昨秋は投打ともにかみ合わずリーグ戦を４位で終えた法大。2024年は大島公一監督、髙村祐助監督の新体制の元、8季ぶりの賜杯奪還を目指す。また1月10日には新幹部が発表。それに伴い弊会は2月4日に新幹部4名に取材を敢行。今回は第4弾として主務に就任した黒坂夏希（営3＝法政）のインタビューをお届けする。
2024年度新幹部
| 主将 | 𠮷安遼哉（法3＝大阪桐蔭） |
| 主務 | 黒坂夏希（営3＝法政） |
| 副将 | 武川廉（人3＝滋賀学園） |
| 副将 | 西村友哉（法3＝中京大中京） |
幹部インタビュー
黒坂夏希 主務
ーー主務に就任された経緯は
同じ学年に4人マネージャーがいて、男子マネージャーが自分1人で。前任の加藤（重雄）監督からも1年生の時から4年生になったらこうやるんだみたいに言われてたんで。監督変わる時に大島さんに言っていただいたっていう流れです。
ーーその時の心境は
最初は結構不安というか、「とうとうなってしまった｣て感情で。すごい責任重大な仕事なので、不安なところもあったんですけど。法政大学野球部っていう伝統あるチームの中心として携われるのは、すごい貴重なことだと思うのでしっかりやろうという思いました。
ーー主務として実際に活動してみて
やっぱりまだまだ自分が追いつけてないところもたくさんあるので、周りの人の力も借りつつやっていけたらなって思います。
ーーどのような主務を目指したいか
主務っていうのは、あんまり表には出ないと思うんで。脇役じゃないですけど、 ほんとに裏側からもチームを支えて、最後終わった後振り返った時に、よかったなというか、ストレスなく野球ができたとか、 物事がうまく進んだなっていう風に思ってもらえるようなことができればいいかなと思います。色々貢献したいです。
ーーやりがいを感じることは
いろんな外部の方とか深く関わったりするすることもありますし、 選手と監督の間に入ることもありますし、いろんな人の間に入って物事を進めてく時で、例えば自分が間に入って、物事がうまく進んだりとか、そういうことができたらよかったなって思います。
ーーどんなチームを目指したいか
特に今年の4年生は、周りの方からポテンシャルがすごいいいとか、個人の力すごいいいっていう風なことを言ってもらってて、選手同士も仲がすごくいい学年なんですけど、まだ馴れ合いというかそういう部分もあると思うので。ほんとの意味でしっかり全員が優勝という目標に向けて、同じ方向に向かって、同じように進んでいければいいと思うので、そういうチームになりたいです。
ーー大島公一監督から頂いた言葉は
チャレンジしなさいとか、挑戦しなさい、自由にやりなさいっていうようなことを言っていただいてる監督ですけど、その中でやっぱり『社会的自由』があると。その中でそれぞれがのびのびやっていくといった、そういうことを大切にされてるので。そこは監督と同じように、マネージャーとしても最低限の『社会的自由』みたいなことで、しっかり取り決めとかを、監督や𠮷安（遼哉、法3＝大阪桐蔭）とかとして、その中で選手が思う存分できるような、そういうのをしたいので、『社会的自由』っていうのは、マネージャーとして野球以外の部分で、私生活とかそういうところの管理じゃないですけど、 そういうのもちゃんと考えなきゃいけないので、『社会的自由』っていうのは大切にしようと思ってます。
ーー上田前主務について
色々1年間みせてもらったので、そこを継承しながら、本当に素晴らしい方なので、それを超えられるように頑張りたいです。
ーー具体的に尊敬するところは
本当に物怖じしないで、チームのことを第一に考えて、チームのためならもうなんでもするという。 どんなところにでも行ったり、どんなところにでも声掛けをしたりとか、いろんな行動力がある方なので、 それはまだ自分に足りない部分なので、すごい見習いたいと。
ーーチームの課題は
グラウンドも工事してたりとかして、実践慣れもこれからしていく最中だと思うんですけど、 特にこの冬の期間で、個人個人でやれることはやったと思うので、これをどう実践にというか、チームでやらなきゃいけないので、チームプレーに移していくことが上手くいけばいいなと思います。
ーー新体制になって変わったところは
まず最上級生が引っ張るのは当然なんですけど、そこに下級生もついていくというか、下級生が上級生を脅かすようなことがあれば、また上級生もレベルが上がると思います。下級生の勢いとかフレッシュさっていうのがあると、もっとチームとして良くなっていけるんじゃないかなと思います。
ーー期待する選手は
2人いて1人が田所宗大（キャ3＝いなべ総合）です。彼はキャッチャーなんですけど、 今ファーストやっていてバッティングは、すごい器用ながらも、パワーもあって、やっぱり中軸を担えるような選手だと思うので。ずっとキャッチャーをやってて、今年ファーストに変わって、守備の中でも声かけとかもしっかりしてくれますし、 本人にとっても見え方とかが変わってるのかなとは勝手に思うんですけど、そういった場面で、チームにすごい必要な選手だと思うので、バッティングも、キャッチャーとしても、ファーストとしても、チームの支柱になってくれればいいなと思います。
もう1人は野崎くん（慎裕、営2＝県岐阜商）です。
彼はずっと怪我で、1年生の春のフレッシュから投げてないと思うんですけど、自分の体と向き合いながら、練習してる姿っていうのをすごい見てるんで。 今年篠木（健太郎、営3＝木更津総合）、吉鶴（翔瑛、営3=木更津総合）っていますけどそれ以外のピッチャーってリーグ戦経験ないような選手ばっかりなんで。彼がリーグ戦のベンチに入ると、ピッチャーの層として厚くなると思うんで、来年以降は絶対彼が引っ張っていく存在だと思うんで、今年は頑張ってほしいです。
ーー個々の能力だけではリーグ優勝、日本一は難しいと思うが、その中で目標に近づくためには
4年生同士もそうですし、4年生と、1、2、3年生のチーム全体で、同じ目標に同じ熱量で向かってかなきゃいけないと思うんで、そういったことを大切にするために、色々ミーティングを今までよりも多くやったりとか、 目的意識をちゃんと明確にして、練習前に声を掛け合うとか、そういうのをしてるので、 継続して、チーム全員が優勝を目指すチームの当事者として当事者意識を持てるようにしていければいいなと。
ーー今年の目標は
結果を残すことですね。本当に今まで、自分たちは1年生の時から全く結果を残していないですし、スローガンにも結果を残すということを込めたので。
ーー応援してくださる方へのメッセージを
いつもご声援ありがとうございます。なかなか勝ててないのですが、、応援していただいてる方々からは毎年優勝、優勝って言っていただいて。今年も主務になってから、 「今年は絶対優勝したいね」っていうことは言っていただいてるので。皆さんの期待に結果で応えることが1番の恩返しだと思うので、結果を残せるように頑張りたいと思います。
（取材・矢吹大輔）
黒坂 夏希(くろさか・なつき)
経営学部3年 2002年8月1日生まれ
東京都出身・法政
176cm79kg
『法政高校時代はエース番号を背負う投手として活躍。法大入学後は誰からも慕われるマネージャーとして奮闘。チームを裏側から支え、悲願のリーグ優勝、日本一へ突き進む。』
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
