向け収穫もあったのではないだろうか。
試合結果
63 法政大学 |
14 | 1Q | 19 | 84 国士舘大学 |
|
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23 | 2Q | 20 | |||
18 | 3Q | 27 | |||
8 | 4Q | 18 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#3 今池翔大(文4) | PG | 法政第二 | 5 | 7 | 2 |
#7 坂本温人 | PG | 福大大濠 | 0 | 0 | 0 |
#23 堤玲太(文3) | SF | 九州学院 | 5 | 2 | 0 |
#8 石田泰三(法3) | PF | 北陸学院 | 2 | 0 | 1 |
#75 柳田大斗(営2) | C | 國學院大久我山 | 9 | 4 | 0 |
法政大学ベンチ入り選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#10 本山遼樹(法2) | PG | 福大大濠 | 3 | 8 | 3 |
#9 黒木丈(法4) | PF | 福大大濠 | 18 | 1 | 0 |
#24 安原明優(人環4) | SG | 八千代松陰 | 0 | 0 | 0 |
#25 鍋田憲伸(法1) | PG | 福大大濠 | 15 | 1 | 1 |
#12 北村 雄太朗 (法3) | PF | 光泉カトリック | ー | ー | ー |
#11 岡部 雅大(国文3) | SG | 國學院大久我山 | 6 | 2 | 1 |
#0杉信 イフェアニ(文2) | PG | 洛南 | 0 | 0 | 1 |
#77 住吉 大和(営1) | PF | 中部第一 | ー | ー | ー |
#21 藤平皓成(営3) | PF | 正智深谷 | 0 | 0 | 1 |
#80 佐藤正樹(法2) | SG | 法政二 | ー | ー | ー |
試合経過・日程(2巡目)
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 9/24 | 帝京平成大 | 82ー80 WIN! |
2 | 9/30 | 東京成徳大 | 98 ー71 WIN! |
3 | 10/1 | 上武大 | 69ー50 WIN! |
4 | 10/7 | 国士舘大 | 63ー84 LOSE |
5 | 10/8 | 玉川大 | |
6 | 10/14 | 順天堂大 | |
7 | 10/15 | 青山学院大 | |
8 | 10/21 | 関東学院大 | |
9 | 10/22 | 東洋大 | |
10 | 10/28 | 明星大 | |
11 | 10/29 | 駒澤大 |
戦評
現在2巡目は負けなしと乗っている法大が迎えるのは、2部の圧倒的王者・国士舘大。1巡目では72-78と接戦を演じ勝利まであと一歩のところで涙を飲んだ。だからこそ、今回は勝つと選手たちの目にも闘志が宿る。
▲常に大きな声で部員を鼓舞するムードメーカー・#14佐藤正樹(社2)
第1Q。圧倒的存在感を発揮したのは#23堤玲太だった。ブロックからの抜け目のないディフェンスを展開し、相手の思い通りに攻撃を組み立てさせない。執念のバスケットカウントや相手のショットクロックを使い切らせるなど、粘り強く当たっていった。そんなディフェンス面の踏ん張りもあり、拮抗した試合展開を演出。立ち上がりに成功した法大は好プレーが連発した。#25鍋田憲伸には相手のディフェンスを完全に欺きタイミングを外してからフリーでシュートを沈める技ありのプレーが決まるなど、19-14と射程圏内でこのピリオドを終える。
良い雰囲気のまま迎えた第2Qのコートには、背番号0番の姿が。怪我から復帰し、久しぶりの実戦となった#0杉信イフェアニは持ち前の広い視野でパスを回していく。そんなパスにも活かされながら、このピリオド最も躍動した主役は#9黒木丈、一択だろう。191センチの長身でディフェンスリバウンドをもぎ取ると、そのまま華麗な3Pを決めた。このプレーを皮切りに、強靭な体で相手ディフェンスをものともせず自ら切り込み得点を奪う。勢いはとどまることを知らず、さらに3Pも決め22-21と、この試合初めての逆転に成功。そこからも3Pを2本決めるなど、第2Qだけで黒木丈は13得点。全体スコアは37-39で試合は後半戦に。
▲美しいシュートフォームでゴールを量産する#9黒木丈(法4)
第3Q。福大大濠の先輩の活躍にも乗せられてか、#25鍋田憲伸が躍動。3P2本を含む3連続シュートを見事に決め、必死に食らいつく。しかし、国士舘大は後半に入ってギアを一段上げていた。ハーフタイムで入念にプランを練る姿も見られたが、そんな首脳陣のゲームメイクを前に法大は思うように得点が伸ばせなくなっていた。55-66と11点を追いかける展開で、最終Qへ。
最終Q、なんとか国士舘大のディフェンスを打ち破るべく法大は多様な攻撃を仕掛けるも、ことごとくゴールに嫌われる。対する国士舘大のシュートは「打てば入る」状態に。法大の長い長いディフェンスの時間が続いた。なんとか風穴を開けようと#3今池翔大は必死にルーズボールを追い得点をもぎとるが、反撃むなしく63-84。終わってみれば点差は21点と、大きく差が開いていた。
前半は互角にゲームを展開できていたが、後半は攻め手に欠け、あらゆる攻撃を仕掛けても得点を奪えなかった。無敗の首位との差をまざまざと突き付けられたが、前半での戦い方や通用した部分など収穫もあった。さらに法大のスピードスター杉信イフェアニが復帰したことは、法大に新たな風を吹かせてくれるに違いない。入れ替え戦に出場し一部への切符を手に入れること、そしてインカレ出場を目標にする法大のここからの快進撃に期待がかかる。
▲今日が復帰戦の#0杉信イフェアニ(文2)
(記事・伊藤朱音)
写真提供=法政大学体育会男子バスケットボール部