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【バレー】 秋季関東大学男子2部リーグ戦 対大東文化大 優勝を果たし、入れ替え戦の切符を掴む!

バレーボール

【バレー】 秋季関東大学男子2部リーグ戦 対大東文化大 優勝を果たし、入れ替え戦の切符を掴む!

2023年秋季関東大学男子2部リーグ戦
2023年10月14日(土)

開幕9連勝で迎えたこの日の大東文化大戦。勝利した時点で優勝が決まる大一番だ。そして同試合からは絶対的エース・高橋慶帆(営2)が日本代表での活動から復帰。春リーグでは敗北を喫した難敵を相手に万全のメンバーで挑んだ。

試合結果

トータル試合結果


法 大
 

25 1セット 17 0
大東文化大
 

25 2セット 22
34 3セット 32

法大スターティングメンバー

背番号 選手名 ポジション
1 山本帯刀(文4) MB
14 高橋慶帆(営2) WS
15 川波颯(文2) WS
16 小竹飛斗(法2) WS
18 五十嵐健人(営2) S
20 小田周平(営1) MB
19 藤野颯(文2) L
25 関大斗(営1) L
 ※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

途中出場選手

2 安部翔維斗(法4)
4 中田拓斗(営4)
21 村岡蓮斗(法1)

第1セット、主将・山本帯刀(文4)のスパイクが冴え渡り5-1といきなり点差を広げていく。そしてポイントゲッター・川波颯(文2)はこの日も好調。バックアタックやレフトからの強打で得点を積み重ねた。25-17と危なげなくセットを獲得する。

続く第2セット、開幕3失点と不穏な出だしも高橋がワールドクラスのプレーを見せ流れを変えた。最高到達点357cmという高さを生かし相手ブロックの遥か上からコートへスパイクを叩き込む。ブロックでも存在感を発揮した高橋の攻守に渡る活躍により16-11と中盤で大幅リードを確保。そのまま逃げ切り25-22でセットをものにした。

優勝に大手をかけ迎えた第3セット、先制点を挙げたのは強烈な川波のスパイクだった。プレッシャーからかミスが重なり11-14と一時は負け越すも、好調の小竹飛斗(法2)のスパイクや川波のサービスエースで差を詰めデュースに突入。その後は一進一退の展開を繰り返すも33-32としたところで帰ってきたエース・高橋によるライトからの弾丸スパイクで終戦。圧巻の開幕10連勝で2019年秋ぶりとなる2部優勝を果たした。

2部制覇と同時に1部との入れ替え戦行きの切符を手にした法大。しかしチームの目指すところはもちろん入れ替え戦の先にある1部昇格だ。今季攻撃陣の軸として活躍した川波も「まだ昇格できた訳じゃないのでまた明日詰めてやっていけたら」と悲願達成へ余念が無い。

2015年秋の2部降格以来、実に8年ぶりとなる1部の舞台へ返り咲けるか。残る国際武道大との最終戦、入れ替え戦の行方にも要注目である。

インタビュー

吉田康伸監督

ー秋リーグの総括
この秋は高橋慶帆(営2)が代表戦のため半分以上の期間、試合に出ることができないということが前提にありました。その中で残ったメンバーが夏場の練習からしっかりチーム作りをして。結果的に、全勝でここまで来れたというのは出た選手が頑張ってくれたと思います。

ー春からの進歩は
春リーグは上位校から試合が当たってしまって。チームが固まる前に上手く相手に押し込まれて負けてしまったという形になったのですが、その反省もあって春リーグ後半あたりからはレシーブが近年になく粘り強くなっていました。それを秋リーグでは遺憾無く発揮できたということが大きかったと思います。

ーMVPは
キャプテンの山本帯刀(文4)です。リーダーとしてチームを上手くまとめて頑張ってくれたということで。今回のリーグでも監督推薦の『優秀選手賞』には彼を推薦しました。
ただ、特定の誰がと言うよりは出たメンバーが自分の役割を果たせたことが優勝という結果につながったと思います。

ー4年生の活躍について
今の4年生はコロナ禍に入学して、ほとんど2年間はリーグ戦もなくまともな試合をしてないという状況でした。ただ昨年から中々結果が出なかった中で今回このような結果を残せたのはやはり4年生がしっかりやったということになると思いますのでそこに関してはすごく評価しています。

ー秋リーグでの反省点
だいぶレシーブは粘り強くなったんですけど、まだセッターとのコンビネーションや単純なスパイクミス、レシーブを崩されての連続失点といったようなケースが多々あるのでそういうところを修正したいと思います。

ー入れ替え戦へ向けて一言
2019年以来の入れ替え戦なので、まだ対戦相手もわからないところですがこれから時間も空くので今度こそこちらも戦力を整えて準備したいと思います。皆さまご声援のほどよろしくお願いします。

試合の行方を見守る監督ら

川波颯(文2)選手

ー今日の試合をふりかえって
今日は序盤から自分たちのペースでプレーできていたけど第3セットで心に余裕が生まれたのか途中途中ミスが出てしまったのでもっと締めていきたいと思います。

ー2部優勝を決めて
入れ替え戦に勝って、1部昇格というのが目標だったので本当に今嬉しい気持ちです。

ー後半の得点量産が勝利につながりましたが調子のほどは
コンディション的にはいつも通りといった感じだったんですけど、いつも後半集中力が上がってギアが上がる感じなのでいつも通りだったと思います。

ー攻撃の軸として活躍されました
春リーグと比べて真ん中のバックアタックを使えて。攻撃もそうなんですけどレシーブも自分にとって大きな課題としてあって。ただ秋リーグではあまり崩れることがなかったので良かったです。全体的に大きく調子が崩れることがなかったのが大きかったと思います。

ー最終戦、入れ替え戦への意気込み
入れ替え戦は確定したんですけどまだ昇格できた訳じゃないので。また明日詰めてやっていけたらと思います。

ー久しぶりに高橋慶帆選手と会って
おっきいなーと思いました(笑)。

(記事:嘉藤大太、写真:熊谷芽歩季)

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