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【バスケ】第73回関東大学バスケットボール選手権大会 対大東文化大学 1部リーグ所属の相手に惜しくも敗戦…この悔しさを秋季リーグへ

第73回関東大学バスケットボール選手権大会
2024年5月1日(水)対大東文化大学@駒澤オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

試合結果

 53
法政大学
8 1Q 16  67
大東文化大学
16 2Q 15
10 3Q 18
19 4Q 18

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#0 杉信イフェアニ(文3) PG 洛南
#7 本山遼樹(法3) PG 福大大濠
#8 石田泰三(法4) SF 北陸学院
#10 坂本温人(現3) PF 法政第二
#75 柳田大斗(営3) C 國學院久我山

試合経過・日程

日付 対戦相手 結果
4/21 朝鮮大学校 91-73 WIN!
5/1 大東文化大学 53ー67 LOSE…

戦評

スプリングトーナメント第2戦は、1部リーグに所属する大東文化大学との対戦。2Q中盤では同点に追いつく場面もあったが、惜しくも敗戦。だが、今季1部昇格を目指す法大にとって、今試合は秋季リーグに向けたスッテプアップにつながるものであっただろう。

▲今試合のスターティングメンバーに名を連ねた#0 杉信イフェアニ(文3=洛南)。持ち味の素早いドライブと、抜群のパスセンスを活かし、コートで縦横無尽にプレーする姿が今季楽しみだ。

法大ボールから始まった第1Q。法大の狙い通りスローペースでのゲーム展開となったものの、リバウンドや、シュートがなかなか決まらず立ち上がりの悪いスタートとなった。相手のフリースローで先制点を奪われると、続けて3Pシュートを決められ点差をつけられる。しかしここで#7本山遼樹(法3)が相手からファールを取ると、安定したフォームでフリースローを2本とも決め、チーム初得点となる。その後も相手に攻められる苦しい展開が続いたが、第1Qも半分が終わろうとした時、#25鍋田憲伸(法2)が相手からファールを取ると、フリースロー2本とさらにチームファール5つによるフリースロー1本をしっかり決め、得点を重ねる。法大も積極的に仕掛けるが、流れは完全に大東文化大へ傾き、得点にはつながらず8-16で8点ビハインドで第1Q終了となった。

第2Q。開始早々、ディフェンスリバウンドを取った#0 杉信が颯爽とコートを駆け上がり自ら得点。続いて#0 杉信からのパスを受けた#8 石田泰三(法4)が得意の3Pを決め、序盤から勢いづける。しかし、相手の大東文化大も黙っていない。攻撃の隙を作らせない堅いディフェンスを繰り広げ、これには法大も一度タイムアウトを要求。ここから法大は巻き返しを図る。#8 石田の放った3Pがリングに弾かれるも、ゴール下で構えていた#21 藤平が相手ディフェンスを華麗にすり抜け得点。その後、#25 鍋田がコートに入ると素早いドリブルでディフェンスを切り裂き得点し、16-19と3点差に詰め寄る。するとまたも#25 鍋田が3Pを沈め、19-19と同点に持ち込んだ。その後は一進一退の攻防で得点が入らない時間があったが、#0 杉信が持ち味であるスピードを生かして得点し、勢いを盛り返す。しかしその後は、相手の要所での得点が目立ち、24-31で試合を折り返すこととなった。

▲高さのある留学生プレイヤーにも劣らず、体を張ったプレーで魅せる#75 柳田大斗(営3=國學院久我山)。200㌢と言う長身を活かした迫力のあるゴール下の競り合いに注目だ。

7点ビハインドで迎えた折り返し地点。開始直後、7連続得点を許すなど流れは大東文化大へ。対する法大は、#25鍋田が3Pを決めるも、相手もすかさず3Pを決め、さらに法大のDFを翻弄するステップからシュートを決めるなど、流石は1部リーグ所属、大東文化大と言えるプレーが繰り広げられる。そんな中でも、#23堤玲太(文4)が相手のディフェンスを抜き3Pを決め、#25鍋田のパスを受け取った#7本山がライン外側から3Pを決める華麗な連携を見せるなど法大も攻めの姿勢は崩さない。しかし、なかなか法大の流れを持ってこれず、34-49と15点ビハインドで最終Qを迎える。

第4Q。オフェンスリバウンドを取った#21 藤平が得点すると、その後相手のオフェンスが残り数秒に差し掛かった場面でも、相手の身長208㌢の留学生・#39 アブドゥレイ トラオレが取ろうとしたボールを、 藤平が頭上から豪快にカット。高さのある留学生にも果敢に立ち向かう藤平の姿が、キャプテンとしての意地を物語っていた。また、このQでも#25 鍋田の勢いは止まらない。まずは華麗に相手ディフェンスを崩し自ら得点に繋げると、#0 杉信のパスを受けて美しい3Pを決める。その後は、#7本山がファールを受けながら3Pを決めたり、#23 堤玲太(文4)がゴール下で得点したりと、攻撃的なバスケで応戦する。しかし、終盤は相手のフィジカルを活かしたディフェンスに苦戦を強いられ、得点に結びつけることができず、53-67とリードを許され試合を終えた。

