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【ラグビー】関東大学リーグ戦 対大東大 1点差の大接戦を制し、大学選手権出場へ望みをつないだ!!!

関東大学リーグ戦1部
対大東大
2023年10月29日(日)
セナリオハウスフィールド三郷

前回の試合では、流経大を相手に惜しくも、1点差で敗戦した法大。今回の試合でも1点差の接戦となったが、勝利し大学選手権へ望みをつないだ。

 

勝利を喜ぶ選手たち

試合結果

トータル試合結果

30
法大
10 前半 10 29
 大東大
20 後半 19

 

ポイント詳細

1/3 1/3
1/1 G 1/2
0/0 PT 0/0
1/1 PG 1/0
0/0 DG 0/0
T:石岡2、宮下、竹部 G:石岡2

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 四元涼太 4 鹿児島玉龍
2 HO 石川空悟 4 佐賀工業
3 PR 渡辺明志 3 佐賀工業
4 LO 竹部力 4 大分舞鶴
5 LO 細川幹太 2 國學院久我山
6 FL 山下武準 4 法政二
7 FL 宮下晃毅 2 報徳学園
8 NO.8 高城喜一 4 金光藤陰
9 SH 山脇一真 4 天理
10 SO 金侑悟 3 大阪朝鮮
11 WTB 椎葉脩嗣 4 日向
12 CTB 田中大誠 2 國學院栃木
13 CTB 中井駿 3 大分舞鶴
14 WTB 石岡玲英 4 御所実業
15 FB 北川拓来 2 昌平
16 Re 佐野祐太 3 目黒学院
17 Re 守安史成 1 桐蔭学園
18 Re 中野一樹 4 國學院栃木
19 Re 三浦幹太 1 秋田中央
20 Re 板橋愛翔 4 日体大柏
21 Re 小山田裕悟 2 桐蔭学園
22 Re 熊田経道 4 大産大附
23 Re 炭竃柚斗 1 報徳学園

 

戦評

試合序盤は、敵陣深くで攻撃する時間が続いた。だが、ゴールライン付近での反則が多く中々得点が入らない。最初の得点は法大だった。敵陣22メートルライン付近でペナルティを獲得し、ショットを選択。石岡玲瑛(4)が確実に決め、25分に3点を先制する。しかし28分に大東大もペナルティゴールを決め、3-3の同点に追いつかれる。最初にトライを挙げたのは法大だった。敵陣左10メートル付近でのラックから田中大誠(2)、金侑悟(3)へとパスをつなぎ右サイドへと展開すると、石岡がラインブレイクし、そのままインゴール中央にトライを決めた。しかし、49分に大東大のリサラ・フィナウにトライを決められ、10-10で前半を終えた。

2トライの石岡

後半、試合を優位に進めたのは法大だった。敵陣22メートルラインでのラックから宮下晃毅(2)が突破し、8分にリーグ戦自身初トライを挙げた。また、敵陣中央5メートルライン付近でのラックから金、田中、石岡へとパスをつなぎ、右サイドへと展開し、石岡が12分にこの日二本目となるトライを決めた。20-10とリードを広げる。しかし、そこから三本連続で大東大にトライを奪われ、37分には23-29に逆転される。しかし、竹部力(4)が「悔いを残すな」という言葉をチームにかけるなど、選手たちは諦めていなかった。キックオフからじわじわと攻め込むと、敵陣5メートル付近でのラックから竹部が突破し、トライを挙げ、28-29と1点差に追い上げる。前回の流経大戦と同様、1点差でゴールが決まれば逆転という大役を任されたのは主将・石岡だった。石岡が確実に決め、30-29と逆転に成功する。だが、試合終了間際に大ピンチが訪れる。相手LOに間を突破され、自陣5メートルライン付近まで迫られてしまう。しかし、椎葉脩嗣(4)がジャッカルに成功し、チームを救った。そのまま試合が進み、ノーサイドの笛が鳴った。勝利の瞬間には、全員が喜びを爆発させていた。

