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【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対日体大 リングに嫌われ得点伸びず大敗

バスケットボール

【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対日体大 リングに嫌われ得点伸びず大敗

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対日体大
2016年10月23日(日)
東洋大学総合スポーツセンター

長丁場のリーグ戦も残り3試合となった。迎える相手は日体大だ。
前日の試合の結果で決まった入れ替え戦を意識し、1年生センター陣を起用したこの試合は第1Qからロースコアでの幕開けとなる。法大のシュートがリングに嫌われる中、日体大は赤土を中心に次々と得点を重ね、点差は開くばかりだ。最後まで勢いに乗った相手を止めることができず大敗を喫した。

1 R
終盤に次々と得点を挙げた田勢

試合結果

トータル試合結果

49
法政大学
10 1Q 20 80
日本体育大学
10 2Q 18
20 3Q 21
8 4Q 21

 

法政大学スターティングメンバー

選手名 身長/体重 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#6 中村太地(法1)  190/65 PG  福岡大附属大濠 5 3 1
#14 植村哲也(文3) 175/74 PG 明成 11 
#23 戸堀勇吾(法3) 190/79 PF 國學院久我山
#1 米山滉人(営1) 194/83 PF 湘南工科大附 4 7 2
#12 柳川知之(法3) 192/82  C 明成  3 2 0

法政大学交代選手

選手名 身長/体重 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#2 田勢陸(法4) 170/65 G 法政二 10 0 0
#8 新沢亮太(経4)  182/73 SG 新潟商  0
#11 中野広大(法4) 182/77 SF 土浦日大 2 1 0
#13 鈴木蓮(現3) 180/69 G 東北学院 3 2 2
#24 鈴木悠介(法1) 197/92 C 洛南 2 4
#29 堀川裕作(文1) 192/87  C 福岡大附属大濠 0 1 0
#57 玉城啓太(法2) 175/65  PG 京北 1 0 0
 

戦評

試合開始から法大は高さを生かしたディフェンス、日体大はハイポストのプレイヤーに素早くダブルチームがつくなど両チーム硬い守りを見せる。得点はロースコアのままきっ抗するも、中盤に日体大の赤土裕典がその体躯を生かしてバスケットカウントを決めると流れは日体大に。途中出場の新沢亮太(経4)や田勢陸(法4)のスリーポイントでなんとか追いすがるも日体大のディフェンスを前に攻めあぐね、法大のリズムをつくることができない。植村哲也(文3)がどうにか外からシュートを狙うも決まらず、10-20で第1Qを終えた。
 
第2Qでは米山滉人(営1)や鈴木悠介(法1)の1年生インサイド陣がブロックやリバウンド争いで奮闘するものの、チームの不要なターンオーバーやファウルでその良い流れを自分たちで断ち切ってしまう。いまひとつ調子の上がらない法大を尻目に日体大はファストブレイクやフリースローで確実に得点を挙げ、結果20-38と点差を広げられて前半を折り返した。
 
第3Qは一転、アシストから植村がスリーポイントを沈めたり、法大もダブルチームで前から当たったりと序盤から気持ちの入ったプレーを見せる。また、残り4分の場面で鈴木悠介のブロックから鈴木蓮がスリーを沈め、完全に流れは法大に傾いたかと思われた。しかし直後に相手にバスケットカウントを決められ、その勢いもすぐに終息。40-59と点差を詰められないまま最終Qへ。
 
第4Q。日体大のボールマンへのダブルチームが厳しくなり、法大はまたもやターンオーバーを連発。攻撃の起点となるガード陣が封じられるとオフェンスの幅は狭まり、法大は残り5分とまでフリースローのみの得点となった。そんな中気を吐いたのは4年生の田勢。「チームに活力をもたらすことができるように」と積極的な攻めの姿勢で再びスリーポイントやレイアップを決め、それに続くように新沢も得意とするディフェンスで、このままでは終わらないと言わんばかりの意地を見せた。しかし無情にもすでに時間は終了間際。終盤の健闘も追いつくには到底及ばず、48-80と大差をつけられまたも敗戦となった。
 
レギュラーメンバーだけではなく、多くの選手を起用し戦った今回。それぞれが自らの役割を果たそうと健闘するも日体大の強固なディフェンスの前に自分たちのバスケットができなかった。残るリーグ戦はあと2戦。入れ替え戦こそ決定したが気持ちを新たに、今までの敗戦が与えてくれたものの価値を証明したい。(本間美来)

コーチ・選手コメント

塚本清彦 ヘッドコーチ

―今日の試合を振り返って
入れ替え戦が決まって、降格だけはなんとしても避けなくちゃいけないから色々な可能性を見るために1年生を使ってみようかなと思ってやりました。ただ、まあ…大変ですね。
 
―柳川選手の代わりに1年生が多くのプレータイムを得ていましたが
(鈴木)悠介を使ったのは向こうの赤土くんに対抗できるフィジカルを持っているのが彼しか居なかったからね。柳川はやる気を出して頑張ってたけど空回りしてたかな。
 
―得点力の差が点差をさらに広げているように感じましたが、オフェンスの練習は
オフェンスはそんな問題ないと思うけど…今日も3Qとか(中村)太地と(鈴木)蓮と哲(植村)を組ませたら良いところでノーマーク作ってシュート打ってたりしたので、それにインサイドがどう絡めるかだと思いますよ。
 
