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1年生桐山が2つ目の銀メダル!! チームとしても7名が決勝に進出し充実の1日に【水泳】第97回関東学生選手権 3日目

第97回関東学生選手権 3日目
2024年8月1日(木)~8月4日(日)
東京アクアティクスセンター

大会も終盤に入ったこの日、1年生の桐山真葵(国1)が昨日の200m自由形に続き、400m自由形でも見事準優勝。またチームとしても7名の選手が決勝へと駒を進め、充実の1日となった!!

後半の決勝開始前に円陣で気合を入れる

大会結果

予選結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
 

100m背泳ぎ

9位 石田瑠海(スポ4) 1分02秒79 B決勝進出
10位 森田眞心(現2) 1分03秒02 B決勝進出
伊藤ななみ(社1) 棄権
 

200m個人メドレー

16位 光﨑陽(キャ1) 2分20秒49 B決勝進出
5位 鴨下奈苗(社4) 2分17秒38 決勝進出
32位 中村菜々穂(現4) 2分32秒94
400m自由形 7位 松野仁衣奈(スポ3) 4分19秒22 決勝進出
8位 岡村梨香(スポ2) 4分21秒65 決勝進出

予選結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
 

100m背泳ぎ

3位 諏訪遥希(経1) 56秒00 自己新/決勝進出
36位 テノリオ純(スポ2) 59秒91
29位 中谷悠空(経2) 58秒43
 

200m個人メドレー

市川薫(経4) 失格
8位 神偉雄(経4) 2分03秒98 決勝進出
7位 齊藤優太(スポ2) 2分03秒80 決勝進出
 

400m自由形

1位 桐山真葵(国1) 3分53秒89 決勝進出
9位 白戸亮太(営2) 3分55秒82 B決勝進出
14位 綿貫太地(経3) 3分57秒02 自己新/B決勝進出

決勝結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
100m背泳ぎ B決勝 1位 石田瑠海 1分02秒63
3位 森田眞心 1分03秒20
200m個人メドレー B決勝 7位 光﨑陽 2分20秒47
200m個人メドレー 決勝 8位 鴨下奈苗 2分18秒16
400m自由形 決勝 5位 岡村梨香 4分15秒94
6位 松野仁衣奈 4分16秒37
4×100mメドレーリレー タイム決勝 9位 石田-猪狩-太田-岡村 4分13秒12

決勝結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
100m背泳ぎ 決勝 5位 諏訪遥希 55秒86 自己新
200m個人メドレー 決勝 7位 神偉雄 2分03秒06
6位 齊藤優太 2分02秒69
400m自由形 B決勝 2位 白戸亮太 3分55秒11
6位 綿貫太地 3分57秒38
400m自由形 決勝 準優勝 桐山真葵 3分50秒94
4×100mメドレーリレー タイム決勝 7位 諏訪-中嶋-山崎-竹鼻 3分43秒13

Close Up

諏訪遥希

「5本全ててでベストが出たことには驚いている」と諏訪はここまでの3日間を振り返った。大会初日の200m背泳ぎで予選からいきなり自己ベストを更新すると、そこからリレー、100mと泳ぐたびに過去の自分を超えるという無双状態に。カンカレデビューの1年生が法大に大きな流れを呼び込んだ。インカレへ向けてという位置づけが大きかった大会で、ここまでの結果が出たことに本人は確かな手ごたえを感じていた。

4月に入部をしてからまだ4か月程度ではあるが、早くもチームの背泳ぎ部門を背負って立つ存在となっている。北海道の札幌大谷高校からはるばる東京へと進学し、着実に成長のステップを登りながら自身の泳ぎと向き合う日々。現在は「泳ぎのテンポとひと掻きでしっかり水を捉えること」の強化のため、特に水を掻く力(=プル)の強化に重点を置いており、今回の結果もその取り組みが実を結ぶ形となった。

インカレでの決勝進出が次なるターゲットとなる

大学最初のカレッジ大会は「高校時代とは全く違う」と振り返る諏訪。「200m背泳ぎ決勝の入場の時は上がってしまって(笑)、それでも気持ちの高ぶりがいい方向に出てくれた」と仲間の声援を力にチームに大きく貢献した今大会。次なるインカレでは「個人種目での決勝進出」を目標に、チーム法大のオールを力強く漕ぎ進める。(野田堅真)