試合終盤にトライを挙げた竹部

連敗を止め、大学選手権へ望みをつないだ法大。大混戦となったリーグ戦の大学選手権出場の枠は残り一つ。残りの2戦では白星が必須となる。大学選手権に出場し、名門復活となるか。彼らの活躍に期待したい。
(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)

記者会見

ー今日の試合を振り返って

新宮孝行監督
前回の流経戦で1点差で負けたということで、その悔しさをバネにこの2週間、うち(法政)の強みであるアタックはテンポの良い球出しで回して、外に大きく広く回していくようなプレイスタイルでやっていくと、それはやはり粘り強いタックルでいくという形でテーマに挙げてやってきて、前半は最後の40分に取られはしましたけれどもディフェンスが結構ハマっていたかなと思います。取れるところで取りきれなかった細かいミスがうちのまだまだ課題のところなので、そこが取れなかったのが今回接戦した1つ(の要因)かなと思います。後半のところでどうしてもワークレートが落ちた時に高くタックルをするようになって、結局そこで留学生の選手にビックゲインされて挙句の果てにはトライされるというようなシーンがあって、最後の最後に逆転したというのは粘り強さが出たんじゃないかと思います。また次戦に向けて1試合1試合頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

石岡玲英(以下、石岡)
今回の試合は、前回負けたところから外側に立つという部分、前に上がるところを継続することとペナルティをなくしたいという中で準備してきたんですけど、やっぱりペナルティがない状況で自分たちがボールを持っているとコントロールが出来てすごくやりやすいゲームメイクができたんですけど、ペナルティで相手に勢いを与えてしまうとどうしても自陣に入りこまれてしまったという反省点が明確に見えた試合かなというふうに思ったので、次戦に向けてペナルティのところを修正するというのとエラーが多かったのも接戦になってしまった要因だと思うので、ワンプレーワンプレー丁寧にできるようにもう一度準備をし直せる良いゲームになったかなと思います。

竹部力
チームとしてはキャプテンが言った通りなんですけど、FWとしては流経戦の時にセットプレー、スクラム、モールでとられた部分が多かったのでそこを反省して、今回相手はあまりモールを組んでこなかったですけど、1つトライに繋がってしまいましたけどモールとしては3本全て止められたので、そこは改善できて良かったなと思います。今回、ラインアウトアタックの部分でやはり相手にボールを奪われてしまうことが多くて、後半少しは修正できたんですけど取られる場面が多かったのでもっとラインアウトの精度を上げて、次の拓殖、立正に繋げれるように頑張りたいと思います。

ー後半の後半勝ち越された後のキックオフで真ん中を蹴る時はどういうイメージで進めようと思われましたか

石岡
時間的には5分あったので、特に誰かを変えるというよりかはしっかりキックオフの前に出てプレッシャーを与えてというところで、真ん中に意図して蹴ったかは分からないですけど22mくらいの、競るかタックルできるかのコンテストできる部分でキックオフも勝負して、いつも通りのリスタートからターンオーバーしてしっかりマイボールにしようという意志の統一とちうところが、運になってしまうかもしれないですけど、マイボールに形としてなって、そこから継続するという良い形に持ち込めたんじゃないかなと思います。

ー点数を離した後に相手の勢いがついていた時はどのようなことを考えながらプレーしていましたか

石岡
やっぱり自分たちがペナルティをしてしまって、食い込まれてペナルティを重ねてという向こうの勢いのあるすごく良いアタックに対してこっちが反則を犯しながらゲインを切られていたのがとてもしんどいところだったのかなというのがあって、WBTとしてサイドに立っていてやっぱりオフサイドの部分やハイタックルの部分だったりとかそういうところも目に沢山止まる、レフェリーにも見て取れるようなプレーが結構目立ったのではないかと思うので、その部分が1つ向こうに勢いを与えてしまった要因なのではないかなと思います。

ーモールを止めた時石岡選手は下の方に入っていましたが、どう思って入りましたか

石岡
モールが回ってたので、僕がその前抜かれてしまってあのままエリアに来られてしまうところでみんな頑張って止めてくれていたので、意地でも止めないとなと思いながらたまたまですけど、良いところに自分が立ててトライを阻止できたので良かったかなと思います。

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