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【硬式野球】東京六大学選抜が日本ハムに完勝! Wエース・篠木、吉鶴が好投&松下は先制打含む2安打1打点

北海道ベースボールウィーク2024
2024年8月31日(土)
エスコンフィールドHOKKAIDO

北海道ベースボールウィーク2日目、東京六大学選抜と北海道日本ハムファイターズの一戦は5対1で六大学選抜が勝利を収めた。また法大からはWエースの篠木健太郎(営4=木更津総合)、吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)が好投をみせると、松下歩叶(営3=桐蔭学園)が先制適時打を含む2安打を放つなど大きなインパクトを残した。

笑顔をみせる法大の選手たち

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
六大学 0 0 0 1 0 2 0 2 0 5 13 0
日ハム 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 6 1

(六大学)篠木、吉鶴、鹿田(早大)、平田(東大)、沖(立大)、外丸(慶大)、浅利(明大)ー印出(早大)、杉浦(東大)、小島河(明大)
(日本ハム)中山、山本、宮内、柿木、齊藤ー進藤
六大学:6回・清原2ラン(慶大)
日本ハム:8回・阪口ソロ

戦評

日本初の開閉式屋根に天然芝のグラウンドを持つエスコンフィールドHOKKAIDOにて、北海道ベースボールウィークの一環として行われた北海道日本ハムファイターズ対東京六大学選抜の試合を振り返る。

六大学選抜チームの先発は篠木健太郎(営4=木更津総合)。「六大学の代表として恥じないように」と意気込んだ篠木は、2回を無失点、2奪三振と好投した。法大の先輩である福田光輝(令和2年卒=日本ハム)との対戦では「積極的に振ってくる福田さんのスイングに負けないように投げました」と振り返り、果敢にストライクゾーンを攻めて三振を奪った。篠木の後を継いで3回から登板した吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)は安打を許したものの、要所を締めるピッチングで1回無失点に抑えるなど、法大の投手陣がチームに大きく貢献する結果となった。

2回無失点の好投をみせた篠木

篠木のあとを継ぎ1回無失点の吉鶴

攻撃では松下歩叶(営3=桐蔭学園)が先制タイムリーを含む2打数2安打と大暴れ。静岡裾野シニア、桐蔭学園と中高同じチームでしのぎを削った木本圭一(明大3年=桐蔭学園)とは昔話をしたりするなどして常に行動を共にし、普段とは一味違うチームの雰囲気を楽しんだ。6回裏からは中津大和(営4=小松大谷)がレフトの守備固めとして出場した。

2安打1打点の活躍をみせた松下

安打は出ずとも笑顔でプレーした中津

試合は篠木と吉鶴を含む7人の投手リレーで日本ハム打線を本塁打の1点に封じ込め、打撃面では松下の先制タイムリーを皮切りに、清原正吾(慶大4年=慶應)の2ランホームラン、柴田恭佑(立大4年=東明館)のタイムリーなどで5点を奪い、5対1でプロ球団相手に勝利を収めた。また大島公一監督はHBC北海道放送で解説を務め「世界的で、次世代的な雰囲気の球場を経験できたっていうのはいろんな意味で選手達は勉強になったのかなと。(解説席が高所にあり)上から僕は見れて、北広島の景色を一望できて感動したよ」と満足気な表情で語った。

明日、9月1日には六大学のチームが二つに分かれて対戦する「東京六大学野球連盟オールスターゲーム2024」が行われ、今回出場機会のなかった法大の選手にもエスコンフィールドHOKKAIDOにてプレーする機会が与えられる。北海道で行われる普段とは一味違った熱い戦いはまだまだ続く。

インタビュー

篠木健太郎 投手

ーーエスコンFの空気感は
今まで神宮球場だったりいろんな球場でやってますけど、またいつもとは違った海外っぽい新しい感覚かなと思いました。

ーー先発を任された気持ちは
法政大学もそうですし、六大学の代表として来てるので、そこに恥じないようにしっかり自分の投球しようと思いました。

ーー先輩の福田光輝選手と対戦したがどうだったか
積極的にスイングを仕掛けて来る方だなってこう大学時代の動画とかを見ながら思ってましたし、そのスイングに負けないように投げようとは思いました

