2024年5月11日(土)
神宮球場
2週間ぶりのリーグ戦となった東大1回戦は、篠木健太郎(営4=木更津総合)の投打にわたる活躍、今季初1番に座った・武川廉(人4=滋賀学園)の2安打2打点の活躍で先勝した。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 大 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 |
東 大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 3 |
(法大)〇篠木、安達—𠮷安
(東大)●平田、渡辺、前田—杉浦、明石
[本塁打]
法大:なし
東大:なし
打撃成績
打順 | 位置 | 選手 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (4) | 武川 | 4 | 2 | 2 | 0 | .250 | 二直 | 中2① | 左安① | 中飛 | |||||
2 | (8) | 藤森康 | 4 | 1 | 0 | 0 | .167 | 遊失 | 一ゴ | 右安 | ニゴ | |||||
3 | (6) | 中津 | 2 | 0 | 1 | 1 | .308 | 一ゴ併 | 四球 | 犠飛① | 三振 | |||||
4 | (2) | 𠮷安 | 4 | 0 | 0 | 0 | .214 | 遊ゴ | ニゴ | ニゴ | 左飛 | |||||
5 | (5) | 松下 | 3 | 0 | 0 | 1 | .320 | 遊ゴ | 中飛 | 遊ゴ | 四球 | |||||
6 | (9) | 姫木 | 3 | 0 | 0 | 1 | .294 | 四球 | 三失 | 三振 | 一ゴ | |||||
7 | (3) | 田所 | 4 | 1 | 0 | 0 | .208 | 三振 | 中安 | 三振 | 遊ゴ | |||||
8 | (7) | 鈴木照 | 3 | 0 | 0 | 1 | .174 | 四球 | 左飛 | ニゴ | 右飛 | |||||
9 | (1) | 篠木 | 2 | 1 | 2 | 0 | .333 | 投ギ | 中3② | 遊直 | ||||||
1 | 安達 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
投手成績
回 | 球数 | 打者 | 安 | 振 | 球 | 責 | 防御率 | |
篠木 | 8 | 120 | 32 | 5 | 7 | 4 | 0 | 1.03 |
安達 | 1 | 14 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.74 |
ベンチ入りメンバー
10 | 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) | 32 | 土肥憲将(キャ2=鳴門) | 8 | 中津大和(営4=小松大谷) |
14 | 安達壮汰(営4=桐光学園) | 3 | 田所宗大(キャ4=いなべ総合) | 45 | 熊谷陸(人1=花巻東) |
18 | 篠木健太郎(営4=木更津総合) | 37 | 大川航駿(社4=日大鶴ケ丘) | 1 | 西村友哉(法4=中京大中京) |
19 | 山城航太郎(キャ4=福大大濠) | 31 | 増田凜之介(社3=春日部共栄) | 2 | 鈴木大照(文4=明徳義塾) |
12 | 永野司(営3=倉敷商) | 38 | 菅野樹紀(法3=土浦日大) | 7 | 内海壮太(法4=御殿場西) |
15 | 山口凱矢(営2=桐蔭学園) | 6 | 中津大和(営4=小松大谷) | 9 | 姫木陸斗(人4=日大藤沢) |
47 | 古川翼(キャ2=仙台育英) | 26 | 藤森康淳(営2=天理) | 39 | 大沢翔一郎(法4=上尾) |
27 | 岩間涼星(法4=磐城) | 29 | 中村騎士(営1=東邦) | 50 | 姫野翔(現4=大分鶴崎) |
22 | 中西祐樹(法2=木更津総合) | 4 | 松下歩叶(営3=桐蔭学園) | 51 | 鈴木大紀(法4=法政二) |
戦評
