秩父宮杯第72回関東大学アイスホッケー選手権大会
2026年5月31日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
決勝リーグ最終戦の相手は明大。勝敗で順位が変動する緊迫した一戦は、第1Pから一進一退の無失点攻防が続いた。試合が動いたのは中盤。明大に2点先制を許すも、菅原の2試合連続ゴールを筆頭に猛追を見せる。山口のゴール、さらに菅原のこの日2点目となる一打で一時は勝ち越しに成功。しかし、終盤に明大の猛追を浴びて勝負はサドンデスへ。一歩及ばず惜敗を喫した。だが、東洋大対中大の試合結果により法大の2位が確定。20年ぶりの快挙を達成した。

試合結果
トータル試合結果
| 3 (38) 法政大学 |
0(6) | 1P | 0(17) | 4 (48) 明治大 |
|---|---|---|---|---|
| 1(19) | 2P3 | 2(15) | ||
| 2(13) | 3P | 1(15) | ||
| 0(0) | OVT | 1(1) | ||
| ー | PSS | ー |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
| チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
|---|---|---|---|---|---|
| 明治大 | 20:30 | #41 朝比奈 大心 | ー | ー | SH1 |
| 明治大 | 25:25 | #10 工藤 秀生 | #17 大工原 澪央 | #15 佐々木 清吉 | ー |
| 法政大 | 32:56 | #86 菅原 流聖 | #26 金子 輝叶 | #9 下坪 丈馬 | ー |
| 法政大 | 47:55 | #22 山口 治務 | #27 北山 堅士 | ー | ― |
| 法政大 | 49:28 | #86 菅原 流聖 | #26 金子 輝叶 | ー | |
| 明治大 | 53:43 | #86 小桑 潤矢 | ー | ー | ― |
| 明治大 | 60:35 | #25 寺内 理雲 | #22 木戸 仁哉 | ー | ー |
メンバー
| SET | DF | DF・FW | FW | FW | FW |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 90 下山 晃世(文3) | 37 山口 弘務(法1) | 15 芹野泰良マックスナー(経1) | 14 平嶋 高太郎(文3) | 91 外久保 龍希(営3) |
| 2 | 67 大宮 昂誠(営2) | 8 三浦 秀瑛(法4) | 9 下坪 丈馬(法2) | 26 金子 輝叶(人4) | 86 菅原 流聖(法2) |
| 3 | 17 角田 哲平(文2) | 22 山口 治務(法3) | 41 脇本 春希(営4) | 13 小松田 陸斗(法1) | 27 北山 堅士(法3) |
| 4 | 39 大城 圭太郎(文4) | 92 佐藤 佑安(文2) | 89 山脇 波空(法3) | 96 Cha Junhyuk(法2) | 18 本地 将大(人2) |
※試合の詳細は東京都アイスホッケー連盟をご覧ください。(青い部分をクリックしていただくとHPに移動いたします。)
※大学名をクリックしていただくと過去記事に移動いたします。
試合の様子は スポーツ法政新聞会公式インスタグラム からご覧ください。
戦評
前戦ではエイワ杯ファイナルリーグから中大に2連勝を上げた法大。勝てば20年ぶりの2位が確定する1戦。小桑潤矢(3年=埼玉栄)擁する明大との最終戦へ、インカレで敗北したリベンジを胸に法大は勝ち星を上げれるか。
1Pは両チームGKの好セーブが目立った。法大も明大も攻める展開を作るが、法大は和田怜穏 (営3=武修館)がこの春チームを何度も救う好セーブを見せる。明大が12分、19分に反則を取られ、人数有利となるが先制ならず。0-0のまま1P終了した。
2Pは法大人数有利の状況から始まるが、30秒に明大にカウンターを許し、明大主将・朝比奈大心(4年=埼玉栄)に先制ゴールを許す。その後にも失点を許し、2点ビハインドとなる。2Pから両チーム乱闘寸前の場面が多々見え、会場が異様な雰囲気に。流れも2点先制した明大に傾きかける中、12分に菅原流聖 (法2=白樺学園)が2試合連続ゴールを決め1点差に。その後も攻める展開を作るが明大GK吉田尋(3年=清水)も和田に負けじと好セーブを見せ1-2で2P終了。
20年ぶりの2位へ、負けられない法大。3Pも少し乱闘寸前の騒ぎが見える場面も多くなり、会場の空気はまたもや独特な雰囲気になる。その空気を傾けたのは法大。7分に山口治務 (法3=八戸工大一)が同点ゴールを決め、試合を振り出しに。ここから流れは法大へと着実に変わっていく。中大戦でも見せた底力がここでも現れ始める。9分に菅原が本日2ゴール目となる逆転ゴールを決め、明大からリードを奪い、法大側のボルテージは最高潮となる。しかし、明大も全敗で後がない中、果敢に攻める。13分、小桑潤矢(3年=埼玉栄)に起死回生の同点ゴールを決められ、流れが明大へと傾くが、法大もその後攻める手を緩めず。そして、明大の猛攻を和田が中心となり防ぎ3-3の同点で終わる。勝負の行方は3対3のサドンデス方式の延長戦へ。
延長戦開始直後、明大にゴールを決められ試合終了。負けたものの、明大にあと1歩までのところに追い詰めたところは収穫だ。その後の東洋大と中大の試合結果により、20年ぶりの2位が確定。優勝はできなかったものの、選手全員が口をそろえて「今年の法大は違う」というところは見せつけれた。この悔しさを胸に秋は優勝を目指し、強くなってオレンジ戦士たちは帰ってくる。これからの活躍から目が離せない。
選手インタビュー
8 三浦 秀瑛