写真館

レース後は悔しそうな表情が目立ったが、表彰台では終始笑顔だった桐山

個人メドレー2種目で決勝に進んだ鴨下。表彰台を逃した悔しさはインカレで晴らす

400m自由形に出場の綿貫はベストを更新する力強い泳ぎをみせた

インタビュー

諏訪遥希

ーーこの3日間の自身の泳ぎに対する手応えは
手応えはすごくありますね。レースの内容をこの大会は少し変えて臨んでいます。前半は少し押えて後半に向けて体力を温存するというのを試していて、1本目の200m平泳ぎ予選でそれがハマりました。そのまま5本全ててでベストが出たことには驚いています。調整もほとんどしていない中でのこの結果なので、不思議だなという気持ちがいちばん強いです。

ーー泳ぎの中で意識していたことは
プル(水を掻く力)のテンポを意識してひと掻きでしっかり水を捉えること、頑張ろうとし過ぎずに後半に向かっていくことを特に意識していました。

ーー具体的な目標タイムはあったか
何も設定していませんでした。担当のコーチからも今回はベストを狙いにいくのではなく、あくまで新しいレースプランを試すという位置づけでした。それでも初日(200m背泳ぎ・第3位)から上手く泳げてはいるなと感じていました。

ーーカンカレ、インカレならではの雰囲気はどうか
高校時代とは全く違いますね。200m背泳ぎ決勝の入場の時は上がってしまって(笑)。知らぬ間に気持ちが高ぶったんですけど、レースでもそれがいい方向に働いてくれました。楽しみながらレースできたと思います。

ーー自身の背泳ぎの強みは
昔からバサロ(バサロキック)が得意でこれしか取り柄がないと思っていたんですけど、最近プル強化を頑張ってきた結果、ひと掻きで進む距離が増えてきたことが今の強みになっているのかなと思います。

ーーインカレへ向けて
今回予想外の背泳ぎ2種目決勝進出とはなったのですが、インカレでも100mはしっかりと55秒台前半を出して、200mでは2分を切ることで決勝の舞台に登れるようにしたいです!

予選、決勝ともに自己ベストを更新し、ゴール後には仲間にこのガッツポーズ

(取材:野田堅真)

齊藤優太

――レースを振り返って一言
決勝は予選よりも上げることができたので、そこは自分の中で良かったなとは思います。しかし、強化期間の中でベスト更新を狙っていたので少し悔しい気持ちはあります。

――強化期間ということでどのようなことを重点的に練習してきたか
もともとメインは400m個人メドレーの方で練習をしてきているので、後半を持たせる練習で特にフリーの強化をしています。その中でまだスピードが完全には上がり切っていないですが、200m個人メドレーでベストから+0.3~0.4ぐらいのところで来られたのは少し練習の成果が出始めているかなと思います。

――個人メドレーの先輩と一緒に出場されていたが、何か意識した点は
去年からずっと練習も試合も一緒に泳いできて、全然勝てなかったり、学ぶこともたくさんあったりします。2人とも4年生でラストイヤーなので、恩返しの気持ちも込めてインカレで勝てるようにという思いでやっています。

――インカレに向けて
200m個人メドレーでも400m個人メドレーでもベストを出して、両方とも決勝に行けるようにあと一か月頑張っていきたいと思います。

レース前に仲間とハイタッチ!!

(取材:佐々木雪乃)

松野仁衣奈

ーーレースを振り返って一言
ベストを狙っていたのですが前半うまく泳げず、後半も上がってこれなかったので悔しいです。

ーー今日に向けて重点的に練習してきたことは
今年は400mと800mの長距離に出るので体力をつけ、きついところでもう1段階タイムを上げるという練習をしてきました。上半身の腕の強化もしてきたので、それが後半につながったと思います。

ーー800mは4位と惜しくも決勝を逃したが、今日意識した点は
前半調子が良かったので残りの400mも頑張ろうと思っていたのですが、昨日の4×100mで少しスピード感覚がおかしくなってしまい、うまく繋げることができなかったです。

ーーインカレに向けて
400mでは後輩の岡村と一緒に表彰台を目指し、800mでは最後まで諦めないで頑張りたいです。

1か月後のインカレでは岡村とともに表彰台へ

(取材:風間悠巴)

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