―入れ替え戦が近づく中、ここ数試合は調子を落としていますが
今は精神的にも疲れているから少し落ち着いてもらわないとですね。でも、入れ替え戦までは間が開かない方が良いと思いますからこの日程は良いんじゃないかな。来週の試合の29、30から7日までの間が大事になりますね。
 
―今日は多くの選手を起用しましたが、残りもこのような入れ替え戦に向けた戦い方になるのでしょうか
まあ、リーグ戦はもうブローアウトなので色々考えようかなとは思いますね。やっぱりインサイド側をどうするかが難しいです。そこにタフな奴が居ないからそういう意味でもやられ方がすごくあっさりしていますし。柳川を今まで使ってきたじゃないですか。だから柳川と心中するのか、やめて違う選手を持ってくるのか、決断には迫られてますね。インサイドは若い奴と、上でも3年生ですから、すごく大変だけど誰を使うのかよく考えて頑張るしかないですね。
 

田勢陸

ー試合を振り返って
試合前から準備しておけってことは言われていたので、しっかりと試合に臨めたのかなと思います。誰が出るかわからないとは常に言われているんですけど、そんな中でそう言われていて自分としては準備もしていたつもりなので、今回の結果につなげられたのかなと思います。
 
ーコーチから言われたご自身の役割というのは
早い展開をつくりたいっていうことを塚本さんだったりスタッフ陣が言っていたので、そこに少しでも貢献できるようにっていう風には意識していました。今日は負けてしまったんですけど、守って走るっていうのがうちのバスケットの持ち味だと思うので。入れ替え戦含めたらあと何試合あるか分からないですけど、それは続けていきたいなと思っています。
 
ー法大が目指す速い展開とは具体的に
大前提としてディフェンスで守るっていうことがまずあるんですけど、その中で得点が取れていないっていうのが最近の悩みというかチームの問題だったので、まずは速攻を出してアウトナンバーをつくって、そこからまたフリーランスオフェンスっていう風に優位な状況をつくって攻めるっていうのが速いオフェンスっていうことですかね。
 
ー今日も48点とスコアが伸びませんでしたが原因は
ずっとディフェンスはやってきているんですけど、ディフェンスから自分たちの流れを作れていないのをオフェンスにまで引きずっちゃっている部分があって。最近そこでやられている部分があると思うので、まずはディフェンスから流れをつかんでそこからオフェンスにつなげるということをベンチに入っている15人だけじゃなく、練習からやっていけたらいい流れに持っていけるのかなと思っています。
 
ー今回ディフェンスで苦戦した点は
基本的なことになってしまうんですけど、練習ではできている「声を出す」とか、「腰を下げてステイローする」とかそういった部分が試合でできないっていうことですね。今も模索している最中なんですけど、まずは練習でできていることを出すということを全力でやっていきたいと思ってます。
 
ー久しぶりの出場となりましたが
ずっとBチームでやってきていて、一ヶ月前ぐらいからメンバーに入れてもらってたんですけど、なかなか出る機会がなかったんです。でも出たときに何かチームに活力をもたらすことができるようにっていうことは意識してやっていたので、結果は負けてしまったんですけど、少しでも来週とかこれからの練習に自分のプレーが繋がったのならいいかなという風に思ってます。
 
ー自分から攻めていく姿勢が印象的でしたが、それもそういったことを意識していたからでしょうか
そうですね。まあ負けていたので少しでも善戦する…じゃないですけど、爪痕を残したいなっていう思いがあったので、ボール持ったときはリングを見てっていう基本的なことはやろうと意識はしていました。
 
ー藤井キャプテンが怪我で離脱していますがその穴を埋めるためチームで考えていることなどはありますか
4年生が少ないので、藤井は一番苦しいと思うのでそこは3人でつないでいきたいなとは思っていますね。いつ戻ってくるか分からないですけど、戻ってきたときにはチーム団結して、とりあえずまずは3部に落ちないということを前提に、最終学年としてやっていきたいという風に考えています。
 
ー残る試合もわずかとなりました
学生最後のシーズンで、まあこういう結果になっているんですけど最後まで上を見て、目の前の相手を個人としては倒すつもりでやって、チームとしても一戦一戦勝つっていうことを目標に練習からやっていきたいなと思います。
 
ー次の試合に向けて
試合前の練習が一番今課題になっている部分があるので、試合前の金曜日の練習から盛り上げて、また日体で違った法政を見せます!

 

新沢亮太

ー今日の試合を振り返って
久し振りに試合出れてよかったです。
 
ー久々の出場でしたが感触は
元からそんなに経験がある方ではないので、一生懸命やるだけでした。
 
ーチームの現状について
最初からわりと言われてたことだし、自分たちも可能性はあるとわかってたので、沈むことなくやるしかないって感じですかね。
 
ーディフェンス面について
うちが点とれないので、相手を50点ぐらいにするしかないので。練習でもオフェンスに気が向いてると言われちゃったんで、入れ替え戦に向けて、またやることをしっかりやるしかないかなって感じです。

 

フォトギャラリー

  • 1 R終盤に次々と得点を挙げた田勢
  • 2 R広い視野でゲームを展開する植村
  • 3 Rインサイド陣がオフェンスに絡むことが鍵となる
  • 4 Rチーム全体が不調に苦しむ中、安定した活躍を見せる戸堀
  • 5 R1年生センター陣の覚醒が待たれる(米山)
  • 6 Rディフェンスからチャンスを演出した新沢
  • 7 Rスタメン復帰した中村
  • 8 R入れ替え戦までに調子を戻せるか(柳川)
 

 

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