ーー本日149キロを計測したが力を入れて投げたのか
ちょっと力かけに行ってるボールとかけに行ってないボールを使い分けたんで、その中でかけに行ったボールが149キロだったんで。投げ分けてる中では感覚は悪くないかなと思いました。

ーー同じ千葉県の高校出身の有薗直輝選手(千葉学芸高卒)の印象は
やっぱり高校時代からそうですけど、スイングは強いです。強く早い。今日は高校時代より全然早いなって思いました。
あのショートフライも滞空時間長かったですし、すごい長打の打てるいいバッターじゃないかなと思います。

ーー1番すごいと思った打者は
すごいなと思った打者は最後出てきた野村佑希さんです。高校時代2学年上で、高校時代も見てますけど、打席の中で修正してしっかりコンタクトしてきてたんで、やっぱり一軍に出る選手はそういったところから違うのかなっていうのは思いました。

吉鶴翔瑛 投手

ーー登板を振り返って
先頭にヒット打たれちゃったんですけど、その後ショートの山縣(秀、早大4年)が好守でゲッツーをとってくれたんでそこからの流れに乗れたかなと思います。

ーーこの夏の登板を含めて感触は
ずっと課題にしているボールの勢いっていうのは、だんだん出てきたかなって思います。あとはもうちょい球速とベース板の強さが出ればいいかなと思います。

ーーエスコンFのマウンドについては
結構投げやすくて、観客もあれだけいる中で楽しかったです。

ーー普段は違うチームの選手とすごしてみて過ごしてみて
今回投げた鹿田(泰生、早大4年)、外丸(東眞、慶大3年)、伊藤樹(早大3年)とか、なかなか話せないようなメンバーと話せたかなって思います。(印象に残ったことは)結構たわいもない話をしてたので(笑)、野球のことは明日聞こうかなと思います。

松下歩叶 内野手

ーー六大学選抜チームのスタメンに選ばれた今の気持ちは
高いレベルの選手たちと野球ができるということなので、非常に嬉しい気持ちと選んでいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。

ーーエスコンFのグラウンドは
今までネットだったりテレビだったりで見てたグラウンドだったのですごく気分が上がって、興奮しました。

ーー先制のタイムリーを放ちましたが
チャンスで回ってきたらファーストストライクを振ろうと思ってました。ファーストストライクは手が出なかったんですけど、すぐに切り替えて、次のボールを狙って打ちに行けたのが結果につながったと思います。打った瞬間は落ちてくれと思ってて、いい当たりではなかったですけど、勢いをつけることができて非常に嬉しく思います。

ーー塁上ではガッツポーズもしてたが
ランナーが出てはいたんですけど、チームとして点は取れてなかったので、チームに勢いをつけようっていう意味も込めてガッツポーズをしました。

ーー明大・木本圭一選手と話したことは
久しぶりに会ったので、昔話したりバッティングのことをちょっと話したりしました。

ーープロ野球の選手との対戦を通して感じたことは
球の強さやバッターでいったら進むスピード、打球速度、その強さっていうのはやっぱり違いがあったなと思うので、そこはいい刺激を受けました。その中でも2本ヒットを打つことができたので、そこは自信になりました。

ーー特にすごいと感じた選手は
最後に代打で出てきた野村佑希選手は自分も結構見てた選手で、1打席っていう中でしっかりと結果を残すっていうところと、やはりスイングが力強いなっていうのはベンチから見てて思いました。

ーー明日の意気込みを
明日は今日同じだった人も別のチームになってオールスターという形になるんですけど、個人的にはヒットを打つっていうことは目標にして、さまざな選手と話す機会も増えると思うので、いろんな人とコミュニケーション取って、楽しく野球したいなと思います。

(取材、写真:矢吹大輔、盛岡惟吹、中山達喜、山口晴暉)

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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