惜しくも敗北を喫した法大。だが、大東大と他大学の対戦スコアや、大東大が後にベスト4進出を果たしたことから見ても、法大が1部のチームと遜色ない力を秘めていることは確かである。6月4日(火)には1、2年生が主体となって挑む新人戦が控える。ここで新戦力の台頭を感じさせる戦いを見せることができるか、注目だ。昨季、そして今試合での悔しさをバネに勝負の秋リーグへ。オレンジ色の戦士たちはリベンジに燃えている。

▲プレー中も、ベンチに下がっても、誰よりも声を張ってチームを鼓舞する#7 本山遼樹(法3=福大大濠)。キャプテン・#21 藤平が今季のキープレーヤーとして名を挙げたように、法大の1部リーグ昇格には彼の活躍が必要不可欠だ。

(記事・髙瀬真帆、真中咲輝

写真提供=法政大学体育会男子バスケットボール部

選手インタビュー

#8 石田泰三(法4=北陸学院)

ー今日の試合を振り返って

ディフェンスの部分に関しては、相手を60点未満に抑えるというのが目標でした。オフェンスの部分で自分たちを含め、いつもシュート入っている人たちの3Pが決まらなくて、オフェンスで少し点が取れなくて詰まってしまいました。

ーご自身のプレーを振り返って

今日は全然ダメでしたね。自分は3Pを決める役割なんですけど、そこが全くできなかったので、もう一度練習に励みたいと思います。

ー大東文化大学に対するゲームプランは

まずはディフェンスで相手を60点以下に抑えようという感じで。自分たちのオフェンスは70〜80ぐらいを辿れば自分たちのゲームプラン通りになるかなと思いました。

ー2Q中盤には同点に追いつく場面もありましたが、2Qを振り返って

1Qで中々点数が取れていなかったんですけど、2Qから徐々に全員少しずつ得点に絡めるようになってきたので、そこはやっぱり自分たちが勝ちたいという気持ちが2Qは特に強く出ていたように感じたので、そういった面で2Qは同点までいけたと考えています。

ーベンチで監督から「ディフェンス!」という声かけが今試合は多く聞こえましたが、ディフェンス面を振り返って

相手チームに留学生がいたんですけど、得点はそこまで取られているというわけではなかったので、そこは抑えることができたと思います。ただ他のガードであったり、相手の4番ポジションの選手にそれなりに点は取られてしまったので、そこがディフェンスの課題だと感じました。

ー来月には新人戦も控えています

新人戦は1,2年生の活躍になりますが、自分たちはその分、自分の課題に当てられる時間が多くなってくると思うので、そういった部分を重点的に克服していきたいと考えています。

ーファンの皆様へ

いつも応援してくださりありがとうございます。自分たちは新人戦はないですが、次はリーグ戦が秋から始まるので、そこで良いパフォーマンスができるように頑張っていきたいと思っています。

#23 堤玲太 (文4=九州学院)

-今日の試合を振り返って

相手の方が力は上なので、自分たちのやることはちゃんとやって、相手のやりたいことをやらせない様にってことを目標にやっていたので、出来ているところはあったんですけど最後の爪の甘さが出てこの点差で終わってしまったかなって思っています。

-今日の相手校への対策は

普段試合に出ている選手が相手にいないということなので、急遽変えたところもあったんですけど、留学生のところは相手にアドバンテージがあるので、自分達はダブルチームで行くというところと、ガードも上手な選手が多いので、そこは後手にならず先手先手で行こうという話です。戦術全体的に関しては、点の取り合いじゃなくてリレーゲームでゆっくりして一回一回のポゼッションを大事にしていこうという試合運びでやっていました。

-大東文化大学のDFについてどの様に感じましたか

外回りが本当にうまくて、外とシュートもあって、ドライブもあって、みんな大きいしフィジカルもあるって感じだったので、留学生1人に何人もかけれる様な相手ではなかったです。止めようがないといったらそれが本当に正しくて、相手のシュートが入り始めた時に流れっていうのが持っていかれたかなっていう感じで。そこが大東文化さんの強いとこだなと思いました。

-今日の試合を終えて副キャプテンとしてチームの課題は見つかりましたか

トーナメントを第一の目標に頑張ってきたんですけど、負けてしまって、次はもう四年生からしたら最後のリーグ戦になって、インカレに繋がっていく試合が始まっていくので、今回の試合で一部の強度だったりリバウンドの強さだったりを肌で感じた選手が多いと思うので、それを持ち帰って練習でやるのがリーグ戦で勝つことに繋がるのかなと思います。

-次戦に向けて

新人戦は3.4年生ではなくて1.2年生がメインなので、フレッシュマンらしく全員がハッスルして頑張って欲しいなって思っています。

-ファンの皆様へ一言

応援ありがとうございました。勝つことはできなかったんですけど、これから今日学んだことを持ち帰って練習を頑張って、リーグ戦で良い結果を残せる様に頑張るので、これからも応援よろしくお願いします。

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