【硬式野球】競争激化!変化するチームの現状と夏季オープン戦の見どころ
本日8月1日からいよいよ、2024夏季オープン戦が開幕する。春季リーグはBクラスの4位に沈んだ法大だが、この夏は関西遠征や昨夏は無かったプロアマ交流戦が4試合組まれるなど充実の期間になりそうだ。
8月7日よりはじまる関西遠征の初日には阪神タイガース(二軍)との対戦が組まれている。昨年プロ野球日本一チームの期待のホープを相手にする一戦は、チームの現在地を知ることができる絶好の機会になるだろう。また大島公一監督も在籍経験を持ち、都市対抗にも出場した名門・日本生命や今春オープン戦で熱戦を繰り広げた関西大といった強敵との連戦が続く。特に関西大の世代ナンバーワン左腕・金丸夢斗は7月下旬にけがから実践復帰との情報もあり、春の対戦では手も足も出なかった最強投手とのリベンジにも注目だ。
さらに関西遠征と同時期に新潟で行われるサマーフレッシュリーグには、春のフレッシュトーナメントに出場した選手を中心に、法大の未来を担う選手たちが経験を積む。
8月下旬には日本通運、JR東日本、東京ガスなど都市対抗でも好成績を残し、法大OBも抱える強敵との対戦が待ち構える。9月4日には先日の第95回都市対抗野球大会で初優勝を果たした三菱重工Eastとの注目の対決もあり、毎試合目が離せない。
春の4位という結果から2か月が経過しチームは大きな転換期を迎えている。A、B、Cチームの移動も活発になり、競争が激化。春のレギュラーもほぼ白紙の状態となっている。「春は正直ほとんど決まったメンバーが出ていたので、競争心が足りなかった。この春終わってからは大島さん(監督)が競争を生み出そうってことで、全員がいつ(下に)落ちるかも分からないし、いつ上がるか分からないという形式をとってくれている」と語るのは主将の𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭)。Aチームにも多くの1、2年生が加わっており、フレッシュな顔ぶれも目立っている。
またオープン戦では「春終わってから(バッティングで)低く強い打球、追い込まれたら逆方向っていうのをやってきたので、それをまず実践で生かして、やってきたことを信じてやるかなことかなと思います。」と得点力不足に苦しんだ春からの変化に期待したい。
その中でも主将が期待するのはフレッシュでも活躍した倉重聡(営1=広陵)、熊谷陸(人1=花巻東)の両選手だ。倉重はフレッシュの慶大戦で5回1安打無失点の快投をみせた左のオーバースロー。この夏次第では秋のベンチ入りもあるとも言われる楽しみな存在だ。一方、熊谷は走攻守の3拍子そろった内野手。松下歩叶(営3=桐蔭学園)、武川廉(人4=滋賀学園)らのいる内野の壁は高いが、レギュラー陣を脅かす存在に十分なれる選手だという。
9月中旬にはじまる秋リーグに優勝すれば、9季ぶりと久々。現在の4年生は入学後一度も優勝を経験しておらず、これがラストチャンスになる。充実の1か月半を過ごし、神宮で躍動する姿が楽しみだ。
■オープン戦日程は法政大学野球部公式ホームページからご覧ください。
※硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。