ーー明大戦を振り返って
最初はあんまりという感じでしたが、2Pの点数を取ったあたりから足が動いてきて、動きが変わって、最初から負ける気はしなかったですが、いけるなという波がありました。
ーー試合の雰囲気が悪い中でどのような声掛けを
相手に乗らないようにとはずっと言っていて、自分もすごく言われましたが、そこはもう我慢して、PPもらって点数で返していこうということをみんなで話していて。あとは、流れが悪い時は自分から発信していきました。
ーー今大会全体を振り返って
春合宿から始まりますが、その時よりもチームがレベルアップしていて。フォアチェックとかその声掛けとかも全部良くなってきたので、成長が見られる結果ではありました。
ーー収穫や課題などあれば
収穫としては、ビハインドから点数を取られても逆転できることが収穫です。今日も先週もビハインドから逆転しているので、そこはすごく大きな収穫です。あと、フォアチェックがいいというのも収穫です。悪いところは、失点が毎回あるところで、できるだけ少なくして、少なくはなっていますが、やっぱり失点なので、勝ち切れないところはいいところとは言えないと思います。
ーー東洋大対中大の結果次第で20年ぶり2位という結果になるが(のちに2位が確定)
2位を取れたら、他力本願にはなってしまいますが、嬉しいですし、20年ぶりということで少しは歴史を変えることができたかなと思います。ただ、これで満足はせずにインカレに向けて歴史を動かせるようにまだまだ頑張って行きたいなと思います。
ーーこれからに向けて
次は夏合宿に集合ですけれど、オフ期間も各自でレベルアップして、夏合宿集合で集まって、秋の大会に向けていい準備ができるように頑張っていきたいです。
ーー今大会はチームとしては力を出し切れたのか※
出し切れたと思います。
ーー具体的には※
逆転できる試合が多かったっていうのもあります。去年と比べてしまったらあれですが、去年はもうあっけなく負けるようなチームでしたので、そこからこうやっていい勝負ができたということはすごく大きいかなと思います。
ーー手応えについては※
割と手応えは掴んでいます。
ーーキャプテンとして新チームが始まったばかりですが、どのようなチームに※
今もやっていますが、朝練をやっていて、すごく元気が良くて。ただバカ騒ぎをしているわけではなくて、チームの元気でチームの雰囲気が変わるので。やっぱり失点した時も声を出して、今日も今まで落ち込んでいたところを落ち込まないようにできましたし、バカバカしいですが、そういう活気があるようなチームで、粘り強くて相手が嫌に思うようなチームを作っていきたいです。
ーー秋リーグ、インカレに向けて※
どっちも優勝して、自分は1年生からの3年間全日本選手権に行ったことがないので、絶対に全日本選手権に出るという目標で最初スタートしているので、みんなもそれを目標に馴染んで頑張っているので、そこは達成したいと思います。
(※アイスホッケー情報誌『Breakaway』による質問)
22 山口 治務

ーー試合を振り返って
2点ビハインドの状態から追いついて、勝ち越したところまでは良かったんですけど、最後の気の緩みが失点につながっちゃって、勝てる試合だったと思うんですけど、落としてしまって残念です。
ーー今日の試合どうチームで臨んだか
監督の話によると、20年ぶりの2位ってことだったので、必ず勝って確実にしようっていう感じでみんな気合を入れて試合に挑みました。
ーー昨季から変えたこと
安定した守りをすることと、自分から発言してチームメイトを鼓舞して、3年生というところもあるので、危ないプレイをしないで安全にプレイしていくことを心がけました。
ーー同点ゴールを振り返って
27番の北山堅士 (法3=武修館)選手がいい形で持っていてくれて、パスはよかったんですけど、シュートがジャストミートじゃなくて、とりあえずゴールに届けばいいなと思ってシュートを打ったら得点に繋がったのでよかったと思います。
ーー今大会を振り返って
自分自身は中々自分の思い通りなプレーができなくて、毎日試合終わった後に反省していて、
今までのミスを出さないようにしていきながら、1つ1つ丁寧に触れてきてよかったなと思います。
ーー秋リーグ、インカレに向けて
今年の法政は去年と違うんだぞというところをいろんなチームに見せつけて、必ず秋リーグ、インカレ優勝できるように頑張ります!
(取材・撮影 山鳥優里、冨松健人)