慶大戦から空き週もあり、2週間ぶりのリーグ戦。打線はここまで6試合全てで4番を務めた武川廉(人4=滋賀学園)が昨年まで慣れ親しんだ1番、𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭)が4番に座った。
東大先発・平田に対し、武川は二直に倒れるも、2番・藤森康淳(営2=天理)はショートのエラーで出塁。ここで好調の中津大和(営4=小松大谷)に打席が回るも一ゴロ併殺打に倒れ得点ならず。
先発はエース・篠木健太郎(営4=木更津総合)が今季5度目の先発マウンドに上がった。先頭打者の三塁への強烈な打球はサード・松下歩叶(営3=桐蔭学園)が飛び込むも捕球できず出塁を許す。さらに1死から3番・中山太陽のライトへの平凡な飛球をライト・姫木陸斗(人4=日大藤沢)が太陽に重なったせいか打球を見失い落球(記録は二塁打)で1死二、三塁のピンチ。4番・大原海輝と対するも、𠮷安がパスボールであっさり先制を許す。
打線は2回も無得点に終わるが、3回に先頭の鈴木大照(文4=明徳義塾)が四球、篠木が送りバントを決め得点圏に進めると、武川がセンターオーバーの適時二塁打を放ち1-1の同点に追いつく。
さらに4回には姫木が相手のエラー、田所宗大(キャ4=いなべ総合)が中前打で2死一、二塁の好機をつくると、篠木が自らを援護するセンターオーバーの2点適時三塁打を放ち3-1と勝ち越し。さらに武川も左前適時打で続き4-1とこの回3得点を奪いリードを奪う。
続く5回は先頭の藤森康淳(営2=天理)が右前打で出塁すると、二塁へ盗塁、相手の送球エラーもあり無死三塁のチャンス。ここで中津がセンターへ犠飛を放ち5-1。
篠木は2回以降、毎回のように走者を背負うも5回まで1失点にまとめる好投をみせる。
さらに7回には代打・伊藤滉一郎に中前打を浴びるも、この回のアウトすべてを三振で奪いリズムに乗ると、8回は三者凡退に抑えた。一方の打線は6回以降、アンダースロー・渡辺向輝、右腕・前田理玖に大苦戦。8回は2死走者なしから松下が四球で出塁も、けん制死となり3人で攻撃終了。結局6回以降は無安打、まさかの4イニング連続3人で攻撃を終えてしまう。
篠木は8回102球5安打7奪三振4四死球1失点(自責0)の好投で降板し、9回は安達壮汰(営4=桐光学園)にマウンドを託した。その安達は2つの空振り三振を奪う完璧投球で試合を締めくくり、勝ち点に王手をかけた。
(記事:矢吹大輔、写真:矢吹、白戸大貴)
選手インタビュー
篠木健太郎 投手
ーー8回1失点(自責0)の投球を振り返って
あまり良くない中で、勝つことが出来て良かったです。
ーー自らも適時三塁打を放ったが打席を振り返って
変化球に合わせていて、しっかり打つことができたので良かったです。
ーーいつも篠木選手だけ塁上で法政ポーズをされますがきっかけは
ベンチから石黒(和弥、法3=高岡商)に法政ポーズをされて返した事がきっかけで続けています。
ーー三浦銀二さん(令和4年卒=横浜DeNAベイスターズ)の10勝を超え、11勝目を挙げたことに関しては
まだ銀二さんが経験している優勝の経験は無いので、そこだけ目指してこれからも勝ち続けていきたいと思います。
ーー明日先発するであろう吉鶴翔瑛 投手(営4=木更津総合)に一言
翔瑛のピッチング楽しみにしてます!!!
武川廉 内野手
ーー今日の試合を振り返って
空き週だったので久しぶりの試合でした。その中で慶應に勝ち点を取られましたが、もう一度チームを立て直し、東大戦そして、その後も全て勝って優勝したいという気持ちをチームとして再確認しそのために必要なことをしてきたのでそれを結果として1勝できて良かったです。
ーー3回の適時二塁打の打席はどのような気持ちで
健太郎(篠木)は投げて打ってすごいので健太郎が打った方がいいんじゃないかなと思ってました。でも、送ってくれたのでなんとかできてよかったです。
ーー慣れ親しんだ1番起用を知らされたのは
水曜日くらいです。
ーー1番と4番で打線での役割やご自身の意識に変化は
4番も1番も特に変えてるつもりはないです。こだわりもないので自分の能力を神宮で発揮するというところに焦点を当てることだと思っています。
ーー打線は6回以降ノーヒットと苦戦しましたが、明日に向けて意気込みを
明日も接戦になると思うので、チーム全員でやるべき事、当たり前のことを全力で取り組んで頑張りたいと思います。
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。